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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

コイに恋してコイ狂い・・・

若狭・世久見若狭・世久見 舞鶴若狭自動車道を無料で走る最後のチャンス・・・と待っていた好天。再び、早朝より若狭へ。何処という、あてもなく出掛けたのは今回も大鯉倶楽部大鯉倶楽部同じではあるけれど小浜西ICを出てからは躊躇することなく東へ・・・。その昔、訪ねたことのある“三方五湖”が腐りかけたノーミソの片隅でキラリ、観光バスの後をついて走っていたら途中でバスは脇道へ。道路地図は持っているけれど自分の居場所が解らなくなり、スーパーの前で、お好み焼きの準備をする兄ちゃんに尋ねたら「向こうの大きな橋を渡りすぐ右折、最初の信号を左折すれば“ウメ街道”に出るのでそれをどんどん行けばいいですよ・・・」教えられた通り、行けども、行けども肝心の「ウメ街道」なる標識は一向に表れず、間違えたか?などと躊躇しているうちに美しい海の見える道に出た・・・三方五湖もいいけれど、この美しい海辺の景観を見捨てる手はない!車をそのまま走らせていたら海のよく見える東屋で食事をする人があり、道を尋ねたら「この先の三叉路で集落へは入らずに右折、トンネルを抜ければ三方五湖へはすぐだけれど、高いカネを払うほどの価値はない“レインボー道路”には入らず、一般道をそのまま進めば行き止まりにはなるけれど、常神半島の先まで行かれたらいいと思いますよ」と教えてくれたのはこの辺りへよく来ている釣り客らしい・・・地形図を持たずに初めての山に入るのと、似てはいるけれどチョッピリ違う、出たとこ勝負の気まぐれ旅・・・コレはまた、快感なのだった。大鯉倶楽部大鯉倶楽部教えられたトンネルをぬけると両サイドに梅園が広がる道路に出た・・・どうもコレが“ウメ街道”らしい。のどかな田舎の景色をを眺めながら暫く行くと右手に湖が見え始め、パーキングエリアに駐車して休憩・・・
大鯉倶楽部大鯉倶楽部数人の賑やかな人集りを覗いてみたら釣り人が何か釣り上げたらしい。水際で魚をすくい上げるところなのだった。無事すくい上げた魚を外している親父さんに「コイですか?」と尋ねたら「フナだよ・・・」という。コレがフナ!?こんなデカいフナを見るのは初めてなのだった。約40cmはあり、ところ変わればナントやら・・・一人前のチヌぐらいはあった。針を外すとすぐに水へ戻してやるオヤジさんの話では“メーターオーバーの鯉”を釣り上げるのが目的なのだという・・・またまたオドロキ桃ノ木・・・、1mを超える鯉がいることも初めて知った。「そんな大物がいるんですか?オヤジさんも釣ったことあるの?」と尋ねたら、待っていましたとばかりに“所沢ナンバー”のRV車を開け、ぎっしり詰め込んだ釣り道具やら生活道具の中からヨレヨレになったポケットアルバムを引っ張り出し見せてくれたのがblog掲載の写真・・・5月6日に家を出て約3週間“メーターオーバーの鯉”を求めて流離サスラっているというのだった。見せて貰った大鯉倶楽部大鯉倶楽部
アルバムの記録では釣り上げた1m近いものは約20本、その内メーターオーバーは確か3本はあったと記憶している。メジャーをあてた写真だけが「証」になり、三方五湖の鯉と琵琶湖の鯉はスタイルが違うともいい、三方五湖のものは尾鰭ヒレが短くてズングリ、ポッテリしいるが琵琶湖のモノはスッキリと伸びている・・・三方五湖はどこかで海とつながっているので食べ物が違うという・・・三方五湖では生臭いものも食べているが、琵琶湖では淡水の水苔など淡泊なモノしか喰っていないからだとも教えてくれた。“大ゴイ倶楽部”という本があり、そこで情報交換やら獲物比べの自慢大会のようなことをやっているらしいのだ。賑やかな声にすぐ近くで釣り糸を垂らしていた“メーターオーバー狙い”のオヤジがまた一人やってきた。このオヤジさんは茨城から来ているらしい。木陰の車にはテレビのアンテナまで取り付けている・・・いやぁ、オヤジさん達のいい顔を見ていたら、家や家族のことを訊くなど野暮臭くて切り出す気にもならない。また一人、尼崎ナンバーのスクーターに乗った親父がフラリと立ち寄ってきた・・・親しみの持てるいいオヤジさんで、この夏は北海道へ渡りアチコチ野宿しながら回る計画があり、そのトレーニングに若狭へやって来たというのだった。久しぶりに、いい顔をしたオヤジさん達に出会い、別れるのが名残惜しかったけれど「また、何処かで・・・」と挨拶したら「明日の雨が楽しみなんだよ・・・」と軽く手を上げると白い歯がこぼれた・・・コイに恋するコイ狂い・・・素晴らしいオヤジたちに乾杯!!

◆特集1
いま一番メーター鯉に近い湖「三方五湖」

(大ゴイ倶楽部2011 2月26日発売!! )
◆青魚とは?(青魚倶楽部)
◆草魚とは?(ソウギョ倶楽部)






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束心蘭の花・・・

ソクシンランソクシンラン イシモチソウの花を見に行った日、駐車場近くの笹が刈り込まれた辺りにこの花だけが目立つように咲いていた。ソクシンラン(束心蘭)ユリ科 ソクシン
ソクシンランソクシンランラン属の植物でランと名付けられてはいるけれどユリ科の植物。細く立ち上がった茎に、遠目には、とても花とは想ええないような、小さな花が咲く。白内障の肉眼では、とても確認できないけれど、レンズを透せば少し毛羽立ってはいるが可愛い花が確認できる

◆ソクシンラン(-西宮の湿生・水生植物-)







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イシモチソウの花が咲いた・・・初夏。

イシモチソウイシモチソウ イシモチソウの花が咲いた。過去の記録を調べ、同じ日に同じ山へ出かけたら、やはり咲いていた。昨年は暑さが厳しくて熱中症になりそうイシモチソウイシモチソウな状況でもあったけれど、今年は寒い日があったと思えば、また熱い日があるといった風で、条件はかなり違っていたように思う。それでも同じ日に開花するとは驚
イシモチソウイシモチソウいた。“草花火”と勝手にネーミングして楽しんでいるイシモチソウの葉には、長い腺毛があり、小さな虫を粘液球でとらえ、消化・吸収する食虫植物な
イシモチソウイシモチソウのである。初夏に小さな白い花を咲かせる。虫媒花でありながら、虫を食べてしまうというのは矛盾しているようにも想えるが、食べる虫と花を訪ね、授粉の媒介をする昆虫の種類が異なるのかもしれない。真夏には休眠し、枯れてしまう。今年は訪れている虫も昨年より少ないように思う・・・気象条件が昨年とはかなり違う今年は、開花時期と昆虫の発生する時期がずれ、開花と昆虫などのタイミングがすべて狂ってしまったように想う・・・因みに兵庫県レッドデーター Cランク種でもあるらしい。

◆モウセンゴケの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)

◆イシモチソウ モウセンゴケ科 モウセンゴケ属( -西宮の湿生・水生植物-)


















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原発銀座・・・若狭・大飯町

小浜湾小浜湾 原発銀座の一画、若狭小浜湾をフラリと訪ねた・・・何日だったかがどうしても具体的に思い出せない・・・別に思い出せなくても仕事に関わりがあるわけでもなし、どうでもよくなってしまうコトからボケに突入していくのかも知れない。寒かったり雨が降ったり、風が強くなったり、変わり目の複雑な天候の隙間を狙い快晴の朝、早く出かけた。問題の原発が気になって出かけたわけでもなければ、コレといって特別に小浜湾小浜湾見たいモノがあったわけでもない・・・舞鶴若狭道の無料期間が終了する5月末までに、“無料で走れるうちに走っておこう・・・どうせタダなら最終IC小浜西
小浜湾小浜湾まで・・・”という下世話な気分からなのだった。ICを出てから、R27を経て海べりのローカルな道(丹後街道)を西へ・・・雨に洗われた新緑が海に映え、
小浜湾小浜湾海鳥の鋭い声がクリアな景色に突き刺さる・・・数分前とは別世界に暫しウットリ。とても原発銀座の一画などとは想像もできず、小浜の海を深呼吸
小浜湾小浜湾しながらゆっくりと回り、隣の大飯(おおい)町辺りで国道脇の広い駐車場に入り・・・乗り入れ禁止の赤いコーンを強引に除けて・・・広い砂浜を眺めながら休憩していたら、すかさず職員がやってきて説明、ここは長井浜海水浴場(人工砂浜)でシーズンしか開放せず、現在は休日だけ開け、駐車料500円取っているという話だった。車の神戸ナンバーを見て、「観光ならこの先に見える大島半島の赤礁(あかぐり)崎へ行かれたらいいですよ、清掃料として100円払えば一日遊べますよ」と丁寧に教えられた通り、赤い“青戸の大橋”を渡り“大飯原発”手前を右折、赤礁オートキャンプ場から奥へ、人気の全くない公園へ入り、三階建ての東屋風展望台の最上階で昼食、昼寝、散歩などでほぼ半日を過ごし、綺麗な夕陽を眺めながら帰途についたけれど、“原発”が設置されるところは、何処も風光明媚な所ばかり・・・どうしてこうなるのか。“原発銀座”のお膝もとには、どう見ても似つかわしくない、立派な施設や建造物が目立つのは「高額安全補償費=高危険度」というお決まりの図式なのだろう。ずっと前に行った高浜も、今回の大飯も“原発”に近づくに連れ、独特の異様な空気感に圧倒されるのはコチラの先入観のせいだけとは想えず、“声高に安全”を叫ばなければならぬほど“危険なモノ”であることは確か。大飯原子力発電所へのトンネルの手前にエル・パーク(エル・パーク・おおい [関西電力])という原子力発電のしくみを、「楽しく知ることができる“原発PR館”」があり、覗いてみようかとも思ったけれど時間の都合で行かなかった。原発PR館はともかく、若狭には高速道路が無料の間にもう一度行ってみたい。

 海風よ 静けきときの 心地よく 
      
       まなざし遠く はるか夢みて
・・・秋の月

          No.2001.秋の月 >  こんなに美しい海
                 (あしアト do_On!)より転載しました。












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野に咲く花のように・・・test・・・a cappella・・・・・in chapel



てすとテストtest

a cappella・・・・・in chapel






Pink Martini featuring Jimmy Scott - Tea for Two
(guest) voice of Jimmy Scott !
















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野の花・・・初夏の花

ハルジオンアメリカフウロウ 野に咲く夏の花も次から次へと咲き始めている。ハルジオン、アメリカフウロ、ヒメフウロ、ニワゼキショウ・・・外来種もそれなりに勢力を拡
ヒメフウロウニワゼキショウ大し、野原も少しずつ変化しているようにも見受けられる今日この頃、昔からある、我が国原産種が、外来種より優れていて、生命力の強い外来種が厚かましくて品がない・・・とまでの偏見は持ち合わせていないけれど、昔から馴染みのある野の花が徐々に姿を消し、あまり見ることがなかった外来種が逞しく増殖していくのを目の辺りにすれば、消え去っていくモノに哀惜の想いを寄せるのも無理のない話ではある。環境が変われば生態系も変わる・・・当たり前のことがアタリマエに起きているだけのことなのだけれど“ヒトの想い”はそれなりに複雑であるのも確かなのだ。

◆ハルジオン(キク科 ムカシヨモギ属)(Y.HADA'S Home Page)
◆アメリカフウロ(フウロソウ科 フウロソウ属)(Y.HADA'S Home Page)
◆ヒメフウロ シオヤキソウ ( フウロソウ科 フウロソウ属 )(Y.HADA'S Home Page)
◆ニワゼキショウ(アヤメ科 ニワゼキショウ属)(Y.HADA'S Home Page)
◆フウロソウの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)

<ハルジオンとヒメジョオンの簡単な見分け方>
■つぼみ
 つぼみを見てみましょう。
 ハルジオンはつぼみの頃おじぎをしたように花序がうなだれ、濃いピンク色をしており、ヒメジョオンは花はうなだれません。
■花期
 花の咲いている時期を見てみましょう。
 ハルジオンは4月~7月にかけて花を咲かせ、ヒメジョオンは6月~10月にかけて花を咲かせます。
 ハルジオンのほうが咲き始めるのは早いです。
■葉
 葉のつき方をみてみましょう。
 ハルジオンは葉の根元が茎を抱き、ヒメジョオンは茎を抱きません。
■茎
 茎をナイフで輪切りにしてみましょう。
 茎の真ん中が空洞のようになっているのがハルジオンで、スポンジ状の白いものがつまっているのがヒメジョオンです。

◆奈良教育大学植物図鑑











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咲き始めた初夏の花・・・

キンランキンラン 以前からよく歩いている里山を久しぶりに歩いたら、いろんな花が姿を現し、もうそんな季節になったのかと移ろう季節を想う。笹や雑草の中からシライトソウギンラン姿を見せ始めたキンラン、ギンラン、シライトソウ・・・今年はこんな所に現れたか・・・少し窶ヤツれてはいるけれど、それなりの美しさは見せてくれる。キンランは、花の唇弁には赤い筋が入り、よく目立つが、ギンランは地味で、花もほとんど開かない。この時期に咲くエビネ類と混同されて採取されるらしいが、この花は「菌根菌」と呼ばれる菌類と共生する特殊な生育形態を持ち、菌に対する依存度が強く、この「外生菌根菌」は林下等の特殊な土壌にのみ生息するので、この花を採取して移植しても家庭で育てる事は不可能と言われている。夏に咲く花も少なくはない。これから暫くは、初夏から夏の花が咲き揃い楽しませてくれる筈。

◆菌根菌のこと(雑学ー菌根菌)
◆外生菌根(外生菌根とは - Weblio辞書)
◆キンラン(金蘭)(神戸・六甲山系の草本図鑑)
◆ギンラン(銀蘭)(神戸・六甲山系の草本図鑑)
◆シライトソウ(白糸草)(神戸・六甲山系の草本図鑑)










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丸葉崑崙草(マルバコンロンソウ)の花・・・

マルバコンロンソウマルバコンロンソウマルバコンロンソウ アブラナ科 タネツケバナ属 【植物図鑑・撮れたてドットコム】という草本がある。漢字では「丸葉崑崙草」と書くらしい。「丸葉」はともかく、馴染みのない漢字ばかりが並ぶ・・・中でも「崑崙コンロン」が気になり調べてみたら、下記のようなことらしい・・・ということまでは解っても、何故「崑崙草」と名付けられたのかは何処にも書かれてはいない。「アブラナ科の基本数は4」ということがある。アブラナ科の基本数は4であり、花弁数は4である。花の姿が十字状であるのでキリスト教の十字架を連想させ、キリスト教圏では意味(こじつけ?)のあるアブラナ科(植物生態研究室(波田研))なのだった・・・というアブラナ科の特徴を最近憶えたばかりなのだけれど、このアブラナ科がややこしい。なかでもタネツケバナ属には似たものが多くてシロートにはどれも同じに見えてしまい、知ろうとする意欲も萎えてしまう。

【崑崙(コンロン)】
中国古代の伝説上の山。中国西方に位置し、黄河の源と考えられた。崑山。 「崑崙山脈」の略。 中国の西方にあり、黄河の源で、玉を産出し、仙女の西王母がいるとされた。崑崙山脈とは - パミール高原南部からチベット高原北部にかけて東西に連なる山脈。長さ約2400キロメートル。6000メートル以上の山が200以上ある。 崑崙奴(こんろんど)とは、アフリカ系黒人に対しての呼び名である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


◆マルバコンロンソウ(マルバコンロンソウ-関西の花・春の花・兵庫県-)
◆タネツケバナの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)









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花咲く谷桔梗・・・

タニギキョウタニギキョウ 昨年、大屋町の天滝へ出かけたときに見たタニギキョウ・・・花期もすでに終盤に入っていたようで、ただ一本だけの花を撮影したまではよかった
タニギキョウタニギキョウのだけれど、何の花なのか同定も出来ずに持ち帰り、調べてみたら「タニギキョウ」なのだった。タニギキョウなら以前にも撮ったこともあった筈なのに記憶から完全に消え失せていたのだった。耄碌するというのはこういうコト・・・慣れてしまえばどうってコトもないからよくできている。こんなコトがあって以来タニギキョウの写真をザックに入れ、それらしい葉を見れば写真と見比べ、花期になれば、ここは一見の価値あり・・・とマークした場所が数ヶ所あり、そのうち的中したのが六甲山の北タニギキョウタニギキョウ側、有馬温泉から少し登った辺りに数ヶ所の群生地があった。微かに出たツボミを見て以来、一週間後に再度訪ねてみたけれど、タイミングがややズレたか閉じた花を数本確認しただけで後日に期待し引き上げてきたときの画像が上の4枚なのだった。それ以後、咲き誇っている頃を見計らい訪ねてみるけれどタイミタニギキョウタニギキョウングが合わず、他の花を見るのが目的で訪ねた丹波の里山で美しく咲いているタニギキョウに偶然出会い、群生とはいかないけれど見事に開花した小さな花「タニギキョウ」にこんな所でお目に掛かるとは・・・ひとつの花に、これほど集中して一年間を過ごしたことは未だかつてなく、感激もひとしおであったことは言うまでもない。また、ひとつの花の生育環境などについて、これほど調べたことも初めて・・・勉強したなぁ。まだ、天滝と六甲山に楽しみは残っている・・・。











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ハジけたら、また閉じる花点草の花・・・

カテンソウカテンソウ カテンソウ(花点草)イラクサ科 別名:ヒシバカキドオシ(菱葉籬通)という草本がある。春早くから初夏の頃まで畦道などどこででも眼に止まる
カテンソウカテンソウ草本で、花とも思えぬ小さな花を付ける・・・カテンソウ属には識別に戸惑うような似た種類はないらしい。また、カテンソウの花粉は風媒花(風媒花と虫媒花)の花粉の中でも極小で、花粉が小さい分、それだけ空中に長く留まっているので背丈の低い花でも、風が少し吹くだけで雌花まで到達できるということらしい。また、風媒花なので華やかな花をつける必要もなく、雄しべを反転させて花粉を飛ばす構造をもっていて、花粉を飛ばした後はまた閉じるのだという。開花状態のカテンソウをあまり見ないと思っていたらこんなワケがあったのだ。数ミリという極小の花にもこんな仕掛けがあったとは不思議いっぱいの生きざまに興味は尽きることがない。








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藪人参の花

ヤブニンジンヤブニンジン ともすれば、あまりに小さいので見過ごしてしまいそうな花なのだけれど、よく見れば、冷たい火花を散らす線香花火のようで、なかなか可愛い花なのだ。“雑草の花”として片付けるには忍びない味のある姿の草本ではある。ヤブニンジン(藪人参)別名はナガジラミ、セリ科 ヤブニンジン属で、生薬名を藁本[コウホン]で、根を煎じて頭や腹の鎮痛剤として用いる。


◆ヤブニンジン(-関西の花・初夏の花・西宮-)








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キツネアザミ・・・似てはいるけど薊ではない

キツネアザミキツネアザミ 花(サクラ)の季節に突入して以来、アノ花、コノ花・・・と右往左往しているうちに季節は巡り、気付けば初夏・・・。ヒョッコリ現れた写真を見
キツネアザミて、2,3週間前に撮り、忘れていた草本を思い出し、もう花が咲いているのではないかと同じ場所へ再度出かけてみたら花茎を伸ばし蕾が膨らんでいた。上段左の画像のように、巻きつけるように立ち上がった白い葉裏が目に止まり撮影はしたけれど、同定もままならず、お尋ねサイトに尋ねてみたら「キツネアザミ」とのこと。←左の画像が現在の姿、といっても数日は過ぎているので、もう開花しているはず。和名のキツネアザミ(狐薊)は、花がアザミに似ているので、狐に騙されたということからつけられた・・・というキツネに摘まれたような話なのだ。葉の裏には白い毛が密生していて、アザミのような刺はなく軟らかい。薊の花に似てはいてもアザミの仲間ではなく、一種一属のキク科キツネアザミ属であり、史前帰化植物(植物生態研究室(波田研))であるとも言われている。空き地の雑草も日々変化していて、暫く眼を離していたら何がなにしてなにやらサッパリ解りマヘん!あ~しんど・・・。











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大樹の抱擁、花心に接吻・・・雪衣とく山にて

イワウチワイワウチワ 少し大袈裟に言えば・・・そこは狂気と優しさに充ち満ちて、雪衣とく色香も妖し早春の山・・・と、いうことにでもなりましょうか・・・。先日投稿さ
イワウチワイワウチワれたNo.1986.秋の月 > グループで岡山県、伯州山を登りました(あしアト do_On!)の短文に触発されて Cacoさんに尋ねてみたら、リハビリ中の軟弱ジジーでも楽に歩ける山であるコトと、イワウチワを観るなら今が最高!・・・グッド・タイミング!であると聞き、ついでに案内まで依頼したら、「・・・近々、もう一度行ってみたい!と思っていたところ・・・」と、急遽、知人夫婦と4名で岡山・伯州山へ出かける伯州山伯州山ことになったのだ。岡山の山も出かけなくなってから久しい。少しは下調べをしておこうとネットを泳ぎ回っていたら、暫くご無沙汰している山ちゃ
伯州山伯州山んのブログ⇔2011年04月24日 岡山の伯州山、イワウチワを愛でる!(かみかわ登山日和)に辿り着き、懇切丁寧な記事でお馴染みの山行記録も参考にさせてもらった。播州から丹波地域を主に歩き回っている今日この頃、久しぶりに岡山、鳥取の県境辺りまで来れば、さすがに季節が少し戻ったような雰囲気もあり、雪解け水の音を聞きながら歩くブナ林は心和む。若葉のパステルグリーンが山肌に映え、白内障に曇りがちな目も洗われて気分も軽く、山ちゃんのblogからプリントアウトさせて貰った地形図を手に駐車場→遊歩道周回コース→滝谷コース→山頂(1045m)→新コース→遊歩道周回コース→駐車場歩いたのだけれど、さして厳しイワウチワ伯州山い登りがあるわけでもなく、軟弱ジジーにはおあつらえ向きのリハビリコース?なのだった。「イワウチワの山」として知られているのか、山頂は伯州山イワウチワ
昼食をとる人たちで大賑わい・・・下山に歩いた新コースは、足に絡むピンクや白のイワウチワを蹴散らし踏み付けながら歩く、まさに「岩団扇ロード」なのだった。尾根筋から斜面に眼をやれば笹の陰にビッシリと群生するイワウチワ群団がそこかしこに見え、これだけの群生するイワウチワを観るのは初めてで圧倒される。イワウチワイワウチワ駐車した赤和瀬集落 最奥の民家辺りまで下ってくると田んぼの畦にキクザキイチゲがごく当たり前のように咲いていたり、採る人もいないのか、辺り一面にフキノトウが伸びたままで群生していたり・・・自身の日常が逆
渓流キクザキイチゲ転したような、時間の流れとモノの在りように身を任せながらゆったりと過ごす山村・・・春の午後なのだった。

















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蔦葉海蘭の花・・・

ツタバウンランツタバウンランツタバウンラン(蔦葉海蘭)別名:キンバラリア、ツタガラクサ(蔦唐草)ヨーロッパ原産の帰化植物。
 ウンランと名の付く花もウンランマツバウンラン、ツタバウンランなど、いくつかあるが、属名を代表するウンラン以外は総て帰化種らしい。林縁の溝に匍うようにして咲いた花はサギゴケにも似ているが葉が蔦に似ているので蔦葉海蘭(ツタバウンラン)と名付けられたとか。いずれにせよ、この花も初めてお目に掛かる花なのだけれど、石垣を匍い水際に咲く姿は、なかなか可憐・・・。








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クサノオウの花が咲いた・・・

クサノオウクサノオウクサノオウ(ケシ科 クサノオウ属)
この植物を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄、丹毒(瘡クサ)を治す薬草としての王、薬草の王様 
クサノオウクサノオウという意味で草の王・・・など、古代ギリシャでも神話と共に薬用とされた記述があるらしく、洋の東西を問わず古くから薬草として利用されていたようである。クサノオウの乳液はアヘンと似た作用を持つアルカロイドを含み、鎮痛等の効果があるとされ、「白屈菜(ハックツサイ)」という生薬として知られている。作家の泉鏡花は、胃がんで苦しむ師・尾崎紅葉のためにクサノオウを探し回ったことがあり、その顛末は鏡花が1903(明治36)年10月に書いた「白屈菜記」に詳しく記されている。ただしクサノオウは毒性が強く、昏睡や呼吸麻痺を起こす危険があり、鏡花も「白屈菜記」を「…くれぐれも素人手に、みだりに用ゐたまひそとよ。」と結んでいる。


◆尾崎紅葉、辞世の句

「死なば秋 露の干(ひ)ぬ間ぞ 面白き」・・・・尾崎紅葉

死ぬのなら秋がいい。それも秋草に降りた朝露の乾かない内に死にたい

                         ・・・・・と願った。












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可憐な花・・・東国鯖の尾

トウゴクサバノオトウゴクサバノオ 魚の名前が付けられた草本・・・に出会った。「トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)」、“鯖の
トウゴクサバノオ尾”とは、カエデのように2枚のプロペラ状の種子が、鯖の尾に似ていることからということと、関東地方に多く見られることから付けられた名前と言われているけれど、どこかムリがある。花はニリンソウにも似た可憐な花なのだけれど、クリーム色の花弁に見えるのは萼片で5枚ある。花弁は中にある黄橙色のもので、蜜腺化していて、雄しべは15本くらいある。花は下向きに咲くものが多いが、横向きや上向きのものもあり、天気が悪いと開かない。

◆トウゴクサバノオ(-関西の花・春の花・兵庫-)














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今ハ昔、・・・羅生門蔓の花・・・

ラショウモンカズララショウモンカズラ「ラショウモンカズラ」という名前は、よく聞くので記憶にはあったけれど、咲いた花を目の辺りにするのは初めてなのだった。どちらかと言えば妖しげな
ラショウモンカズララショウモンカズラ花で、その色やカタチから不思議な空気を醸し出し、見るモノを誘い込むような雰囲気がある。「羅生門」といえば「今ハ昔」の『今昔物語集』にある

・・・・・「この方は、わたしが仕えていた人です。昨日亡くなられましたが、誰も弔(とむら)いを出そうとしません。やむを得ず、ここに運びました。」
「髪の毛を引き抜いていたな、どうしてだ。」
「きれいな長い髪で、上等な鬘(かつら)になると思いました。売れば幾らかの足しになると思いまして。お許し下さい。命だけはお助け下さい。」老婆は命乞いをしました。
「それなら、その髪の毛とお前の主の着物をよこせ。そしたら助けてやろう。」
老婆は、震えながら、何とか死体から着物を剥ぎ取ると、盗人(ぬすっと)に渡しました。
盗人は冷ややかに言いました。
「お前のもだ。」
老婆は着物を脱ぎました・・・・・
羅生門(日本昔話)

・・・・・こんな話からきた「【鬘】かずら」・・・かと思っていたら「【蔦】【葛】つた、かずら」の「かずら」で、

・・・・・ そういって、綱が娘に手をさしのべたとき。
「ギャハハハハハッ・・・」
 とつぜん、娘は鬼のすがたにかわったかと思うと、ものすごい力で綱の首をしめつけました。
 そして手をはなすと、あっというまに空中高くまいあがります。
「おのれ! きさまが羅生門の鬼であったか」
と、刀に手をかける綱。
「アハハハハハッ、いまさらジタバタしたって、おそいわい!」
 綱は、鬼のいっしゅんのすきをついて、そのうでめがけて切りつけました。
「えい!」
「ウギャァァァァッ!」
 綱の刀は、鬼のうでをみごとに切り落としました。
「むむっ、くそっ! 綱よ、おぼえておれ。そのうで、七日間だけきさまにあずける! その間に、かならずとりもどしにいくからな!」
 鬼はそうさけぶと、空高くまいあがっていきました。
 切り落としたその鬼のうでは、はがねのようなごつごつした太いうでで、はりのような毛が一面にはえています。
 そのうでをなかまに見せると、なかまたちは口ぐちに綱をほめたたえました。
 だが綱は、このうでを七日間、鬼から守らなければなりません。
・・・・・
羅生門の鬼
( 京都府の民話 <福娘童話集 百物語 日本のこわい話>)

この話から、羅生門で切り落とした鬼の腕に、毛むくじゃらのこの花をたとえたと言われている。









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山藍の花・・・

ヤマアイヤマアイヤマアイ(トウダイグサ科 ヤマアイ属) これも初めて見る植物で渓谷沿いの湿潤地にひっそりとあった。小さくて見慣れない花が目に止まり、取り敢えず撮ってきたけれど、調べてみればいわく付きの植物で、和名の山藍(やまあい)は、タデ科のアイが畑で栽培されるのに対して、山地に産することから「山藍」と名付けられたらしい。染色素材として古くから使われていて、一般的な藍染めの材料となる植物はインディゴ(indigo)色素を持つ植物全般で、特にジーンズの染料となった印度藍が知られているが、日本の藍染ではタデ科のタデアイ(蓼藍)が古くから用いられている。宮中の儀式で、現在まで引き継がれている大嘗祭(だいじょうさい)ではこの「山藍」で染められた小忌衣(おみごろも)を着用するならわしになっているそうだが、ヤマアイ「山藍」には藍色成分に染まるインディゴ(indigo)色素は無いので「藍色」に染めることは不可能であり、それは「緑色」ではなかったか・・・といった説に敢えて挑戦を試みた話は興味深く読ませて貰った。

やまあゐ   高橋虫麻呂 巻九 1742
   
しなてる片足羽川のさ丹塗の 大橋の上ゆ紅の赤裳裾引き 
山藍もち摺れる衣着てただひとり い渡らす児は若草の夫あるらむ

「読み」しなてるかたしばかわのさにぬりの おおはしのうえゆくれないのあかもすそひき やまあいもちすれるきぬきてただひとり いわたらすこはわかくさのつなあるらん

「歌意」片足羽川の赤い橋の上を、紅花染めの赤い裾を引き、山藍のもち摺りの衣着て渡っていくあの娘には夫があるのだろうか、それとも・・・

山藍で布を染めた「青摺(あおずり)の衣」とは、実際にはどんな色合いだったのか?

◆ヤマアイの古代染め(ヤマアイ)
◆万葉の山藍染め
◆毒草ヤマアイ
◆トウダイグサの仲間





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スズシロソウ・・・

スズシロソウスズシロソウスズシロソウ(アブラナ科 ヤマハタザオ属)
サクラの満開以降、花の季節のめまぐるしさに右往左往・・・二週間も前に撮っていた
スズシロソウ花、スズシロソウを忘れていた。氷ノ山を源とした渓流、天滝渓谷の急斜面にその姿を見せるスズシロソウも今回初めてお目に掛かる植物なのだった。近畿以西の本州から琉球に分布する多年草で急傾斜地や崖などに生育すると解説にある通り、湿っぽい斜面にへばり付くようにして小さな花を咲かせていた。花は2月の終わり頃から咲き始め、5月頃まで咲くらしい。スズシロソウは、花と同時に根元から匍匐枝(ほふくし)を伸ばし、広がって群落を形成するのは、定着しにくい急傾斜地で確実に子孫を残すための戦略でもあるらしい。エンレイソウ属の基本数が3であったように、アブラナ科の基本数は4であり、花弁数は4である。花の姿が十字状であるのでキリスト教の十字架を連想させ、キリスト教圏では意味のある仲間であるとか・・・話がココまで来ればチョットしんどいけれど、なんだかんだと言っているうちに日が暮れる・・・因みに、アブラナ科の植物には、作物として品種改良されたものも多く、ダイコン・カブ・アブラナ・ミズナ・コマツナ・ハクサイ・カラシナ・キャベツ・カリフラワー・ブロッコリー・ハボタン・クレソン(オランダガラシ)などがある。ワサビもこの仲間であり、日々お馴染みの植物も多い。

◆ハタザオの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)










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延齢草の花・・・

エンレイソウエンレイソウ イカリソウの花を撮りに行ったら、エンレイソウ(延齢草)が群生していた。エンレイソウも不思議な姿をした植物だという程度の知識だけで現在に至っているのだけれど、見れば見るほど不思議な姿をしている。誰がデザインしたという訳でもないのに見事なスタイルには驚かされる。エンレイソウも、種子をつくると地上部を枯らす「春植物」の一種でスプリング・エフェメラルとも呼ばれ、“春の妖精”の仲間でもあるらしい。花は、種を落としてから花をつけるまでに15年前後もかかり、一度花を咲かせたあとの寿命は、30~50年ともいわれている。エンレイソウは種間交雑が激しくアカミノエンレイソウ、クロミノエンレイソウ、アオミノエンレイソウなど色々あるらしい。エンレイソウエンレイソウには花弁は無く、花のように見えるのは萼片で、白い花を咲かせるオオバノエンレイソウミヤマエンレイソウには花弁はあり、3枚の花弁、がく、葉を持つことから、エンレイソウ属植物は、「3のユリ」を意味するTrilliumと名付けられていて、別名には、タチアオイ、ヤマソバ、アメフリボタン等の名がある。いずれにしろ不思議な植物で北海道大学の校章にデザインされており、拘りの学者先生も居られるらしい。


◆北海道大学の校章にデザインされているオオバナノエンレイソウ。20年以上にわたる調査の結果、この植物は不思議な一生を送ることがわかりました(いきものがたり | 北海道大学 理学部 生物科学科(生物学))








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六甲、花山歩・・・

タニギキョウタニギキョウ もうタニギキョウが咲く頃・・・と、タニギキョウを、まだ見たこともない山、六甲山へ花探しの山歩に出かけた。なんとか記憶にとどめているタニギキョウの葉のカタチだけを頼りに、植林地の林縁に眼を凝らすこと約30分、小さな蕾をつけた葉を見つけた・・・取り敢えず撮影だけはしたが確認は出来ず、更に眼を凝らし続けていたら、やや開きかけている花を見つけ、息を吹きかけてみたら少し開いた。これは間違いなく「タニギキョウ」なのだった。ジロボウエンゴサクジロボウエンゴサクタニギキョウが群生する笹の中を覗き込んでいたら、小さなエンゴサクの姿が見える・・・ヤマエンゴサクかと思っていたがよく見れば葉が違う。「ジロボウエンゴサク」なのだった。ヤマエンゴサクとよく似ているので同定には悩むけれど全体的にやや小ぶりという雰囲気があり、葉に特徴があるのでなんとか見分けはつくか・・・。沢沿いのやや湿った場所にシロバナネコノメソウが群生、白い小さな花をふるわせている。ビッシリと密生する葉の中に
jロボウエンゴサクニッコウネコノメソウニッコウネコノメソウがチラホラ眼につく。どちらも初めて見る草本で同属でも異種とは気付かず混同していた。同じネコノメソウ属でもこんな花シロバナネコノメソウシロバナネコノメソウを咲かせるとは知らなかった。タニギキョウを除いて他は、私自身にとって初モノばかりなので、撮ってきた画像の出来映えはどれもイマイチだが“出会い”の感動だけはいつも変わることがない。辺りは、生命イノチ繋ぐため光を求め動き始めた“いきもの”が・・・芽吹き、力の限り囀サエズる。アレやコレやと想いを膨らませながら歩くこの日の山ミチは、さながらエロボケ老人“哲学のミチ”・・・か。アカペラ宝船アカペラ宝船やっと辿り着いた尾根筋のミチから見る神戸の景観は一年ぶり・・・好天に恵まれ、休日の六甲は多くの人たちで賑わっていた。昼飯を眺めのいい場所で食べようと六甲ガーデンテラス見晴らしのテラスの最前列に座り食事を始めたら三々五々人が集まり、セットされたスピーカーの向こうに、着飾った綺麗なお嬢さんたちが現れ、何が始まるのかと思ったら女性ばかりのアカペラグループ「宝船」の屋外コンサートだという・・・ちょうど開演時間にかぶりつきに陣取ったということらしい。いきなり「イン・ザ・ムード」でのイントロに昼食もノリノリ気分で始まり、「ケ・サラ(CHE SARA)」「ドレミの歌」「この道」「マシュ・ケ・ナダ(Mas Que Nada)」・・・etcジャズのスタンダードナンバーからカバー曲まで、初めて知った「宝船」はなかなかのモンです。IMG_6161.jpgIMG_6199.jpg美味いタケノコご飯をペロリ、酎ハイも少々(食事を許してくれた「宝船」のお嬢さん方の寛大なサービス精神に深謝)・・・久しぶりのライブハウス気分に心弾む花山歩となった。アトで知
IMG_6196.jpgIMG_6231.jpgったのだけれどアカペラグループ「宝船」のリーダーは三木市出身と聞き、なお親しみが増す。贅沢この上ない“花山歩”となり、ハジけるような余韻を引き摺りながら下る山道は、すでに人影も少なくなり静寂そのもの・・・あの、息を吹きかけた花、タニギキョウは咲いただろうか・・・気になったので立ち寄ってみたら陽の当たらなくなった谷筋で、すでに花弁を閉じ、健気に明日を待つ態勢に入っているのだった。あしたは咲けよ!素晴らしい花山歩に乾杯!













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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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