

内田裕也と沢田研二のジョイント・ライヴ・・・どちらも入れ込んで聴いたという記憶はない・・・というより、殆ど聴いたという記憶がない。沢田研二は世代が違う、かといって同世代の内田裕也に特別な関心を持っているわけでもない。どちらもライブに出かけたのは初めてのこと・・・友人たちに話す度に「また、どうして?。。。」と不思議がられたけれど、東京ドームLIVE
「 ジュリー祭り」 や
「我が窮状」を唱う沢田研二をマスメディアやYouTubeで知ったばかり。内田裕也とのジョイントライブを神戸でもやるらしいと知り、
「これは、オモロイ!かも・・・」と直感。。。
「沢田研二vs内田裕也『きめてやる今夜』」へ出かけた。前回の
「綾戸智絵」以来、3年ぶりの
「神戸こくさいホール」への参戦となり、トアロードのあの店・・・(マスターが知人でジャズの流れるcafe)・・・へも3年ぶりに訪ね、高架下から元町へ、南京町界隈を散策、三宮へ戻り「さんちか」をブラブラ、開場時間も近くなり、雨の夕暮れを撮りながらフラワーロードを南へ・・・


ホール入り口辺りでチョイと派手めのお嬢さんに
“ホテル東急イン”の場所を尋ねられ、教えたけれど東京から来たという・・・なんか凄いお嬢さん達がやって来ているようで・・・ぞろぞろ集まり始めたフケ気味のお嬢ちゃんや坊ちゃま方、人当たりは円いけれど、さりげなさのウラにクセが見え隠れ・・・予想通りド派手に開演、緞帳が下りたステージ、流れるウエディングマーチ・・・
オープニングは結婚行進曲(メンデルスゾーン)に乗り、強烈なスポットライト数本が客席を舐め回し、いきなりの強い逆光線に白内障の目が眩む。白のスーツに身を固め、
白長髪ジジイ“Yuya”と“金髪の還暦ジュリー”・・・高齢ロックンローラーのご登場、いきなり数曲を立て続けに唱った“還暦ジュリー”が初老パワーで圧倒、長老?裕也が唱った辺りから更にヒートアップ、おトシのせいか裕也氏のメッセージが聞き取り辛かったけれど確か
“ハートブレイクホテル”ではなかったかと思う・・・とにかくコチラもモウロクジジイ、曲名など憶えてられず
「ノリノリの阿呆に観るアホウ・・・同じアホなら乗らねばソンソン・・・」と手拍子は当然、足踏み鳴らし・・・オオ乗り、ナミ乗りアサクサのり・・・両隣りのババァは、すでに騎乗位、大波乗りの大爆発!
「生まれたときからのロックンローラー、だけどヒット曲皆無 の人
片やヒット曲は沢山、だけどただの少年
そんな二人がこうしているのは、
裕也さんにおどかされたわけでもなく、
(僕が)裕也さんをなめているわけでもなく。
何か大いなるものに導かれて、こうなっている。「奇跡」なんです。
この「奇跡」を起こしたのは。。。あなた
裕也さん、あなたがいなければ僕はここにはいません」
昨夜のジュリー、ちょっと言葉につまりながら、このようなことを・・・また、
「おくりびと」でアカデミー賞受賞、帰国したばかりの
滝田洋二郎監督や娘婿への支援に対する、内田裕也氏の御礼メッセージに満場の拍手喝采。なんでも
自作、主演映画・「コミック雑誌なんかいらない!」に滝田洋二郎氏を監督に抜擢したのは裕也氏であることも知った・・・人を見る鋭い眼力の持ち主でもあるらしく、チラリ見せる好々爺ぶり、“人間、内田裕也”に喝采。
◆『コミック雑誌なんかいらない!』 1986年
監督:滝田洋二郎
脚本:内田裕也、高木功
出演:内田裕也、麻生祐未、桑名正博、安岡力也、嶋大輔、片岡鶴太郎、渡辺えり子、村上里佳子、小田かおる、ビートたけし
あれこれあって、アッという間の2時間30分、エロボケ爺、久々の
“非日常”・・・ロッケンローな宵はエンディング、
威風堂々(エルー)で
Love & Peaceに終わった。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
click!
- 関連記事
-