

霧の濃い朝、夜久野高原の田倉山へ・・・350mそこそこの低山ではあるけれど、辺りの集落が醸し出す山村の空気感に囚われてもう何年になるのか・・・毎年、二、三度は訪ねている。カエデやモミジの紅葉にはまだ少し早かったようだけれど、この日の朝の景色は素晴らしかった。刻々と動き、消えていく雲海の向こうからボンヤリと起ち上がってくる森や畑・・・ファンタスティック!一瞬であったけれど田倉山で雲海を観るのは初めてのことで天気は上々、旧火口跡を周回する頃には雲ひとつ無い秋晴れになった。


ゆっくりと流れる時を実感しながらの秋山歩、黄色に色づいた
ヤマノイモの葉を眺めていたら、先日、縄師・K氏より頂戴した
「むかご」の“天然物”がビッシリと付いている。コレを見過ごす手はなかろうと、撮影は、一時中断、“ムカゴ採り”に集中・・・これが、思ったほど簡単には採れず、ムカゴの付いたツルをちょいと引っ張ればパラパラと飛び散ってしまい、まず、90%は地面へ落ちてしまう。見通しの利く道に落ちれば、まだ、いいけれど、殆どが落ち葉や石の間に入ってしまい、見つけ出すにも結構手間がかかってしまうのだった。それでも、この小さな山の至る所で「ヤマノイモ」のツルを見かけ、両手に山盛りほど採るのにさほど時間はかからなかった。“天然物”のムカゴは大きさにもかなりバラツキがあり、いびつなカタチのものも多いけれど、肌ざわりなど、縄師・Kさんに頂戴したモノとは少し違っていてツルツルして光沢があるように思う・・・縄師・Kさんに尋ねてみたら、貰ったムカゴは
“うで芋”という芋のムカゴなのだった。“天然モノ”と、どう違うのか・・・天然物は撮影しただけでまだ喰ってはいない。ムカゴづいてしまった秋日和、なにやらホクホクする午後なのだった。
◆ヤマノイモは日本原産の野生種で山菜の王者と呼ばれ古来より親しまれてきました。秋から冬にかけてムカゴとイモを採取する。イモは粘りが強く、とろろめしは、格別である。
ヤマノイモの茎と葉
■ 巻きついて伸びます・・・アサガオと同じ巻き方 ・・・葉は対生につく。
◆間違いやすい植物: 苦いトコロ(オニドコロ)がある。葉が自然薯より若干丸くまた互生している。
オニドコロの茎と葉
■茎の巻き方・・・ヤマノイモと違う反アサガオ巻き・・・葉は互生につきます。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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