

単に「苔」と言えども、チョット首を突っ込んでみるだけで、ややこしい話が複雑に絡み合い「苔」を理解するには気の遠くなる・・・生物の起源にまで遡る・・・ような時間が不可欠であるように想えてくるから凄い!「たかがコケ、されど苔・・・」なのだった。前々回エントリーの「コナアカミゴケ」は、名前に「コケ」と付いてはいても「コケではない地衣類」という生物であることを初めて知った。コケ植物は大きく分けて蘚類(せんるい)と苔類(たいるい)、そしてツノゴケ類に分類され「エゾスナゴケ」は蘚類(茎と葉が明確に区別できる)に入り、”こけ”は小さな植物をさすことばで、古い日本語の「木毛」や「小毛」からできたコトバだと考えられている。コケ植物は、維管束(水や養分の通り道)をもたず、胞子でふえる植物で、スギゴケやゼニゴケの仲間がこれに含まれる。専門用語ではスギゴケの仲間は蘚セン類、ゼニゴケのなかまは苔タイ類と呼ばれている。セン類とタイ類の他にも、田んぼなどで見られるツノゴケという仲間もあり、セン類・タイ類・ツノゴケ類という植物をまとめてコケ植物と呼ぶのだという。あまり気に止めることもなく見過ごしてきた「苔」ではあるけれど、なにやら「不思議をソソル植物」ではないか・・・と好奇のムシが頭をもたげる寒い朝なのだった。

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