Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

活気づく里山の蝶・・・

ヒメウラナミジャノメサトキマダラヒメウラナミジャノメ(L)
サトキマダラヒカゲ(R)
 朝から薄曇りで、珍しく涼しげな風に誘われて、ご無沙汰していた里山を隈無く歩いた。花はアキノタムラソウとヌマトラノオ、まだ蕾のキキョウが一本・・・が見られたくらいでコレといったものは無かったけれど・・・活発に飛び交う ヒメジャノメチョウヤマトシジミチョウヤマトシジミ(L)・・・ヒメジャノメ(R)・・・などを撮りながら歩き回っていたら、虫かごと網を手にした小学生とその父親に会い「このすぐ先の“樹液酒場”にカブトムシのオス1匹とメス2匹が居るよ・・・」と教えたら嬉しそうに駈け出した・・・オオチャバネセセリキンモンガオオチャバネセセリ(L)キンモンガ(R)・・・夏休みともなれば、野や山、川で終日遊び回っていた昔日の光景を、懐かしいというだけでたぐり寄せ、イマの子は可哀想だ・・・などと単純に考えてしまうオトボケロマンな老人の夏・・・。









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風誘う林縁の花・・・

ハナチダケサシハナチダケサシハナチダケサシ (花乳茸刺) という草本がある。林道脇でよく目にするこの種の花も、「升麻ショウマ」の仲間であるらしい・・・という程度のコトしか解らず、同定にはいつも戸惑い、お尋ねサイトのお世話になる。“升麻”とは、キンポウゲ科サラシナショウマの根茎のことを言い、消炎、鎮痛、解熱作用があり漢方薬として使用されているけれど、サラシナ ショウマ[晒菜升麻]、イヌショウマ[犬升麻](キンポウゲ科サラシナショウマ属)、ルイヨウショウマ[類葉升麻](キンポウゲ科ルイヨウショウマ属)、ヤマブキショウマ[山吹升麻](バラ科ヤマブキショウマ属)、トリアシショウマ[鳥足升麻](ユキノシタ科チダケサシ属)、アケボノショウマ[曙升麻](ユキノシタ科チダケサシ属)、アワモリショウマ[泡盛升麻](ユキノシタ科チダケサシ属)、アカショウマ[赤升麻](ユキノシタ科チダケサシ属)、トガクシショウマ[戸隠升麻](メギ科トガクシソウ属) ・・・ちょっと調べただけでもこれだけある。細かい分類はともかく林縁の木陰に白い花が揺れるさまは涼しげで風を誘う。


◆チダケサシ(乳茸刺)の仲間







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花咲くヒヨドリジョウゴ・・・

ヒヨドリジョウゴヒヨドリジョウゴ 今日も猛暑日熱中症報道は引きも切らず流され、バタバタと老人が逝く・・・ロシアやヨーロッパでも厳しい暑さが続き、世界の気象が変だ ロシアで熱波・南米では寒波…遂にと言うべきか、「グローバル・ウィアディング(global weirding)」・・・「地球気候の非正常化」くらいの意味になるらしい・・・新造語が登場した。こんな小難しい話を書くつもりはサラサラなかったのだけれど、雑用の合間を縫って二ヶ所の墓地を掃除に回ったら、まさに猛暑日の暑さにゲンナリ、ウンザリ・・・とにかく暑い。ついでに以前から目をつけていた「ヒヨドリジョウゴ」が花を咲かせる頃、立ち寄ってみたら咲いていた。ヒヨドリジョウゴヒヨドリジョウゴ昨年秋の赤い実から、墓地へ来る度に観察を続けていた「ヒヨドリジョウゴ」(鵯上戸) ナス科 ナス属はblogによく書いた記憶がある。


◆ヒヨドリジョウゴの赤い実・・・

◆赤い実を喰う・・・

◆冬晴れの白髪岳・・・

◆喰われもせず 淋しさきわだつ 実の紅さ・・・淫蕩火












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涼風の森のチョウ・・・

ヒメウラナミジャノメヒメウラナミジャノメ 熱い日が続く。木陰で翅を休めるヒメウラナミジャノメが涼しげに見える。36都府県で35度以上の猛暑日(7/23)という報道があったかと思えば、今日も気象庁が熱中症に注意を喚起、死亡相次ぐ岐阜・多治見で38.6度など“猛暑”報道が暑苦しく流れ続けている。・・・ 東京・大手町も午後0時半に35.4度を観測した。気象庁によると、1961年の統計開始以来、都心で4日続けて35度を超えたのは1978年(8月21日-24日)、1994年(8月2日-5日)と並び過去最長で、7月では初・・・とか。家に居てジッとしている老人が“熱中症”でコロリ、コロリと死んでいくらしい。なんでも老人は加齢で体温調節する自律神経の反応が鈍くなり、体内の水分が不足しても、「のどの渇き」として反応するまでに、若いころより時間がかかるらしい。皮膚の“温度センサー”も感度が鈍くなり、結果的に脱水状態や暑い環境に気付くのが遅れることになるという。自然界に於ける“環境変化”が顕著であれば「ヒトの世界」にも環境変化の波が、なにがしかの影響を及ぼすのも当然であり、そのうちにソイレント・グリーンな、姥捨て山の住人やサイボーグになるくらいなら「暑い・・・夏の盛りに逝こう・・・と思う・・・」などとつぶやき始める老人が増えてくるやも知れず・・・時には“天の声”のように・・・。







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猛暑!大阪湾岸・・・

大阪産イワタバコ 真夏日を飛び越えて“猛暑日”報道が連日のように流れる今日このごろ、「涼風」を求めて数年ぶりに六甲山紅葉谷を歩いた。有馬から小一時間、途中で谷は大きく二つに分かれる。標識があり「白石谷・熟練者向き」と書いてある・・・「熟練者」という表示に戸惑い自問自答、「お前は熟練者か?」「とんでもない!ただ興味の赴くままダラダラと山を歩き続けて約10年、アルプスも2度行ったきり・・・」熟練者をどう定義するか難しいけれど、この谷は誰にでも登れるものでないらしい・・・という話は何処かで聞いたコトがあるような気がする。前に友人と来たときは白石谷には入らなかったが、今回はこの谷を何度か歩いたことがあるという山友が同行しているので躊躇することはなかった。白石谷俯瞰白石谷最初に出会した滝、白石滝から30分ほど谷を歩いたところで、よく見る標示板のある「白龍滝」に辿り着いた。谷筋はどこもよく荒れていてマーキングを見失いがち・・・ただ、此処までやって来ると涼しい!天然のエアコンディショニングに優るものはない。先行していた女性2人が谷の急坂を登り詰めていくのを横目に腰を下ろし約1時間、握り飯を頬張りながら森林浴・・・ティーブレイクはホットな珈琲が美味い!快適な居心地に未練を残しながら腰を上げ山頂を目指したのはいいけれど、途中で目的地へのルートを見失い谷筋右の尾根に取り付き茂った笹を掻き分けながら、残された踏み跡を見失わぬよう尾根をひたすら登り詰めると車の排気音が聞こえる車道脇に出た。目的地は外したけれど六甲山の上に出たことは間違いなし、全従ルートを横目に西へひたすら歩く舗装路の暑いこと・・・途中、立ち止まり眺めた大阪湾の上空にはキノコ雲か?と錯覚しそうな雲が立ち上っていた。旧極楽茶屋から右側の紅葉谷を下りるとしばらく平坦な道、その後、広い道の下り坂が続き白石谷との分岐で休憩、沢の流れに浸したタオルで身体中の汗を拭いサッパリしたところで駐車場へ・・・今日もなんとか、2,5kgの重戦車を履き、歩き終えた・・・決して熟練者ではない軟弱老人にも白石谷の魅力は捨て難い。









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紛らわしい名前の花・・・

アキノタムラソウアキノタムラソウ 夏の花、アキノタムラソウが見られる季節になった・・・何のことはないアキノタムラソウは夏の花なのだった。この花の名前を聞けば「ハルノタムラソウ」「ナツノタムラソウ」が口を次いで出る。花期も少しずつ被っているのでややこしい・・・というより「全部引っくるめてタムラソウでエエやないか!?」と、未だに区別し同定することもできないでいるけれど、まだこの上に「タムラソウ(キク科 タムラソウ属)」があるというから紛らわしいことこの上なし・・・タムラソウの名が出るたびに「紛らわしい花」という記憶だけが駆け巡り、何一つハッキリせぬまま通り過ぎて行く「花とその名前」に違いない。








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つゆあけて 夏色景色 チョウとんぼ・・・淫蕩火

ネムノキチョウトンボ 梅雨が明けチョウトンボが舞う・・・景色は夏色。春の花が咲き終わっても、例年に比べて見掛ける昆虫が少ない・・・殊にトンボやチョウの類が少ないように思っていたけれど、夏本番ともなれば現れた。確かに数は少ないが日盛りの中をトンボやチョウが舞う・・・チョウトンボが数匹?数頭?ヒラヒラ、キラキラと舞う姿はまさに“蝶蜻蛉”。チョウがトンボになったか、トンボがチョウか・・・風にヒラリと捲れ上がる翅が太陽に映え虹色になる真夏日の昼下がり。
チョウトンボチョウトンボ トンボやチョウは「頭」と数えるらしい・・・が、「匹」でもいいらしい。という「助数詞」に関する曖昧な話に引っ掛かり横道に滑り込んだら、こっちの話の方がおもしろかった。


「匹」と「頭」

  助数詞の話しである。
国民学校に入るころから、いつとはなしに身についた数え方では虫は一匹二匹と
数えて来た。
 ボランテア活動で博物館に出入りするようになって
気づいたことは、
昆虫好きやネーチャリストは蝶を一頭二頭と数えることである。
 私の認識では蝶も蟻も毛虫も匹である。
蝶を「~頭」と数える人に
「何故頭か?」と尋ねても、一人も答えてくれない。
図書館でそれらしい辞書類にあたっても載ってない。
昆虫で「~頭」と数えるのは蝶とトンボということ位は判った。
これとて正確かどうか疑わしい。
 似たケースに兎の数えかた「~羽」がある。
これには、仏教が伝来し獣肉食禁止になったとき、
美味しくて手近な兎を可食にキープするため羽と数えた、という話しがある。
多分嘘だろう。

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最近岩波日本語使い方考え方辞典が出版された。
広告文言を見て、助数詞を含め他にある疑問も解けるかと思って読んだ。
 助数詞の項には

● 虫小さいけもの……「~匹」
   例:チョウ、犬(小中型犬)魚、イカ、タコ、カニ
● 大きいけもの……「~頭」
   例:ゾウ、クジラ、キリン、オットセイ、
   犬(大型犬)
と載っている。
 そこで岩波書店に往復はがきで問い合わせた。問は
一部の人間は蝶を「~頭」と数えるがこれは、

一、昆虫学者などの特層意識に基づく一種の隠語ではないか(一般的なことか)。
二、「頭」と呼ぶようになった謂れがあれば教えられたし。

という二点である。

 直ぐに回答が来た。
内容について私が解説や所感を加える知識も気持もないのでそのままをつける。
 それにしても岩波のレスポンスの良さに驚く。
水曜日に私が投函して、金曜日に返事を受け取った。
ということは岩波は受け取ったその日に回答を出した事になる。
社風の善さを感じる。
 実はNHKにも同じ事をした。

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◆「匹」と「頭」(一時の恥)・・・・・御機嫌如何ですか (故郷の夢)












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雪隠肉蝿の肉体関係・・・!?

ハエハエ この世に生を受けたモノの宿命とはいえ、暑い日盛りの交尾とはご苦労様です。雪隠肉蝿セッチンニクバエの肉体関係!?昆虫をはじめ生き物の交尾シーンを目撃することはよくあるけれど、このニクバエ・・・正確にはセンチニクバエ(雪隠肉蝿)と呼ぶらしいが、このハエほど交尾シーンによく出会す生き物も少ない。センチニクバエは腐肉が大好物で、糞があれば必ずと言ってよいほど集まってくるのがこのハエらしい。糞に集まるから不潔で、前脚や後脚を磨り合わせるアノしぐさが不潔さをより煽るのだった。当然のこととして、和名のセンチの由来は雪隠(せっちん)=(汲み取り式便所)から来たものであるけれど、「ハエ」や「アブ」の仲間は、「雄」の交尾器を調べ、その形状を確認しないと“種名の同定”はできないらしい・・・昆虫の交尾器の多くは硬く、さらに先端の大きさや根元の広がりなど、生息する地域によって形が異なるという。これにはそれ相応のワケがあって、異種の昆虫同士が交尾しないよう、同種のオスとメスの交尾器がうまく合致するようになっているためなのだった。種を守るための、昆虫界における遺伝子存続の仕組みなのだった。不潔なハエにもこんな↓話がある。「

不潔な虫の巧みな仕組み

 次はセンチニクバエの話。センチは〈せっちん〉の意味だそうだから、この虫の好みがわかろうというものである。

 だが、「不潔」などと軽蔑してはいけない。この虫の体を傷つけると、体液中にある種のたんぱく質ができる。東京大学の名取俊二教授らの研究によって、 この物質(ザルコトキシンと命名)に強力な抗菌作用があることがわかってきた。細菌の細胞膜に穴をあけ、殺してしまうのだそうだ。 ハエだって(ばい菌うようよ)の世界で生きるには、それなりの備えが必要だ。侵入した細菌は「抗菌性たんぱく質」で撃退するのである。

 話は少し難しくなるが、もともと生物体は細菌などが侵入してきた時、これから身を守る「生体防御機構」をもっている。人間など脊椎動物では、 細菌(抗原)が侵入すると抗体が攻撃する、いわゆる「抗原抗体反応」の仕組みがある。

 ところが、昆虫の生体防御の仕組みは、これと異なり、細菌が侵入すると抗菌性たんぱく質をつくるのである。しかも彼らは複数の抗菌性たんぱく質の生成能をもっていて、 相手によってこれを調合し、細菌に立ち向かっているらしい。

 抗菌性たんぱく質は、ほんの20年ほど前に発見され、現在までに世界で50種以上が確認されている。いずれも短時間に生成され、各種細菌に非特異的に働き、 効果の幅が広く、一過性で2~3日で消滅してしまう。短命な昆虫にとっては、なんにでもすぐ効くこの方法の方が好都合ということだろう。 泥んこ遊びの好きなわんぱく坊主をもつ家庭の「常備薬」のようなものだ。

◆不潔な虫の巧みな仕組み(農業技術よもやま話 (社)農林水産技術情報協会)











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こぼれ落ちた小さな星・・・

100717myjn0003c_RJ.jpg100717myjn0018_RJ.jpg アクシバ(灰汁柴)を見に行こう・・・と、ピュア・Cさんを誘って明神山を訪ねた。アクシバのあるCコースへは、観音滝から入り、オオハンゲ(大半夏)サトイモ科の群生を見てから行こうと回り道したけれどオオハンゲも昔日の面影はなし、アクシバも花期は既に終わったようで残念ながら期待していたものを見ることも出来ず重い足・・・かなり馴染んできたローバーの重戦車(両足で2,5kg)・・・を引き摺りながらなんとか山頂へ辿り着いた。前日に続いての重戦車登山にも目処が立ちひと安心、一方、軽快そのもののマインドル山歩で先行するピュア・Cさんは相変わらずの健脚ぶり、山頂到達時間にはかなり差がついたのは言うまでもないこと・・・辿り着いた山頂には男性二人だけ、その内の一人が懐かしい、これまた健脚のTさん、Tさんの変わらぬ人柄と話しぶりに四方山談義に花が咲き、楽しいひと時をありがとうなのだった。週末というのに静かな山頂にびっくり、ここにも環境変化の波が押し寄せているらしい。快くつき合ってくれるTさんと3名でBコースを下りたけれどヤマヒルの多いのだけは変わりないようで・・・駐車場までの間に目撃したヤマヒルは数え切れず、“ロージンロード”改め“ヒルヒルロード”と、またまた勝手にネーミング・・・ヒルの多さはシャレにならんなァ。。。キクガラクサキクガラクサ 歩いているうちに、その昔、見つけたフユザンショウが健在だったのには感激、この辺りから広くなる林道をほぼ下りきったところで記憶が甦った。「確か、この辺りにはキクガラクサが、かなり咲いていた筈・・・」花期が何時であったかは知らないけれど、林道を這う小さな草を観察しながら降りていたら、小さな白い花を見つけた。辺りを見回せばキラキラ咲いている。「あった!キクガラクサが・・・」やや曇りがちだったピュア・Cさんの目に生気が甦り「これは、夜空からこぼれ落ちた星よ・・・ネ!」見事なフレーズが飛び出し、夏、真っ盛り、明神山の午後なのだった。

◆アクシバによく似た花を咲かせるウリノキ







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梅雨明け宣言!・・・

100711ymks0002_RJ.jpg100711ymks0032_RJ.jpg 集中豪雨に河川の氾濫、土砂崩れに土石流・・・こんな言葉を繰り返している間に大自然界に於ける【環境変化】は着実に進み、今や日本列島は「亜熱帯」・・・大都会のど真ん中でも、あっと言う間に水が溢れ、“人類の叡知”先端技術の粋を凝らした筈の都市機能も、その脆さを露呈するばかり・・・。のどかな夏景色の向こうには、如何ともし難い“大自然の力”が見え隠れする・・・。気象庁さんよ、「梅雨明け宣言」をドンドンやろう!間違ったからと言って何がどうなる!?










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蜘蛛の糸・・・

ガザミグモカザミグモ(左)という蜘蛛を初めて見た。カザミとは蟹の一種らしいのだけれど、なるほど、膨らんだ腹のあたりを取り除けばカニに似ている。滝のぞばで握り飯を喰っていたら長い糸にぶら下がったまま風に吹かれ、舞い降りてきた。調べてみたらカニグモの仲間は網を張らない徘徊性のクモで、主として待ち伏せで獲物を捕らえるらしい。蜘蛛は特に害を与えるわけではないのに人間に嫌われている生き物なのだ。ごく一部の種類を除いて人間に害を与えることはないという。アメリカとオーストラリアにいる約30種は人間を殺すほどの毒を持っているらしいが、基本的に蜘蛛は人間にとって有害な生き物を食べてくれる有難い生き物ということになるのだが、人間さまの身勝手な偏見によって嫌われているのだった。「蜘蛛」が特に好きだということはないけれど、得てして“ヤバイもの”が持ち合わせる不思議な魅力を感じるのは確か。妖しげな模様やら張り巡らせた糸で獲物を捕らえたり、くるんだり・・・蜘蛛の糸は1つと思われがちだけれど、実は1種の蜘蛛が6種類もの糸を使い分けているという。糸は獲物を捕らえるための粘着性のある糸や、卵を保護するための柔らかい糸、足場とするための粘着性の無い糸などを使い分け、蜘蛛の糸は細くて軽いけれど、自然界の繊維の中では最強のモノで、鋼鉄の糸の4倍以上もの強度があるという。糸を投げ縄のように用いる蜘蛛もいるらしい。多くの蜘蛛は獲物の動きを封じ、ゆっくり食べるためにも糸を用いる。また、蜘蛛の子供は孵化したばかりの頃では、まだ糸も毒も作れず、1回目の脱皮を行なって初めて糸と毒が作れるようになるのだという。蜘蛛は成長過程で何度も脱皮を行ない、種類によっては15回もの脱皮を行なうものもあるらしい。蜘蛛の生態にのめり込めば面白く、不思議の興味は尽きない・・・蜘蛛といえば「芥川龍之介・蜘蛛の糸」があり、一部抜粋転載した。100710mks0076_RJ.jpg



「蜘蛛の糸」 芥川龍之介

 ある日の事でございます。御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の蓮池(はすいけ)のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮(はす)の花は、みんな玉のようにまっ白で、そのまん中にある金色(きんいろ)の蕊(ずい)からは、何とも云えない好(よ)い匂(におい)が、絶間(たえま)なくあたりへ溢(あふ)れて居ります。極楽は丁度朝なのでございましょう。

全文はコチラで→ 蜘蛛の糸 芥川龍之介

、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚(わめ)きました。

しかし極楽の蓮池の蓮は、少しもそんな事には頓着(とんじゃく)致しません。その玉のような白い花は、御釈迦様の御足(おみあし)のまわりに、ゆらゆら萼(うてな)を動かして、そのまん中にある金色の蕊(ずい)からは、何とも云えない好(よ)い匂が、絶間(たえま)なくあたりへ溢(あふ)れて居ります。極楽ももう午(ひる)に近くなったのでございましょう。

蜘蛛の糸 芥川龍之介(青空文庫)












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ホソバセセリという蝶

ホソバセセリホソバセセリ( 昆虫エクスプローラ)
アザミの花で吸蜜するセセリチョウ・・・数日前にも撮ったことがあり、そっくりのシーンに「また、撮ってしまった・・・」と、見比べてみたら確かによく似てはいるが違う。翅の白い斑紋の付き方が違う・・・数日前に撮ったセセリチョウはオオチャバネセセリなのだった。こんなコトに手間取っているようでは、いつまで経ってもドシロート、なんとも致し方なし・・・その筋の人によれば、蝶も蛾も同じ鱗翅目であり、分類学上は蝶・蛾という区分はなくて、鱗翅目は日本では約6千種いるという。そして、蝶はその内の約2百種強に過ぎない・・・セセリチョウ科はその内で37種がいると言うけれど、とてもとても・・・それにしてもセセリチョウは、いずれも目に愛敬のある蝶です。










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ロマンティック伝説に彩られた愛の木・・・

ヤドリギヤドリギ “みくさ古道”には、ヤドリギ観察に絶好のポイントがあり、ヤドリギの細部まで手に取るように観察できるのだ。コノ山にはヤドリギ (ヤドリギ科 ヤドリギ属)の他にヒノキバヤドリギも数多く・・・(◆パラサイトな植物・・・)(◆自殺する!?檜葉宿り木・・・)見ることが出来る。また、ヤドリギの仲間たちは、緑の葉を持っているものが多いので、半寄生植物とされる。日本では冬季にヒレンジャクやキレンジャクがこれに集まり、果実を食べた鳥が落とす排泄物が小枝に付着したり、果実をくわえて種子を搾り出したあと手近な枝でくちばしをぬぐったりすることによって種子が配布される。樹皮表面の種子は根を伸ばして発芽し、これが樹木の幹に侵入し寄生する。

◆『ヤドリギ -北欧神話と民間信仰-』

 わが国ではあまり馴染みのない話ではあるが、ヨーロッパではクリスマスの飾りとして広く用いられ、北欧ではモミや柊ヒイラギと同じ位…ヤドリギはクリスマスに飾られ、ヨーロッパではオウシュウヤドリギがが使われるらしい。フランスではクリスマス前になると、朝市などでヤドリギのブーケが売り出されていて、それを玄関のドアの上に飾ったりするそうだ。クリスマスにヤドリギの下で女性に出会ったら…キスをしても良い…キスをしなくてはならない…そしてヤドリギの下でキスをした二人は…結ばれ…永遠に別れない…これが北欧のヤドリギ伝説なのだった。クリスマスには目指す相手が通る時間帯に…女性はヤドリギの下にいるらしい…何処の家でもヤドリギが飾られているので…このように昔からヨーロッパ人の生活の中に根をおろしたヤドリギは、よほどポピュラーな植物だったらしく、工芸の分野でもさまざまなデザインで登場する。とりわけヤドリギの「半寄生生活」に儚さや虚しさを見いだしたアール・ヌーヴォー期のアーティスト達には、このモティーフが喜ばれた

 ヤドリギは平和の木でもあったようで…その昔喧嘩をしていても…戦っていても…ヤドリギの下ではキスをしなくてはならない…と。また、ヤドリギの中には春を待つ木の精が住んでいる…とも言われ、大地に根を張っていないのに…冬でも青い葉をたたえているヤドリギを人々は【神の宿る木】とも言っていたようなのだ。神の宿る平和の木…愛の木…ロマンチックな話ではあるが、狙った相手をヤドリギの下で待ち伏せるという話だから、女のしたたかさを言いたかったのかも知れない。
ヤドリギ ココ↓には、ロマンティック伝説とは対極にある、ドキュメンタリータッチの素晴らしい記録写真と解説がある。

ヤドリギ と ヒレンジャク

◆ヤドリギの果実

◆ヤドリギ の viscin組織

◆ヤドリギの花

なかなかの植物ルーム(花*花・flora)

















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小雁皮の白い花・・・

コガンピコガンピ 雨上がりの池畔にコガンピの白い花が咲いた・・・コガンピ(小雁皮)、花を見るのも初めてなら、その名を聞くのも初めてだった。名前から想像できる通り、和紙の原料として使われるミツマタ(ジンチョウゲ科 ミツマタ属)コウゾと同じ仲間のジンチョウゲ科 ガンピ属で、コガンピは枝が直立して草本のように見えるけれど、高さは1m以下で、小さいものは30cmくらいしかなく、どうみても草本にしか見えないけれど、茎は木質化していて、そのままのかたちで越冬することから木本であることが判るらしい。あまり高くならないのは、地上の上部が毎年枯れるので高くならないらしい。こんな花に出会うと、まだ見ぬ花、未知の草や木との“新たな出会い”への期待感が膨らみ、躰は衰えても山歩は止められそうにない。コウゾコウゾ タイミングよくコウゾの赤い実が生っている場所を確認していたので移動、黒くて長いヒゲがチョイと気になるけれど口に入れてみれば甘い。木イチゴの甘さとは少し違うけれど甘くて美味い。









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ノギラン咲く池の畔で・・・

ノギランノギラン 雨の池畔は水滴がキラリと輝き、野草の叢もみずみずしく、クリアなグリーンに眼を洗われて、見るモノすべてが新しい。開花が始まったばかりのノギラン(芒蘭)の花を、ぬかるみに足をとられながらレンズを向ける・・・透けた花弁が美しい。降り続く雨の池畔を歩き続けた。トンボソウトンボソウ少し入り込んだ辺りで、林道脇の笹の間からオオバノトンボソウの花が首をつき出している・・・こんなところにこんな花があるとは、もう一年以上も歩き続けているコノ山にこんな花が咲くとは・・・ゆっくりあるきながら辺りを見回していたら、あっちにもこっちにも、あの上にもあの横にも・・・あるわあるわ“宝庫”ではないか!コノ山は「トンボソウの宝庫」なのだった。何時とは言わず歩いてみるもの・・・あてどなく 雨ふり山歩 老いふたり 感動山分け トンボソウ・・・ イシモチソウ 翌日もコノ山を歩いた・・・山友の縄師・Kさん、それに地元のKさんら4名で“みくさ古道”~“鹿野”への周回コースを賑やかに歩いた・・・ありとあらゆる話をぶちまけながらの“哲学山歩”なのだった。陽気な山歩はいい、楽しくなるからいい、楽しければこそ巡り合う・・・地元のKさんに初めて見るという「トンボソウ」を教えようとドンドン陽気に歩いていたら見覚えのある“白い花”が咲いていいる・・・これは「イシモチソウ」の花!?なんということか、二ヶ月も前に死ぬような思いをしながら撮った花が、まだ咲き残っているとは・・・既にチェック済みの群生地数ヶ所も再確認、コノ山は“イシモチソウの宝庫”でもあるのだった。地元のKさんに、しかと憶えよと、ややリキむロージンたち・・・梅雨の晴れ間の午後なのだった。
















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Stand By Me | Playing For Change ・・・Song Around the World

 丁度ネタ繋ぎの間合いが出来ておりますので縄師・Kさんのリクエストによる
Stand By Me | Playing For Change | Song Around the World を貼りました。
なかなかのモノです。楽しませて貰います。










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野の花、畔の花・・・

ネジバナミゾカクシ 花もなければ、虫も現れず・・・ちょっと降り続いた雨に、都心部ではアッという間に大洪水。相も変わらず異常気象ばかりが叫ばれる文明先進国ニッポン!きれいに刈り込まれた芝生の中に“凛と起つ”ネジバナとミゾカクシ・・・季節になれば、何処ででも見掛け、花を咲かせていても雑草扱いされてきた“雑草の花”が、今や希少種の仲間入りしたのではないかと思われるほどの異常気象!?いや、もう異常気象などのせいばかりではない“環境変化”が完了しつつあるのではないか・・・排水を効率よくするために整備された排水溝が想定を超えた桁外れの雨水をあっという間に集めてしまう・・・加速する環境変化のアトを追う“人類の叡知?”人間が中心に居るわけではないことを、ジワリ思い知らされている今日この頃・・・ミゾカクシの草姿をこれほどスッキリ見せて貰ったのは初めて・・・。








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草むらのイトトンボ・・・

イトトンボイトトンボ オオアオイトトンボではないかと思っているだけで、アオイトトンボの同定は専門家でも難しいコトであるらしい。分類や同定はともかく、朝露が乾き切らぬ草むらにキラリ輝く小さなトンボは、爽やかな風を誘う・・・というのも長閑なトンボの光景ではあるけれど、一方では“トンボの共食い”もよく目にする光景なのだった。“共食い”といえばカマキリを連想するけれど“トンボの共食い”の方がよく目にする。どうもコチラが想像するような“残忍”とか“冷酷”とはほど遠く、目の前で動く喰えそうな「飛行物体」なら透かさず反応し、それがハエであろうがトンボであろうが何でもいいらしいのであって、トンボには「自分の仲間であるトンボを喰っている」つもりはサラサラないらしいのだ。また、トンボには交尾するときにも共食いすることがあるらしく、なにやらカマキリの共食いをも連想させてくれるのだった。

トンボは交尾をする前、メスはオスの頭をかみ切って食べることがある。交尾の後と思ってる人が多いと思いますが実は前です。頭がなくてもオスの行為は止まりません。昆虫の頭は抑制中枢神経の座にあたるんで、メスは頭を食べることで性行為を活発化させることができるのです。









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ツチアケビ咲く播磨の森・・・

ツチアケビツチアケビ 05/04(SUN)縄師・Kさんと電話で話す機会があり、雑談中に出た「ツチアケビ」の話に「もう花を咲かせる頃やと思うんですが・・・」といったら「もう咲いてるよ・・・なんなら土曜日にでも行きますか・・・」とKさん、「う~ん・・・」と唸っただけで電話は切ったけれど、土曜日まで待てる話ではない。縄師・K氏には申し訳ないけれど、まだ見たことがないと言っていたピュア・Cさんを誘い、即、月曜日にツチアケビ咲く森へ出かけた。数年ぶりに訪ねた森は少なからず様変わりして、ガードされたササユリがアチコチの林道脇に見られ、想定外の“環境変化”にガッカリ・・・気を取り直しツチアケビ咲く現場へ。ここで最初に見たときは1本だけだったものが数本に増えていたけれど草丈が低い・・・生育過程に何かあったのか茎が途中で切断された形跡がある。これでは花は撮れても、エロボケ好みの赤いソーセージを何本もぶら下げたエロティックな“実るツチアケビ”の“勇姿”は望めそうもない。初めて見るピュア・Cさん、いつものように落ちてる花を拾い上げ感触を確かめたかと思えば匂いを嗅いだり、時には噛んでみたり・・・五官をフルに活用し身体中で確かめ愛でるその姿は第六感を超え“第七官界彷徨”しているような姿にはいつも感心させられている。ピュア・Cさんの写真では捉え切れないものを捉えようとする姿は、いつものことながら、お見事なのだった。ツチアケビツチアケビひとしきり観察したり撮影した後、辺りを少し山歩したけれどコレといったモノも無し、東屋でカフェ・オーレ!バカ話に花が咲いたところで予定終了。林道を引き返していたらツチアケビの辺りに赤いキャップのスリムな男の姿が・・・よく似ている!? 近づくと矢張り!指月山さんではないか、懐かしいなぁ、こんな所で遇うとは・・・。予てより指月山さんのBlog“山歩き”のファンであるピュア・Cさんを紹介、しばしハナ咲かせる花咲爺と花好きお嬢さん、森の木陰の花談義なのだった。

◆腐生植物

◆ツチアケビ(土木通)
高さは50cm以上あり、薄暗い林で、地面からいきなりニョキッと生えています。ツチアケビも栄養は自前で作らず、全て腐葉土の中から頂いて育つ腐生植物です。ツチアケビはランです。ランは華麗で美しくというイメ-ジがありますが、生きるためなら何でもする地球で最も栄えているタフな植物です。ツチアケビには極小のラン、ヒナノシャクジョウに対抗した「ヤマノカミノシャクジョウ=山の神の錫杖」という別の名もあります。毒がありそうな色ですが、この実は利尿、強壮の漢方薬になるそうです。

詳しくはコチラ→(森羅万象)








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葉裏のシャレもの・・・

100703ysr0024_RJ.jpg100703ysr0026c_RJ.jpgリンゴドクガ 幼虫
 雨上がりの草むらも、また楽し・・・毛虫が葉を食む音まで聞こえてきそうな静寂に包まれ、雨上がりの葉裏をジッと見つめれば気分はファーブル・・・毛がレモン色で、エンジ色のワンポイントとちょっとシャレた毛虫。バラ科のリンゴ、ナシ、サクラ、ヤナギ科のヤナギ、ポプラ、ドロノキ、ブナ科のクヌギ、コナラ、アベマキ、カエデ科のカエデなどの葉を食べるらしい。名前はドクガでも、毒針はなく幼虫・成虫ともに毒はないので手で触っても大丈夫とか・・・ファーブルで、雨に唄えばな午後なのだった。










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雨上がりの草むらに・・・チョウトンボ

チョウトンボチョウトンボ 降り続く雨の合間を狙って数時間の山歩、濡れた翅が重いのか、蝶など昆虫の姿はほとんど見ない・・・いつも桔梗が咲く池の土手を歩いていたら、草むらを重そうに飛んでいるチョウトンボ・・・普段は蝶のような飛翔をする 「チョウトンボ」・・・を見つけた。慌てることもなかったのだけれど写真バカの哀しい性とでも申しましょうか、被写体に餓えている時、突然目の前に出現されると・・・撮り逃がしてはならぬ!・・・取り敢えずの一枚を収め、後は狙いを定めてジックリと、にじり寄りながら「まだいける、まだいける・・・」の執拗な撮影と相成るワケなのですが、出会い頭のいい雰囲気を捉えているはずの、初っぱなショットが今回はピンボケ・・・いや、ピンボケやからリアリティがある・・・と、都合のいい屁理屈をつけて、チョウトンボのメタリックな輝きに「雨上がりの草むら」を・・・。








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個性的で巧妙な仕掛け・・・柿蘭

カキランカキランカキラン(ラン科 スズラン属)
 この花を撮ってから、もう10日が過ぎた。比較的知名度の高い野生ランなので開花期には、山歩の途中に出会すこともあるし、ネット上でもよく見かける。クローズアップした花をジッと見ていたら、花弁の形や色に始まってその複雑な構造・・・それらに描かれた華やかな模様など、すべてが植物数億年の歴史に裏打ちされた、生き続けるための戦略の結晶・・・かと思えば感慨深いモノがある。 カキランカキランなにもランに限ったことではない。すべての花は種や果実をつくる器官なのだ。あの多種多様な色彩やかたちは花粉を運ぶ小鳥や昆虫を惹きつけるために創り出されたものなのだった。四季を彩る花、高山に咲く花などなど・・・すべての花は交配のための戦略として編み出されたモノで、いずれも、生き延びるための「個性的で巧妙な仕掛け」即ち「装置」なのだった・・・鮮やかに彩られた複雑なラインも一つとして無駄なものはないのだろう・・・と想いを巡らせてみれば、ヒトを含め、すべての動物は植物が太陽光をエネルギーに生み出す炭水化物のお裾分けを頂戴しながら生き長らえているのだった・・・それにしては、ヒトさまは、態度が少しデカいのではなかろうか・・・と、自己反省しきり、豪雨の夕暮れなのだった。

ランの不思議

花粉塊の謎

 ラン科の花の種類は2万種を超えるといわれ、キク科と並んで最大勢力を誇る最も進化した花のグループです。進化の方法もきわめてユニークです。その代表的な例が花粉の改良で、10数万個の花粉粒を花粉塊というパックにして運ばせるというものです。つまり1回の受精で数万個の種子を作ることが出来るわけです。しかし必然的に種子は小さく、不完全なものになります。植物本体になる胚の細胞も、少ないものでは数10個で、根はおろか葉も分化していません。発芽の栄養になる胚乳もありません。これをランはラン菌との共生によってクリアしたわけです。共生というと、ともに助け合うという美しいイメージがありますが、どうもラン菌を溶かして栄養にしているというのが実態のようです。もっともラン菌の正体も植物の立ち枯れ病の病原菌などのようで、食べようとして侵入したら逆に食べられてしまったというような関係のようです。ともかくランはラン菌の助けを借りて発芽し、その後は自立するものから、一生をラン菌に頼るものまで多様です。

 はじめてこの話を聞くと、思わず「凄い!」と叫んでしまいますが、そんなに夥しい数の種子を作ったら、地上はすべてランで埋め尽くされてしまいそうです。ところが実際に花歩きをしてみると、ランというのはかなり珍しい花なのです。それどころか、絶滅の危機に瀕している種類が多いわけです。

もっと詳しくはコチラ→ランの不思議:花粉塊の謎













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夜の蝶、昼の蛾・・・

100627haju0010_RJ.jpg100627haju0018_RJ.jpg 白昼に飛ぶ蛾や“夜の蝶”は知っているけれど、夜に飛ぶ蝶が居ることはよく知らなかった。蝶の名前は知ろうとして、比較的よく憶えているのに、蛾に関しては、まるで無知・・・種類が多いというのも一因であるのかも知れないけれど、明るい太陽の下、軽やかに舞う蝶に比べて、繁みの間をヒラヒラと飛び回るというより、渡り歩き、葉陰に隠れるように張り付いている蛾には、やや暗いイメージがつきまとう。“蝶と蛾の違い”について、よく言われるのは・・・
① 蝶は昼に飛び、蛾は夜に飛ぶ
② 蝶は触角の先がマッチ棒状だが、蛾はクシ状か先が尖っている
③ 蝶は翅をたたんでとまるが、蛾はひろげて止まる
④ 蝶はきれいだが、蛾は地味

・・・と、いったようなことではあるけれど、これら全てには例外があり、ジャノメチョウの一部などの蝶は、朝や夕方の薄暗い時間を好んで飛び、タテハチョウの仲間の多くは翅を広げてとまり、太陽に当たって体温を上げようとするときは翅を広げてとまる。蝶はきれいだが蛾は地味などという選別の仕方に至っては、見る側の主観の問題であって“強烈なエゴ”と不快感を憶えてしまう。今までに、目を見張るようなデザインや色彩が施された蛾を撮ったことも少なくはないけれど、名前など確定できずにお蔵入りになっているものがほとんどなのだった。専門家によれば、蝶の触角はセセリチョウの仲間を除いて、ほぼ全種が先が膨らんだこん棒状になっているので、②が蝶と蛾を区別するのに最も確実な方法ということらしい。ウメ゙エダシャク

 


ウメエダシャク(梅枝尺蛾)

ウメの木に、収穫前の5月から6月にかけて黒い尺取虫のような害虫が発生し、葉を食い尽くします
5月から6月にかけて発生する黒い尺取虫はウメエダシャクという種類の蛾の幼虫で、ウメ、モモ、リンゴといったバラ科の果樹につくという報告が多い蛾です。











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メタリックに輝く蜻蛉・・・

ニホンカワトンボニホンカワトンボ ニホンカワトンボ 里山を流れる小川の側にキラリと光るトンボが現れた。美しい橙色の翅に胴体が白っぽくメタリックに輝く・・・思わず、和服に銀色の草履を履いた夜の蝶を連想してしまうエロボケではありますが・・・初めて見るトンボに少し興奮しながら撮った画像を、お尋ねサイトで尋ねてみたら、「ニホンカワトンボ」の成熟したオスの個体ということなのだった。羽化後未成熟な個体は青緑色をしているが、成熟すると青白い粉が噴き、体表が覆われるので、それが銀色に見えるのだという。また、オスは橙色のほかに薄橙色や透明の翅のものもいるが、メスには橙色のは見られないらしい。「ニホンカワトンボ」はハグロトンボとともに河川のやや中流よりの所に生息する種で、産卵や幼虫の生息場所でもあり、河川改修工事の影響をもろに受けてしまう可能性があり、さらに羽化場所であるヨシなどの植物が根こそぎ刈り取られてしまうと、その水域から姿を消してしまうと言われていて、しかも,今となっては他から飛んでくることはまず期待できず、河川に植生が復活してもニホンカワトンボは復活しない。そんなわけで、いちばん絶滅が考えられるトンボは,このような河川中流域に棲み、植物内産卵を行う種ではないか・・・といわれている。










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姫弟切咲くワンダーランド・・・

ヒメオトギリ ヒメオトギリ(姫弟切)
オトギリソウ科 オトギリソウ属

 梅雨空に煙る山を歩いた。車で通りかかった初めての山だ・・・軽く山歩するつもりで歩き始めたけれど、少しずつ入り込むに連れて、醸し出される森の空気の不思議な“気配”に惹き込まれていく・・・よくあることなのだった。この日も、「もう少し入ってみよう・・・」とつぶやきながら歩くうちに「ヒメオトギリ」の小さな花やミヤマシキミの群落、しっとりと濡れ、艶めかしく妖しげなポーズで横たわる倒木など・・・etc、ワンダーランドを彷徨う不思議な気分・・・100627haju0065_RJ.jpg100627haju0106_RJ.jpg ファンタスティック!! まだ咲いていたか!?・・・ササユリの出迎えにホッとひと息・・・標高はせいぜい 500m前後の山なのだけれど尾根歩きの眺望が素晴らしく、梅雨空の下を吹き抜ける心地よい風に・・・結局、4時間あまりの思わぬ快適山歩・・・カフェオーレ!な、初夏の黄昏なのだった・・・。










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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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