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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

蒲公英(タンポポ)の花・・・

tanpopotanpopoタンポポ(蒲公英)は、キク科タンポポ属。私たちにいちばん馴染みのある花であるはずなの
tanpopotanpopoに、いざタンポポという植物についてどんなことを知っているのか?・・・漢字では「蒲公英」と書き、コレでどうしてタンポポと読めるのか・・・それに花の名前としての「タンポポ」というのも、不思議な響きの、花の名前らしくない妙な名前に思えてくる。そんな、花そっちのけの名前をつけられているタンポポではあるけれど、春のあぜ道や、陽だまりに点々と咲く丸いたんぽぽの黄色は、他のどんな黄色の花よりも暖かみがあり、明るい太陽のように黄色い花は、幼児から大人まで大方の人たちの心にほのぼのとした温もりを感じさせる不思議な花なのです。タンポポは生薬としても解熱や健胃の効果で有名であるし、西洋では昔から食用として少し苦味のある葉っぱをサラダなどにしてきた歴史があるという。冬の間も枯れずにロゼットを作り、太い根を深々と地中に伸ばすタンポポは、逞しく滋養に富んだ植物なのだった。また、タンポポの根から作るコーヒーは、カフェインレスで刺激が無いだけでなく、体を内側から温める効果もあり、西洋でもハーブの一種として用いられてきたらしい。アメリカの一部の地方ではタンポポで作られた酒があるらしい。因みにタンポポの花言葉は、「解きがたい謎」。タンポポには、調べてみると、他にも様々な花言葉が見受けられ、ざっと上げてみれば「思わせぶり」、「軽薄」、「神のお告げ」、「別離」、「愛の信託」、「飾り気の無さ」、そして「謎めく」・・・ファンタスティック!!・・・なのだ。

◆なぜ、在来種タンポポは激減したか?=(身近な自然と科学)=
◆タンポポ=(福原のページ(植物形態学・分類学など))=







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花咲くイカリソウ・・・

sirobanaikarisousirobanaikarisou 古来から強壮剤として知られるイカリソウは、中国名で淫羊霍(いんようかく)と呼ばれ、漢
sirobanaikarisouikarisou方の生薬でも「淫羊霍」の名があり、現代でも疲労回復用のドリンク剤に入れられたり、薬
ikarisouikarisou酒にも利用されている。その昔、中国の薬学書には「四川(しせん)の北部に淫羊という羊がおり、一日百回も交尾する。 それはこの草の花霍(かかく)を食べている為で、この草を淫羊霍(いんようかく)と名付けた」と記されていて、イカにも効きそうなネーミングなのだ。花の四方に伸びた角のような部分を船の碇(いかり)の鉤(かぎ)に見立てて、和名はイカリソウ(碇草)と名付けられた。鉤(かぎ)に当たる部分は距(きょ)と呼ばれ、花弁の一部が袋のように変化したものでこの中に蜜が入っている。また、種にエライオソームと言うアリの好む物質を付け、アリに種を運ばせて分布を広げるという戦略も持ち、太平洋側には葉が常緑でなく、基部が浅い心形となるイカリソウがある。色は白~紅紫の花を咲かせる。


◆イカリソウ=(草木図譜)=
◆イカリソウの仲間=(植物図鑑・撮れたてドットコム)=





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延齢草の花・・・

enreisouenreisouユリ目ユリ科エンレイソウ属の多年草である「エンレイソウ(延齢草)」。エンレイソウの仲
enreisouenreisou間は10年から15年かけてやっと開花するという。発芽したばかりの株はササ状の長さ約2cmの葉が1枚出るだけで、この状態が5年くらい続く。そしてやっと葉が3枚になり、花を着けるまで更に5年を要すと知れば、地味ではあるが、可憐な花を着けた植物が愛おしくもある。



◆エンレイソウ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆北海道に自生するエンレイソウ=(花と光と風と・・・)=




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瘡の王(くさのおう)・・・薬草の花

kusanooukusanoou 瘡の王(クサノオウ)ケシ科クサノオウ属、全草有毒。薬用植物としてよく知られるクサノオウはユ
kusanooukusanoouーラシア大陸一帯に広く分布し、古代ギリシャ神話にも薬用とされたとの記述があるらしく、洋の東西を問わず古くから用いられた薬草なのだ。ケシ科クサノオウ属には、もうひとつクサノオウの花を一回り大きくしたような大きな花を咲かせるヤマブキソウという植物もあるらしい。感じが一重のヤマブキに(山吹)に似ているのでそんな名前になったらしい。山吹の花は5花弁だがヤマブキソウはクサノオウと同じく4花弁らしいのだが、クサノオウのようにシーズンには何処でも見られる花ではなく、私は、まだ見たことがない。クサノオウもヤマブキソウも種子に蟻の好物の脂肪隗(エライオソーム)を付け、種子を蟻に運ばせる花でもある。ケシ科クサノオウ属の花には、分かっているだけでも12種類のアルカロイドが含まれ、ケシと同じ様に鎮痛作用や神経を麻痺させる作用があるので、尾崎紅葉が胃癌の痛み止めに使ったことでよく知られている。尾崎紅葉、若干37歳の辞世の句を転載した。

死なば秋 露の干ぬ間ぞ 面白き」・・・・尾崎紅葉


◆クサノオウ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆アリ散布植物(エライオソーム)=(植物豆知識あれこれ・・・)=
◆エライオソーム その2=(植物豆知識あれこれ・・・)=
◆尾崎紅葉 =(近代日本人の肖像 | 国立国会図書館)=













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儚く消え去る・・・イチリンソウの花

ichirinsouichirinsou 儚く消えていく花の一群を“春の儚い命”・・・スプリング・エフェメラルと呼ばれ、カタクリやニ
ichirinsouichirinsouリンソウなどと共にその代表格とされ、どちらかといえば小さく弱々しいイメージがあったけれど、林縁の春を謳歌しているようなその姿を見れば意表を突かれる。ニリンソウなど他のキンポウゲ科イチリンソウ属の花の中では極端に大きくて、イメージとその大きさのギャップに戸惑うけれど、花びら(萼)の裏が紅を注したように、ほんのりと紅色を帯び、ウスベニイチゲとも呼ばれる可憐な花なのだ。キンポウゲ科イチリンソウ属の中には秋に咲くシュウメイギクがあり、コレも近縁である。秋に咲くので「秀明菊」と呼ばれるがキク科ではなくイチリンソウの仲間で、京都・貴船に多くあったので「キブネギク」とも呼ばれた。その昔中国から渡来し一部野生化し、目立つ花だが、花や花弁に見えるのはイチリンソウなどと同じくガク片なのだ。










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乱れ咲くニリンソウ・・・“春物語”のエピローグ

nirinsounirinsou “スプリング・エフェメラル”が短い春を終えようとしている・・・ところ構わぬ乱れ咲きは、イノ
nirinsounirinsouチの散り際を華やかに際立たせる。春まだ浅い頃、その振る舞いも清楚で、どこか寂しげであったけれど、こんな狂おしいほどに芳醇なラストシーンに巡りあえるとは・・・想ってもいなかった。









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植林帯にひっそりと・・・ヤマキケマンの花

ヤマキケマンヤマキケマン もう、アノ花、トウゴクサバノオ( 東国鯖の尾)が咲く頃と心弾ませて丹波の山へと足を運んで
ヤマキケマンみたけれど、例年になく、寒暖の変化が激しいこの春、散っているはずの桜がまだ咲いていたり・・・咲いているはずのお目当ての花、トウゴクサバノオは、まだツボミ固し。薄暗い杉林の中は木漏れ日も射さず、吹く風は冷たい・・・木の枝の軋む音が何やら呼びかけてくるようで、ファンタスティック!!植林帯の小さな植物群は、雪混じりの風に煽られ震えているようにも見えるけれど、なかなか強かな生きざまを見せてくれる。目的の「トウゴクサバノオ」が何処かに1輪でも開花していないかと薄暗い植林帯を這いずり回ったけれど、ツボミ固し!!その代わりかどうかは知らないが、こんな、お土産を頂戴して帰ることになった。取り敢えず撮影してきたけれど「キケマンの仲間」は色々あり、よく似ていて見分けがつかず、お尋ねサイトのお世話になったら「ミヤマキケマン(深山黄華鬘)」でも「フウロケマン(風露華鬘)」でもなく、コレは「ヤマキケマン(山黄華鬘)」だろうということに落ち着いた。「ヤマキケマン」の距はほとんど屈曲せず、花は黄緑色であるのも特徴、茎は緑白色を帯びる・・・などと記されていて、それらしく見えてくる。少しずつ調べていく内に“兵庫県の絶滅危惧種Aランク”であることまで解り、但馬の何処かに少しあるだけということまで記されていた。この「ヤマキケマン」本物なのかどうか、しばらく細かい観察が必要だ。


◆ヤマキケマン=(日本のレッドデータ検索システム)=
◆ヤマキケマン=(阿波の野草散歩)=
◆キケマンの仲間=(植物図鑑・撮れたてドットコム)=











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ロウ細工のようなシキミの花・・・

sikimisikimi 花言葉は・・・「猛毒」植物で唯一、劇物に指定されていて全体が有毒である。こんなことから「悪しき実」と呼ばれていたが「悪しき実」の「悪ア」が省略されて「シキミ」と呼ばれるようになった・・・コレが「シキミ(樒)」という名の由来の通説になっているようだ。そして・・・毒はあるけれど、その香気は悪しきを浄めるとも言われ、シキミを供えることは香を焚くのと同じ効果があり、毒を持つためか、虫がつかず、野犬や野鳥が寄りつきにくいことから墓地を囲むように植える風習のある地域もあるという。こんなことから、シキミは凶事を意味する不吉な木として知られる定番の樹木でもある。それでも不吉な樹のロウ細工のような花は美しく、万葉集にも一首だけ詠まれていたので転載した。こと「死」に纏わることは、「凶事」・・・不吉なこととして忌み嫌われるコトが多いけれど、死は生の対極にあるものではなく、生きることの一部として存在するものではないのか・・・と想うコトしきり、ボケ老人の今日この頃なのだった。

奥山の 樒(しきみ)が花の 名(な)のごとや 
              しくしく君に 恋ひわたりなむ
      

奥山のしきみの花の名のように、私はこれからも
       しきりにあなたに恋いつづけるんだろうか。



          大原真人今城(おおはらのまひといまき)

万葉集に、只の一首だけ詠まれていたシキミの歌に、お馴染みの“秋の月さん”よりこんな返歌が届けられた。なかなかの官能的な歌・・・思わず、無断で即、転載させて貰うことにした。

久方に しきみの花の 香につれて 
         ちぢに乱れて ゆるせぬ恋の・・・秋の月

◆No.2399.秋の月 > しきみの花=(あしアト do_On!)=





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春風に吹かれて・・・姫踊り子草

odorikoodoriko 整列した合唱団、群れ歩く猿や、立ち話に余念のないオバハンまで連想させてくれる「ヒメオ
odorikosouodorikosouドリコソウ」の群生は・・・春風吹くあぜ道・・・お馴染みの光景になった。「オドリコソウ」は日本原産の花であるが、ヒメオドリコソウは明治時代にヨーロッパより渡来したもので、小さくて花が似ているところから「姫踊り子草」と名付けられたと言われているが、花はむしろホトケノザに似ていて、あまり似つかわしい名とは思えないが、花よりむしろ葉の付き方に個性を感じる。上に出る葉は下の葉が陰にならないように生え、上から眺めるとすべての葉が見えて、すべての葉に太陽が当たる仕組みになっている。半日陰に生育している場合には、全体が緑色であるが日照の強い場所では赤紫色を帯びて、全体が赤紫色になることもあり、この姿かたちになかなかアジがある。近ごろでは全国に分布し、原産種より勢力を拡大ているらしい。 




◆ヒメオドリコソウ=(植物図鑑・撮れたてドットコム)=






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春から・・・

sakuraike 桜が散り、新しい葉を展開する木々の彩りに思わずハッとさせられるのもこの頃・・・ほどなく、
hayasimitubatutuji里山はパステルカラーの萌葱色に染まる。今、里山ではコバノミツバツツジの花盛り、新葉の
mitubatutujimitubatutuji展開に先だってピンクから淡紫色の花をこれでもかと咲かせて鮮やか・・・里山の春を彩る
mitubatutujihayasi紫花。春の訪れを実感させるツツジである。春から夏へ、そして・・・移ろう季節の表情はとどまることなく、終わりのない物語としてドラマティックに繰り広げられていく。









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猩々袴という多年草・・・

syoujobakamasyoujobakama 「猩々袴(ショウジョウバカマ)」。花が赤いのを猩々になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ているこ
syoujoubakamaとから名付けられたとされる。猩々(ショウジョウ)は中国に由来する伝説上の動物で、因みに、チンパンジーの和名は黒猩猩(クロショウジョウ)、ゴリラの和名は大猩猩(オオショウジョウ)、猩々はオランウータンの漢名でもある。この季節になればお馴染みのショウジョウバカではあるが、ショウジョウバカマが花をつける個体になるまでに、実生(みしょう…種子が発芽したばかりの段階)から丸2年かかるといわれている。そして3年目以降に花を咲かせるのだが、2年目の秋には花芽を形成し冬を越す。そして雪解けを迎えると、越冬した葉のエネルギーが機能し、すぐに花茎を伸ばし開花するのだという。生産した種子の大半は、大きな個体に成長するまでに死んでしまうのだが、ショウジョウバカマには「栄養繁殖」という、もう一つの増え方があることを初めて知った。それは3年目以降の大きくて古い葉の先端部に、栄養繁殖体を形成することが多いというのだが「ムカゴ」のようなものか・・・葉の先端部に、「カルス」と言われる細胞の塊が形成されると、活発に細胞分裂を繰り返し栄養繁殖体の形ができあがり、この時すでに根も形成されているらしい。そして、親を取り囲むように全く同じ遺伝子をもった小さな個体、クローンが根を張って着実に増殖していくという・・・これは、実生が定着できないような厳しい環境でも確実に子孫を残すための戦略なのだった。ショウジョウバカマのような、お馴染みの植物のコトになれば、つい、お座なりになってしまうけれど、調べてみれば知らないことだらけ・・・次に、ショウジョウバカマを観る機会があれば「栄養繁殖体」の実物をこの眼で確認したいものだ。


◆ショウジョウバカマの話(栄養体生殖)=(身近な野草)=
◆ショウジョウバカマ=(石川の植物)=
◆地下貯蔵器官と栄養繁殖=福原のページ(植物形態学・分類学など)=





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首うなだれて、姫烏頭の花・・・

himeuzuhimeuzu ヒメウズは雑草の様でもあるけれど、「いわゆる雑草」の類とはやや異質な植物なのだと想
himeuzuhimeuzuう・・・ヒメウズは「雑草」ほど何処にでも生えているワケではない。どちらかといえば林縁などで見るように思う。しかし、その醸し出す雰囲気などは「只の雑草」ではない・・・よくみれば、キンポウゲ科植物共通の雰囲気も感じさせて、なかなか気品のある花なのだ。ヒメウズの葉の色や質感にも個性があり、カタチはキンポウゲ科の標準型ではあるけれど、他の雑草に混じって生えているとよく目立つ。若い葉は、ほんのりと赤く縁取られたように見える。「姫烏頭(ヒメウズ)」の烏頭(ウズ) とはトリカブトのことを言うらしい。花は似ていないけれど、葉など全体的にトリカブトに似ていて小型なので「姫烏頭」と名付けられたという説もある。



◆ヒメウズ=(Y.HADA'S Home Page)=




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樹の花・・・クロモジ

kuromojikuromojiクロモジよりも早く花が咲く樹としては、マンサク、ダンコウバイ、アブラチャンがあるが、クロモ
kuromojikuromojiジは本格的に春を告げる樹なのだ。小枝や葉を折ると、特有の香気を発する樹皮の部分に、香りの成分が含まれるため、皮つきで楊枝は作られる。細工加工された楊枝が、和菓子などに添えられているのを誰でも見たことがあるのではないだろうか・・・クロモジは早春に咲く樹の花。



◆クロモジ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆クロモジ=(ゑれきてる)=
◆クロモジ(クスノキ科)の雄しべ=(いろいろな雄しべ)=
◆クロモジで爪楊枝を作ろう=(科学実験データベース)=




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春の妖精・・・山延胡索(ヤマエンゴサク)

yamaengosaku 一年のうちほんの2ヶ月の間だけ地上部に姿をあらわして、夏の樹林が葉を広げて光が届かなくなる前に光合成を済ませ、残りの10ヶ月間は地上部が枯れてしまっても地中で休眠して過ごす・・・そして何年もかけて少しずつ生長していく。Spring Ephemeral の群生するサマは、待ち焦がれた春の訪れを華やかに演出し、百花繚乱、次から次へと花が咲き乱れる春本番には姿を消してしまう。こんな生命のサイクルを生きる“Spring Ephemeral”と呼ばれる花が、まだあった。このヤマエンゴサク(山延胡索)も「春の妖精」のひとつなのだった。下に一覧を上げてみたら、フクジュソウ、イチリンソウ、ヤマブキソウは、過去にエントリーしたことがない。というか、私はまだ見たことがない。

◆ヤマエンゴサク ケマンソウ科キケマン属=Y.HADA'S Home Page=
◆ヤマエンゴサク=福原のページ(植物形態学・分類学など)=

   “春の妖精 Spring Ephemeral ”

フクジュソウ キンポウゲ科フクジュソウ属
セツブンソウ キンポウゲ科セツブンソウ属
カタクリ ユリ科カタクリ属
イチリンソウ キンポウゲ科イチリンソウ属
ニリンソウ キンポウゲ科イチリンソウ属
アズマイチゲ キンポウゲ科イチリンソウ属
キクザキイチゲ キンポウゲ科イチリンソウ属
アマナ ユリ科アマナ属
ヤマエンゴサク ケシ科キケマン属
ヤマブキソウ ケシ科ヤマブキソウ属








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サクラが咲いた あぁぁ・・・。

sakura-josakura-jo 人騒がせな花、サクラが咲いた。そして、あぁぁ・・・という間に散り始めた。良くも悪くも「花(サク
sakura-josakura-joラ)」抜きでは治まりがつかぬこの季節、車を少し走らせてみれば、川べりを列なる桜並木が谷
sakura-josakura-jo間を縫う・・・果てしなく続く白い花の列に眼を奪われ、妙に昂ぶった気分でアテもなくひた走る。行けども行けども途切れることのない白い花の列、ジッと眼を凝らしていたら、長いながい葬列に見えてきた・・・「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」 これは信じていいことなんだよ。・・・また、あのクセが頭をもたげる。。。老人の花まつり・・・。


◆梶井基次郎 桜の樹の下には=(青空文庫 Aozora Bunko)=






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花咲く一華・・・

kikuzakiichigekikuzakiichige 「春植物」が次々と花咲かせ始めた・・・と言っている間に桜が満開になり、きょうは花散らしの
kikuzakiichigekikuzakiichige雨・・・というよりは“春の嵐”といった方が似つかわしく桜が散り始めた。目まぐるしく移り変わる時
kikuzakiichigekikuzakiichigeの流れを追いかけるのにアップアップ状態の昨今・・・まだ未投稿のスプリング・エフェメラルが残っ
azumaichigeazumaichigeている。菊咲一華と東一華、どちらもイチリンソウの仲間で、それぞれ別名を菊咲一輪草(キク
azumaichigeazumaichigeザキイチリンソウ)、東一輪草(アズマイチリンソウ)とも呼ぶらしい。よく似ているが、見分けはつく。キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)は萼の色が白、ピンク、紫色のものがあり、萼の数は10~13枚で花径は約3㎝、葉っぱには深い切れ込みがあり、葉柄がある。一方のアズマイチゲ(アズマイチリンソウ)は白一色で、萼は10~13枚でキクザキと同じ、花径は約3㎝で葉先が三つに別れ、丸みを帯びている。画像は、それぞれ上の6枚が菊咲一華、下4枚が東一華である。




◆キクザキイチゲ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆アズマイチゲ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆イチリンソウの仲間(本州以西編)=(植物図鑑・撮れたてドットコム)=




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春植物・・・黄花甘菜

kibananoamanakibananoamana スプリング・エフェメラルと呼ばれる“春植物”が次々と咲く・・・そして、いずれも早春の「儚い命」と
kibananoamanakibananoamanaか「妖精」などと脆弱なイメージを被せられ、思い入れたっぷりに語られている。画像の「黄花甘
kibanaamanakibanaamana菜」も例外ではなく細い茎は柔らかくて、しっかりと起ち上がったモノを見ることは少ない。チョット
katakuriした風にもフニャリと倒れ、撮影にはいつも苦労する・・・同じユリ科で「春植物」の代表格「カタクリ」は、種子が発芽し花を咲かせるほど球根を充実させるまでに数年以上は掛かり、発育の状態により10年以上かかるモノもあると言われている。カタクリの、まだ幼い個体や発育の悪いモノは一枚の葉しか出さず、花も咲かせず、球根に栄養を蓄えることに専念し、球根が十分に発育するに連れて花を咲かせるようになり、やがて毎年花を咲かせることが可能な充実した個体になる・・・というのが春植物(Spring ephemeral)「カタクリ」のライフサイクルなのだが、これら「春植物」は芽吹いてから1~2ヶ月の間に、花を咲かせ種を作り、翌年の準備をしてから枯れ、消えていかねばならず、繊維組織に時間を割いている余裕は無く、多汁質・・・地上部の約90%が水・・・で、どれも茎は柔らかく水分の膨らみで姿勢を保ち、最も萎れやすい植物とも言われている。このキバナノアマナの近くではカタクリが花茎を伸ばし、つぼみを膨らませているところだった。


◆キバナノアマナ=(西宮の湿生・水生植物)=




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Tokira

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写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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