

毎日のように歩いている三草山を抜け出して久しぶりの笠形山歩・・・予てより噂のあった縄師・Kさん会心の新道「大蛇蔓ダイジャカズラの道」を一度は歩きたくて案内をお願いし、この日はピュア・Cと私、三名の静かな山歩なのだった。グリーンエコー笠形からの登りで花咲くアブラチャンを潜ればミツマタの花盛り、遍妙の滝から滝見台へのハシゴを登り、暫しの滝見物・・・前にココへ来てからもう何年になるのか・・・はや4年。登山道は勿論、景観まで記憶から消えかかり、辿る記憶のイメージとはほど遠い景観ばかりが出現する・・・


さて、縄師・Kさん、会心の新道は地形図を見る限りでは、本来のコース、三角形の2辺を他の1辺でクリアするような、かなりのショートカットコースなのだった。5合目の東屋の辺りから「登山道→」の標識を横目に直進、美しい沢を左に観ながら沢沿いを進む。急登に差し掛かれば濡れた岩盤とぬかるみに足を取られチョット危ないけれど、縄師・Kさん配慮のお助けザイルのお世話になりクリア・・・どんどん進むに連れ急勾配になってくる沢は、いつの頃からか滝になってしまう・・・。


静かな滝の出現にホッとひと息入れようと足元を観れば縄師・Kさん、心づくしの“思いやりベンチ”・・・暑い夏もココなら涼しくて心地よい森林浴が楽しめるのではなかろうか。勝手な想像を巡らせながら胸突き八丁に差しかかったか、息の上がった老体を休めた辺りはガンピの林・・・群生するガンピには、まだ葉がない。

見上げる先には明るい空が見え始め、吹き飛んだままの東屋の屋根が見え、なんとか辿り着いた山頂には穏やかな天候に誘い出されたか、老若男女が入れ変わり登ってくる・・・風も無し、明るい日陰で食べる肉うどんは格別の味。過ぎゆく時も忘れ、ついバカ話に花が咲く・・・うつつを抜かすとはこんなコトを言うのか心は軽い。いつになく長居した山頂をあとに下山、途中に再度滝見台の東屋で午後の
“お~い お茶”・・・ティーブレイクで盛り上がっているところへカラフルで、パワフル、クワルテットが現れた。大阪から来たというお嬢さん3名にオトーサン1名のグループなのだった。


聞くところによれば、昨日より千が峰から縦走、昨夜は高坂峠で幕営し、きょう(22日)笠形山までやって来たと明るくパワフルに話してくれるご一行様、下山して行く
“浪花クワルテット”hp(
山の会こもれび)後ろ姿をグッバイショット。駐車場でパワフルクワルテットに再会、ここからはタクシーで最寄りの駅まで出て帰る予定だという話を聞いた縄師・Kさんが自分の車で駅まで送りましょうというコトになり、浪花クワルテットの皆さんは
「これぞ山男!」との出合いに大感激だった・・・とは縄師・Kさんの後日談 心優しき人たちよ、穏やかな時をありがとう。
◆浪花クワルテット(
山の会こもれびのホームページ)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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