「コモウセンゴケ」=(Y.HADA'S Home Page)=は、いつも歩いている山にはそこかしこにあるという環境のため、虫を捕らえた状況も観察する機会は、結構あり、よく観察させて貰ったけれど、「モウセンゴケ」の花を知ったのは、ごく最近なのだ。白い花や、巻散花序(けんさんかじょ)も新鮮な気分で観察させて貰った。この池の土手には「ノハナショウブ」や「カキラン」、「シライトソウ」、「スズサイコ」、「トキソウ」、「ノアザミ」それに「モウセンゴケ」が野性を剥き出し、渾然一体となって咲き乱れていた・・・凄い土手なのだ。「モウセンゴケ」の白い花の佇まいは新鮮で、これを観ることだけで「きょうが楽しい・・・」それだけのこと。日当たりの良い湿地や貧栄養な池畔、湧き水の染み出す斜面や崖に生育する多年草であり、食虫植物でもある。花期には腺毛の生えた根生葉をロゼット状に広げ、その中心から、最初、ワラビのように巻いた巻散花序(けんさんかじょ)で、それを解きながら下方から順次開花していく。花弁は白色で5個、萼が5深裂し、花径は約1cm。