

雨上がりの朝、数頭のヒカゲチョウが忙しく動き回る木を覗いてみたら、チョウやスズメバチ、アオカナブン、アリ・・・その他、名も知らぬ小さな虫たちが樹液に群がっていた。圧巻は頭を寄せるようにして吸蜜するカブトムシ(♂1、♀2)のグループ・・・よく観ていると、吸蜜しているように見えたオスは他に目的があるらしく挙動がおかしい。オ、オォッ!おもむろに、片方のメスの背に乗っかかると妙な動作を始めた・・・頭を突き合わせるようにして一心不乱、吸蜜に夢中のメスたちに構わず、何かに取り憑かれたように妙な動作を繰り返すオス・・・


後日、カブトムシの交尾について、いろいろ漁ってみたら、オスは背後から近づき、メスの上に乗り、メスの胸と腹の境目あたりをしきりに舐めるというのだ。これはメスにオスであることを認知させる役割をしているらしいのだ。オスによるメスの認知は主に臭いによるらしい。オス同士では樹液をめぐる闘争は頻繁に起こり、エサをめぐっての争いというよりメスを獲得するための闘争であることの方が遥かに多く、ときには激しい闘いになることもあるらしい。樹液したたらせる樹木は吸蜜の場だけではなく、オスとメスの出会いの場でもあるというのだけれど、オス同士の闘いでは、ほとんどの場合は大型の個体が勝ち、すでにメスに求愛中の大型のオスがいる時、そのオスは特に強いらしい・・・こんな時にやって来た他の大型のオスとの闘いが始まれば、小型のオスにもチャンス到来ということになり、スキを狙ってメスと交尾してしまうというのだ。ふつう小型のオスは戦っても負けるので、戦わず逃げることも多く、それだけ傷つくことも少なく、動作も俊敏なのでメスと交尾できるチャンスも少なくないという。 う~ン、こんなシーンを目の当たりにすれば
“生命の神秘”など飛び越えて
“生き物の宿命”を再認識、感傷の海に溺れそうになる・・・いや、大地や自然と同 化した生きとし生けるものたちと、ともに存在する魂・・・これぞ
“生命の神秘”・・・明日に希望を!夢を!・・・なのかも知れない。久しぶりに、どっぷりと浸かり込んだエロ・ロマンなときも捨て難く
「エロボケ老人たちの明日に乾杯!!」・・・くどいようだけれどより
リアルな交尾シーンを動画でどうぞ↓↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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