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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

秋の野芥子・・・

ヤクシソウ チョウやトンボの姿をほとんど見ることが無くなった野原にスクッと立ち上がる秋の花。実に傷をつけ、出てきた白い液を乾燥させたのがアヘンになり、栽培が禁止されているのは芥子。ケシと葉の形が似ているというのでケシ科ではないのにノゲシと呼ばれるタンポポによく似た植物もあり、これは年中花を咲かせているらしいが、そのノゲシに似た花を春に咲かせるところから、「春の野芥子」と呼ばれているのがキク科のハルノノゲシなのだけれど、一般的にはノゲシのことをハルノノゲシと言っているようだ。そのハルノノゲシによく似ていて、秋に花を咲かせるのが「アキノノゲシ」ということなのだった。同じキク科であってもノゲシ属とアキノノゲシ属、種の違う植物なのだ・・・ところで、元祖“芥子(ケシ)とは関係があるのか無いのか・・・。
アキノノゲシアキノノゲシ  

アキノノゲシは在来種で、日本全土に広く分布し、朝鮮半島や中国大陸にもある。レタスと同じ属なので、新芽を食用にすることもある。キク科植物で、一見、1個の花のように見えるのは、多数の小さい花の集まりである。その小さい花はすべて、花弁の一端が舌状に伸びた形をしている。果実はタンポポのような毛がついていて、秋風に乗って散布される。どの種も1m近く迄高く伸びるのが特徴。頭花は黄色から白、まれに紫で、すべて舌状花からなる。















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秋茜と溝蕎麦

ミゾソバアキアカネ&ミゾソバ いまを盛りと咲き乱れるミゾソバの花に紛れてアキアカネ?が交尾を始めようとしていた。アキアカネと同定するほどの確信があるわけではないが、暑さに弱いため、羽化直後の夏の盛りは涼しい高原で過ごし、秋になって成熟した頃、平地に下りてくるといわれているのを根拠に、この時期に交尾を始める赤トンボはアキアカネに違いない!・・・と勝手に断定してしまったというワケなのだった。右の画像では赤い♂の下方に地味に写っているのが♀で、ミゾソバの上を盛んに縺れあいながら飛び回っていたので多分交尾は上手くいったはずだと思う。アキアカネにも環境変化の波は確実に忍び寄っているらしい。

◆神戸で激減! 最普通種のアキアカネ-(神戸のトンボ)

◆赤とんぼ(アキアカネ)が消えそうです!









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サトクダマキモドキ(里管巻擬)

サトクダマキモドキサトクダマキモドキ(キリギリス科) チョウや昆虫の姿がめっきり少なくなった。木枯らし1号や初冠雪の頃ともなれば、春から続いたイノチ繋ぐ一連の作業も終盤に近づき、世代交代が始まる。緑一色の角張った虫に出会った・・・「サトクダマキモドキ(里管巻擬)」という不思議な名前の虫なのだった。姿はよく見かけていたけれど、こんな名前の虫だとは知らなかった。クダマキといえば、酔ってクダを巻く人を連想するけれど、クダマキとはクツワムシの別名で、地方によりウマオイやヤブキリなどをさすとか。管巻(糸繰り車)→うるさい→クツワムシ→別名クダマキ→ クツワムシに似ている=クダマキモドキといった流れで付いた名らしい。

【サトクダマキモドキ (キリギリス科 ツユムシ亜科)】
 ツユムシに近縁な仲間。全体が緑色で、体は縦長の扁平、触角は長く淡褐色である年1回の発生で、卵で越冬、幼虫は5~6月頃孵化し、樹上や雑草で生活する。成虫の発生期間は8~11月で、雌成虫はチャ樹などの細枝に裂傷をつくり、5~12cm程度の縦長で縦に2列に密接して多数産卵する。

◆サトクダマキモドキの産卵。産卵を見かけるときは常にこのポーズ。キリギリス類は交尾のとき♀が♂から精球(精子が詰められたゼラチン状物質)を受け取る。精子は受精嚢に送り込まれ、余った分は卵巣の発育を助ける栄養分として♀に食べられる。口器で樹皮を齧って産卵管を刺し込み、産卵しながら少しずつ精球を食べているようだ。(石神井公園のクモくも蜘蛛・蟲)

類似する種に前脚が褐色のヤマクダマキモドキがある

寄主植物:チャ、カンキツ、カキ、モモ、ウメ、スモモ、アンズ、オウトウ、リンゴ、ナシ、クリ、ブドウ、ビワ、イチジク、クルミ、クワ、サクラ類、フジ、ツツジ、ヤマブキ、ゲッケイジュ、ネコヤナギ












 



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不可思議な・・・釣鐘人参

ツリガネニンジンツリガネニンジン葉キキョウ科ツリガネニンジン属
(ツリガネニンジン属の植物 )
 この時期になれば、山野の至る所で目にする花、「ツリガネニンジン」がこれほど複雑な植物とは知らなかった。半径1mほどの範囲に画像のような「ツリガネニンジン」が咲いていた。画像は、それぞれ「花と葉」を撮ったモノで2枚でワンセットになっているのだが、花こそ色の濃淡が多少認められるけれど、その姿や形には目立った違いは認められず、「ツリガネニンジン」の可愛い花が咲いているありふれた光景なのだった。ツリガネニンジン葉ツリガネニンジン休憩しながら、暫く観察していたら、葉の付き方や形が微妙に違うことに気付き、“お尋ねサイト”用に撮ったのがこれらの画像なのだった。100mmのマクロレンズしか持ち合わせていなかったのでこんな撮り方しかできなかったけれど、それぞれ花の下には画像のような葉があるのだった。コレだけでも揃えておけば、親切なお尋ねサイトで何らかの回答が得られるはず・・・と、急いでお尋ねしたのが昨日の朝、もう一日が過ぎようとしているというのに未だ回答の気配すらなく、お尋ね投稿したスレッドはドンドン古いページへと送られてしまうばかりで“梨のつぶて”状態・・・あれほどもの知り達が常時散歩しているサイトが、一体どうしたというのか・・・それとも、「ツリガネニンジン」に関するこんな「お尋ねそのもの」が「ナンセンス!」ということなのだろうか・・・!?確かめてみたけれどなんの気配もない。ウラの見えないページに回ってしまうのは時間の問題や・・・現在も「無視」状態が続いている。 「何でも、スグお尋ねサイトに頼ってしまう・・・」というシロートの甘さ、安易さを反省し再度検索、より入念に調べてみたらこんな記述があった。“梨のつぶて”の原因はこの辺りに起因しているらしい・・・ドシロートの悪い癖が出た。
ツリガネニンジンツリガネニンジン葉






・・・葉形の変化は、驚きである。年間を通じての観察が必要である。夏から秋にかけて刈り取られると根生葉を再生し、花茎も再生する。地下に大きな根があり、これに養分を貯蔵している。夏に刈り取られると速やかに地上部を回復する戦略をとっており、刈り取り草原によく適応した方法である。
植物生態研究室(波田研)のホームページ

以前からこのサイトは、いちばん勉強させて貰っているサイトであるのに、今回はどうしたことか抜かっていたようなのだ。ここまで解ればいい・・・「ツリガネニンジンには変異が多い」ということ。早速、お尋ねサイトのスレッドを取り下げにかかろう・・・。

◆ツリガネニンジンの仲間
低地のツリガネニンジン・サイヨウシャジン。
高山性のものとして、イワシャジン・ホオオウシャジン・ツクシイワシャジン・ヒメシャジン・ミヤマシャジン・シラトリシャジン・ミョウギシャジン・モイワシャジン・ハクサンシャジン・ソバナ・ニイタカシャジン・フクシマシャジン・ユウバリシャジンマルバシャジン












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よめな

ヨメナヨメナヨメ 






   はなつむ女ヒトあり いつも野菊のノギク摘む・・・淫蕩火










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姫薊の花・・・

エチゼンアザミエチゼンアザミヒメアザミ
 いつでも見ているような気がするアザミの花を、いつも見るモノとは少し異なるようだからと調べに掛かったけれど、手持ちの図鑑などではとても解決するような花ではない・・・「アザミ」とは、キク科アザミ属に属する種の総称で「アザミ」という種は存在せず、すべて「○○アザミ」という種名になるコトを初めて知った・・・シロートとはコワイものです。だからドンドンおベンキョーもするのです・・・アザミ属には多くの種が属し、日本には百種以上が分布するそうです。アザミ属に多くの種が存在するのは地域ごとに隔離されると、すぐに新しい種が生まれることに起因するらしい。そのため限られた地域にしか分布しない種が多いのも事実で、近年になって発見された新種もあるという。同定するにはややこし過ぎる花なのだった。









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糠黍の ゆれてしばし・・・

ヌカキビヌカキビ
 秋の野山や水辺など、 いたるところで見かけるイネ科雑草・・・と解説にはあるが、初めて見る雑草なのだった。いや、見ていても意識に止めなかっただけなのかも知れない・・・見ているのに時期や環境によっては見えてこないことがよくある・・・この「ヌカキビ(糠黍)」もそんな草かも知れないけれど、フラワーアレンジメントなどに似合いそうな佇まいが眼を惹く。

     糠黍の ゆれてしばし 沢風に・・・淫蕩火









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ほろり桐壷の花・・・

アキチョウジアキチョウジ







   秘めやかに 咲いてはホロリ 秋丁子・・・淫蕩火











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黄花秋桐の花・・・

キバナアキギリキバナアキギリキバナアキギリ目に止まった標識を頼りに、フラリ立ち寄った但馬・猿尾滝・・・予想外の滝の出現にはビックリ。滝壺までの渓流沿いに群生する花があった・・・初秋の山歩きでは、谷沿いの道ばたなどでよく出会う植物の一つで、やや湿った場所に生育することが多い・・・これがキバナアキギリという花なのだった。薄黄の品のいい色の花をジッと観ていたら、眼の位置が下がる、ドンドン下がり首を捻り、いつの間にか下から見上げるようにして花蘂を覗き込んでいる・・・つい、覗き込んでしまうような、不思議な構造をもつ花なのだった。どこかに、この花の構造が解説されていないかと探ってみたけれど見つからなかった。猿尾滝キバナアキギリ長く伸び、釣り糸のように垂れ下がった雌しべの花柱と唇弁の中に赤紫色の頭が2つ、チラリと見えるのが雄しべらしい。でもこの雄しべには花粉はなくて、花粉をつけた雄しべは花の上の方に隠れているのだという。雄しべも雌しべも、元は上部の巻いた唇弁の同じ位置から出ているらしい・・・蜜を吸ってみたという人の話では、「ほんのりとした甘さがあります」ということだった。この蜜はマルハナバチを呼ぶためのもので、マルハナバチが蜜を探して花の奥に潜り込むと、赤紫色の雄しべが押されて、これとつながった花粉を持つもう一対の雄しべが、シーソーのようにマルハナバチの背中に押しつけられる仕組みになっているという。で、次にマルハナバチが別の花を訪れると、背中に付いた花粉が長い花柱に付着するというワケで、何故そこまで仕掛ける必要性があるのか?不可解ではあるけれど、よくできている。











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夏の終わりに、エロトスな生命の営み・・・

カマキリカマキリ 強い陽射しが影をひそめ始めた初秋の午後・・・熱いイノチの営みに没入中のカマキリを発見、しばし観察をしながら撮影を続けるハメになり、間を空けながらとはいえ数時間に及んだけれど、結局は日暮れが近くなりオスがメスの餌食になる場面まで見届けることはならず、繋がったまま持ち帰えれば完結シーンまで見ることが出来るかも知れない・・・因みにこの日観察した結合状態は約4時間に及び、まだ結合状態は継続中・・・などと、未練をタップリ残したまま帰宅。“かまきり夫人”・・・ウワサの妖艶な姿には、お目に掛かることもなく現在に至っているのだった・・・余談になるけれど、ひとたび「蟷螂カマキリ夫人」でweb検索をかけてみれば、でるわ出るわ・・・“五月みどりの かまきり夫人の告白”・・・ほとんどコレばかりと言ってもいいほどなのだった。とにかく、カマキリの交尾の話には、虚実とり混ぜて話題にコト欠くことはない。ニンゲンさまもオスとメスのカンケイに於いては、よほど身に詰まされるコトがあるとみえる。交尾中に、メスに喰われてしまうオスの割合は約50%程度でチマタの俗説ほどでもないらしい。明確なデータはないけれど、両者の体長差などが関係し、体格差が大きいほどオスが餌食にされる確率は高くなるという。メスが自分より小さくて動くものに飛びつくという習性があり、「動くものなら何でも喰らい付く」というのが真相でカマキリは特にその傾向が強いという。オスとメスの目的の違いも大きくて、メスは自分に近づくモノを捕食することが目的。カマキリカマキリ  実際にオスがメスに接近するのは命がけなのだ。メスをみつけたオスは、即座に不動の姿勢をとり、メスが気づかなければ少し接近し、 気づかれたら、また不動の姿勢にもどる。このとき、脚を上げていたら、その姿勢のまま動かなくなる。オスはこんな動作を繰り返しながら一寸刻みでメスに接近していくのだった。 こんな臆病なオスが、とても喜んで食われているなどとは想えず、また、オスには何回も交尾できる能力があるのに、 最初の交尾で喰われてしまっては、自分の遺伝子を少しでも多く残そうとする原則にも反する。オスが抵抗することはないのだろうか・・・当然逃れ、他で交尾することで自分の子孫を残そうとする本能はあるけれど、オスは子孫を残すコトが目的であるから抵抗より交尾行動を優先するらしい。交尾に成功した雄の首から上を切断すると下半身の運動が活発になるという面白い説をどこかで読んだ記憶もある。また「オスはメスに食われることで卵の栄養となり、 種族の繁栄に貢献している」という説もあるけれど、交尾時期には、メスの腹の中の卵は十分成熟しているので、この説には説得力はなく、アトで適当にコジツケられた話なのだろう。カマキリカマキリいろんな話が飛び出したけれど、雄食いの話はむしろ“神話”と呼んだ方がよさそうである。しかし、前述の「断頭による雄の性欲昂進」は、あながちウソとも言い難く、実験的に雄の頭を切ってみれば、体はそれと連動して交尾行動を起こすというから、なにやら凄まじいモノがある。カマキリのオスには危機意識というモノがないのか?といえば、そうでもないらしい。こんな実験話もあった・・・それは、餌を十分に摂らせたメスと、飢餓状態のメスを用意して、前から後ろから雄にアプローチさせるという実験なのだが、雄の雌に対する接近速度が解析されたという。結果は、前から近づく場合は後ろから近づく場合よりもゆっくりと接近すること、飢餓状態のメスに対しては満腹状態のメスに対する場合よりもゆっくりと接近し、さらに、オスは飢餓状態のメスに対しては満腹状態のメスに対するよりも遠く(長距離)からジャンプして飛び乗り、オスはリスクに応じて、その行動を変化させている・・・というものなのだった。交尾はメスの上にオスが乗るという形態で行われるのだが、オスが乗っている時間は飢餓状態のメスに対する方が満腹状態のメスに対するよりも長く、交尾時間そのものは両者に対して変わらないが、交尾後に乗っている時間だけが飢餓状態のメスに対して長くなっていたという。アブナイ相手と長く過ごすのは不可解に見えるけれど、メスの背中に乗っている限りオスは喰われにくいそうで、オスは危険なメスから安全に逃走するタイミングを計っているのではないか・・・カマキリにとって交尾は命を投げうって行うものではなく、命がけで行うもののようです・・・とは、実験者の弁。たかがカマキリされどカマキリ・・・深い!

【エロトス】
写真家・荒木経惟氏の造語
・・・エロス+タナトス・・・

     ---------------------------------

16 心に火をつける――「あとがき」をかねて
・映像は、実体がないかもしれない。しかし、映像には、心に秘めた火があるのだ。映像が内包する火は、心に点灯する。心から心へ、さらに多くの心へ連鎖反応をおこして、思いがけないドミノ現象となるから、映像はふしぎなのだ。

・廃墟がもつふしぎな雰囲気をさして、写真家・荒木経惟氏は、独特の造語で〈エロトス〉と命名した。エロス+タナトス、生の本能としての性愛の衝動と、無機物に還ろうとする死の衝動が共存する、廃墟のイメージの二重性の、きわめて適切な表現と言えよう。これにならっていえば、映像もまた、かぎりない死への傾斜をもつ反面、紙一重、背中合わせで生に向かう、内に秘めた輝く火をもつスリリングな存在といえる。その魅力は、無限なのである
(新しいページ 263)さじ加減


ついでにこんなコトも探ってみた・・・


◆動物や昆虫は交尾中は気持ちいいのでしょうか?

 →昆虫は分かりませんが、動物達の一部は快感を得ると思います。
前に読んだ本「動物たちの喜びの王国 」←だったかな?
それによると人間に近い種(例えばオランウータン・チンパンジー)などは、
子孫繁栄のできない行為だけれども快感は得られる行為、
いわゆる同性愛や、マスターベーションなど色々行うそうです。
脳の大きさも関係あるとおもいます。


◆他にも人間以外で食べられる雄の昆虫あッたら教えてくださあい

 →昆虫の多くはメスのほうがオスより大きい。従ってカマキリに限らず捕食性昆虫では体格差の大きい種類の昆虫ほど食べられてしまいます。(カマキリはオスとメスの体格差:体長2倍、体重4倍程度の固体も多い)

ジョロウグモ、コガネグモ、その他クモ
トンボ
タガメ
スズムシ、コオロギ
シオヤアブ、その他アブ
まだまだ他にも・・・




























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求愛に時間をかける蝶・・・

キタテハキタテハキタテハ この蝶に関することを調べていたら、成虫で越冬することと、この蝶は求愛行動に時間が掛かり・・・なんでもオスがメスの翅に頭を押しつけるようにして求愛するらしい・・・けれど、なかなか交尾にまで到達せず、目撃することも殆ど無いと言われている。成虫で越冬しても、春になれば子孫を残すための産卵をする訳だけれど、その前には当然のこととして、交尾が成立していなければ産卵も不可能。秋に交尾をして、受精した♀だけが、成虫で越冬して春になって産卵するのか、それとも、♂も♀も成虫で越冬して、春になってから交尾し受精、産卵するのか・・・どちらなのか、それがいつなのか、それについて書かれた文献なども見当たらないらしい。キタテハ



タテハ類の交尾、特にヒオドシチョウ亜科に属する種類の交尾を目にすることは殆どありません。成虫で越冬するものは全体の約10%くらいです。アカタテハ、ルリタテハ、キタテハ、ヒオドシチョウ、テングチョウなどタテハチョウ科の多く、キタキチョウ、ツマグロキチョウなどシロチョウ科の一部、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、ウラギンシジミなどシジミチョウ科の一部がそうです。しかし、成虫で越冬するのはかなりのリスクもあるようです















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イヌノヒゲという・・・ホシ草

イヌノヒゲイヌノヒゲシロイヌノヒゲ(-西宮の湿生・水生植物-)
 「シロイヌノヒゲ」という名の草花・・・まだ、“猛暑日”連発中の三草山を歩いた時に見た花なのだった。九月も終わりの頃、涼しいところで昼食をとろうと、干上がった昭和池に下りると足元から辺り一面に生えていたのがこの草花なのだった。以前、見たことのあるコレとよく似た花は、確か、イヌノヒゲとか言ったなぁ・・・ 」あやふやな記憶を手繰り寄せながら、なんとか辿り着いたのが「イヌノヒゲ」と言う名前なのだった。それでもまだ確信がもてず、“お尋ねサイト”へ尋ねてみると10分も経たぬうちに「イヌノヒゲの仲間でしょう」という回答が寄せられた。ドシロートには、この上なく有難い“お助けサイト”・・心許なかった記憶ではあるけれど、「イヌノヒゲ」に間違いはなかった・・・ココまで判れば充分!お礼の返信を送りサッサと引き上げた。消えかかっていた記憶「イヌノヒゲ」に確信がもてたコトだけで充分、イヌノヒゲなどホシクサ属に、ひとたび首を突っ込めば複雑でイライラがつのり、ややこしいだけであるコトを思い知らされる“難解雑草”なのだった・・・約1年前のエントリー記事「ニッポンイヌノヒゲ」の場合は、側に解説の標示板があり、名前まで調べることはなかった。今回の「シロイヌノヒゲ」同定にはチョットしたワケがある・・・エントリー記事を書くにあたって、確認のため、再度訪ねた“お尋ねサイト”その後を見て驚いた。妙に熱気を帯びた論争が展開されているのだった。コレは知らなかった・・・詳細は↓続きを読む↓をクリック・・・結局、今回の「シロイヌノヒゲ」同定にあたり、下に転載させて貰った見解に痛く感じ入り、大ナットク、同定に至った次第・・・何れの道も入れば熱く深い。


95143.Re: 教えて下さい
名前:マツモムシ 日付:10月1日(金) 4時16分
この仲間は画像だけからの判断が非常に難しく、確定するためには頭花を分解して顕微鏡による雄花と雌花の細部の観察を必要とするものです。
しかし、デジカメのマクロの普及で花の外見上の細部がわかるようになったので、ある程度は絞り込めます。

兵庫県東部で総苞片が頭花よりも長い種にイトイヌノヒゲ、イヌノヒゲ、シロイヌノヒゲ、ニッポンイヌノヒゲ、ヤマトホシクサがあります(ヒロハイヌノヒゲ、ツクシクロイヌノヒゲの変異個体などの例外は除く)。
うちイトイヌノヒゲは総苞片が全体膜質となり短いので削除できます。
次に画像のものは白色棍棒状毛が見られるのでニッポンイヌノヒゲが削除できます。
また頭花が黒藍色を帯びないのでヤマトホシクサも削除できます。
残るのはイヌノヒゲとシロイヌノヒゲとなります。
画像を見て解るのは開花期は終わって果実形成期に入っており、中には充分に熟していると思われる雌花があること。
それにも関わらず、花苞の白色棍棒状毛が脱落せずに残っています。
イヌノヒゲの場合、ふつう白色棍棒状毛はわずかしか見られず、花後にはほとんど脱落してしまいます。
このように消去してゆくとシロイヌノヒゲの可能性が高いということになります。

シロイヌノヒゲの変種とされているマツムライヌノヒゲですが、変種と認めない立場の人もおり、イヌノヒゲとシロイヌノヒゲの種間雑種の可能性もあります、そればかりかシロイヌノヒゲもイヌノヒゲの変異の範疇であるとする立場もあります。
私自身は両種の生態からシロイヌノヒゲとイヌノヒゲは、おそらく別種だろうと考えています。

分類や種名というものはヒトが環境を認識するために暫定的・恣意的に付与したもので、確実なものではなく、非常に流動的なものです。
人類が生存するためには周りにある事象をカテゴライズして、そのカテゴライズした事象の性質を捉えて事前に対処する必要があり、私達は雑多な不明な事象をなんとかカテゴライズしようとするあまり、図鑑の記述を全面的に容認し適用してしまいますが、生の多様性が日々展開している場ではそう単純ではありません。
新たなAPG体系の導入が比較的抵抗感なく受け入れられるのは、既知の分類体系に、あらかじめ生きた現場からの違和感が反映されているのではないかという期待感からでしょう。
遺伝子的な解析は確かに明瞭な科学的な数値によって結果が出されていますが、その解析手法は年を追うにつれて変化していくことが充分に予想されます。
新たに導入されたAPG体系というものもひとつの科学的思想のパラダイムと考えるべきで、これをもとにして全ての生物を分類して、それに基づいた稀少種などの保全は長い眼でみれば難しいものと思います。
具体的な種名は不明でも、私達の身のまわりにかつて在り、失ってはならないと直感的に思う種は、現実的に増えつつあります。
単純に開発しにくい湿地環境に生育するホシクサ科植物は様々に分化・交雑して、新たに多様性を切り開くかのように見えます。
私にはホシクサ科植物を細かく分類するよりも、それらの多様な種が毎年変わらずに出現するような環境が守られていくことが、なによりも大切なことだと感じています。












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すすきキラキラ・・・風は秋

ススキコウヤボウキ 10/10(SUN) 雨上がりの朝、雲海を期待して早朝から出かけた久しぶりの三草山だったけれど、想ったほど気温も下がらず、むしろ時間に連れ上昇するばかりで期待外れに終わり、雲の間から太陽が顔を覗かせる頃には、ほぼ夏日・・・暫く歩いていない三草コースは暑い。山頂のススキが揺れてキラキラ秋の風・・・コウヤボウキが咲き始めた。三草山









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雌黒豹紋(メスグロヒョウモン)

メスグロヒョウモンメスグロヒョウモンメスグロヒョウモン(大阪市とその周辺の蝶)
 イチモンジチョウの仲間ではないかと思いながら調べてみたら メスグロヒョウモンという雄と雌との色や模様の違うチョウなのだった。蝶の翅の模様は、オスとメスで全く同じモノからまるで違うモノまで、その違いにはいろいろ程度があり、その異なり様の特に甚だしいモノを「雌雄2型」といい、メスアカムラサキ、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモン、ミドリシジミ、アオタテハモドキ、ウラギンシジミなどがそれ・・・。メスグロヒョウモン蝶のオスとメスが互いに惹き合い、交尾を成し遂げるためには、その色や模様がどの程度の影響力をもつものなのか・・・見かけが極度に違う蝶のオスとメスにとって「色」はかなり重要な要素を占めることまで研究、解明されているらしい。何れにせよ自身と同種の蝶であることと、性別を認識できなければ種の存続は不可能ということになる・・・自然界の不思議。



◆メスグロヒョウモンの雄(蝶・雑記)
◆メスグロヒョウモン幼虫(幼虫図鑑)











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高野箒(こうやぼうき)の花

コウヤボウキコウヤボウキコウヤボウキが咲き始めた。キク科の植物は、ほとんどが草本であるが、このコウヤボウキは数十㎝にしかならない落葉の小低木で、日本に自生するキクの仲間では、唯一の木本植物でもあり、高野山では、弘法大師が、人間の煩悩や迷いのもとになるものを一切禁止し、女人、酒、魚肉、音曲、囲碁、双六はもとより、竹、桃、梨、柿を植えることも禁じたという。当時、竹は商品価値があったので、人々が金儲けに走るのを禁じたというわけなのだった。そのため、高野山には竹がないので、竹箒の代わりに、この木で箒を作ったのだといわれている。コウヤボウキコウヤボウキまた、高野山では、このコウヤボウキで作った箒は屋内や土間・内庭などで用い、屋外の広場ではクロモジで作った箒を用いたと云う話もある。また、伏見の醸造元の酒蔵で発酵した酒のアワ(泡)を取り除くのにもこの「コウヤボウキ」の枝が使われたとか、この枝が泡を取り除くのに丁度良かったのだと言われている。コウヤボウキには、もっと優雅?な別名「たまばはき」という名もある。「美しい玉の帚【ははき=ほうき】」の意味で、万葉集などに、この名で登場している。

「 初春の初子(はつね)の今日の玉箒(たまばはき)

               手に取るからに揺らく玉の緒 」 
            
                  巻20-4493 大伴家持

( 初春の初子の今日、お上から玉箒を賜りました。手に取ると玉がゆらゆらと揺れ妙なる音を立てます。 何とめでたい佳き日でしょか )


玉箒とは玉の飾りをつけた箒でこれを揺らすと魂が活発に動き邪気を払うとされ、群臣達は天皇からこの玉箒を拝領したのち新年の宴会に連なったそうです。
この日に使われた「玉箒」は正倉院南倉に現存しており、色とりどりの瑠璃(ガラス)がちりばめられ、根元を金糸で束ねた美麗なもので当時の華やかな宴会の様子が偲ばれます。
◆万葉集その百四十三(新年の歌)












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亜米利加犬酸漿(アメリカイヌホオズキ)の花

アメリカホウズキアメリカホウズキアメリカイヌホオズキ
 それなりに可愛い花ではあるけれど、名前は役立たずなホウズキを意味する雑草で、ホウズキの様に鑑賞されることもなければ、栽培される事もない。昭和になってから北アメリカ原産のアメリカイヌホウズキやオオイヌホウズキ、テリミノイヌホウズキ、等がが入ってきて区別が難しく、鑑定泣かせの花でもあるらしい。花は薄紫色を帯び、花弁はそり返らない。葉は細くて薄い。茎は細く横に広がり、花柄の枝分かれが1点から出ている・・・など、多少は異なるけれど、厳密に区別する事は極めて難しく、いずれも小さな実を付けるが、ホウズキの様に赤くなることはない。夏から秋にかけて、イヌホウズキと姿、形がよく似た花が野や山に咲き、晩秋には赤い実があちこちで目立つ植物がある。ヒヨドリジョウゴ、ヤマホロシ等、同じナス科ナス属の花で・・・ホウズキ、ヒヨドリジョウゴ、ヤマホロシなどの実は赤くなるが、イヌホウズキだけは赤くならず黒い。

◆イヌホオズキに似た仲間









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やままゆ

ヤママユヤママユ
 山歩きを終え、戻った車の窓ガラスに大型で派手な蛾が張り付いていた・・・早速撮影、接近しようが音を立てようがピクリとも動かず、車のドアをバ~ンと閉めるとポトリ。サッと飛び立つのかと思えば落ちた地面でパタパタと力なく羽ばたいて見せるだけ・・・調べてみれば、ヤママユガは大きな翅を持っていても、上手く飛ぶことが出来ず、成虫の口は退化して痕アトが残っているだけでモノを食べることもできず、羽化したアトは、ただ生殖に励み死んでいくのだという。カブトムシやカマキリ、それに蛾までもが・・・オスは成虫になれば、ひたすら生殖行為に励み、挙げ句の果ては、メスの餌食になったり、力尽きて死んでいく・・・先日もカマキリの交尾を観る機会に恵まれ暫く観察をしていたけれど、いつ終わるとも知れぬ熱い営みに根負け、山歩して昼食後、その後が気になり、再度カマキリ観察に戻ってみれば、まだ繋がっていた・・・約4時間にも及ぶ生殖行為、どんな結末になるのか見届けたかったけれど日暮れも近く、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきたけれど、やはり、オスはメスの餌食になり、バラバラになってイノチ果てたのだろうか・・・なんとも儚くも哀しい「哀愁の森の物語」ではないか・・・。

【天蚕糸/てんさんし】

日本を代表するガ。成虫は年1回発生する。羽の色は黄褐色から暗褐色まで、いろいろな変異がある。幼 虫はクヌギ、シイ、クリ、サクラなどの葉を食べる、まばらな毛をもった太い毛虫だ。サナギになるときは長さ60mmほどの黄緑色のマユをつくる。このマユからはじょうぶで高級な絹糸(天蚕糸/てんさんし)がとれるので、特に中国で野外飼育されている。ヤママユガ、テンサンとも呼ばれる。天蚕糸、天蚕糸はテグスとも読み、元々はヤママユガの一種の幼虫から作られる半透明の糸のこと。丈夫で魚に見つかりにくいため、釣り糸に広く使われるようになり、釣り糸に化学繊維が使われるようになった今日でも釣り糸の代名詞として使われることがある










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姫紫蘇の花・・・

ヒメジソヒメジソヒメジソ(姫紫蘇)
 この花をお尋ねサイトで尋ねてみたら、妙に熱い空気が漂う・・・最初は希少種なのかと想ったけれど、どうもそうではないらしい。回答者、数人のやり取りを読んでいるうちに「イヌコウジュ(犬香需)」という、非常によく似た種があり、それとの比較、同定に皆さん熱くなって居られるようなのだった。「ヒメジソ」ということで確認後、シロートなりに勉強してみようとネットを泳ぎ回ってみたけれど95%は両者の比較、同定のやり方の解説で、その内容は100%同じといっても過言ではないと思う。因みにその内容はザッと次の↓ようなモノなのだった。

両者ともシソ科イヌコウジュ属の花であるが、そっくりで区別する事が極めて難しい。


①ヒメジソの葉は鋸葉が荒く、4-6個に対し、イヌコウジュは鋸葉が浅く6-12個
②ヒメジソのガクの先はあまり尖らず、イヌコウジュは鋭く尖る
③ヒメジソは毛が少なく、イヌコウジュは毛深い
















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牛革草という生薬・・・

ミゾソバミゾソバミゾソバの花盛り、ほとんど白い色に見える物から淡紅色の物まである。ミゾソバの花は、花弁に見える部分は萼で花弁はない・・・これはタデ科植物の特徴の1つで、ミゾソバの仲間にもよく似たものがあり、紛らわしい。葉がウシの顔のような形をしているため「ウシノヒタイ」という別名がある。また、新撰組でお馴染みの土方歳三の石田散薬の原材料として、“牛革草”(ギュウカクソウ?)という名でも登場している。幻の秘薬・石田散薬は、果たして本当に効いたのか?石田散薬は、昭和二十三年ごろ、薬事法改正に伴う製造販売許可申請における成分検査により、「無効・無害」という結果が出たということで、ミゾソバミゾソバ今でも土方歳三資料館には製造中止した頃の石田散薬がわずかに現存するらしいが、土方家の人が曰く、「古いので怖くて飲めない」ということらしい。こんな記述↓もあるから、見方によれば、土方歳三が言っていた「接骨や打ち身、捻挫、筋肉痛、また切り傷等に効用がある」という売り文句は、ドラマの中では「詐欺」のような扱いであるが、決して、そうとばかりも言えない・・・という話。

 さて、この牛革草という生薬ですが、ミゾソバと呼ばれ、学名はPolygonum thunbergiiということが分かりました。中国ではこの名前では使われていませんので、さらに調べてみると、やはり中国伝統医学の生薬にもありました。

 中国でも、水辺や湿地帯に生息しているようで、中国名は戟叶蓼といいます。ただ、これは中国の薬草の専門書にはあまり出てこず、「薬典」では水麻?(ShuiMaTiao)と呼ばれることがわかりました。

詳しくはコチラへ→◆土方歳三の石田散薬(我が愛しの上海へ)

















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蓍萩(メドハギ)の花・・・

メドハギメドハギメドハギ
 漢字で「蓍萩」と書き、メドハギの「蓍」という字は「メドギ」と読み、「メドハギ」の和名は、「メドギハギ」の略。占いの一種に使用される「筮竹」(ぜいちく)を「めどぎ」といい、茎を筮竹に代用したため「メドハギ」と呼ぶようになったらしい。まめ科植物のメドハギは繁殖力が有ることと、根に根粒菌を持っているので空中窒素の固定能力があるので痩せ地の緑化などに適していて、窒素固定能を持つ植物は、肥料をまく手間もいらず、緑化には放置しておいても緑のボリュームを増やしてくれるものとして重宝がられている。しかし一方で、窒素固定能故に、その地の生態系基盤を破壊する植物として、現在は各地で伐採や防除が検討されているという話もあり、人間の力で自然界のバランスを取ることの難しさがうかがえる。








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釣鐘人参の花

ツリガネニンジンツリガネニンジンツリガネニンジン
 ツリガネニンジンがゆれ、秋色の風が吹く・・・。“沙参”とはツリガネニンジンのことらしい。イワシャジンハクサンシャジンサイヨウシャジン(細葉沙参)など近縁種があり、ツリガネニンジンとの差違は、花冠の先がややすぼまって壺形になり、柱頭が長く突き出る・・・らしいけれど、まだ比較しながら観察したことがない。ツリガネニンジンについて検索していたら必ず出てくるのが「山でうまいはオケラにトトキ 里でうまいはウリ、ナスビ 嫁に食わすも 惜しゅござる」という戯れ歌、「トトキ」とはツリガネニンジンのことで語源は朝鮮語「トトク」からきているとか・・・漢名は沙参。山菜として、新芽・若根を食べる。











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蔓穂 (つるぼ)・・・

ツルボツルボツルボの花が咲いた・・・数年前に田んぼの畔で一本だけ咲いていたのを見て以来、久しく見ていなかった。この花も空き地の畔にひっそりと咲いていたけれど、色がイマイチ冴えず、画像も夕陽が直射の状態で撮ったせいか見た時の感じとは、かなり異なっている。本来は、淡紅紫色で、地下には2~3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられるらしい。鱗茎は飢饉のときに食料として役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうである。蔓穂 (つるぼ)という不思議な名前の由来は、定かではないという記述が大半を占めているけれど、蔓穂(つるぼ)という名前に並々ならぬ拘りを見せているサイトがあったので一部抜粋転載させて貰った。ツルボ

蔓(ツル)飯粒(イイ)穂(ボ)の略。本草は、初秋に2~3枚の長線形の葉の出た間から花茎が伸びだす。花茎は直立し分枝しない。蔓状の花茎の先端に米粒に似た花穂を付けるところから、蔓(ツル)飯粒(イイ)穂(ボ)の名がある。それが蔓(ツル)飯(イ)穂(ボ)→蔓(ツル穂(ボ)に転化した。葉間に花茎をスルスル伸ばすので、スルボの名もある。(草木の話)


















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山薄荷の花

ヤマハッカヤマハッカヤマハッカが空き地の畔に咲いた。青紫の小さな花が連なって咲いている様は、あぜ道を彩り、野の秋景色にアクセントを添える。多くのシソ科植物の花では、花筒の先端は5裂し、そのうちの1つが上側に位置し、そこに雄しべや雌しべが守られるようについているのだが、ヤマハッカでは天地の関係が逆になっており、上側に4裂、下側に1つとなっている。したがって、雄しべや雌しべの下側に位置しているので、雨に降られると花粉が濡れるのではないかと気懸かりだという記述もあったけれど、後日、雨上がりの朝、ヤマハッカのある空き地に立ち寄る機会があり、撮影したのが下の画像どこまでも上手くできている。ヤマハッカ






雨が降ると花粉が濡れてしまわないか心配であるが、降雨時には反り返った上唇の部分に露がたまって花が垂れ下がるので、濡れる心配はなさそうである。









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以心伝心、オケラの花・・・

オケラオケラオケラを狙って久し振りに三草山へ・・・以前、池の土手でオケラの花を撮ったことがあったので探してみたけれど見当たらず、久しく歩いていない三草コースから昭和池周回コースを歩いた。かつて、このコースで撮ったことがあるというだけの心許ない山歩なのだった。かといって、シーズンになれば、コノ山のどこにでも咲いているという花でもなし、もう咲いているはずだ!?このコースには咲く!?・・・という微かな記憶と直感だけを頼りに、炎天下の周回コースを歩いたけれどオケラオケラほとんど木陰のないこのルートは暑い。オケラが咲いていたのは、確か、こんな環境ではなかったか・・・と、暑さ凌ぎに足を止めた僅かな木陰・・・辺りを見回していたら・・・あった!目の前に数本のオケラが「撮れ!」と花を差し出している・・・こんなコトがあるものか!?幻ではない。きょうはオケラを・・・の一心が通じた・・・これぞ以心伝心、心が通じたか・・・当然、舐めるように撮ったけれど、このあと、駐車場まで歩く間に「オケラ」を見ることはなかった。因みに、オケラが草本であるとは、いまの今まで知らなかった・・・所詮、シロートの知識はこんなもの。











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おとこえし(男郎花)という花

オトコエシ渓谷の湿っぽい道で見る「オトコエシ」の花はまるで印象が違う。ヒョロリとして弱々しさだけを感じさせ、はてさて、オカマかニューハーフか??といった風情・・・の白い花。

「ひょろひょろと なお露けしや 女郎花(オミナエシ)」・・・・・芭蕉

かっては 「美しい人」を意味する言葉であったらしい「女郎」・・・女郎花(オミナエシ)に似て男性的であるから、男郎花(オトコエシ)と呼ばれるようになったという説が一般的であるらしいけれど、女郎花が先なのか男郎花が先なのか、またオミナエシ、オトコエシという名の由来もはっきりしていないらしい。オミナエシ“オカマやニューハーフ”が出たついでに、その筋の「呼び方と定義づけ」について少しだけ探りを入れてみたらザッとこんなことになった。



ホモ(ホモセクシュアル)
 同性愛者。特に男性の同性愛者。
 ただし差別用語ととられる場合が多い。
レズ(レズビアン、ビアン)
 女性の同性愛者。
 レズと略すのは差別的。
オカマ
 女性を装う男性。
ニューハーフ
 女装した男性・男性から女性に性転換した人をいう。
ゲイ
 男性の同性愛者。
オナベ
 男性を装う女性。
バイ
 両性愛者。
 半陰陽を指す場合もある。









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山狐の牡丹の黄色い花・・・

ヤマキツネノボタンヤマキツネノボタン(山狐の牡丹)はキツネノボタンの変種で、山野の湿ったところに生え、茎に斜上毛が多いものを言う・・・と解説がなされている。キツネノボタンなら、よく観る花なので知っているけれど、よく似た種があるとは・・・花柄が細長くてひょろっとした印象で、花弁は細く、花も小さめで雑草のように、ごく普通に生えている・・・などと教えられても、とても判断はできない。奥に滝があるという渓谷沿いの薄暗い道を歩いている時に、キラリ輝く黄色い小さな花一輪。何の花かと、お尋ねサイトへの質問資料として数枚撮影した内の一枚だけれど使用に耐えるのはコレ一枚だけ・・・確かによく目にする「キツネノボタン」に比べれば花も茎も弱々しくはあるけれど・・・キツネに摘まれたような花なのだった。

◆キンポウゲの仲間










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ゴイシシジミ、ダイミョウセセリとサカハチチョウ・・・但馬の山で

サカハチチョウサカハチチョウ但馬の山を歩きながら撮ったチョウ、取り立てて珍しい蝶に出会ったわけではないけれど、上のサカハチチョウを撮るのは初めてのことだった。翅の裏が意外に美しいのには驚いた。今までに撮ったチョウの画像の中でもかなり美しいモノだと思う。サカハチチョウには、春と夏の季節型があり、それぞれが同種とは思えないほど異なる紋様を持つことで知られている蝶で、画像のモノは“夏型”ということになる。ゴイシシジミダイミョウセセリ下の画像はダイミョウセセリゴイシシジミで比較的よく見掛ける蝶なのだけれど、この時期に見る蝶は傷みの酷いのが多い。交尾や産卵を済ませ、死を待つばかりの個体が多いせいか・・・秋が来れば冬は近い。









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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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