

(木々の移ろい:季節の木)
林道脇でグミの新芽を撮った。子どもの頃、赤い実を採ってよく喰った経験から、樹皮や葉の感じで“グミの木”であることはすぐ分かったけれど、いざ、グミの種類など調べてみたら意外に多い・・・グミ類で春に実が熟す春グミ(ナワシログミ)と、夏に実をつける夏グミ(トウグミ)秋に実をつける秋グミ(やまぐみ)があり、「アキグミ」は、山や河原に生え、晩秋に赤い実をつける。アキグミにも「成年」「裏年」があるという。ナツグミにもトウグミという変種があり、また、別名ビックリグミと呼ばれるダイオウグミはナツグミの園芸種なのだった。グミはグミ科グミ属であり、調べてみたけれど「グミ」という名の樹木は見あたらず、ナワシログミ、ツクバグミ、ナツグミ、トウグミ、アキグミ、ハコネグミ、ツルグミなどがあり、食べられる赤い実の生るナツグミ、トウグミがいわゆる「グミ」と一般に呼ばれるものであるらしい。たかが「グミ」ではあるけれど「茱萸」・・・唐突にこんな文字を並べてしまったけれど「グミ」と読むらしい。もちろん樹木のグミなのだ。音読みは「シュユ」であり、サンシュユ(山茱萸)という樹木の名でもこの漢字が使われているけれど、「サンシュユ(山茱萸)」はミズキ科サンシュユ属であり、「○○グミ(茱萸)」のグミ科 グミ属とは無関係・・・菓子のグミも樹木のグミとは全く関係はなく、菓子のグミの語源はラテン語のgummiからで、これはチューインガムのガムの語源でもあり、またゴムの語源でもあるらしい。つまり、グミ、ガム、ゴムは根は同じということだ。樹木のグミは日本古来からの呼び名ではあるらしいけれど、樹木のグミの語源については全くわからないらしい・・・どうでもいい話に横滑りしてしまったけれど夏茱萸(ナツグミ)と唐茱萸(トウグミ)はよく似ているが、葉の表をルーペで拡大し鱗状毛があればナツグミ、星状毛があればトウグミということらしいが、コトバで言えば簡単でも実際にルーペで観察しても、そう簡単に同定できないのではないかと思う・・・因みに、今回のトウグミはこの画像によって、お尋ねサイトで同定して貰った。
◆星状毛 (せいじょうもう)⇔ 一ヶ所から多方向に分岐して放射状になっている毛
↓オモロナイ!写真がイマイチ!・・click!

