

池の畔の木陰で休憩している間に水面を滑るアメンボウを狙ってみた。水面をを走るスピードはかなり早い・・・実はカメムシの仲間。眺めているときには気づかなかったけれど、木に覆われた水面は暗く、よく見えないままシャッターを押し続けていたけれど長い足に絡みつく小さいヤツはどうもオスらしい。今まで気にも止めなかったアメンボウを少し調べてみたら意外におもしろい・・・どんどん深みにはまりそうになる。お気楽にすいすい水面を滑っているように見えても、そこは自然界に生きる生物、かなり獰猛な肉食昆虫であるらしいのだ。水面に落ちてくる「蚊のような小昆虫」を素早く捕らえているらしい。そもそもアメンボウはなぜ水の上に浮いていられるのか・・・実は、アメンボの足の先には細かい繊毛が生えていて、それが水をはじくようになっているという。水を弾く繊毛は水面ではほんのわずかだが水面をへこませることになり、そうして凹んだ水面が元に戻ろうとする力・・・即ち「表面張力」で浮いていることができるというワケなのだった。 また、交尾行動のとき、まずオスが、メスを呼ぶための波を立て、反応して近づいたメスは自分の信号波を送ってオスに応答し、まもなく交尾が成立するという。

おもしろい実験の話があった。
そこで、こんな実験。用意するのは、アメンボを入れた水槽と台所用洗剤。実は、アメンボを入れた水槽に台所用洗剤を垂らすと、なんとアメンボが沈み始めたのです。一体、なぜでしょう?
実は、台所洗剤を入れると、洗剤が食器の脂汚れをとるように、アメンボの脚先の油をはがして、水を弾かなくしてしまうのです。だから、アメンボは沈んでしまったというわけ。しかし、沈んだアメンボを水面から上げると、すぐにアメンボは脚をこすり合わせ、なくなった油をまた出して脚先にまんべんなく塗りだします。すると約10分後、このアメンボを水面に戻してみるとちゃんと浮くようになっているのです。
続いて、アメンボを使ったこんな実験。用意したのは、家庭用流しそうめんセット。そこにアメンボを入れてみます。すると、驚くことが起こるのです。
それは、なんと水は一定の方向に流れているのに、アメンボは逆向きに泳いで、同じ場所に留まろうとするのです。これを「保留走性」と言って、エサを獲るのに最適な場所を維持しようとする、アメンボの習性なのです。実はアメンボは、目で自分の位置を確認し、このように自分のいる場所を維持しています。
(目がテン!ライブラリー)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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