

一般的に白色のものをサギゴケ、紫色のものをムラサキサギゴケと呼んでいるらしいが、白のサギゴケはまだ見たことがないけれど、やや小振りで白っぽいのがあったので撮ってきた。トキワハゼというらしい・・・ムラサキサギゴケは近くの山裾などでよく見る珍しい花ではないが、このトキワハゼとの違いも見れば見るほどあやしくなってくる・・・花が小さいのと白っぽいのでおおよその判断はつけたけれど厳密にはどうなのか自信はない。ムラサキサギゴケそっくりで素人目には区別が難しいトキワハゼは、ムラサキサギゴケの茎が地面を這う(匍匐茎(ほふくけい)ともいう)のに対し、トキワハゼは這わず、花も小さく白っぽいのと、ムラサキサギゴケが咲かない秋の頃にも畦などに咲いているので区別はできる・・・一年草で、種子がすぐ発芽し、すぐ花を咲かせ、花もかなり貧弱なためか、それほど話題になるということもなく、それこそ雑草扱いされる草である・・・というのが一般的な判別法であるらしい。このありふれた花にコレといった話題もないけれど、こんな話があった。
バカな妄想に明け暮れているうちに「明日からゴールデンウィークに突入する・・・」らしい。現在イマ、2週間の休暇と高速道路1000円で走り放題などとテレビで囃し立てているけれど、「狭いニッポン、そんなに走って何処へ行く・・・」かといって外国に出かけるほどのカネは無し・・・外国などもってのほか、高速道路走り続けた先で使えるカネが無い・・・この現実、モーロク爺は近場で週末山歩。三草山・・・えっ、雨!?・・・なら、日曜山歩でエエやないか。モーロク爺どもにGWはないけれど、終わりの見えぬロングバケーション、案ずることはナニもない、動いてしまう躰もそのうち停まる・・・静かに止まる・・・多分。この花を、岡山県地方ではオケーチョウバナ(お開帳花)、山形ではベッチョバナ(ベッチョは山形弁で女性器のこと)、愛媛県にはジョローバナ(女郎花)、ヨメハンバナ(嫁はん花)、チャワンワレバナ(茶碗割れ花)などの別名で呼ぶそうなのだ・・・まさに、ところ変われば呼び名が変わる・・・ではあるけれど底に流れるモノ・コトの捉え方にブレがなく・・・呼び名は変われど意識(見え方)に大差なし・・・男のイマジネーション不足は万国共通・・・か。
この花は、めしべの柱頭が蝶番(ちょうつがい)の形をしていて、受粉前には開いていた口が、花粉をつけた昆虫などが触れるやいなや閉じて花粉をはさみ取るという、非常に面白い習性があるというのだ。より確実に受粉するためのシステムであるらしいのだが、人間が松葉などで触っても反応して閉じてしまうというのだ・・・なんともエロボケ好みのシステムではないか。
モーロク爺をはじめとする、よき時代の子どもたちは、こんな草を相手に、めしべに触れては閉じるということに夢中になり繰り返して遊んだようで・・・そのうち、いたずら盛りのガキ大将が思いついたのかどうか、女の子の股間を狙っての“拡大解釈遊戯”にまでエスカレートさせたのだろうか・・・各地の呼び名は、この悪ガキどものセンスと繋げてみれば、エロボケ爺も思わずニヤけるセピアエロなネーミングなのだった・・・。パンツなどはいていなかった大らかな時代の大らかな性意識、ちょっとしたエロロマンではある・・・。
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