

別名:ヤイトバナ(灸花),
サオトメバナ(早乙女花)
(植物園へようこそ )
屁糞葛(ヘクソカズラ)・・・これでも万葉の頃はクソカズラと呼ばれていたのが、後に「屁(ヘ)」までつけ加えられたそうで・・・なんともエゲツナイ名前は、一度聞いたら忘れない、忘れさせないためにはこれほどイイ名前はないのかも知れないけれど、他に別名としてクソタレバナ、ヘクソ、ヘクサカズラ、ウマクワズなどがあり、どれをとっても負けず劣らず、なにやら悪意すら感じてしまう名前ではある。確かに相当臭いとは思うけれど、屁や糞を連想させるような酷い臭いとは想わない。雑草によくある青臭さが少し強いかなぁ・・・という程度だと思う。臭いの強さは季節によって異なり、秋になると弱くなるらしい。果実は光沢のある球形で、茶花としても用いられ、エゲツナイ呼び名も、そのときはサオトメバナと呼ぶらしい・・・勝手なモンです。ヘクソカズラのニオイを科学的に言えば、葉や茎が傷つけられた時に発生する「メルカプタン」というガスが原因なのだが、これは屁の臭いの元となっているものと同じものらしい。ということは、比喩でも誇張でもない、正真正銘「ヘクソカズラは屁や糞の臭い」を持っている植物ということになる。
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