
(~蜂の世界へようこそ~)
単独生活をする狩蜂で♂は黒色で黄色の縞模様があり、♀は腹が黒くて長いヒゲや胸、足が黄褐色で目立ち、オス、メスのの特徴が違いすぎるため、長い間別の種類だと考えられていたらしい。クモだけを獲物として狙うクモハンターなのだ。狙ったクモを刺し、麻痺させると地面に穴を掘り、クモを穴にいれて卵を産み、土でふたをする。ふ化した幼虫は、生きたままのクモを食べて育ち、サナギになるころにはクモを食べつくしてしまう・・・まさに、クモにとっては怖ろしい天敵なのだった。ベッコウバチの仲間は種類も多く、わが国には33属101種が確認されていて、通常は人を刺すことはないけれど、掴んだりすると刺されることもあるようで、その痛さは日本産のハチの中ではナンバーワンにランクされ、スズメバチなどの比ではないという。まさに火が点き爆発するような痛みだという・・・ただ、その痛みは長く持続するものではなく、刺されたアトも比較的軽く済むと言われている。
クモを見つけると素速く飛び掛かって巣から落下させ、神経の集中している口の近くを針で刺して仕留めます。ただし殺してしまうのではなく、動けなくするだけです。理由は幼虫の食べ物として長く使用するためで、仮死状態にすることで新鮮な状態を保つことができます。クモを仕留めると巣穴を作るのに適した場所まで運びますが、時には運ぶ距離が100メートルにも及ぶことがあるそうです・・・・・
(ベッコウバチ(ゆうふつ原野自然情報センター・村井雅之、イラストも))
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