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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

花開く、はかな草・・・芹葉黄連

セリバオウレンセリバオウレン 雪解けを待っていた花、セリバオウレン(芹葉黄連)が小さな花を咲かせている。芹葉黄連も早春に花を咲かせるが、葉は枯れることなく年間を
セリバオウレンセリバオウレン通してつけているということでスプリング・エフェメラル(春植物)ではないらしいのだ・・・分類上はどうであれ、春、はやく可憐な姿を見せてくれる
セリバオウレンセリバオウレン山野の草花は、すべてスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と呼んでもいいのではないかと想ってしまう。「春の儚いもの」を「春のはかな草」と、京大名誉教授・河合雅雄氏がどこかで使われていたコトバ・・・が、痛く気に入り、時々使わせて貰うことにした。「春の儚い命」、散りゆくもの、儚いものに美しさを見出してきた「日本人の美意識」は、独自の感性に酔いがちではあるけれど、エフェメラル(ephemeral)とは「短命」という意味で、エフェメラル植物とは「短命植物」と言うことになり、植物の一生が短いものに使われ、特別に定義はないようだが、種子の発芽から花が咲き種子が出来るまでの一生が6~8週間位で終わるものを指すらしい。いわゆる雑草の中にはエフェメラル植物が多くみられ、成育季節の間に数世代を繰りかえすものもあるという。春先に林床で、まだ樹木の葉が萌え始める前に、芽を出し、開花して種子をつくり、樹木が茂る頃には地上部は枯れてしまう草本が、いわゆる「春の儚い命」spring ephemerals (短命春咲き植物)で、これ等の植物は地下茎や球根などが生き残り、翌年また芽を出す。また、砂漠の植物の中には、ずっと種子休眠を続けていて、短い雨期の間に発芽して一生を終える植物もあるらしく、これらは desert ephemerals (短命砂漠植物)というらしい。いずれにしても、エフェメラルな生活型式は、それぞれの植物にとって成育環境への適応戦略だということになり、ここでも「生きとし生けるもの、すべて逞し・・・」ということなのだった。

◆セリバオウレン  両性花・雄花・雌花(花*花・flora)











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マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
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ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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