

植物生態研究室(波田研)
今年、初めて見るオケラの花・・・キク科の植物は、ほとんどが草本だが、このオケラとコウヤボウキだけが木本の小低木なのだった。「山でうまいはオケラにトトキ、里でうまいはウリ ナスビ」・・・信州あたりの俗謡にこんな言葉があるらしい。「トトキ」とは「ツリガネニンジン」のことらしいのだけれど、オケラもツリガネニンジンも、とても喰えるようには見えないし、想えないのだが・・・何でも喰ってみる人が居るものだ・・・と、その旺盛な探求心?に感心するばかりで。。。また、「おけらまいり」または「おけら詣」 といい、大晦日から元日にかけて、社前でおけらの根を入れて篝火(かがりび)を焚き、参詣する人たちはその火を縄に移して消えないように振りながら持ち帰って、神棚や仏壇の燈明を点し、元日の雑煮を作る際の火種にし、一年の無病息災を祈る・・・おけらは”厄除け”の植物でもあるのだった。

◆キク科の植物 植物生態研究室(波田研)
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