

居座る寒波に、冬ざれの野を歩くのも少し慣れた・・・初夏の頃、ヒキガエルのオタマジャクシが真っ黒になるほど泳いでいた水溜まりも、カリッと凍てつき、蒼い薄氷を踏んで歩きたくなるのを抑えた。この日はピュア・Cさんに押され、先日、縄師・Kさん、東加古川のHさんのエキセントリック・コンビの先導で歩いた三草山ワンダーランドコースを忘れぬうちにトレースしょうということでやって来たのだった。コウヤボウキのドライフラワー群も地味に美しい・・・。


初登り
“三草山はワンダーランド・・・”からすでに10日が経過している。山頂での休憩もソコソコに、ともすればこぼれ落ちていくあやふやな記憶をたぐり寄せながら下山を急いだ・・・急がなければ記憶が逃げてしまう・・・天狗岩へ入る道の途中から踏み跡をたどり下っていくと見覚えのある天狗岩のビューポイントに出た。穏やかな陽射しの下で賑やかに喰った肉うどんと思いやりネギの愉快な屋外昼食シーンが鮮やかによみがえる。踏み跡を探りながら下っていたら屋根が見えた。


崩れかけた見覚えのある屋根・・・間違いなし、不気味な小屋の佇まいを撮影し、少し広くなった簡易舗装路を下っていくと記憶にある茶畑が見え、やや広い道に出て少し先には鹿野コース登山口の表示があり、また少し登り返す。エキセントリック・Hさんの先導で歩いたタメ池の土手を通り、林を登り、尾根筋の踏み跡を周回コースの峠方向に進めばドンピシャリ!エキセントリック・Hさんに「間違えてココに入ってはダメ!・・」と教えられていたところに出た。あとは歩き慣れた緩やかな峠を越え、昭和池の畔を右に入り、10日前の記憶をなぞるだけ・・・池の畔に陽当たりのいい場所を見つけ、取り敢えずは昼食を・・・と、座り込んだポイントの真正面に先日のリンゴを喰った岩場が見える。野菜たっぷりの生ラーメンをたらふく喰ったら池畔周回コースへ、アノ岩肌を目指してひたすら歩く・・・パーフェクトなトレースで岩壁の休憩ポイントへ・・・ピュア・Cさんが、前回はリンゴを頂戴したポイントでバナナをくれた。でかいバナナやった・・・食い終わったあと手がスベリ、思わず皮を崖下に落としてしまった・・・太かったなぁ・・・。前回はリンゴを喰ってもうひと山越えたけれど、今回は太いバナナを喰って無事駐車場へ・・・時間が少々余ったので白髪岳のヒヨドリジョウゴを採りに出かけた。赤い果実は美しいままあった・・・2粒口に入れてみたけれど前ほどの苦味がない・・・確実に熟しているようでまろやかな味がした。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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