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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

野蕗の花・・・

ノブキノブキノブキ(野蕗)
滝が見えるという薄暗い渓谷沿いの道で出会った・・・ノブキの花。勿論、初めて観る花なので撮影したけれど暗いのと止み間のない風に悩まされた。blogで使用に耐えるのは2枚だけ。 ノブキ(野蕗)はキク科の草本で、花は白、雌花は頭花の周辺部にあり、中心には雄花がある。湿地に自生しているが、栽培も行われているらしい。また、このフキは、精油を含んでいて、苦味と芳香があり、調理するのは、葉柄(ようへい)を皮剥きし、灰汁または重曹を入れた湯のなかで茹でて、アク抜き後、佃煮、旨煮、和え物(味噌和え)、漬物などにして食する・・・などの記述があるけれどまだ喰ったことはない。








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ひよどりばな(鵯花)・・・

ヒヨドリバナヒヨドリバナヒヨドリバナ ・・・こんな名前の花が出てくると必ずと言っていいほど登場するのが万葉の歌人山上憶良(やまのうえのおくら)・・・こんな名前を聞くと高校時代の「古典」の時間を思い出す。奈良女子大出の女教諭、深い学識の持ち主で、もの知りの教師なのだけれど、今思えば教え方がイマイチ。深い知識が邪魔していたようで、教えられる方は退屈で仕方がなかった。「古典」の時間がいつも2時限目にあるのをいいことに“早昼”を食べる時間に決め、よく弁当を広げさせて貰った記憶がある。「S先生、いつも大目に見て戴き、その節は有り難うございました・・・」??こんなつもりで、きょうのBlogを書き始めたのではない。ヒヨドリバナは万葉の頃、山上憶良が  「萩の花 尾花、くず花 なでしこの花 また藤袴 朝顔の花」 と詠んだ秋の七草のフジバカマ(藤袴)と同属で・・・などと、無学なエロボケ爺でもチョットした知識人ぶるには恰好の花なのだった。花の色も白から紫がかったものまであり、花だけ見るとフジバカマとそっくりなのだった。花がそっくりのサワヒヨドリも葉が3裂することもあるが、サワヒヨドリは葉柄がないことによって区別できる。ヒヨドリバナ とは、葉がやや厚く、表面に光沢があって裏面に腺点がない点で区別される・・・とか。ヒヨドリバナフジバカマの葉は3裂し、葉の斑点等でもヒヨドリバナと区別は出来るが、現代ではフジバカマの自生種がほとんど見られなくなったのに対し、ヒヨドリバナは全国で自生しており、いたる所で見られる。また、ヒヨドリバナの変種と考えられるヨツバヒヨドリも少し高地に行けば見られ、ヒヨドリバナの葉は対生するのに対し、こちらは下部の葉が3-5枚輪生し、渡りをする蝶、アサギマダラの主な吸蜜植物としても知られている。いずれにせよ、この類の花を観るときは、いつもアタマの中がグジャグジャになり、花の名前すら出てこなくなるのはいつものこと・・・どうも、ノーミソが高校時代の「古典」の時間にタイムスリップしてしまうらしい。万葉の歌人「山上憶良(やまのうえのおくら)」のことを少々・・・。

◆「貧窮問答歌(びんぐもんだふか)」山上憶良(やまのうえのおくら)


◆山上憶良( Jinkawiki)












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“カブトムシ観察会”を観察する・・・あつい夏の想ひ出

カブトムシ 彼岸も明けたところで、この夏の「カブトムシ観察会を観察する」という“猛暑な体験”をチョッピリ報告・・・かぶと虫のオス1とメス数匹をはじめ、いろんな昆虫で賑わう“樹液酒場”のあるコナラの木の所までやって来たら、「アッ、このメスが気に入ったらしいわ!」「乗った!ノッタ!」「オッ、尻を伸ばして曲げよった・・・」「アッ、あんなんが出てきよった・・・えらい尖ってるわ・・・アレを入れるんかいな・・・エエ~ッうまいこと入れや!」「震えてるビリビリ震えとるわ・・・」「痙攣してんねん!アレは痙攣やで・・・」「入ってんのん!?コレで入ってるのん?」「いや、まだ届いてないで・・・もうチョイや」「はよスッと入れたらどないやのん!え~っもたついてるなァ」「お~ッ届いた!とどいた、これで入ってるみたいや」「キャ~ッ、別のメスが尻から何か液体を飛ばした!かけられた・・・何?!コレッ!気ぃ惹いてんネンで・・・」炸裂するキワドいセリフの連発に、声のする方を窺えば肌艶のいい老人カップル・・・彼岸明けとは言え、いつ果てるともなく続く生々しいフレーズのジャムセッションに“観察会観察報告”は、ひとまずこのあたりで・・・。
カブトムシカブトムシオス同士では樹液をめぐる戦いは頻繁に起こるけれど、オスにとっては、エサをめぐっての戦いより、メスを獲得するための戦いであることが多く、時には激しく戦うことになる。樹液にはオスもメスも集まってくるので、“樹液酒場”は食事の場だけではなく、オスにとってはメスとの出会いの場所ともなるのだった。カブトムシカブトムシ
背後から近づき、メスの上に乗り、メスの胸と腹の境目あたりをしきりになめる。これはメスにオスであることを認知させるための挨拶といったところか。オスは交尾を繰り返すことで、確実に寿命が短くなるらしく、一般的に日本のカブトムシは羽化後2ヶ月程度の寿命と言われている。
カブトムシカブトムシカブトムシも幼虫の時期は約4年間、成虫の寿命は、30~50日程度。交尾後はすぐ死んでしまう。メスは交尾して数日後に、平均して20~30個の卵を産み死んでいく、産む卵の数は、固体のサイズによって違うらしい。カブトムシの生態については、まだ明確になっていないことも色々あるけれど、カブトムシのオスは死ぬまで交尾をやり続けるコトだけはかなり知られている。脂ぎった老人カップルのジャムセッションより、センチメンタルでエロティックな話があったので抜粋、転載させて貰った。
カブトムシカブトムシ






ある朝、かぶと達みんなちりぢりばらばら、地下にもぐったというのに、ひと組のカップルが交尾したままいる。どうしたんだろう ―――― 気になって、昼すぎ見に行っても、やっぱりそのまま。
 雄は動いているけど、雌の様子がおかしい。よく見ると、雌が死んでいるのです。かぶと虫の腹上死、いや、腹下死(?)というか・・・・・
 かぶと虫の雌の生殖器官は普段羽根の下にしまわれているのですが、交尾の時には羽根がずれて、お尻がうしろにつき出たようになるのです。雄の伸びた器官がここに差し込まれるのですが、どうした事か、このままの状態で雌に死なれて、まさに“のっぴきならない状態”にあるのです。
 かわいそうに、雄はもがいてみるものの、しっかり合体して抜けないのです。夕方になってもそのままで、餌を食べる事もできず、どうみても気の毒の一言に尽きるので、なんとか離す方法はないものかと、手にとってちょっと引っ張ってみたうち ―――――
 ああーっ、なんと、・・・・・・・・・・もげた!

 離れたには離れたのですが、抜けたのではなく、雄のそれが、根本からぽろっととれてしまったのです。ああーっ、ごめん! 悪気はない、悪気はないよ許してくれーっ、と言ってみてももうかえらない。やっぱりそのままにしておくべきだったのか、そんなふうになったせいか、雄もじきに死んでしまい、何とも後味の悪い思いをしたものでした。
 数えてみれば、ちょうど今年が七回忌。ここはひとつ供養のために、あのかぶと虫のいまわの声を、最新の翻訳機で再生してみましょう。

続きは→◆かぶと虫の観察 その2
(Ryuuji's Homepage)で・・・・・










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カナムグラの花・・・

カナムグラカナムグラカナムグラ(鉄葎)
カナムグラは、雌雄異株の蔓植物。 花は夏~秋にかけて開花し、小型の花が雄花、雌花と別の株につく・・・画像のモノは雄花。カナムグラは、ホップの仲間で荒地や原野、路傍、竹薮などに普通に自生し、非常に繁殖力が強い植物で、農作物や果樹類にとっては、やっかいな雑草のひとつ。ビールの苦味に使用するホップの近縁植物といわれているけれど、カナムグラには、そのような香りや苦味はないとか。また、昔から万葉集にも詠まれていて・・・歌のなかで「八重むぐら」とは「カナムグラ」のことらしい。

ボーイフレンドに高級ブランド品をおねだりするようなおねえちゃん、マイカーの車種で彼を選ぶようなおねえちゃんに、ぜひ教えたい問答歌。

思ふ人 来むと知りせば 八重むぐら
                 覆へる庭に 玉敷かましを
 
玉敷ける 家も何せむ 八重むぐら
                覆へる小屋も 妹と居りせば
                               
              万葉集

恋しいあなたがいらっしゃると知っていたなら、雑草に覆  われた庭に玉を敷いておくのでしたのに ――――

玉を敷いている家なんて何になりましょう、雑草で覆われ  た小屋でも、あなたと一緒にいられたならば ――――


 愛情の深さは贈り物の値段では計れないのですよ、ものさしを間違えてはいませんか?お互いにこういう謙虚な気持ちでいられること、たとえ本性が強欲でも、謙虚で美しい心にしてくれる力が、愛。道端の花一輪でも満たされる気持ちにしてくれる不思議な力が愛なのだから・・・・・・と、おばさんになるとついついおせっかいも言いたくなるが、年寄りのひがみだろうか・・・・・・あーあ、もっとあとに産まれときゃ私だって、並み居る男に贈り物山と積ませて東奔西走、シンデレラエキスプレスにだって乗らましものを。
(◆龍司のための古典講座~いろもの編~)















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ヤブマメな話し・・・

ヤブマメヤブマメヤブマメ
夏から秋へ・・・大して気にも止めていなかったけれど、この時期に咲く花にはマメ科の花が多い。ミヤコグサ、コマツナギ、ヌスビトハギ、ノアズキ、ヤブツルアズキ、ノササゲ、ナンテンハギ、クサネム、インゲンマメ・・・etc 頼りない記憶をチョットたぐり寄せてみるだけでも、ザッとこれだけある。今回の「ヤブマメ」は、夏から秋にかけて花を咲かせ、地上に開放花と閉鎖花、地下に閉鎖花と三種類の花をつける珍しい植物でもあるらしい。根元から伸ばした蔓に花弁の無い閉鎖花をつけ、落花生のように土にもぐって結実する。地下種子は1個。地上部の種子は有性生殖、地下の種子は単為生殖である・・・ということは、地上果は多様な性質を持っており、新たな場所へと散布されることも期待していながら、一方、地下に形成した種子は、自らと同じ遺伝子を持っているので、まず来年への存続を確保しておく、という確率の高い生き残り戦略をとっているのだった。ノササゲから始まったボケ老人のマメな「豆学」も最先端技術のひとつであるクローン(単為生殖)にまで至り、これ以上踏み込めば肩が凝る・・・。ヤブマメ気をとり直して、暑さ寒さも彼岸まで・・・彼岸明けも近いけれど、彼岸といえば「ぼたもち」と「おはぎ」、普段気にも止めていないことが気になった。世間ではこしあんが「おはぎ」で、つぶあんが「ぼたもち」とか、米粒が残っているのが「おはぎ」で、餅になっているのが「ぼたもち」とか、大きいのが「ぼたもち」で、小さいのが「おはぎ」とかいろいろ言われているようだけれど果たして「おはぎ」と「ぼたもち」の違いとは何ぞや・・・

★「ぼたもち」……春の彼岸に食べるので、その時期の花である牡丹(ぼたん)に見立てるから
★「おはぎ」……秋の彼岸に食べるので、その時期の花である萩(はぎ)に見立てるから

という定説があるけれど、民間の風習ということもあって、地域により、さまざまな呼び方か存在しているようだ。「季節の花から呼び名が違う」という説の他に

★「あんによる違い説」……小豆あんをつけたものが「ぼたもち」、きな粉をまぶしたものが「おはぎ」
★「あんの状態による違い説」……こしあんをつけたものが「ぼたもち」、つぶあんが「おはぎ」。
★「大きさによる違い説」……丸くて大きいものが「ぼたもち」、小ぶりで長めに作られたものが「おはぎ」
★「米の状態説」……もち状態なのが「ぼたもち」、つぶつぶが残っているものが「おはぎ」

などの説が挙げられている。いずれもどこかで聞いたような話で、言われてみればそんな気がしてくる。専門家の話によると「元々は、ぼたもちで、貴族階級では、おはぎと呼んでいた」ということなのだった。「ぼたもち」も「おはぎ」も指すところは同じということか。





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藪蔓小豆の花・・・

ヤブツルアズキヤブツルアズキヤブツルアズキ
 このヤブツルアズキがアズキの原種であるとされている。花が小豆(アズキ)にそっくりな為、藪蔓小豆(ヤブツルアズキ)の名があるが、蔓性(ツル性)であるところがアズキと異なる



◆丹波黒さや大納言小豆の歴史

◆アズキとぎ◆あずきとぎ婆の話はパターンを変えてアチコチにあるようで・・・。











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雌菜揉の花・・・

メナモミメナモミ メナモミという名前は初めて聞く。調べていくうちに、子どもの頃、ぶっつけてよく遊んだヒッツキムシの仲間であるらしいコトが解った。また、“メナモミ”という不思議な名前は漢字で“雌菜揉”と書き、生葉を揉んで虫刺されの箇所に貼り付ける薬草であり、虫刺されの薬になる。メナモミ(雌菜揉)があればオナモミ(雄菜揉)があり、コチラも生葉は虫刺されの薬となる。いわゆるヒッツキムシの代表格で、マジックテープが作られるきっかけにもなったと言われている。「オナモミ」も、現代ではほとんど見ることができず、北米原産で昭和初期に帰化した「オオオナモミ」が繁茂し、今では一般的に、このオオオナモミの事をオナモミと呼んでいるらしい。

◆メナモミの仲間
◆オナモミ(雄菜揉)とメナモミ(雌菜揉)









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釣船草の花・・・

ツリフネソウツリフネソウツリフネソウ(ツリフネソウ科 ツリフネソウ属)
但馬でキャンプは、この夏二度目になる・・・裏見の滝がある渓谷沿いの道を歩いていたらツリフネソウの花盛り。環境が変われば咲く花も変わる・・・下界のあぜ道で見るタンポポなどのように、ツリフネソウが当然のように咲いている。谷沿いなどの半日陰の湿った場所に生育し、塊根には解毒作用があり、腫れや膿(うみ)を消すので漢方の薬として用いられている。この花の不思議な姿は、見れば見るほど生き物の
ツリフネソウツリフネソウ“生ナマ”を感じさせるエロティックな花なのだった。距(キョ)と呼ばれる、尻の細く曲がった部分に特徴があり、これが蜜を入れる器官で、花によっては自分達だけの花粉を運ばせる為の戦略を取るが、この花も長い口吻を持つ種類のハチによって受粉する仕組みになっている。ところが、自然界は良くできているというか、口吻の短いハチが外側を破って蜜を奪う「盜蜜」もあるようで、蜜泥棒が存在するというのも面白い。こんなハチが多い地域では、この距(キョ)の部分が無い“盜蜜対応型”に変化した花を咲かせるものもあるというから、自然界はどこまでもよくできている。














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秋色但馬・・・

1009140040_RJ.jpgススキ ここ数年、“敬老の日”が来ればパソコンの掃除をする・・・と、いっても手の込んだ手入れをするわけではない。本体のカバーを外し、CPU冷却用ファンやメモリーボードなど、溜まった埃を掃除機で吸い取るだけ・・・家庭用の掃除機がパワフルに吸い込んでくれる。こんなことをして、どんな効果があるのかは私自身にも解らないけれど、・・・ホコリは溜めておくより取り除く方がいいに決まっている・・・と単純に信じ込んでやっているだけ。ほとんど連日、電源スウィッチON状態の我が名機(FMV-DESKPOWER CE117A)2002年夏(5月)モデルと言えども、今年のように、春先からの異常気象にオーバーヒートしても不思議はない。棚田ヤマジノホトトギス現実に、明石にいる娘が使っていた同型機が、今年の春パンクした。CPU冷却ファンが動かず、カバーの上から手を当てても火傷しそうなくらいに熱い。交換用パーツはないものかとメーカーに問い合わせてみれば2002年夏モデルのパーツは製造中止になっているという・・・今どき当然のことと言えば当然のことか・・・。我が名機もメモリー容量を限界(1G)までパワーアップして使っているとはいえ「いずれイク みんな行く道 婆ァジンロード・・・」を、辿る日もそう遠くはないはず、気休めとはいえ「パソコンには掃除機を!」・・・美しい“秋色但馬・・・”の画像を並べておきながら“我が名機”の末永い健在を願いつつ掃除機を唸らせ続ける、まだ暑い秋の夕暮れ・・・。









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黒花延命草咲く・・・敬老の日

クロバナヒキオコシクロバナヒキオコシクロバナヒキオコシ 薬用として用いられる、ヒキオコシと非常によく似ているのがクロバナヒキオコシ・・・クロバナヒキオコシは、自生地の分布が本州の近畿北部より北になり、主として、北海道など比較的寒い地域に分布すると言われている。クロバナヒキオコシは、茎の稜(りょう)上にだけ細毛があり、花は8~10月頃に黒紫色の小さな花をつけるのでヒキオコシとは区別がつく。“敬老の日”の“黒花延命草”とは、なにやら因縁めいてくるけれど、“敬老の日”などやめて欲しい・・・と、常々思っているエロボケ老人としては、スコブル腰の座りが悪い日なのだった。









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ノササゲ(野大角豆)・・・

ノササゲノササゲノササゲ(野大角豆)というマメ科の植物がある。漢字では“野大角豆”と書き、野に咲く“大角豆(ササゲ)”ということで「野大角豆(ノササゲ)」だそうで、“ササゲ”とはインゲン豆の仲間のことを言うらしい。ササゲの語源は・・・「神に捧げるモノ」という意味があり、小豆アズキを餡子アンコに使い、なぜ赤飯に使わないかといえば茹でて赤水を作る際・・・取った赤水を冷やし、ひと晩、モチ米をその中に浸しモチ米に赤色を染み込ませる・・・小豆アズキは胴体の中央で裂け、腹を切るのに似ていることから祝い事の赤飯には使用しないと言われている。赤飯に小豆アズキを使うお菓子屋などもあるけれど、アレは本来の使い分け方を知らないということになるらしい。でも、なぜ「大角豆」「ササゲ」と読むのか?・・・ご存知の方があれば教えて下さい・・・。ノササゲ茨城県つくば市にある難読地名「大角豆」は「ささぎ」と読む。同じ漢字で書く、植物のササゲを知っていると、かえって紛らわしく、読み間違えてしまう。地名の由来としては、この地がササゲの産地だったという説もある。

【大角豆ササゲとは】
別名:キツネササゲ(狐大角豆)、北アフリカ原産といわれるマメ科の一年生の野菜。暑さに強く,熱~温帯で広く栽培される。さやの長さ20~90cm,特に長いものをジュウロクササゲという。さやのまま煮て食べるほか、種実を煮物、餡(あん)にしたり、またアズキより種実が割れないので赤飯に炊き込んだりする。

◆ササゲ(大角豆):ウィキペディア















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夏のムシ・・・ 秋へ

ツマグロヒョウモンミヤマクワガタ ひと雨ごとの涼しさに、もう秋か・・・と想ってはみるけれど、日中はまだまだ暑い。



ヒカゲチョウベッコウシリアゲ“猛暑日”こそ少なくなったけれど、まだ“真夏日”は続いている。



ヒメウラナミジャノメツマグロヒョウモン暑さ寒さも彼岸まで・・・あす20日は“彼岸の入り”秋はそこ。




イチモンジセセリコチャバネセセリツマグロヒョウモン、ミヤマクワガタ、ヒカゲチョウ、ベッコウシリアゲ、ヒメウラナミジャノメ、イチモンジセセリ



ヤマトシジミ100907ysrm0057_RJ.jpgヤマトシジミ・・・・・









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山苦菜の花

ヤマニガナヤマニガナ(山苦菜)
キク科にはこれに似た花は多いが、よく観れば、花の付き方、花びらの数など、葉の形も違う。林縁のどちらかといえばやや暗いところに咲くものが多いように思う。花は少なくないが、一斉には咲かずまばらに咲いているものが多い。どちらかといえば、ひっそりと佇む姿が美しい。









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キンケハラナガツチバチ

ツチバチキンケハラナガツチバチ
 今年の夏は、例年に比べて出会う昆虫の数が、かなり少ないように思ったのは私の気のせいか・・・。春から続く気象の異変、夏は連日の猛暑日が九月まで続き、ココに来てやっと“猛暑日”は終わったようでも、まだ“真夏日”は続いている。秋から冬、そして春へ・・・如何なるコトやら。










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大錦草・・・

オオニシキソウオオニシキソウオオニシキソウ
 花の少ない時期になると普段は気にも止めない雑草の花にも眼が行く。この花も初めて観る花だと思い込んでいたら、昨年も観ていた・・・あぜ道歩き・・・。書いていることまでそっくりなのには笑ってしまう・・・いかにセコイ範囲でモノゴトを観たり考えたりしているかという証拠・・・。


◆コニシキソウの仲間







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雑草にしておくには惜しい・・・“スーパー雑草”

オモダカオモダカオモダカ(面高) オモダカのことを「雑草にしておくには惜しいくらい美しい」と、神戸大学教授の伊藤一幸さんのコメントが妙に残った“NHK・クローズアップ現代”スーパー雑草の大逆襲・・・から1年、現在ではスーパー耐性菌がクローズアップされている。スーパー耐性菌、“多剤耐性アシネトバクター”の出現は「除草剤」と「抗生物質」の違いこそあれ、大量に使用される“薬剤への逆襲”というコトに於いてはなんら変わるところはないけれど、“スーパー雑草”には遺伝子組み換え“GM大豆”というオマケまで付いている。人類の叡知、最先端バイオテクノロジーがマイナス面ばかりとも想わないけれど「市場原理に則した遺伝子組み換え」には、なにやら空恐ろしいモノを禁じ得ず、こんな動画があったので貼ることにした。

◆モンサント社
◆巨大企業モンサントの世界戦略(前編) 遺伝子組換 バイオテクノロジー








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毒草・沢桔梗の花・・・

サワギキョウサワギキョウサワギキョウ (キキョウ科 ミゾカクシ属)
 アノ花、沢桔梗が今年も咲いた。横溝正史の推理小説『悪魔の手毬唄』では「お庄屋殺し」の名で登場する妖しい花が咲いた。湿地に足を踏み入れると足首までめり込み、時折吹く風に、伸びた太い茎が大きく揺れる。毒草「サワギキョウ」を手折り、花束にして“妖女”にプレゼント・・・秋風の白昼夢からもう1年が過ぎた・・・観る角度が変われば妖しく変化する青紫の花は「妖艶」・・・。“毒草・沢桔梗”は茎を折ると白い液体が出る。これも「毒」であるらしい。「全草、若芽」に「ロベリン(lobeline)」という物質が含まれていて、少量であれば「頭痛、嘔吐、下痢」程度で収まるが、それ以上だと「血圧降下、呼吸麻痺、心臓麻痺」などの症状を呈して「死」に至るといわれている。 サワギキョウサワギキョウ横溝正史シリーズ 『悪魔の手毬唄』は鬼首村(おにこべむら)の二つの旧家の対立から、若い娘が次々と惨殺される・・・事件は村に伝わる手毬歌の歌詞を踏襲しているのだった。事件の背景には、横溝作品にはよく登場する“あっちこっちで子供を作りまくる男”による、昔の因縁があったのだった。その手毬歌の歌詞を探してみたら「錠前屋の娘の錠前が合わぬ」など、かなりアブナげな歌詞が並び、これは猥談のラベルではないのか・・・と、エロボケ爺の“独断と偏見”で解釈したけれど、どんなもんですかねぇ・・・。

(一)うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 一羽の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い升屋の娘 升屋器量よし蟒蛇娘 升で量って漏斗で飲んで
日なが一日酒びたり酒びたり それでも足りぬと返された

(二)うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 二番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い秤屋の娘 秤屋器量よし爪長娘 大判小判を秤に掛けて
日なし勘定に夜も更けて夜も更けて 寝る間も無いとて返された

(三)うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 三番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い錠前屋の娘 錠前屋器量よし小町でござる 小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵合わぬ鍵合わぬ 鍵が合わぬと返された
















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毒にも薬にもなるイタチごっこ・・・

センニンソウセンニンソウセンニンソウ
 耐性菌が話題になっている今日この頃、毒があるから薬になる・・・“毒は毒をもって制す”。ペニシリンの発見以来、“抗生物質と細菌”の、とどまることのない“イタチごっこ”が展開されている・・・スーパー耐性菌 米で出現報道以来、スーパー耐性菌を国内初検出までさほど時間は掛からず、今や、“スーパー耐性菌アシネトバクター”は広く知られる存在・・・シロートなりに頭を悩ませていたら、有望な抗生物質をゴキブリに発見、多剤耐性菌にも効果 英大研究といった報道まで飛び出し、終わることのない“耐性菌スパイラル”が続く。「仙人草」・・・毒にも薬にもなる薬草・・・有毒植物で、茎や葉の汁が皮ふにつくと水ぶくれ(水腫)をおこすという。葉をつぶして川に流し、魚をとる魚毒としても使用する。成長した葉をまちがって食べれば、激しい下痢をおこすというけれど、いったいナニと間違えて食べるというのか・・・この手の話が出てくるとマユにツバしたくなるけれど・・・要するに「喰うな!」ということ。また、薬用にもなり、中国産のシナセンニンソウの代用として、腰の痛み止めとして葉を煎じて飲む。また、生の葉を扁桃腺炎の薬にするという。東北地方では、作物が不作のときに、毒成分の少ない若葉を煮て、よく水でさらして毒をぬいてから、炒めて食べたという話もあり、毒の効果が弱くなる酢漬けにもしたという。センニンソウの根を乾燥したものは生薬になり和威霊仙【わいれいせん】といい、生薬といってもとても毒性が強く、シロートの乱用は厳禁とか。











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南天萩の花・・・

ナンテンハギナンテンハギナンテンハギ(南天萩)
 よく通る道路脇の空き地に立ち寄り休憩、辺りをブラブラ歩いていたら、草むらに紫色の小さな花が垣間見え、草を分けて覗いてみたらマメ科の仲間だろうとは想像がついたけれど、初めて見る花だった。近頃、特にソノ勢力を拡大しつつあるように想えてならない“外来種”ではないかと想いながらも取り敢えず撮影し、調べてみたら「ナンテンハギ」だった。花を見るのも初めてなら名前も初めて知る・・・トシはとっていても“初めて・・・”は多い。ナンテンハギ 葉の形がナンテンに、花がハギに似ているコトからナンテンハギと呼ばれているけれど、岐阜県では「アズキナ」の方が知られていて、畑などで栽培されている家も珍しくなく、若芽を食用にし、煮るときにアズキを煮る匂いがするところから付けられた別名らしい。若い葉や茎はクセがなく、味もまろやかで、上品な風味が昔から愛されてきたそうで、茹でて和え物や、おひたし、煮物にするとか。

◆クサフジの仲間








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ヤマホロシ(山保呂之)の花・・・

ヤマホロシヤマホロシヤマホロシ(山保呂之)六甲山・白石谷を下ってきた沢筋で見た花、ナス科では・・・という所までは見当が付くけれど確信の持てる同定は出来ずにネットで調べてみたら「ヤマホロシ」だった。名前を聞けば以前にも何処かで出会った記憶もあり、確か赤い実をつけた状態ではなかったかと想う。因みに兵庫県レッドデータCにランクされている。









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秋へ・・・

コシアキトンボコシアキトンボ
 連日の“猛暑日”報道は未だ止まず、日中の暑さは相変わらず、秋はまだ遠いのか・・・。早くなった日暮れだけがチョッピリ秋を想わせる。白い帯が目立つコシアキトンボが池の水面を活発に飛び始めると夏が終わり、季節は秋へ・・・。赤トンボが飛び交う頃になると姿を消すコシアキトンボなのだが、撮影してからもう10日が過ぎたというのに35℃前後の猛暑が続いている・・・それでも秋は来るはず・・・。









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現の証拠の花・・・

ゲンノショウコゲンノショウコゲンノショウコ(現の証拠)(フウロソウ科 フウロソウ属)
 よく効く下痢止め生薬のひとつ・・・”現の証拠”・・・。変った和名で、とても花の名前とは思えない。夕方になると花を閉じ、朝また開く。この夏は“猛暑”で明け暮れ、9月に入っても“猛暑”に変わりなし。台風もより北を目指し日本海を東進、北海道辺りで再上陸・・・といった進路パターンが多い。大自然界の環境変化は着々と進行しているように見える。ゲンノショウコゲンノショウコ人類の環境破壊も一因ではあるかも知れないけれど、大自然、即ち“地球”の大変動期に差しかかっているのではなかろうか・・・近頃は、里山といえども、こんなコトを想い巡らさずには歩けないほど“異変”が気になる。夏の山歩きで出会う昆虫など生物の数が例年より少ない。野草の花も、あぜ道などで普通に見ることができたモノで極端に少なくなったモノがいくつかある・・・といった風なのだ。いつも獲れていたサンマが全く獲れなくなったり生態系も狂い始めたのではなかろうか・・・などとドシロートなりに頭を悩ませながら山歩する今日この頃、自然界に於ける動植物などを見ている限りでは、すべてが生態系のバランスを保つため、地球上から生物が絶滅してしまわないように色々な生物が存在している必要があり、これは殆どの動植物に当てはまるけれど、人間は「生態系のバランス」といった意味では存在する意味があまりないような気がして・・・こんなコトを考えてしまう今日この頃、みなさん、ご機嫌如何ですか?















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虫いっぴき通らぬ道で・・・メメント・モリ!

100827mks0023_RJ.jpg池肴 連発する猛暑日、老人がコロコロと死んでいく夏はまだ終わりそうにない。二度目の三草山“猛暑日山歩”なのだった・・・“みくさ古道”を登り、昭和池周回コースを歩いた。とにかく暑い!山頂直前のビューポイントでやっと風が吹く・・・生きかえった。心地よい風に吹かれれば、山頂まで行くことの意味を問い、居心地のよさに、つい座り込んでしまう。所詮大した目的などありもしないし、意味などあろうハズもない。風に吹かれながら飲む水は格別なのだった・・・里山の濃い緑を撫でて走る雲の影を見ていたら、自作の迷句“いずれいく みんないく道 ロージンロード”が口をついて出た・・・幼児虐待から始まった子殺し、親殺し、老人の孤独死から、想い出ボロボロ・・・出るは出るは、多数の所在不明高齢者・・・挙げ句には金のカタにされザックの底やビニール袋の中で、カラコロと寂しげに響く訃音が届いたか、開けてびっくりゴミ袋、文明破壊のオトがする・・・30年前に死亡した男性の遺体が見つかり、戸籍上は111歳、200年前に生まれた人が存命とされていたケースも発覚したという。解体される家族のきずなの象徴なのか・・・歴代戸籍係の怠慢を責めるのは簡単ではあるけれど根はもっと深い。老猿昭和池 イマ必要なのは「カネ」というのも解らぬ話ではないけれど“哲学する心”ではないのか?!つまり哲学とは自らのもつ苦と向き合うところから始まり、自身で考えることに他ならず、ロージンは昔からず~っとロージンをやっていたワケではない・・・曲がりなりにも、順序を追ってロージンの域に到達したというワケなのだ。だから「ロージンはすべてエラい!」などと言うつもりもない。イノチ終わる頃が近づけば、金持ちもビンボー人も「老人」という、この世に「オギャー!」と生を受けたときを除いて存在することのなかった領域・・・ビョードーで穏やかな領域であるはずの「死」に到達しつつある存在なのだ・・・としよりをみくびってはいけない。数日前、うたた寝の朦朧とした状態で耳にした「老猿」というラジオの話が気になり、記憶をを頼りに検索してみたら高村光雲という明治時代の彫刻家が彫った猿の話で、ワシ(鷲)をつかまえようとして取り逃がした老猿が、手に羽根をにぎりしめたまま、ワシの飛び去った方をにらみつけているのだ。 当時、日露関係が悪化していたときで、ロシア皇室の紋章がワシだったことから話題になったらしい。老猿画像で見てもその細密描写と迫力には圧倒され、「老猿」というタイトルに惹かれる。まだ実物はお目に掛かったことがないけれど機会があれば、是非とも観てみたいと思う。 「memento mori メメント・モリ」・・・ラテン語で“死を忘れるな” 朝は元気だった者も、夕方には死んで骨になるかもしれない・・・そんな自由がある。もう一度言っておこう、としよりをみくびってはいけない! 俺は出来なくなったことなどないぞ。「見ざる、聞かざる、言わざる」などと恰好つける必要もなくなった。「見ても忘れるし、聞いても忘れる。その上に、どんなことでも理解し難いくらい小難しく難解に話すことが出来るんや・・・」どや!参ったか!?・・・これぞ「老猿力!」ココにきて凄いパワーを頂戴したもんや・・・。











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杜鵑草(ほととぎす)

ホトトギスホトトギスヤマジノホトトギス
 六甲山、トト屋道を山歩中に見掛けたホトトギス・・・「ヤマジノホトトギス」という比較的よく観る種だが、かなり咲いていた。日本には12種分布しているが、この内の10種は日本だけに生育する日本固有種であると言われ、日本は“元祖ホトトギス”・・・言わば“ホトトギスのメッカ”でもあるらしい。因みに、鳥のホトトギスは、「不如帰」、「杜鵑」、「時鳥」、「子規」など多くの漢字名があり、植物のホトトギスは、「杜鵑草」や「時鳥草」と書く。










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黄雁皮の花・・・

キガンピキガンピキガンピ(黄雁皮)
 六甲・魚屋道(ととやみち)を有馬から登り山頂へ・・・下山は白石谷を下る。白石谷はイワタバコの花を撮影以来3度目になる・・・この空間の涼しさは格別。この日も登山者が少ないのをいいことに、白龍滝の下で水に浸かり、食事や休息に約3時間を費やし、サッパリしたところでゆっくり下山、快適山歩を楽しませて貰ったのだけれど、下山途中で見掛けたのがこの花・・・ガンピによく似ているとは思ったけれど、木の大きさが違うので調べてみたら「キガンピ(黄雁皮)」だった。同じジンチョウゲ科の仲間で、見分けるポイントは葉が「キガンピ」は対生、「ガンピ」は互生・・・キガンピは葉が「キの字」と記憶すれば間違えることはない・・・ということなのだった。










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蓮華升麻の花・・・

レンゲショウマレンゲショウマレンゲショウマ(蓮華升麻)キンポウゲ科
 日本原産の一属一種の野草、蓮華升麻。うつむき加減の花姿が醸し出す雰囲気は優雅・・・薄紫の花色も涼やかで、気品があり、さしずめ“エレガントな人見知り花”といったところか。どの花もうつむいているので、撮ろうとする度に「もうチョット顔を上げて・・・」と呟いてしまう。
 レンゲショウマレンゲショウマについてWebを泳ぎ回っていたら「天涯の花」という宮尾登美子の四国剣山を舞台にした小説の話がやたら出てくる。捨てられた少女の成長を描いている。なんでもキレンゲショウマを撮りに行って剣山で遭難した写真家との恋物語らしい。小説のタイトルにレンゲショウマを「天蓋の花」とはさすが作家・・・お見事!と思っていたけれど、「天涯」を「天蓋」と勘違い・・・キレンゲショウマとは名前こそ似ているけれどキンポウゲ科と一方はユキノシタ科の全く別モノ。因みに広辞苑によれば、

天涯とは(1)そらのかぎり。そらのはて。
      (2)遠くへだたった土地。異郷。
 
天蓋とは(1)仏像などの上にかざす笠状の装飾。
      (2)虚無僧の用いる藺草(いぐさ)製の深編笠。

とあり、似て非なるモノ・・・おわり、すえ、かぎり、とフタの違い・・・なのだった。

◆【天蓋花】とは、ヒガンバナ別称
◆彼岸花(曼珠沙華)が妖しいワケ











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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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