

雨に煙る丹波路・・・桜の花もかなり咲き始めている。週末から日曜日が見頃か・・・サクラの代表格ソメイヨシノは、苗木は全て接ぎ木であるという話を何処かで聞いた。台木になっているのは、オオシマザクラという桜で、葉は桜餅に使われている。ソメイヨシノは、江戸時代に作られた木で、掛け合わせたのはオオシマザクラとエドヒガンという2つの野生種なのだが、オオシマザクラは花が大きく、花と葉が同時に出る。そしてエドヒガンは、葉よりも先に花が咲くけれど、花が小さい。この2つを掛け合わせることで、ソメイヨシノは大きな花だけが葉に先んじて咲く桜になったのだという。まさに観賞用ということなのだった。しかし園芸種なので、種子が出来にくく、また出来たとしても同じような花が咲く可能性が低いため、接ぎ木によって増やしているらしい。

人の手によって作られたソメイヨシノは、今、危機にさらされていると言われている。というのもソメイヨシノの寿命は100年から130年といわれ、野生種が300年なのに比べて半分しかない。現在、私たちの目を楽しませているソメイヨシノは明治時代に植えられたものが多く、そろそろ寿命が来るということらしい。それにソメイヨシノは園芸種なので決して強い木とはいえないのもその一因であるらしい。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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