

足の状態がイマイチで“あぜ道ピクニックと”いう軟弱山行ならではの花に出合った・・・
「花点草(カテンソウ イラクサ科 カテンソウ属)」・・・名前がいい。この花は畔に座り込み、あぜ道の一画を舐めるように眺め続けて、初めて気付くような小さな花なのだ。雌雄同株で、紫色の花が雌花で、白い花が雄花(雄しべ)で、どこにでもあるのに目立たないそんな花・・・といった記述が多いけれど、私はこの歳になって、初めて見る花なのだった。


極めて小さいことも特徴のひとつではあるけれど、雄蕊が急激な運動をして、空中に花粉を弾き飛ばすという特技を持っているという。直径4mmほどの花の中に、5個の雄蕊が中心に向かって葯を折りたたむように納まっており、中心にあるキノコ型の退化した雌しべの傘状部分に引っかかっていて、この雄蕊にかすかな動きが見えた次の瞬間、雄蕊は反転して花粉が空中に弾き飛ばされるという仕掛けになっているのだという。
「道端などでこの花を見かけたときは、しばらく立ち止まって花の動きをじっと観察してください。はじく瞬間、白い花粉を振りまくのを目撃することが出きます・・・」という記述をよく見かけたが、撮影したものは雄しべの弾けたあとばかりで、文字通りアトの祭り・・・以後気をつけて、晴れた日には パフ~ン パフ~ン と花粉を飛ばす
“妖精のおしろいはたき”とやらを観察してみようと思う今日この頃なのだった。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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