

早いもので“三草古道”と“炭焼き窯跡コース”、そして双方へのバイパス道路の再生以来、それぞれ2年と1年が経過しようとしている。前回マーキングテープが消えたのが今年の1月、“炭焼き窯跡コース”がデビューして間もない頃なので、その後、また1年後にマーキングテープが消えて無くなったことになる・・・季節はいずれも冬、山を訪れる人も少なくなる頃でもある。1年もテープを巻きつけていたらもう十分だろう・・・という判断なら、確かに“三草古道”に関しては、すでに十分認知されているのでマーキングテープはなくていいとしても“炭焼き窯跡”の方は、まだ迷い易いところもあり、認知度からみても時期尚早という感は否めないのだが、それでも1年が経過しているというコトで100歩譲ったとしても・・・無論、譲る気などハナから無いが・・・分岐などコース途中の「案内表示板」まで撤去するというコトには納得できず、自身の掲示板で、以前にも参考意見としてリンクを張らせて貰ったコトもある
赤テープ考(
趣深山)などを引き合いに出しぼやいていたら・・・
◆No.2188.影法師 > <赤テープ考にモノ申す> (
あしアト do_On!)
◆No.2189.秋の月 >誰にも経験あるハズ。 ハズシタアナタニモ・・・(
あしアト do_On!)
・・・こんな意見を頂戴し、どうせヒマ老人の師走、今までにもネタとして引き合いに出させて貰ったコトもある
赤テープ考(
趣深山)の管理人さんを、いま一度 Blog記事としてアアでもない、コウでもないと屁理屈を捏ねてみるのも無駄にはならんハズ・・・今回も「趣深山」管理人さんの考え方や意見などは一部抜粋転載させて貰ってはいるけれど、詳細はHP
赤テープ考(
趣深山)を見て貰うことにして、私がいちばん引っ掛かることは、今ハヤリの「エコ」という言葉にも似た、呪文のように単純で明解な、コトバの独り歩きなのだった。登山家といわれる人たちの業界では
「ミニマム・インパクト=自然(破壊)への影響を最小限にする」というコトバがそれに相当するのではないかと思っている。その昔、少しだけ読んだことのある業界雑誌「山と渓谷」や「岳人」などによく登場していたように記憶している。
「ミニマム・インパクト」や「エコ」といった語呂のいいコトバは、得てして時間の経過とともに、そのコトバで伝えようとされた本来の意味や、論理からは遠く離れ
「アーメン」や「南無阿弥陀仏」といったコトバのように
「山や、自然界について語るとき」にワサビやカラシのように、適当に散りばめて置きさえすればコト足れり・・・といった風潮も感じてしまうのだ。かといって私たち超シロート登山者だけが、役にも立たぬゴミばかりを撒き散らしているとも思わない。むしろ持ち込むゴミの量そのものはハイラベル登山家などより遥かに少なく、いつもチリひとつ残さず持ち帰っているつもりだ。それにルートファインディングを「人生」の高みにまで持って行けてしまうハイラベルな意識や精神の持ち主なら、誰かが巻きつけた赤テープにつられて思ってもいないルートを歩いてしまったことくらいでボヤクこともないし、むしろ楽しいことであるハズ。ベテラン登山家風のこの人も、エロボケ風にまとめ(曲解)てみれば、赤テープなどは邪道で、向上心無く山歩きするモノ、GPSなどゴミにならない機材を持てないビンボー登山者は消え去れ!と言って居られるようなのだ。この方の意識の中には里山歩きだけでいい。また、時々新しいルートを造って楽しみ嬉しがっているだけでいい。ハイキングにうぶ毛の生えたような山歩きだけでいい・・・といった超シロート登山者は数の内に入っていないらしい。極論かも知れないけれど「私たちの住む国土は、水面から突き出た山の一部分に人間が色んなモノを持ち込み、積み上げたり掘り返したりして成り立っているのではないのか!?これらのことと
“ミニマム・インパクト”などという、一見恰好いい風のコトバや行為と、どう折り合いを付けるつもりなんでしょうかねぇ」と、今夜もまた、ボヤキ続けたくなっているエロボケ老人の夜は長いのです。
◆赤テープ考(趣深山)・・・より抜粋転載
「テープを含めて、私製のあらずもがなのの指導標には、私は自己顕示の臭みを感じて好きにはなれない。山は登らせてもらったことを感謝し、なにも残さずにそっとたち去るのが本当ではないだろうか。」
横山厚夫 「低山を歩く」1995年6月 山と溪谷社
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☆所詮はゴミ
最近どこの山域でも 登山道に沿って 木の枝などに 赤いビニールテープが 付けられているのをよく見かけます。
登山者が目印にしたのでしょうが、これらが 本当に 必要なのか よく考えてみる必要があります。結論的にいえば赤テープといえども 所詮人間の 持ち込むゴミの類で,山へ持ち込んだゴミは自分で持ち帰るべきだと思います。
回収した赤テープ。山を汚すゴミになるだけで、残置 赤のビニールテープなどは付けた人が回収すべきものです。赤テープをつけて回収するなどすれば問題ないのですが、赤テープなど残置する行為が問題なのです。
もし回収が不可能ならば 原則的にテープなど付けないことです。どうしても付けたいというのなら、
せめて自然に還元しやすい 綿の赤布または生分解性プラスチック使用の テープ類ぐらいにしてほしいのです
「赤テープを付けたがるのも 有名観光地で 記念物に落書きするのと 同じ自己顕示の心理がもとで、変なたとえですが、犬が自己の勢力範囲を示そうと、放尿するのとまるで、一緒に思えるのです」
「大勢の登山者が入山している現状を考えると、山域とかルートとかにもよりますが、理想的な考えだけでテープ問題はすぐ解決できないのが実態でしょう」
「大勢の登山者がいても、その経験も技術レベルも上から下まで色々です。山域とルートに段階的な差を付けて、コースの整備状況やルートの難易度に応じた対応が必要でしょう。そしてその上で、テープとか私設標示類は撤去していいものと、当面は有ってもいいだろうという二通りに分類して、みる必要があるでしょう」
「当面直ちに撤去していいのは、明らかに人々を 誤った方向や危険な方へ導いていまうもの」
「そもそも 山の楽しみの一つにルートファインディングがあるのです。その楽しみは 奥深いもので、 じっくり地形を観察しルートを 見つけながら行くことで、歩いたところが道になるところで山登りが人生にたとえられることにもなります。赤テープ、赤ペンキ、石積みケルンなどのマーキングは、あとからくる登山者にそのルートファインディングの楽しみを奪う結果になるのです。地図磁石だけでなく最近は高度計やGPSなども普及し、現在地確定はそんなに難しくありません。ミニマムインパクトで自然に親しむのは痕跡を残さない基本です」
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
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