

怪しくなった記憶を頼りに古刹を訪ねた。今回の“怪しくなった記憶”には参った・・・古刹の名前が思い出せないのは当然にしても寺のある場所が何処だったか・・・ノーミソを絞り出すようにして記憶の欠片を探ってみるけれど、何ひとつとして引っ掛かってくるモノがない・・・雲を掴むようなハナシなのだった。4,50年前に観た映画のあるシーンが鮮明に思い出せるのに、ボケがヒタヒタと足音をたてて近づいて来つつあるのは間違いない。道路脇の標識に眼を凝らし、


辺りの景色を読み、う~ン見覚えがあるアノ山、あっアレや!臭いを嗅ぎながら駆け回る猟犬よろしくやっと嗅ぎつけた景色、そして古刹・・・「“記憶”こそ心許ないけれど“直感”にはまだ捨て難いモノがある・・・」などと妙な愉悦感にホクソ笑むボケ老人の古刹巡礼なのだった。山のふところ深くへと緩やかにのぼる石段、ゆったりとした石の階段に心静まる。人の気配もない寺の何処を見るということもなく一番奥にある鐘楼で鐘を突いた「ゴ~ン・・・」なかなかいい音が向かいの山に轟いた。

古い土塀の向こうの池の縁に白い花が揺れている・・・こんなところに群生する
セリバオウレンが・・・夢中で撮ってきたのが今日の画像。この花の姿が醸し出す、どことなく儚げなその佇まいに“春の妖精”スプリング・エフェメラルを想像したけれど、セリバオウレンは早春に花を咲かせるが、葉は枯れることなく年間を通してつけているのでスプリング・エフェメラル(春植物)ではないらしい。セリバオウレンには、★雄花をつける株 ★両性花をつける株 ★雌花をつける株 ★雄花と両性花をつける株 など4種あるらしい。一部の個体は両性花、雄花、雌花のいずれかのみをつけ、他の個体はいずれか2種、あるいは3種の花をつける場合を、離性といい、キクバオウレンやヒメニラでこの4タイプの性型が確かめられているらしい。
◆セリバオウレン 両性花・雄花・雌花◆オウレンの仲間
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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