

里山の日溜まりで休憩していたら、カサカサ・・・枯れ葉の擦れ合う音がする。眼を凝らし音の先を追ってみれば、活発に動き始めたカナヘビの仕業なのだった。カナヘビというトカゲと、いわゆるトカゲ・・・正確には「ニホンカナヘビ( カナヘビ科 カナヘビ属 )」と「ニホントカゲ( トカゲ科 トカゲ属 )」で、どちらもトカゲ目に属する、いわゆる「トカゲ」の仲間ではあるけれどニホンカナヘビはカナヘビ科、ニホントカゲはスキンク科に分類され、まったく別の種類ということになる。よく知られた「トカゲのしっぽ切り」は、どちらもやらしい。ハッキリとした違いのひとつに幼体期の体色があり、トカゲの幼体(成体になるのに3~4年かかるとか)は尾が鮮やかなメタリックブルー、一方のカナヘビは、うろこが目立ちかさついた感じだが、トカゲはうろこが細かくて金属質の光沢がありツヤがある。カナヘビは卵を産みっ放し(孵化まで2ヶ月)にするが、トカゲは雌が孵化まで世話をする(孵化まで1ヶ月)、体形もカナヘビはスレンダー、トカゲはズングリムックリ・・・ザッとこんなところが両者の違いということになる。カナヘビは見かけによらず人懐っこいヤツで、シャッターを切りながら徐々に接近、十数枚撮り終えても動こうとはせず、ジッとレンズを見つめる瞳が妙に熱っぽくて、エロボケ爺、気になる視線ではあった。。。
◆日本の蜥蜴(トカゲ)(日本のトカゲ)
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