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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

スプリング・エフェメラル、二輪草の花・・・

futarisizukafutarisizuka 春植物(Spring ephemeral)・・・ニリンソウが咲き始めた。イチリンソウもあるコトは知っていたけれ
futarisizukafutarisizukaど、サンリンソウまであるとは知らなかった。一度、お目に掛かってみたいとは思うがイチリンソ
nirinsounirinsouウやニリンソウとは生育環境が少し違うらしい・・・少し調べてみた。よく似た花が、三種あると
nirinsounirinsouいうだけでもややこしいのに、これらの花を名前通り、ひとつの茎から出ている花の数だけで決められるなら簡単だが、それぞれに変異があり、花が二つだからニリンソウ、一つだからイチリンソウとはいかないからややこしい。いずれも“春植物”であることに変わりはないが、ニリンソウとサンリンソウはよく似ているがイチリンソウは花が大きく、イチリンソウとサンリンソウには葉の切れ込みが顕著であるが、ニリンソウはまばらであり、葉柄がない。分布領域はイチリンソウは少なく、ニリンソウがいちばん多いが、サンリンソウは稀である・・・ということから、シロートがよく目にするのは、ほぼニリンソウと想ってよさそうだ。但し、ニリンソウの葉はトリカブトの葉とよく似ているので誤食にはくれぐれもご用心という記述もあった。

◆ニリンソウ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆誤食しやすいトリカブト/ニリンソウ=(NAVER)=






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春植物(Spring ephemera)の花・・・雪割一華

yukiwariichigeyukiwariichige春植物(Spring ephemeral)が次々と花を咲かせ始めたようだ。ephemeral(エフェメラル)とは、カ
yukiwariichigeyukiwariichigeゲロウなどのように、現れてすぐ消える短命な生き物のことをいい、カゲロウの学名の一部
yukiwariichigeyukiwariichige(Ephemeron)にもなっているそうで、この野草たち、雑木林に本格的な春が来る前に、花を咲か
yukiwariichigeyukiwariichigeせ、葉を広げれば、木々の葉で覆われる前に、地面まで届いてくる太陽光をたっぷり独占すること
yukiwariichigeyukiwariichigeが可能になるのだ。そして夏までに光合成を行い、栄養を地下の貯蔵庫に蓄えると、地下茎や球根の姿で次の春まで地中で過ごすというのが、これらエフェメラルな植物たちの生き長らえるための戦略であり、ともすれば情緒的に「儚い命」などと呼ばれているけれど、それほどヤワではない。つまり、やるべきことはちゃんとやり、したたかに生きているのだった。


◆ユキワリイチゲ=(西宮の湿生・水生植物)=



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山茱萸(サンシュユ)の黄色い花・・・

sansyuyusansyuyu この木の名を呼ぶときに、いつも頭をよぎるのはあのフレーズ・・・庭のさんしゅうの木 鳴る鈴
sansyuyusansyuyuかけてヨーホイ 鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれヨー・・・
と謡われている宮崎県の民謡「ひえつき節」
sansyuyusansyuyuの一節。その都度、口ずさんではみるけれど、なんかビミョーに違っているような気がして調べてみた。「ひえつき節」は宮崎県椎葉村に伝わる悲恋物語を謡った民謡で、この「サンシュユ(山茱萸)」が日本に渡来したのは享保年間(1720年頃)とされているので、民謡「ひえつき節」の時代にはまだ渡来していないことになるのだった。つまり、那大八郎、鶴富の悲恋物語の時代には、まだ我が国に「山茱萸サンシュユ」は無いのです。それに日向地方の方言では「山椒(サンショウ)」のコトを「サンショ」とか「サンシュ」というらしい。唄われている木は、「サンシュユ(山茱萸)」と思い込んでいたけれど、それは「サンショ(山椒)」・・・「山椒の木」のことで、サンシュユの黄色い花とは何の関わりもない話なのだった。



◆サンシュユ=Y.HADA'S Home Page=
◆サンシュユ:稗搗節の謎=(森羅万象)=
◆椎葉“平家落人伝説”=(ひむか神話街道 50の物語集)=
◆『ひえつき節』・・・もうひとつの物語=(イベント:椎葉村)=
◆酒井繁一=(みやざきの101人)=





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星の瞳と呼ばれて・・・

fugurifuguri オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)オオバコ科クワガタソウ属 別名:瑠璃唐草・天人唐草・星の
fugurifuguri瞳がある。早春のあぜ道を歩けばよく見かけるお馴染みの花である。そして、お馴染み度合いの
fugurifuguri大部分は「大犬の陰嚢」というその名に掛かっているようだ。呼び名が物議を醸し「なんと品のない名前をつけたものだ・・・」とか「星の瞳」が公称和名になるよう運動を起こす・・・といったものまで「イヌのキンタマ」という名前がよほど気に入らぬと見える。「大犬の陰嚢」という名の語源になったと言われている果実の画像をみれば、ナルホド。。。言えてるとナットク、なかなか開放的でエエ名前やと思います。その昔、「たんたんタヌキのキンタマー 風もないのにブーラブラー」と、唱って喜んでいたけれど、今の子が歌うとはとても想えず…

犬ふぐり星のまたたく如くなり(高浜虚子)

       ・・・こんな句もあるけれど、こんな句もある・・・

                   犬ふぐり花も実もある畦の道(淫蕩火)




◆オオイヌノフグリと類似種=福原のページ(植物形態学・分類学など)=
◆オオイヌノフグリ=(Y.HADA'S Home Page)=




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深山片喰の白い花・・・

katabamikatabamiもう春、とはいっても、丹波の山間を流れる沢の水は冷たい。水際に美しく映える“蕗の薹”の陰に白い小さな花が・・・おおっ!コレは珍しい花に出会ったか!?と一瞬、色めき立ったけれど、その周囲には見覚えのある小さな葉が瑞々しい姿を見せていた・・・家紋のデザインでお馴染みのアノ葉っぱ、「片喰(かたばみ)」だ・・・ミヤマカタバミが花を咲かせ始めているのだった。どうやら“春色のとき”がやってきたようだ。



◆ミヤマカタバミ=(Y.HADA'S Home Page)=
◆ミヤマカタバミ=西宮の湿生・水生植物=
◆カタバミの仲間=(植物図鑑・撮れたてドットコム)=
◆片喰(かたばみ)=家紋World=




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こぼれ落ちた星くず・・・梅花黄蓮

baikaournbaikaourn 梅花黄蓮(バイカオウレン)という名の野草を初めて見た。草丈5㎝ほどの白い小さな花を咲か
baikaournbaikaournせて群生するサマは、さしずめ、山肌を転げ落ちてきた「白い星くず」といった風なのだ・・・
baikaournbaikaournそこは丹波の山里、奥深く入った所にある古刹の裏山の一画。記憶の片隅に残っていた新聞
baikaournbaikaournのローカル記事を頼りに訪ねてみたけれど、素晴らしい!・・・可憐に咲く「梅花黄蓮の花」も素晴らしいが、僧侶をはじめ地元の人たちがいい・・・これらの人や植物を育む自然環境の良さを想わせて心も和む。バイカオウレン(梅花黄蓮)は、別名をゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)とも言うらしい。キンポウゲ科オウレン属の多年草で日本固有種。近畿以西では低山地に生え、早春に開花するが、中部以北では、亜高山帯の針葉樹林体に多く、開花は初夏になるという。よく似たものに、ミツバオウレンやミツバノバイカオウレンがあり、いずれも葉が3小葉なので識別は可能とある。



◆バイカオウレン(【植物図鑑・撮れたてドットコム】)
◆オウレンの仲間(【植物図鑑・撮れたてドットコム】)

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甘菜咲く・・・

amanaamana





amanaamana








甘菜咲く あぜの温もり 春彼岸
  ・・・淫蕩火

















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メジロとボケとボケ老人・・・

452ctr440 このトシになると、トシはとりたくない・・・と思うことが少しずつ増えてきているような気がす
362c435る。先日も雑用で車を走らせていたら、急に尿意を催し、辺りを見回しても、チョイと車を寄せて
348ctr434気軽に“立ち小便”というワケには行かず、「コレは困ったことになった・・・」と意識すればするほ
456457ど今にも吹き出しそうになって来る。気にせず我慢、ガマンと堪えながら辺りを見回していた
454346ら小さな公園が見え、トイレらしき建物もある!急遽ハンドルを切り建物の前へ直行・・・何とか間に合い、助かった・・・スッキリ!チョットしたことで気分まで変わり余裕すら出てくるから、カッテといえば勝手なもの。小さなベンチに腰を下ろしよく手入れされたボケの花を眺めていたら、2羽、ウグイス色の小鳥が縺れるようにボケ(木瓜)の小枝を渡り歩き、時折、紅い花の中に嘴を挿し入れては蜜を舐めているようだ・・・ウグイス色の小鳥はどうもメジロらしい・・・車からカメラを持ち出し眼を凝らせば、止せばいいのに、またよからぬ色気が頭をもたげてくる。忍び足で可能な限り近づき、息を抑え、手動で素早くピント合わせ、アトは静かに連写、連射・・・一連の動作をクリ返し、繰り返し、々々・・・約1時間は撮り続けていたようだ。因みにこのアト帰宅するまで数時間は尿意を催すことはなく、念のため、ネットの「国際前立腺症状スコア」を用いて自己診断してみたら、前立腺肥大症は「軽症」の範疇に収まっていた。まだ「オスの端くれ」ではあるらしい・・・いいのか悪いのか・・・。



◆メジロの舌 : 野鳥撮小屋
◆メジロの舌(時の香り:野鳥)
◆近所で死んでたメジロ(カントリーダイアリー8月)
◆ボケ=TGU私の植物=





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マツグミ(松茱萸)を観察・・・“みくさ古道”

xd130228-111616-2013-02-28 001 006mixaxa130223-112448-2013-02-23 001 013trmixa 三草山を歩き始めてから数年・・・この山で最初に目にとまったのがヒノキバヤドリギ、次
xd130228-112637-2013-02-28 001 008mixaにヤマモモ、そしてウバメガシが多いのにも驚いたけれど、以後、足繁くこの山に通い詰めるうちに、山歩ルートにも“再生古道”が加わり歩き方いろいろ、バリエーションがぐーんと広がった。また、季節の移ろいによる環境の変化に連れて、目にする植物も多岐にわたり多種多様で、ザッと思い起こしただけでもヤブツバキ、ショウジョウバカマ、ヒメフウロ、ヤマトキソウ、コモウセンゴケ、タツナミソウ、ミヤコグサ、コバノミツバツツジ、ササユリ、ウツボグサ、カキラン、ユウゲショウ、イシモチソウ、トンボソウ、ワレモコウ、キキョウ、センニンソウ、サワトウガラシ、ゲンノショウコ、ミミカキグサ、センブリ、ナンバンギセル、ツリガネニンジン、ママコナ、マツバニンジン、ヤマハッカ、リュウノウギク、オケラ、リンドウ、コウヤボウキ、ヤマラッキョウ・・・etc、かなりの数になり、このヤドリギ・・・正確には「マツグミ」・・・もそんな植物の中の一つなのだが、3年くらい前に少し花が咲いたけれど、想ったほど果実は付かず、今年は隅々まで観察したけれど画像のような果実?が2個確認できただけ・・・ただ、このような至近距離で観察できるところは他にマズ無いハズだ。



◆マツグミ(松茱萸)=(神戸付近の野草・樹木の観察紀行)=
◆ヤドリギなど=福原のページ(植物形態学・分類学など)=
◆パラサイトな植物・・・(【Aladdin's cock】)
◆自殺する!?檜葉宿り木・・・(【Aladdin's cock】)
◆宿り木の止まり木・・・(【Aladdin's cock】)
◆ヒノキバヤドリギの果実・・・三草山(【Aladdin's cock】)
◆ロマンティック伝説に彩られた愛の木・・・(【Aladdin's cock】)
◆マツグミの花が咲いた・・・(【Aladdin's cock】)




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早く撮ってくれ!・・・と、ルリビタキ

ruribitakiruribitaki あまりレンズを向けることのない野鳥にカメラを向けた。たまたま車を止めた所から数メート
ruribitakiルの所まで寄ってきて「撮らないのか?早く撮ってくれよ!」と叫びながら、ピョンピョン弾むように近づいてくる・・・思わず数枚シャッターを切ってしまった。美しいけれど、何という鳥なのか名も知らぬ野鳥・・・アトで調べたら「ルリビタキ」だった。ルリビタキなら三草山の“炭焼き窯跡コース”の沢沿いで見たことがあるけれど、もっと鮮やかなブルーだったように記憶している。両脇のオレンジ色が“ルリビタキ”の特徴でもあるらしいが、コノ日撮った鳥のような色をしているのは、メスのルリビタキか、または、オスの幼鳥で、オスは成長に連れ鮮やかなブルーの羽で被われるのだという。いつも昆虫や野草の花など比較的小さなものを撮ることが多いので、100mmのマクロレンズをメインに多用しているけれど、突然、目の前に野鳥が出現すれば、野鳥にも色気を出すという気の多さに我ながら少々呆れているのも事実・・・。野鳥を中途半端なレンズで手持ち撮影が可能・・・などとは想ってもいないけれど、「眼前に現れたものはトニカク撮る!」と、無理矢理撮ってしまったのが今日の写真。野鳥を狙ったblogも多数拝見させて貰ったけれど、いずれのサイトも写真が鮮明で素晴らしい。

◆年令で異なる=羽色=・・・「ルリビタキ」 : 「千蟲譜物語」












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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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