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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

非常識な生き方を獲得した植物・・・石持草

イシモチソウイシモチソウ 移動してきたこの場所で、「イシモチソウ」を見て以来、もう6年が過ぎてイシモチソウイシモチソウしまった。食虫植物であるイシモチソウの繁殖や分布域拡大策戦はどんな仕組み
イシモチソウイシモチソウになっているのかは知らないけれど、こんな場所にまで出現、すでに6年とはお見事という他ない。さすがに、冬から夏へと極端な寒暖を繰り返す“異常気象”に食虫植物と言えども影響は避けられず、粘液煌めく“草花火”に収穫物の影もなく心なしか揺れる白い花が寂しい。イシモチソウの草花火(=分泌粘液に煌めく葉)に絡め捕られた虫を観るたびに、地球上のエネルギー循環=太陽→緑色植物(生産者)→草食動物(一次消費者)→肉食動物(二次消費者)へと順次推移する=の基本的な法則を逆転し、自然の摂理に真っ向から逆らうといった非常識なことが「自然の選択」とか「棲み分け」といったような「風の吹きようで・・・こうなった」という、長時間に渡る自然の成り行きの結果として獲得された・・・とは俄に信じ難く、極貧状態の厳しい環境下で生き抜くには、「ムシたちを喰うことが一族の繁栄と存続のためには最善の方法である・・・」といった微弱ではあっても“意志の力”らしきモノが働いたに違いない・・・と想像することでしか“緑色植物が草食動物を喰って生き延びる”といった“非常識な生き方”を獲得したコトに今も納得することができずにいるエロボケ老人の老後ではある。






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ウシガエルツリバナ発情したウシガエルの求愛の声を聴きながら久し振りに「エロティシズム」を考えてみた。「エロティシズムとは、死に至るまで生を称えることである」ジョルジュ・バタイユの『エロティシズム』は、このあまりにも苛烈な宣言からはじまる。エロティシズムは、美と対極にある動物的行為、つまり性行為において発見できるのだ。美と醜のコントラストが強ければ強いほど、そこに生まれるエロティシズムも強烈なものになる。従来の「美」ばかりを追い求めてきた西洋の考えとは異質なのだ。この対極主義、コントラストの強烈さは、やはり岡本太郎や三島由紀夫にも通じるものです。バタイユがロジェ・カイヨワの持論を紹介した次の言葉は、エロティシズムを端的に表しています。

「人間の時間は俗なる時間と聖なる時間に分かれている。俗なる時間とは通常の時間のことであり、労働の時間、禁止が尊重されている時間のことであり、聖なる時間とは祝祭の時間、すなわち本質的に禁止が侵犯される時間のことなのだ。エロティシズムの次元では、祝祭はしばしば性的放縦の時間になっている。正真正銘の宗教的な次元では、祝祭はとりわけ供犠の時間であり、供犠とは殺人の禁止を侵犯することなのです」

美は主観的なものであり、一般的に語れないと認めたうえで、バタイユは人間の姿について次のように述べます。「どれだけ動物から遠ざかっているかに応じて美しさを判定される」

「ジョルジュ・バタイユ『エロティシズム』」(日本美学研修所)より一部転載


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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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