

紅葉もあっという間に終わり、日本海側から四国にかけて、12月初旬としては珍しい大雪に見舞われた。車は立ち往生、交通は乱れ、集落も孤立、路上では凍死者も出た。気象庁によれば、大雪を降らせた大きな要因は、上空の非常に強い寒気にあるという。夏には当たり前になったゲリラ豪雨、それに北アルプスの山麓、白馬村では地震、震度6弱を観測し、住宅約100棟が損壊した。アチコチの火山が微妙に蠢き、噴火の気配を見せたり、火山列島を取り巻く自然環境が大きな変動期に差し掛かっているのではないか・・・などと、シロートなりに、アラぬ誇大妄想に取り憑かれたりする昨今ではあるけれど、時は、お構いなしに巡る。花が少なくなり、畦道を歩いていたらヤブランの実が美しく光っていた・・・
妹(いも)がため、菅(すげ)の実(み)摘(つ)みに、行(ゆ)きし我(わ)れ、山道(やまぢ)に惑(まと)ひ、この日暮(く)らしつ・・・柿本人麻呂の歌。=愛しい人のために、この実を山へ摘みに行ったところ、道に迷い一日を過ごしてしまった。人にも自然にも優しい、おおらかな時代のロマンを感じさせる歌=花が咲き終わった後に着いている球形の実は、一見、果実に見えるが、じつは違う。多くの
被子植物では
胚珠(発育して種子となる部分)は
子房に包まれて成長し、子房の部分は発育すると果実になるが、ユリ科のヤブラン属やジャノヒゲ属では花後、胚珠が膨らんで子房の壁を破ってしまい、むき出しになってしまうので、黒く光った果実のように見えるものは、胚珠の発育した種子ということになる。
◆ヤブラン(ユリ科)=(
六甲山系の草本図鑑)=
◆植物のつくりとはたらき
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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