

( 【六甲山系植生電子図鑑】)
この木を見るのも久しぶり・・・数年前に明神山の登山口で見たのが最初だった。何処にでもありそうで、あまり見かけない木ではあるが、田倉山では比較的大きな木を数本見かけた。特徴のある赤い果実をつける頃なので目に止まりやすかったのかも知れない。それにしても、写真に撮った木は大木だった。ゴンズイのこんな大きな木を観るのは初めてだった。この小さな山はゴンズイの生育に適した環境なのかも知れない。ゴンズイは材が脆くて役に立たないので同じような役にたたない魚のゴンズイの名がつけられたという 「ゴンズイ」でWeb検索すれば、その殆どがゴンズイ(権瑞)という名の魚に関するサイトがピックアップされ、見慣れない魚の画像を目にすることになる。樹木の「ゴンズイ」は“権萃”で魚は“権瑞”と漢字では表記されていたけれど字面から判断するだけでも両者に大差は無いらしいコトは想像がつく。この魚は、子どもの頃、川でよく刺された魚「ギンタ(陸に上げるとギィギィと声?をたてた)」によく似ているので、“ぎんた”で検索してみたがそんな名前の魚は出てこなかったけれど、明石ではゴンズイのことを「ギンギ」と呼ぶらしい(この呼び方が近い)・・・ナマズ目ゴンズイ科ゴンズイ属 ゴンズイ、 背びれに鋭い棘を持ち、刺されると強い痛みが何時間も続く。ナマズの仲間では唯一海だけで一生を終えるというから、“ギンタ”と呼んでいたものと同じではないけれど仲間であることは間違いないようだ。因みに各地での呼び名は、「うらご」「ゆるべ」「うるべ」「ぐぐ」「ぎゅうぎゅう」「うぐ」「ぎぎめ」などがあるという。和名の由来は「牛頭魚」(ゴズイオ)から来ていると言う説がある。「牛頭」とは牛頭人身の地獄の鬼神のことで、ゴンズイは頭部が牛に似ていて、背中や胸に毒腺があるので悪魚の意味でそう呼ばれたらしい。いずれにせよ「ゴンズイ」という名前は“樹木”が先か“魚”が先なのか・・・ちょっと面白そうなサイトもあったけれど、いずれも詰め切れず、やや食い足りない。


◆ゴンズイという名の植物があります。樹木の一種です。魚にも、同じ「ゴンズイ」という種名のものがいます。なぜ、植物と魚で、同名の種がいるのでしょうか?
この謎を解くには、「ゴンズイ」という言葉の語源を、探る必要があります。ところが、この語源が、わかっていません。より正確に言えば、諸説があります。けれども、定説がありません。決定的な証拠に欠けるからです。(図鑑.netブログ: ゴンズイの名の由来は?)
◆ごんずいが面白い( 趣味の小箱)

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