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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

セリバオウレンの花・・・

セリバオウレンセリバオウレン 怪しくなった記憶を頼りに古刹を訪ねた。今回の“怪しくなった記憶”には参った・・・古刹の名前が思い出せないのは当然にしても寺のある場所が何処だったか・・・ノーミソを絞り出すようにして記憶の欠片を探ってみるけれど、何ひとつとして引っ掛かってくるモノがない・・・雲を掴むようなハナシなのだった。4,50年前に観た映画のあるシーンが鮮明に思い出せるのに、ボケがヒタヒタと足音をたてて近づいて来つつあるのは間違いない。道路脇の標識に眼を凝らし、セリバオウレンセリバオウレン辺りの景色を読み、う~ン見覚えがあるアノ山、あっアレや!臭いを嗅ぎながら駆け回る猟犬よろしくやっと嗅ぎつけた景色、そして古刹・・・「“記憶”こそ心許ないけれど“直感”にはまだ捨て難いモノがある・・・」などと妙な愉悦感にホクソ笑むボケ老人の古刹巡礼なのだった。山のふところ深くへと緩やかにのぼる石段、ゆったりとした石の階段に心静まる。人の気配もない寺の何処を見るということもなく一番奥にある鐘楼で鐘を突いた「ゴ~ン・・・」なかなかいい音が向かいの山に轟いた。
セリバオウレン古い土塀の向こうの池の縁に白い花が揺れている・・・こんなところに群生するセリバオウレンが・・・夢中で撮ってきたのが今日の画像。この花の姿が醸し出す、どことなく儚げなその佇まいに“春の妖精”スプリング・エフェメラルを想像したけれど、セリバオウレンは早春に花を咲かせるが、葉は枯れることなく年間を通してつけているのでスプリング・エフェメラル(春植物)ではないらしい。セリバオウレンには、★雄花をつける株 ★両性花をつける株 ★雌花をつける株 ★雄花と両性花をつける株 など4種あるらしい。一部の個体は両性花、雄花、雌花のいずれかのみをつけ、他の個体はいずれか2種、あるいは3種の花をつける場合を、離性といい、キクバオウレンやヒメニラでこの4タイプの性型が確かめられているらしい。

◆セリバオウレン  両性花・雄花・雌花
◆オウレンの仲間










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咲き始めた妖精たち・・・

アズマイチゲアズマイチゲ ここにはスプリング・エフェメラル(春のはかない命・春の妖精)と呼ばれる植物たちがワンセットで咲く・・・セツブンソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、キバナノアマナ、etc・・・厳しい冬が過ぎ、落葉樹林帯にも春の息吹を感じる頃ともなれば、林には明るい春の陽射しが溢れるようになる・・・こんな時期、落ち葉の下で春を告げる植物たちが花を咲かせる準備、満を持して開花、つかの間の春を謳歌したかと思えば儚くも消えて行く・・・葉だけの姿で光合成を済ませると夏の盛りには枯れ、春の妖精たちは地上からその痕跡を消し、次の年の春先まで1年の大半を地中で、地下茎や球根の姿で過ごすコトになる・・・こういうライフサイクルを持つ植物のことを「スプリング・エフェメラル(春のはかない命・春の妖精)」と呼ぶらしい。このアズマイチゲ(キンポウゲ科 イチリンソウ属)もその“春の妖精たち”の仲間であるらしいのだった。アズマイチゲには紫色の花もあり、仲間にキクザキイチゲがある。キクザキイチゲキクザキイチゲキクザキイチゲ(菊咲き一華)はよく似ているが葉で見分けるらしい。アズマイチゲの茎葉は細かく裂けていないがキクザキイチゲは裂けている。また、白く花のように見えるのは花弁ではなく萼片らしい。

★イチリンソウの仲間

スプリングエフェメラル(春のはかない命・春の妖精)

■キンポウゲ科
セツブンソウ
フクジュソウ
ユキワリイチゲ・キクザキイチゲ・アズマイチゲ
イチリンソウ・ニリンソウ・サンリンソウ
サバノオ・トウゴクサバノオ・サイゴクサバノオ

■ユリ科
カタクリ
アワコバイモ・トサコバイモ・コシノコバイモ・ミノコバイモ・カイコバイモ・ホソバノコバイモ・イズモコバイモ
アマナ・ヒロハノアマナ・ホソバノアマナ・キバナノアマナ
ヒメニラ

■ケシ科
ヤマエンゴサク・ジロボウエンゴサク・ミチノクエンゴサク・エゾエンゴサク






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あぜに座し 喰う握り飯 春一番・・・

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畔に座し
 握り飯喰う
    春一番
    ・・・淫蕩火




セツブンソウセツブンソウ 週末は雨の予報に思い立って出かけたセツブンソウ見物・・・予感がバッチリ当たった。2,3日前から咲き始めていたようで、花を観に来た人もチラホラ・・・週末や日曜日ならこんな調子で観察や撮影というわけにはいかないらしい。知る人ぞ知るセツブンソウ兵庫県レッドデータCランク)の群生地なのだった。折からの強風、春一番に煽られて小さな花が激しく揺れる・・・花蕊シベのオレンジ色と紫が美しい小さな花は初めて観る。花の盛りにはまだ少し時間がありそうではあるが雨の週末がどうなのか・・・山里にひっそりと咲く可憐な花・・・と言いたいところだけれど、花を咲かせ群生しているサマは小粒でピリリといった方が似合いそうだ・・・。セツブンソウセツブンソウ他にもアズマイチゲなど撮っておきたい花も咲いていたので昼飯を済ませておこう・・・と、田んぼのあぜ道に座って握り飯を喰ったのだけれどコレが楽しくて美味い・・・時々強く吹く春風に、吹き飛ばされそうになる帽子や紙コップを抑えながらメシを喰い茶を飲む・・・目の前の草むらをこれほどシゲシゲと眺めることもあまりない・・・忙しく動き回るテントウムシが気になりカメラを手に追い回してみたり、ウシハコベ?の小さな白い花を撮ったり、あぜ道は春なのだった・・・。









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愛の月、逆さ上弦の月・・・

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 愛の月 恋の月 逆さ上弦の月・・・三草の山に出しつきかも・・・

・・・アレも愛 コレも愛 孫の名前が愛・・・淫蕩火


100224mks0028_RJ.jpg100224mks0011_RJ.jpg午後、三草山上空に逆さ上弦の月がクッキリ・・・この月が西に傾く頃には見事な上弦の月になるらしい。愛を語るには、やはり上弦の月がエエんやろか・・・下弦の月ではどうなんやろう・・・上弦の月になる前の下弦の月ならどうなんやろ・・・と、スッとぼけたコトを思ってしまうエロボケ爺、三草の山の愛の午後・・・カフェ・オ~レッ!!なのだった。








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踊り子草・・・

100220akho0019_RJ.jpg100220akho0027_RJ.jpg オドリコソウが咲いていた。花期は3~7月とかなりバラツキがあるようだが、2月の終わりに咲いているということは早い。花の色も白、薄桃色と紅紫色があるがすべてが混ざり合って咲くことはあまりなく、どれか一方が多く見られる地域・・・花の色に地域性があると言われている。“踊り子”といえば即座に連想してしまうのが川端康成の「伊豆の踊子」ではあるけれど、もう少し新鮮な“踊り子伝説”はないものかと探してみたが、どれもイマイチ新鮮味に欠ける。退屈しのぎに「踊り子」、「ダンサー」などと検索窓に打ち込んでみたけれど大して新鮮味もないので「東寺」とそれぞれに絞り込み検索を掛けてみたら出るわ出るわ“DX東寺と踊り子さん”・・・イマなお健在らしい・・・かといってリンクを張ってみても、ご清潔で思いやりの厚いニッポンへと変貌を遂げた?現在の社会を思えばヒンシュクを買うのは眼に見えているのでヤメにした。それよりも、懐かしくて健全な1957年(S.32)、大阪朝日放送の「呉羽ホームソング」で三浦洸一さんが歌って広まった曲、川端康成さんの小説「踊子」をモチーフにした詞を転載させて貰うことにした。この歌なら知っている方も多いはず・・・。

「踊子」

さよならも言えず 泣いている
私の踊り子よ ああ船が出る

天城峠で 会(オ)うた日は
絵のように あでやかな
袖が雨に 濡れていた
赤い袖に 白い雨

アー アー アー アー  (女声コーラス)
アー アー アー アー

月のきれいな 伊豆の宿
紅色の ともし灯に
かざす扇 舞い姿
細い指の 懐かしさ

さよならも言えず 泣いている
私の踊り子よ ああ船が出る

下田街道 海を見て
目を上げた 前髪の
ちさな櫛も 忘られぬ
伊豆の旅よ さようなら










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海の景色・・・

100220akho0001c_RJ.jpg100220akho0101_RJ.jpg 温かいコーヒーを飲みながら見る海はもう春、ジェルソミーナな海だった。打ち寄せられたヒトデを裏も表もジックリと眺めたのも初めてなら・・・風はまだ少し冷たいけれど、静かな心温まるひとときなのだった。

「煌めいて 心ほのぼの 春の海・・・淫蕩火」

ヒトデは「海星」と書き、5本の腕を持った星形の動物です。下側に口があり、いろいろな動物をおそって餌にします。 二枚貝をつかまえると、貝殻をこじ開けようとします。五本の腕で二枚貝を包み、力を込めて、無理やり開かせます。もちろん貝は抵抗します。けれども、ヒトデの腕に包まれてしまったら、ほぼ助かる見込みはありません。
 殻をこじ開けると、ヒトデは中身を食べ始めます。びっくりするのはその食べ方です。彼らの口は、体の裏側、星型の真ん中にあります。その口から、なんと胃袋が吐き出されます。胃袋を食べ物の上にかぶせ、その場で消化を始めます。
 普通は、口から胃へと食べ物が送られますよね。体内の胃で消化するのが常識です。ヒトデは、胃のほうを体外に出して消化します。全く常識外れですね。ヒトデは丈夫な生き物なので、駆除が難しいです。腕を一本ずつにちぎっても、一本一本が再生して、元の五本腕のヒトデになります。すごい再生能力ですよね。
- zukan.net -

きらきらと寄せては返す渚のシンドバッド!?・・・否、ゆったりと、浜辺に打ち寄せる白い波頭を見ていたら、イタリア映画、「道」のファーストシーンが甦った・・・浜辺で拾い集めた棒を背負うジェルソミーナの後ろ姿・・・「ジェルソミーナ!ジェルソミーナ!」と叫びながら駈け寄ってくる弟妹たち、「・・・オート三輪車に乗った人が来てる、ローザが死んだんだって!」・・・話が前後するけれど02/21(SUN)のBlog記事を「道」にすることはココで決めたのだった。白い波が打ち寄せる浜辺、それにジェルソミーナの後ろ姿のロングショットが印象深く焼きついているのだった・・・。我がビデオコレクションにあるはずの「道」が行方不明では全編鑑賞もままならず、You Tubeでダイジェスト版を探してみたら浜辺のショットが際立つファーストシーン、ラストシーンは言うまでもなく、「タキギが足りない、火が消える・・・」とジェルソミーナが重みのあるセリフを吐きながら横たわるシーンなど短いけれど要所を押さえたモノがあったので未練たらしく“ジェルソミーナ”をもう一度の”午後の紅茶”なのだった。









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あの道 この道 きょうの道・・・

 昨日や一昨日のことが満足に思い出せないのに、些細なことから、数十年前の記憶が次々と鮮やかに甦ってくることがよくある今日この頃・・・ボケの兆候としては、すでに相当のレベルに到達しているのかも知れない。確か一昨日だったと思う・・・このあたりのコトは相変わらずアイマイなのだけれど、たまたま観ていた冬季五輪のフィギュアスケートで流れてきたメロディに「・・・ん!? ジェルソミーナやないか!!・・・」と、触発された記憶が次々と甦り、フェデリコ・フェリーニという監督の名前、そして名作「道」、テーマ曲「ジェルソミーナ」それに主演女優ジュリエッタ・マシーナにアンソニー・クイン・・・モノクロのシーン、フェリーニ監督の妻でもあるジュリエッタ・マシーナの演ずる白痴の女に不思議な心の昂ぶりを憶えたことなど、手に取るように思い出してしまうのだった。粗野な男と白痴の女・・・力自慢の大道芸人ザンパノが、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買った。男の粗暴な振る舞いにも逆らわず、彼女は一緒に旅回りを続ける。「道」は、おそらく不器用で他に生きる術がない白痴の女・ジェルソミーナがすがっている粗野な男との人生を指しているのだろう。バイオリン弾きはジェルソミーナに教える、・・・どんなにつまらない小石だって、何かの役に立っている・・・と。その言葉を信じて、ジェルソミーナはまた粗野な男と寄り添う決心・・・ひとときは、二人の間にも優しい情のようなものが芽生えもするのだけれど、それは男が自ら犯した罪を密告されないようにとの打算に過ぎず、それでも、けなげに相棒を信じた挙げ句の果てに裏切られてしまう悲しい女ジェルソミーナ。やがて、彼女を捨てたザンパノは、ある町で彼女の口ずさんでいた歌を耳にする……。ニーノ・ロータのもの悲しいメロディが、ジェルソミーナを置 き去りにした後悔と絶望的な孤独感に打ちのめされ、ひとり嗚咽を 漏らす・・・粗野な男にも僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリーニの名作。もう一度、すべてを見たくなって我が“Videoコレクション”を調べてみたが無い・・・確かにあったはずが・・・。

詳しくは★・・・→ ( - La Strada -)







★・・・↓高橋がテーマ曲を使用 映画「道」再脚光( バンクーバー五輪 フィギュア : nikkansports.com)
















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上弦の月・・・

100217jgnmon0011_RJ.jpg まだ明るさの残る夕方、傷みの目立つ我が家の屋根を見上げながら、葺き替えるほどのカネも無し・・・と、眼をやったその先に“上弦の月”が美しい。

この月が いま見るこの月か 上弦の月・・・淫蕩火

ところで“上弦の月”“下弦の月”の定義づけは【月を弓に見立てたとき、弦が上を向いているか下を向いているか・・・】ではなく、弓に見立てたときの“弦”が上を向いているか下を向いているかで両者を分けられるのは月が沈む時間だけで、

ちなみに,上弦の月は昼間に出て夕方に正中し,深夜に沈みます.下弦の月は深夜に出て明け方に正中し,昼間に沈みます 。つまり「上弦の月」「下弦の月」の上下とは「弓に見立てたときの弦が上を向いているか下を向いているか」ではなく「上に見える弦」なのか「下に見える弦」なのかという時期を表す上下であり,弦というのは半月そのものを表しているのです。
上弦の月,下弦の月

▼正確には、今月(2月)22日が上弦の月・・・。

・・・ということであるらしい。








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銀杏を煎る・・・

100213mksym0033_RJ_20100218081813.jpg100213mksym0016_RJ.jpg 銀杏を煎った。ポカポカ陽気に、昭和池の美しい水面を眺めながら銀杏を喰っていたらビールが欲しくなった・・・残念ながらビールは持参せず。この銀杏は先月末、松尾山、北麓に抱かれるように建てられ、この時期、陽光は殆ど届かず、イチョウの葉も霜を被り、辺りには銀杏が落ちたままになっていたので少し拾い集め、(【Aladdin's cock】 松尾山・北麓、文保寺へ・・・)でピュア・Cさんが拾い集めたものをキレイにして持ってきてくれたのだった。小石で軽く叩いて砕き、食い終わったきつねうどんの器に入れガスで煎ってみたら・・・コレが美味い。塩が少しあればもっと旨くなった!?・・・いや、素朴な“素スの味”がいちばん美味いのではないか・・・と、あらためて噛み締めながら素を実感・・・美味かった!やめられない、とまらない・・・聞くところによると銀杏も喰い過ぎると中毒症状を起こすらしい。中毒症状が起きる量の目安として、子供で7粒以上、大人で40粒以上とされているとか・・・。多量摂取にご注意!5歳未満の小児には与えないこと・・・ということであるらしい。100129gnn0009_RJ_20100218081754.jpg「・・・ 思えば、年が明けてから「毒ある実」ばかり喰ってるなぁ・・・」とつぶやいたら「・・・こんどは「ネズ」の実を食べてみようヨ!・・・心地よく酔えるかも!?」と、ピュア・Cさんが言う・・・小春日和の午後なのだった・・・。 

【銀杏食中毒とは】
銀杏食中毒の特徴
症状----重篤な場合、強直性及び間代性痙攣を伴い、意識を失うこともあります。死亡例も報告されています。
中毒を起こしやすい人----小児(5歳未満)に多く、報告されている全患者の70%以上が10歳未満のこどもです。大人の場合には、かなり多量に摂取した場合に限られています。
中毒量----特定できていませんが、記録によれば5~6個程度でも中毒を起こすことがあります。その理由は中毒のメカニズムと深く関連しています。
中毒が発現する時期----ぎんなんを摂取後、数時間というのがいちばん多いケ-スです。もちろんこれは摂取量、その人の栄養バランスによっても異なってきます。
中毒が多発した時期----古い症例報告はないのですが、太平洋戦争前後(昭和30年代半ば頃まで)が特に患者数が多かったという集計があります。これも中毒メカニズムと関連していると思われます。しかし、現在でも年に数件の報告があります。銀杏中毒(衛生化学食品と健康を考える 和田研究室)








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狂い咲く・・・

100214mksym0032_RJ.jpg100214mksym0034_RJ.jpg ミツバツツジの花が咲いているのを目撃してからもう10日にはなる。その間には雨の日も雪の日もあったけれど咲き続けているのはココだけで、他にミツバツツジの木はいっぱいあるけれど花を咲かせたモノは無い。狂い咲き・・・返り花というらしい。「返り花」とは、木枯しの季節の小春日和に狂い咲きした花のことを言い、「返り咲き」とも言い、「帰り花」「忘れ花」「狂ひ花」「狂ひ咲き」などとも言われている。100214mksym0030_RJ.jpg地球の温暖化が言われ始めて以来、毎年のように、何処かで言われるようになった「異常気象」すら「異常」でなくなりつつあるのか・・・。時季外れに咲く花も、「またかぁ・・・」と、それほど珍しいコトではなくなったようにも思える。「返り花」とか「返り咲き」という表現はよく見かけるけれど、「狂い花」とか「狂い咲き」をあまり見かけることがないのは、キーボードの「ブラインド(blind=盲目)タッチ」が「タッチタイピング」と言い替えられたように、思いやりと優しさいっぱいの世の中になった?せいなのか・・・「姥桜(葉=歯がない)の狂い咲き・・・」などといった人間臭さが溢れるような表現が、思いやりや優しさと引き換えに、知らず知らずのうちに消えて無くなるのかと思えば淋しい限り・・・でもあるのだった。






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冬ざれの林の赤い枝・・・

100214mksym0008_RJ.jpg100214mksym0004c_RJ.jpg 北の山が雪を被った朝、日中は気温も上昇し穏やかな天気になると言う予報に快晴の三草山を歩いた。日陰にはうっすらと雪があったけれど、風もなく明るい陽射しに誘い出されたか駐車場もそれなりに賑わい、アノ花林糖氏にも久しぶりに遇った・・・駐車場まで来る途中の小川にカルガモ親子が行列して歩いているのを知っているかと尋ねたら、なんでも「ヒザを傷めて暫く山には来てないから知らんのや・・・もう大丈夫やから、また見てみるわ・・・」と言い残して登っていった・・・干上がりそうになったヒキガエルのオタマジャクシに、バケツで水を運んでやったという同年代のアノ心優しきオトーサン・・・心なしか淋しげに見えたけれど、コチラの気のせいか。100213mksym0015_RJ.jpg100213mksym0019_RJ.jpg この日は久しぶりにオーソドックスな三草コースを上り、新道「思いやりの道」を下ることにして歩き始めたら、いつの頃やら顔見知りになった人たちと出くわし、冬ざれの林の中ではネジキの赤い枝が目立つ・・・紫外線から新芽を守るため、芽吹くまでの間は枝の先を赤く染めるのだといわれている。新しい枝が赤い漆塗りの様に見えるので、ヌリシバ(塗柴)とも言われ、その他カシオシミ、コマノキ等の別名があり、材は洋傘の柄や薪炭に、樹は庭木、花は生花に使われ、近縁種のアセビ等同様有毒で、牛や馬が食べて中毒を起す事もあるというけれど、どこまで確かな話なのかは知らない・・・。山頂から新道「思いやりの道」に入り、途中の眺望が効く場所から眺める昭和池は明るい陽光に映え、綺麗なブルーやエメラルドグリーンなど様々な表情を見せる・・・この日の昭和池は、さしずめピーコックブルーかピーコックグリーンと言ったところ・・・。シーズンになり、コバノミツバツツジのピンクがちりばめられた景観を想像するだけで心ウキウキ「思いやりの道」のきょうこの頃ではある。













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みくさ暮色・・・

100213mksym0041_RJ.jpg100213mksym0054_RJ.jpg みくさ暮色・・・夕暮れの昭和池を眺める楽しみが増えた。縄師・Kさんが・・・1183.縄師K > “正月、松の内だと云うのに、藪入り”・・・・三草山周辺の地形図を眺めて「ソソラレタ直登コース」はあるのか?(あしアト do_On!)・・・と三草山直登のコースを探り、エキセントリック・Hさんとのヤブ漕ぎの苦心談を知らせて貰ってから、もう1ヶ月以上が過ぎている。パイオニア両氏のアトを、後日ついて歩きながら、少しだけこの直登コース整備に参加させて貰った。それ以降、このコースを忘れぬうちに・・・などと都合のいいコトを言いながら幾度となく歩き、おそらくこのコースを歩いた回数は、現在いちばん多く、そして楽しませて貰っているハズ・・・。100213mksym0067_RJ.jpg100213mksym0074c_RJ.jpg新しいコースから見る景色は何処を見ても新鮮なのは当然であるけれど、縄師・Kさん苦心の“マドロミの丘”辺りからの眺望には捨てがたいものがあり、なかでも昭和池の景観は素晴らしい。どんな景色も時間や季節は言うまでもなく、刻々と移ろう自然界の変化に連れ、ハッと息を呑むような光景に巡り合うことも少なくない。この新しい道を繰り返し歩き始めてから、まだ日は浅いけれど四季を通じて楽しみの多いコースであることを確信する。季節を選ばず四季折々の絶好の山歩コースになりそうだ。











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ネズの木のはなし・・・

100207mksym0039_RJ.jpg100207mksym0045_RJ.jpg 「ヤブ漕ぎの際、見た目以上に手こずるのがこの木や・・・名前がわからんのやけど、確かムロとか・・・」以前、縄師・Kさんがこんなコトを言っていたのを思い出した。「ムロ」とは、私も子どもの頃聞いた記憶があったので検索してみたけれど、それらしい記述は現れず、結局“樹木お尋ねサイト”で尋ねてみたら「ネズ」と言う名前で、別名に ネズミサシ、トショウ、ムロノキ などがあり、利尿、発汗、風邪、尿道炎など生薬として利用されているらしい。土壌の薄い場所や尾根などの乾燥しやすい場所では、この木、ネズがよく目立つといわれている。ネズの木は「杜松」と書き、音読みして「トショウ」と呼ばれることもあるようで、名前に松という字が入っているように、松のような針状の葉を持つ針葉樹であり、その針葉でネズミも刺せるというところから別名のネズミサシはきているらしい。球果は翌年または翌々年の 10 月頃に黒紫色に熟し、ヨーロッパ産のネズは、古くから果実を薬用に用いていて、酒のジンの始まりでジンの元祖でもある。100210mksym0018_RJ.jpg また、この木には童話に有名な話があり、どちらかと言えばコチラ「ネズの木の話(初版グリム童話)」の方が興味をそそられる。


グリム童話「ネズの木」

「僕の母(継母)さん、僕を殺して、
 僕の父さん、僕を食べた、
 僕の妹、マレーンちゃんが、
 僕の骨をみんな拾って、
 絹の布に包み、
 ネズの木の下に置いたよ。
 キーヴィット、キーヴィット!
 ああ、なんてきれいな鳥だろ、僕は!」

一度は死んで、実母と同じように、ネズの木の根元に埋められた男の子が、鳥として甦って、この歌を歌いながら、継母に、復讐を果たします。
いくつかの典型的な物語の展開パターンが組み合わされたお話ですが、継母が林檎の木箱の蓋に男の子の首を挟んでちょん切ってしまい、その首を布でくるんで胴体に乗せて、妹マレーンちゃんにその首をはたき落とさせ、最後には、スープにしてお父さんに食べさせてしまうという、かなり猟奇的な要素の濃いお話です。

ここで出てくるネズの木・・・マハンデルバウム・・・は、若返りの木であり、その実は、ジンの香料に使います。
この男の子の実母は、長いあいだ子供が出来なかったので、ネズの木に願をかけ、ネズの実がなる頃には、その実をがつがつと食べてから、男の子を産み、すぐに死んでしまいます。そして、遺言により、ネズに木の根元に埋められます。
どうもこのお話は、ネズの実という若返りの薬を使う、魔女一族のお話だったような気がします。

「ネズの木の話(初版グリム童話)」の紹介([AKIRA-CHIN's DB])

 グリムの原作は、子持ちのやもめ男と結婚した女が前妻の子である少年を疎み、ついには殺してしまうという話・・・子殺しの罪を隠蔽するため、継母は、殺した少年の遺体をバラバラにしてスープの中に入れ、父親に食べさせてしまうのだが、この父親と冷酷な女の間に生まれた少女は兄の死を悲しみ、テーブルの下に捨てられた骨を拾い集めて、少年の母が葬られているネズの木の根元に骨を埋める。すると少年の骨は鳥になって飛び立ち、継母の頭上に石臼を落として復讐する。継母が死ぬと少年は人間の姿に戻り、父親と兄妹は仲良く暮らすようになる……。と言った話なのだけれど、グリムの原作を知れば、かなり猟奇色の濃い話で、なにやら現代社会に増えつつある“子殺し、親殺し”などの殺人事件に通底している風もあり、おぞましい話ではある。








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みくさ雨情・・・

 三草山を雨の日に歩くバカも少ないらしい・・・ずぶ濡れになったウエアを着替え、東屋で熱いうどんをススっていたら、パトカーが駐車場をぐるりヒト回り、ホットな笑顔で帰って行ったけれど・・・冷える雨の午後。

100210mksym0025_RJ.jpg100210mksym0016_RJ.jpg







 ・・・ぼんやりと見えてきたけれど見えていたところがまた隠れる・・・


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 隠れると見たくなる・・・少しずつ見せられると心くすぐられる


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 ウスモノで被われれば、透けて見えるモノが妙に美しい


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 ・・・魅せようは隠しよう・・・。








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雨のしのび逢い・・・

100210mksym0002_RJ.jpg100210mksym0005_RJ.jpg 「しのび逢いは雨の日よ・・・」と、雨の朝、昭和池周回路に入り、“雨に咲くミツバツツジ”を見ようと、みくさピンクロードを目指す。天気が良ければ、さほど気にすることもなく通り過ぎている岩場も、流れ落ちる水に濡れていると滑りそうで慎重になる・・・水面まで直に切れ落ちた辺りを通り過ぎアトをふり返えれば・・・かつて、「図太さにビックリする様なことを平気でやるクセに・・・シンチョウやなぁ・・・」「ほんまにシンチョウやわ・・・」(【Aladdin's cock】 犬駆け回り鷹が舞う)・・・と、“シンチョウ嫌い?”のピュア・Cさんがシンチョウに三点確保?しながらやって来る・・・この日はロープの入ったザックは持たずに来ていることにココで気付いたのだ。100210mksym0021_RJ.jpg100210mksym0044_RJ.jpg この岩場は、ピンクロード開通以来、もう幾度となく通っているので普段はさほど気にすることもなく通過しているけれど、ピュア・Cさんと歩くときは、もしものことがあれば、そのまま素通りして行くわけにもいかず・・・などと、あらぬことを、あれやこれやと妄想の結果ロープ持参で歩くことにしているのだった。降ったり止んだりする雨の中、この日の心配も取り越し苦労に終わりヤレヤレ・・・“マドロミの丘”に辿り着いた頃にはかなりの雨に悩まされたけれど“雨に咲く花”をどうしても見たいというピュア・Cさんの一心が通じたか、アノ花は雨に濡れながら健気に咲いていた。100210mksym0050c13_RJ.jpg100210mksym0067_RJ.jpg 灰色のベールに包まれた三草山界隈・・・刻々と変わる景色は、眼を捉えて離さず、動くことすら忘れて・・・素晴らしい!!帰りは遠回りして帰ろうと、ここ暫くは歩いていなかったコースを辿り、道草いっぱいの“雨のしのび逢い”はファンタスティックで“雨に唄えば”な一日なのだった。









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喰われもせず 淋しさきわだつ 実の紅さ・・・淫蕩火

100108hydr0128_RJ_20100209121958.jpg100108hydr0088_RJ.jpg 一ヶ月も前に持ち帰り、水瓶に挿して置いた「ヒヨドリジョウゴ」の赤い実・・・折りを見ては一粒、二粒から五つ六つ・・・エスカレートして、最近では10粒は口に含み食べてしまい、時を経るほどにまろやかになっていくその味覚を確かめながら楽しんでも居たのだけれど、春も近い、「もういいだろう・・・」と先日庭に出しておいたら赤い実が見事になくなっているではないか・・・。家の者みなに尋ねたけれど誰も触れてもいなければ、鳥が食べている姿も見ていないという・・・そういえば庭で、時々ヒヨドリの姿は見たことがある。矢張りヒヨドリが食べるのか・・・早速ネットで探ってみたけれど大同小異というか、ヒヨドリも食べないので、いつまでも赤い実が残っている・・・といったような話ばかりで、食べたという人も「苦味が強いのでスグに吐き出した・・・」という程度。思い返せば、凍てる山 赤い実ばかりの 白日夢・・・淫蕩火(【Aladdin's cock】 赤い実を喰う・・・)で初めて喰って以来、1ヶ月も食い続けたバカも、そうは居ないということらしい・・・最初に喰ったときは強い苦味に吐き出しはしたけれど、気をとりなおし二粒口に入れ噛み砕き食べてしまった。アレ以来、徐々に増量しながら、若き日の不摂生に傷んだ肝機能に効くと信じつつ今日に至っているけれど、未だに言われているような中毒症状・・・頭痛、嘔吐、下痢、運動中枢、呼吸中枢麻痺により死亡する場合もある ・・・は現れていない・・・うン!? アレは、ヒョッとしてアレ・・・エロボケのゲリバラ(【Aladdin's cock】 みくさピンクロードを歩いた)・・・は、中毒症状!?いや、そんなことはない!!今も食べ続けているピュア・Cさんはスコブル元気で若い・・・そう言えば最近は煎じていると言ってたなァ・・・お元気ですか!?

◆ 色づいて 誰を待つやら 毒ある実・・・・・淫蕩火

◆ 食べたヤツ 姿も見せず 色を喰う・・・・・淫蕩火









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薄化粧の朝・・・

100207mksym0013c_RJ.jpg100207mksym0015c_RJ.jpg 2/07(SUN) 前夜から冷え込んではいたけれど、自宅近辺には雪の気配はなし・・・霜が降りているだけ・・・数日前から約束していた縄師・Kさん、ピュア・Cさんとの三草山歩の日なのだった。車を北へ走らせながら見える山は白く雪化粧・・・笠形山、千が峰が真っ白になり、西北の山々はほとんどが白くなっていた。三草山登山口への進入路まで来ると少し雪があり、先着組の轍のアトがクッキリ残っている。さすが播磨東部北端、丹波との境界近くまで来れば雪が少しあった。いつも通り昭和池の縁を歩き、池の中へ切れ落ちている岩場を少し歩くのだけれど、この辺りから見る朝の景色はいつも美しく、水面は磨き上げた鏡のように滑らかで、その日の空や辺りの山を見事に映し出す。100207mksym0063_RJ.jpg100207mksym0035_RJ.jpg 岩場を過ぎてピンクのリボンを探りながら1時間も歩けば一番目のビューポイント、少し開けた辺りにはミツバツツジが点在しシーズンが待ち遠しい。ここより少し上がったところにもうひとつのビューポイントがあり、下の方を眺めていたら東加古川のエキセントリック・Hさん夫婦がやって来た・・・また、楽しい顔ぶれの勢揃いとなり、この日も道の整備をしながら山頂へ・・・山頂は観光バスでやって来た老人グループで大賑わい。アノ花林糖氏にも久しぶりにあったけれどヒザと腰を少し痛めたとか・・・賑やかな山歩を楽しませてもらいながら、天狗岩の見えるピクニックポイントでシートを広げ、皆さん心づくしの野菜や肉をふんだんに入れ、炊き込んだうどん、みかんに珈琲、大福餅・・・etc、美味かった!!ゴーカな昼食に身も心もヴィヴィッドピンク・・・エロ話から映画や音楽、果ては文学から哲学、宗教まで・・・ヴィヴィッド老人・三草山界隈歩き回りの一日は賑やかなうちに終わった。・・・きょうも、ありがとう!!・・・なのだった。







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春風に タラ ララ・・・♪

 大阪辺りは雪がちらついているという・・・立春も過ぎ、明るくなった陽射しに感触は春。暇つぶしに「Music Album」で懐かしい曲を聴いていたら、映画“ドクトル・ジバゴ”の「ララのテーマ」と“風と共に去りぬ”の「タラのテーマ」という超有名な映画主題曲があったので、哀しくも美しいラブロマンをエロボケ爺の薄れゆく記憶に、もう一度たぐり寄せてみようというのだった。“ドクトル・ジバゴ”の「ララ」・・・ラーラとも言うらしくてどっちが正しいのか知らないけれど、多分どちらも正しいのだと思う・・・とは、映画の女主人公の愛称で、不倫を知りつつ、ララが身も心も捧げ尽くす相手は、ジバゴ医師。 二人は、第一次世界大戦下のウクライナで、医師と看護婦として出会い、互いに忘れられない存在になる・・・やがて別れの時が来て、ララはトラックの荷台に乗り、去って行く。その後姿を黙って見送る詩人ジバゴ・・・ここで、「ララのテーマ」が静かに流れ・・・忘れ難いシーンの展開となるのだけれど、もう一方の“風と共に去りぬ”の 「タラのテーマ」の「 タラ 」 とは何のことなのか・・・よく分からず、コレを探ってみるのが今日のテーマといえば大袈裟なのだが、少し探ってみた。「タラ」とは、ダブリン(アイルランド共和国の最大都市であり首都)の郊外にあるタラの丘のことで、アイルランド系の人達の聖地であり、心の故郷でもあるというのだった。スカーレットの心の中にアイリッシュの血が流れていて、その丘が心の支えになっているという事であるらしい。
激動の南北戦争と、それに翻弄されながらも生き抜くスカーレット、壮大なロマンが展開され、 "Tommorow is another day." 「明日は明日の風が吹く」の言葉で物語が終わるのがまたニクイ!ヴィヴィアン・リーの美しいのは言うまでもないけれど、ガキの頃はクラーク・ゲイブルと聞けば、なぜか「ロビンフッドの冒険」エロール・フリンのスケベヒゲを連想してしまったけれど、いま写真をみれば、かなり格が違うようで、やはりクラーク・ゲイブルは渋い。

◆画像“タラの丘”
◆ローレンス・オリビエ

"Gone with the Wind", Clark Gable and Vivien Leigh













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「春」へ・・・

100204mksym0004_RJ.jpg100204mksym0030_RJ.jpg “節分”の次の日が“立春”・・・寒さが明けて春に入る日ということらしい。恵方を向いて無言で恵方巻きにかぶりつくのが大晦日で、今日からは春の始まり・・・新春。この日以降初めて吹く南寄りの強風を「春一番」というらしい。きょう四日、立春、列島は強い寒気にスッポリと覆われ、各地でこの冬一番の最低気温を記録したとか・・・春とはいえ、まだ冬・・・とはいえ“春の始まり”なのだった。
100204mksym0058_RJ.jpg100204mksym0053_RJ.jpg 節分の昭和池、晴れ渡る青空に映え、水面は鏡そのもの・・・“マドロミの丘”から眺める景色は穏やかに春の匂い・・・ミツバツツジが遠慮がちに花を咲かせていたけれど、午後も3時を過ぎる頃になれば、北風が丹波の雪雲を送り込んできて、ときおり雪が舞う・・・春めいた陽射しに舞う雪は泡沫ウタカタの夢か・・・雪雲を背景に夕陽を浴びる三草山の山頂辺りがくっきりと見え、マドロミの丘は、花咲く頃が楽しみな新しいビューポイントか・・・下山途中に観る昭和池は水面にさざ波が夕陽を揺らし春はそこ。
100204mksym0050_RJ.jpg100204mksym0087_RJ.jpg 春といえば、よく知られた漢詩「春暁」を桃白歩実(ももしろ・あゆみ)さんの関西弁による、らぶらぶ意訳がほのぼのと“春”なので「関西弁で愉しむ漢詩」より抜粋転載させて貰うことにした。

「春暁」(孟浩然)

春眠不覚暁   春眠シュンミン 暁を覚えず
処処聞啼鳥   処処ショショ  啼鳥テイチョウを聞く
夜来風雨声   夜来ヤライ  風雨の声
花落知多少   花落つこと知る 多少

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ある春の早朝の出来事

もう朝やみたいやね
小鳥が囀サエズってるけど
でもそんなんどうでもエエ
アンタとずぅっと寝てたい気分
夜中に雨が降ったみたいやけど
そんなことも全然知らんかった
花も散ってしもたんかな
まぁそんなんどうでもエエけど


行間に、しっぽり「らぶらぶ」な事態が発動中なハズ(笑)。
妄想・想像をよろしくお願いします。
はい、結論。更年期障害予防のため、恋をしましょう。と、ワタシにとっては恥ずかしいこの章のコメントを強制終了する。
(関西弁で愉しむ漢詩 (桃白歩実)●版元ドットコム)












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京都・愛宕山の噺・・・

 「鞍馬山の天狗さん、みくさの山の月を観に来てくださいよ、美しいですよ・・・逢いたくて・・・恋しくて・・・」 と三草山の妖女“秋の月”に誘われ「三草山のアンタに逢いたいのは山々なれど雪を被った愛宕山(標高924m)が邪魔してなぁ・・・思うようにいかんのや・・・」「アンタは鞍馬天狗やろ!ウマを走らせたら簡単に来れるンちゃうん!?」といったような優雅なやりとりに出てくる京都の「愛宕山」の噺が上方落語にあり、関西の落語家では桂米朝がやっているらしいのだけれど、あいにくYou Tubeには東京の落語家、古今亭志ん朝と文楽 のものしかなかった。上方物を江戸でやる、江戸物を上方でやる、可笑しい物は可笑しい ハズ・・・音源に画像を被せたモノで少し古いが“文楽”のものを貼ることにした。


文楽 愛宕山(音源)


文楽 愛宕山(音源)2









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マドロミの丘に立つ・・・三草山

100131mksym0020_RJ.jpg100131mksym0034_RJ.jpg 掲示板への書き込みNo.1233縄師K >≪マドロミの丘≫(あしアト do_On!)の“マドロミの丘”という見事なネーミングに誘われ三度目のピンクロード山歩に出かけた・・・無論、「午後は雨・・・」の予報も承知の上なのだった。重い雲に覆われた三草山もシットリと趣があっていい。同じ山を繰り返し歩いて、いつも思うのは・・・里山歩きに「季節や天候による良し悪し」などなく、その時、折々の顔を見せてくれるのが里山なのだ・・・と。縄師・K氏の熱いハートが籠められたピンクロードを小一時間も歩けば“マドロミの丘”(左の画像、右は山頂からの眺望)に出る。手前の小高い尾根右側の谷沿いを上がってきたようで・・・ここから見る南方向の眺望は新鮮で、季節はいうに及ばず、天候や時間によって万華鏡を観るように、刻々と変わっていく景色が楽しめるハズ・・・それもシートを広げゴロ寝のままで、というクツロギポイントでもある。100131mksym0031_RJ.jpg100131mksym0033c_RJ.jpg ピンクロードを行けば、約2時間で山頂に着く。右2枚の画像は、この日の山頂からの眺望・・・普段はあまり観ることのない景観が展開され、辺りをグルリと撮影してしまった。雨模様ならではの景色に暫しウットリ・・・ポツリと来た・・・。











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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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