
「群生する“アマナ”を発見!嬉しくて、いま興奮しています・・・」我が山友“秋の月”さんより、こんな写メが届いた。
「爆弾低気圧が北上中!3日夕方

から夜にかけては台風並みの暴風雨に注意・・・」こんなニュースが流れた日に、「今日を於いて他に無し!」と
群生するアマナを観に出かけた。花が咲かない、虫がいない、野鳥が来ない、季候が変だ、春が来ない・・・と賑やかな世間。待ち侘びていたわけでもないけれど、遅い春がそこまでやって来たらしい。「アマナ」という名前は聞いたことがあるけれど、まだ観たことがない・・・ポカポカと少し動けば汗が滲む。アマナが群生するという其処は、里山に囲まれ、水量豊かな川沿い・・・時折、雑草の刈り込みだけは行われているらしい休耕田の畦道なのだった。ザッと見渡しただけでは何処にそんな花が咲いているのか判らない・・・よく見れば、短い枯れ草にまみれるように細い葉や茎、そして、開花までまだ時間があるのか、そこかしこに開きかけの白い花が首をもたげ始めているのだった。コレは凄い!


「アマナ」という名前にもっとヒ弱な植物をイメージしていたけれど、この生育環境や大型のセンブリに似た花を想えば、見かけこそ弱々しいが、どこの


畦道でも見かけるタンポポ同様、かなりタフな植物に相違なし、踏まれて、より強くなる雑草にも似た生命力の持ち主でもあるようだ。アマナはユリ科アマナ属、アマナは「甘菜」で、球根が甘く食べられる植物という意味らしく、食料になったということは、たくさん集めることも可能だったということらしい。アマナも昔は身近に沢山あった植物なのだ。しかし、除草剤が利用されたりして急激に減り、群生するような光景を見ることは殆ど不可能に近いコトになってしまったらしい。白い花には紫色のスジが数本縦に入り、陽にあたると開花する。アマナの育つ場所は、小さなアマナの上を覆う植物などが無くて陽のよく当たる土の深い場所。春先に草刈りや野焼きなどが行われている、田の畦や堤防などということになり、このような条件が長期間続いてきた場所に「アマナ」はよく見られるという。“秋の月”さんが見つけた今回の群生地は、まさにこれらの条件を充たして余りあるほどの環境であったコトは言うまでもない。また、山友・秋の月さんから、こんな歌が届いたので
コチラ↓もクリックしてみて下さい。
◆No.2233.秋の月 > 甘菜(アマナ)の花が・・・“ 田の畦に 子らの・・・ (
あしアト do_On!)
◆アマナ(
植物生態研究室(波田研))
◆アマナの一年(発芽)(
アマナ)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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