Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

ほくほくと零余子飯(むかごめし)喰う・・・

ムカゴムカゴ 縄師・Kさんにムカゴを貰ったのでムカゴ飯を喰ってみた・・・この歳にして初体験・・・ムカゴは知っていたけれど、コレだけ数がまとまったのを見るのも初めてなら、食べるのも初めてという初々しさなのだった・・・「零余子初心ムカゴウブ」とでも言いますか、初心というのは、文字通り初々しく可愛気のあるものだとは思うのだけれど、この歳での“老けウブ”ともなるとそうもいかず、ひとつひとつをジックリ見ている分には、なかなか愛敬もあり個性的な表情に思わずニンマリしてしまうのだが、全部を集めると鹿の糞のようにも見え、少し離れれば“糞”そのものに見えてくる。ムカゴ・・・これ、ホンマに喰えるのか?つまみ上げて色、形、肌ざわりを確かめながらネットで「ムカゴ飯」で検索してみれば殆どのサイトが“旨い”と書いていた。レシピ通り炊き上げ、喰ってみた・・・ホクホク、ホクホク・・・なにやら懐かしい味がした・・・むかし喰った“小芋飯”の“ぬめり”が懐かしい・・・味覚の秋なのだった。






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大トチの実・・・・・宍粟市波賀町小野

トチトチ小野(宍粟市波賀町)の大トチノ木(画像)
小野の大トチ・データ・近辺地図
 当blog掲示板あしアト do_On!に 10月26日(月) No.955.縄師K>ブランド品、栃の実を拾うという書き込み以来、楽しみに待っていた縄師・Kさんからの連絡があり、いそいそと出かける秋の午後なのだった。茶店のテーブルに並べられた「ブランドもの」は素朴だった。地味で美しい・・・ウバタマムシや野菊のソレなのだった。「栃の実」としては、大きいのか小さいのか?標準的なサイズも知らないので、なんとも言えないけれど、巨木だからといってその実までが巨大であるということはないだろう・・・栃の実に変わりはない筈。栃の実を使った栃餅(とち餅)もよく知られているけれど、栃の実は灰汁が強く、食べるところまで辿り着くにはかなりの手間ヒマが掛かり、おいソレとはいかないらしい。クリに似てはいるけれど、このままではアクと渋味が非常に強く、かなりエグいが、アク抜きしたあとの味はよく知らない。縄師・Kさんの現場での感動に、少しでも迫るべく「栃の木」や「栃の実」に関する拘り情報を拾い集めてはみたけれど、どんなもんでしょう!?縄師・Kさんには、他にもネタをいくつか頂戴しているけれど、また後日、ということで・・・縄師・Kさん、どうも有り難うございました。

◆兵庫県の 名木・古木・巨樹・巨木リスト

◆トチの実を拾うわけ
◆トチの実を食べるのは誰だ

トチトチ◆こだわりのトチノキ学




あく抜き:栃の実の食べ方

栃の実のあく抜きの工程
1)
栃の実は天日に干して乾燥した状態で保存します。
乾燥した栃の実を袋に入れて清流に1週間ほど浸します。
2)
栃の実の堅い皮は簡単にはむけません。
清流にさらして柔らかくなった栃の皮を”トチヘシ”と呼ばれる道具でむきます。
3)
皮をむいた栃の実を袋に入れて再度3日間ほど清流に浸します。
皮をむいた栃の実は白いっぽい実となります。
4)
桶に栃の実と木の灰を入れ、熱湯を注ぎ一昼夜おきます。
この時の灰の状態や気温などで微妙に味が変わるので、職人の長年の感が必要 となります。
5)
清流で栃の実の灰を綺麗に洗い落とします。
栃の実はこれでやっと食べれるのです。
素人では難しいですね。
(あく抜き:栃の実の食べ方: 食べ方マナー)









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あぜ道歩き・・・

オオニシキソウオオニシキソウ トウダイグサ科 ニシキソウ属
(【植物図鑑・撮れたてドットコム】)
 稲の刈り取りもほぼ終わったあぜ道を歩いていると、すでに、幾度となく視たり撮ったりしたことのある植物が、まるで初めて見る珍しい植物に見えてしまうことがよくある。ここ1ヶ月余りはあぜ道ばかり歩いているので、殊更にそんなことが多い・・・このオオニシキソウもそんな植物のひとつなのだった。この果実を付けた雑草の画像をジッと見ていたら、どうしても“初物”に見えてくる・・・この画像だけでは物足りないので撮り直しに出かけようとまで考えたのだけれど、念のため、過去の記事を検索してみたら矢張りあった雑草・・・オオニシキソウのでヒマがあればそちらも見てやって下さい・・・まだ、しばらくはあぜ道を歩きながら雑草を撮り続けることになりそうで。。。

◆コニシキソウの仲間





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秋のなごりを おしむ花・・・

ノコンギクノコンギクノコンギク (キク科 シオン属)

 天気は上々これぞ秋日和・・・天気は良くても朝から何をするにも気乗りせず、ウロウロゴソゴソ・・・底をついたblogネタもそのままに、民子と政夫の物語・・・恋を恋とも思わないような少年の日の思いを描いたピュア・ラヴ・ロマン“野菊の墓”野菊を、またまた登場させるコトになってしまったけれど、キク科は世界に20000種あると言われている。日本には自生種として約350種が知られていて、春のタンポポから夏のヒマワリ、秋のアザミやコスモスまで、日本人には季節感を表す馴染み深い植物なのだった。そう言えばこんな歌↓もあったなぁ。。。

            ◆野菊(ノコンギク・ヨメナ・オオユウガギク)の区別点




「野菊」     


     作詞:石森延男
     作曲:下総皖一
     制作:滝野細道


  (一)
  遠い山から 吹いて来る
  小寒い風に ゆれながら
  けだかくきよく 匂う花
  きれいな野菊 うすむらさきよ


  (二)
  秋の日ざしを あびてとぶ
  とんぼをかろく 休ませて
  しずかに咲いた 野辺の花
  やさしい野菊 うすむらさきよ


  (三)
  霜が降りても まけないで
  野原や山に むれて咲き
  秋のなごりを おしむ花
  あかるい野菊 うすむらさきよ









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山で旨いはオケラにトトキ・・・

ツリガネニンジンツリガネニンジン まだ、あぜ道にはツリガネニンジンの花が咲いている・・・花期は7月下旬~9月上旬とか8月~10月などと表記されていることが多いけれど、現在イマも咲いているのをよく見かける。何年も、絶えず草刈をされていた山の斜面や雑木林の縁が好みのようで、手入れの行き届いた斜面でよく見かける・・・それにツリガネニンジンは毎年、同じ所でよく見かける花のひとつでもある。画像のモノは先週末によく行くあぜ道で撮ったのだけれど、辺りには、まだ、かなり咲いている。・・・「山でうまいはオケラにトトキ(ツリガネニンジン)」といわれるほど美味しく、昔から食されていて春の新芽を天ぷらや和え物に、蕾・花は酢の物などにする・・・とは、よく見聞きする話ではあるけれど、ツリガネニンジンも、オケラも食欲をそそるような植物にはどうしても見えず、食べるより静かに観察している方がオイシイのでは・・・。








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里山秋色・・・

サルトリイバラサルトリイバラ 日毎、深くなる秋色に、エロボケといえども溺れそうになる感傷の淵・・・古キズ引き摺りながら“秋色山歩”とシャレ込んではみたけれど、思い入れほどのコトもなく、サルトリイバラの紅い実と樹肌這うツタの葉くらいのもので、“錦秋”というにはほど遠いけれど・・・まちがいなく秋色ではある。“紅葉という現象”は気温が下がることにより、葉っぱの働きが衰えることで細胞に変化が起こり、緑色の色素が無くなり黄色の色素だけが残ると葉は黄色に見えるので“黄葉”・・・もともと葉の中にはなかった赤色の色素が合成されて徐々に溜まり、赤く見える状態が“紅葉”ということになり、葉の細胞の中で起こるさまざまな変化も、ひと言で言うならば“葉の老化現象”ということであるらしい。ツタツタ“紅葉という現象”が起きるのは落葉樹のみ、ということになっているけれど例外はどこにでもあり、カナメモチ、アカメガシワ、アセビ、草本ではイタドリがそれで、落葉しない紅葉と言われているけれど、5月頃の新芽が赤くなる現象を指していうらしい。

【紅葉(黄葉)】

(紅色)
ヤマモミジ、ハウチワカエデなどカエデ類
ツタ、ハゼノキ、ナナカマド、ニシキギ

(黄色)
イチョウ、ニセアカシア、ユリノキ、カツラ、エノキ
カエデ類⇔イタヤカエデ、ヒトツバカエデ

(褐色)
ブナ、ミズナラ、クヌギ、コナラ、クリなどブナ科に多い
他に、ケヤキ、トチノキ

【つる性や草本で紅葉する植物】

(紅色)
ノブドウ、エビヅル、サンカクヅル、
ゲンノショウコ、キンミズヒキ

(黄色)
トコロ(野老)、ヤマノイモ


落葉のメカニズムは、葉の老化がある程度まで進むと葉柄の基部に離層(りそう)という特殊な細胞の集まりが形成され、葉はこの部分から離れていき、落葉しやすくなり、わずかな風でも散っていくようになる。葉を落とすことで水分収支のバランスを図っているらしい。








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朝の匂い・・・

イヌザンショウイヌザンショウ 10/24(SAT)例年なら黄葉山歩にどこかへ出かけている頃なのだけれど、今週もリハビリ山歩になってしまった。薄雲に覆われた秋の朝、露に濡れた木々の中を歩くのも悪くはない・・・ヒンヤリとした森の空気にノーミソはリセットされ、見るモノみな生気に溢れ、溌剌として美しい。そんな林の中で最初に目に止まったのがコレ、「イヌザンショウ」なのだった。美しい葉を二、三枚手で揉んでみたら・・・朝の匂い・・・がした。はじけた紫の果皮、飛び出した黒い果実、深い緑の葉、さえずり始めた小鳥たちの声・・・シットリと朝なのだった。イヌザンショウイヌザンショウチョウの姿も消えた樹液酒場にはスズメバチがいるだけで夏のアノ賑わいは何処へやら・・・。尾根筋に出て、辺りの秋色を眺めながらコーヒーブレイク・・・風が通ればコツーンとドングリの落ちる音がして秋を煽る。久しぶりにゆったりとした時間を呼吸していたら・・・「おじいちゃん絵本をありがとう・・・いま、淡路島公園で遊んでるよ・・・」と孫からのメールが入った。こんな時、ボケ老人には、娘のシワザは見えず、目を輝かせて笑う孫の顔に直結され・・・ただ、ニヤけて笑うだけ・・・アシ引き摺るアゼ道は秋日和なのだった・・・。





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空虚な真実より、魂のある虚実皮膜を・・・

ヤクシソウヤクシソウ (キク科 オニタビラコ属)
植物生態研究室(波田研)

 blogネタが底をつき始め、何かいいネタはないかと思案をしていたら垂水の娘が孫を連れてやって来た・・・上の孫が幼稚園に行っている間に洗車をさせて欲しい・・・とやって来たのだ。昔からの井戸水をまだ生かしているのだが、天気は上々・・・洗車日和。孫の守がてらにTV観賞・・・相も変わらず、胸クソの悪くなるようなシャブ塗れの六本木野郎、無職の青二才がアメリカへ行ったり来たり、アメリカの知人からクスリを仕入れた!?といったようなオトボケニュースばかり・・・京大生ほか関西の大学生のシャブ汚染というオマケつきなのだった。ホラJR患部のオトボケ振りも相当ヒドイ・・・TVカメラの放列をみたら、お辞儀をしてハゲ頭を並べてみせればコト足れり・・・といった悪習は、いったい何時から始まったのやら・・・そのうちに子供までがカメラを向ければ「どうも、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした・・・」といった光景がアチコチで見られるようになるのでは・・・想像するだけでも寒気が走る・・・「空虚な真実より、魂のある虚実皮膜がいい・・・」。幼稚園に行っている孫は明日が6才の誕生日だという・・・ビンボー爺、やるものが何もないので、二十数年前に買った絵本、「ほらふき男爵の冒険」(P・ニクル:B・シュレーダー:画 矢川澄子(やがわ・すみこ):訳 福音館書店 )をプレゼントしてやった。







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紅い実の生るころ・・・

コマユミコマユミ 10月も半ばを過ぎれば里山にも赤い実がよく目立つ。赤い果実はどれも旨そうに見えるけれど木の実はあまり口にしない・・・せいぜい今は真っ黒になっているナツハゼくらいのもので、これは子供の頃から「チョロムケ」の愛称で馴染みがあり、真っ黒になった実にはつい手が出る。酸味があるだけで“旨い”と言えるようなものではない。ヤマボウシ、ガマズミ、ヤマモモなど食べられる赤い実も少しは知っているけれどコマユミはどうなのか・・・。コマユミどう見ても喰えそうには見えない、赤い実と言えば今年は「ユスラウメ」の実を見ることもなく秋になってしまった。ユスラウメは確か夏のはじめ頃に赤い実がなるはずなのだが・・・今年は裏年なのかも知れない。赤い実はともかく、紅い葉や黄色い葉に彩られた秋の山を歩きたいと思っていたけれど、足の古傷の疼きががまだ治まらず、この分では黄葉山歩どころか土、日曜日に予定していたアノ山歩もおぼつかないような気配に予定を“アノ森歩き”に変更することにした。どうもキズの回復に時間がかかるトシになったらしい・・・







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Fly me to the moon ・・・ウチをツキ飛ばして

 ジャズのスタンダードナンバーFly Me to the Moon・・・「私を月に連れて行って」をヒョンな事から思い出し、You Tube を検索してみたら、さすがによく知られた曲でいろんな人が歌ったり、また演奏しているようで・・・私にはフランク・シナトラやアニタ・オディ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーンなどが記憶にあるのだけれど、ダイアナ・クラールという若い女性シンガーを選んでみたら、なかなかいい。なんでも神戸出身の若手ジャズピアニスト小曽根真とはボストンのバークリー音楽学院で同級生だったらしい。この曲、Fly Me to the Moon・・・「私を月に連れて行って」も、作られた当初の曲のタイトルは『In Other Words』(「言い換えると」の意味)であったと言われていて「In other words」という台詞は歌詞の中にも登場しており、和訳もいろいろあるようで面白い。エロボケ爺も悪乗りして関西風意訳アレンジして遊んでみたけれど、この詩のポイント『In Other Words』(「言い換えると」の意味)は「つまり・・・ちゅーことなんや」という意訳フレーズがいちばん収まりがいいように思えた。




『Fly Me to the Moon 「私を月に連れて行って」


Fly me to the moon, ウチをツキ飛ばして
And let me play among the stars . そんで、星から星へ遊ばせて
Let me see what spring is like on Jupiter and Mars.
木星とか火星を跳ね回ってみたいんや
In other words, hold my hand! ウチの手を握って!ちゅーことなんや
In other words, darling, kiss me. つまりウチにキスしてくれっちゅーことなんや

Fill my heart with song, ウチのココロを歌でいっぱいにして
and let me sing forever more. 死ぬまでズ~ッと歌い続けたいんや
You are all I long for, all I worship and adore. アンタはウチの憧れや
In other words, please be true! ホ・ン・マ!やねん
In other words, I love you! アンタが スキッ!ちゅーコトなんや







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笑わないでください・・・

 笑わないでください・・・飽きもせず、またまた「野菊の如き君なりき」・・・高校生の頃に観たモノクロ作品が You Tubeにアップされていたので貼り付けてしまいました。木下映画は、その画面の美しさに定評があったけれど、いま観ても美しい。ただ、回想シーンの白くボカした縁取り表現は少し照れ臭いけれど、当時としては斬新な表現方法であったのかも知れない。とにかくエロボケ爺には懐かしい映画なのだった。原作は伊藤左千夫の有名な小説『野菊の墓』。故郷、信州を何十年ぶりかに訪れた老人の回想から始まる淡く美しく、そして悲しい恋の物語なのだけれど、現在イマの時代からは遠くなってしまった感があるリリカルというか、きめの細かい叙情的な表現にも新鮮な感慨を覚えてしまうのだった・・・笑わないでください、老い先短い年寄りには昔の夢しか残っておりませんもの・・・老人は少女が好きだった野菊の花を墓前に供えるのだった……。



野菊の如き君なりき(政夫は60年ぶりに故郷を訪ねる)1/3
小説、「野菊の墓」の映画化15歳の政夫と2歳年上の民子との純愛物 語である。映画化され「野菊の如き君なりき」、とのタイトルがつい た 。

監督・脚本:木下惠介(1955年)
原作:伊藤左千夫
笠智衆 リュウチシュウ (老人)
松本克平 マツモトカッペイ (船頭)
田中晋二 タナカシンジ (政夫)
有田紀子 アリタノリコ (民子)
杉村春子 スギムラハルコ (政夫の母)



2/3(中学入学のため民子との別れ)
民子が野菊が好きだと政夫に告げると政夫は、たみちゃんは野菊の ようだという。そして、野菊が好きだという。










3/3(民子、病に倒れ帰らぬ人となる)
日本の旧家で培った古い道徳観に押し切られ、若かった二人の純愛 を通すことができなかった。














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桐の葉に包んで置いた竜胆の花・・・

リンドウ あの日毒ある花・・・から1ヶ月、みごとに咲き揃ったコウヤボウキに夢中になっていたらアノ女が現れた。「サワギキョウの群生する姿も撮って欲しかったのに・・・人を待つことがこれほど辛いことだとは・・・コレ、あげるよ・・・この先に1本だけ咲いていたんだけれど、思わずキスしてしまったわ・・・」こんなコトを言いながら桐の葉に包んだ竜胆リンドウの花を差し出す・・・・ヒョロリと伸びた茎が女の細い指に絡み、ひ弱さを漂わせていたけれど、持ち帰りガラスの花瓶に入れてやると生き返り、きょうもひっそりと咲いている。

          「野菊の墓」
          伊藤左千夫

 後(のち)の月という時分が来ると、どうも思わずには居られない。幼い訣(わけ)とは思うが何分にも忘れることが出来ない。もはや十年余(よ)も過去った昔のことであるから、細かい事実は多くは覚えて居ないけれど、心持だけは今なお昨日の如く、その時の事を考えてると、全く当時の心持に立ち返って、涙が留めどなく湧くのである。悲しくもあり楽しくもありというような状態で、忘れようと思うこともないではないが、寧(むし)ろ繰返し繰返し考えては、夢幻的の興味を貪(むさぼ)って居る事が多い。そんな訣から一寸(ちょっと)物に書いて置こうかという気になったのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

村はずれの坂の降口(おりぐち)の大きな銀杏(いちょう)の樹の根で民子のくるのを待った。ここから見おろすと少しの田圃(たんぼ)がある。色よく黄ばんだ晩稲(おくて)に露をおんで、シットリと打伏した光景は、気のせいか殊に清々(すがすが)しく、胸のすくような眺めである。民子はいつの間にか来ていて、昨日の雨で洗い流した赤土の上に、二葉三葉銀杏の葉の落ちるのを拾っている。
「民さん、もうきたかい。この天気のよいことどうです。ほんとに心持のよい朝だねイ」
「ほんとに天気がよくて嬉しいわ。このまア銀杏の葉の綺麗なこと。さア出掛けましょう」
 民子の美しい手で持ってると銀杏の葉も殊に綺麗に見える。二人は坂を降りてようやく窮屈な場所から広場へ出た気になった。今日は大いそぎで棉を採り片付け、さんざん面白いことをして遊ぼうなどと相談しながら歩く。道の真中は乾いているが、両側の田についている所は、露にしとしとに濡(ぬ)れて、いろいろの草が花を開いてる。タウコギは末枯(うらが)れて、水蕎麦蓼(みずそばたで)など一番多く繁っている。都草も黄色く花が見える。野菊がよろよろと咲いている。民さんこれ野菊がと僕は吾知らず足を留めたけれど、民子は聞えないのかさっさと先へゆく。僕は一寸脇(わき)へ物を置いて、野菊の花を一握り採った。
 民子は一町ほど先へ行ってから、気がついて振り返るや否や、あれッと叫んで駆け戻ってきた。
「民さんはそんなに戻ってきないッたって僕が行くものを……」
「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、政夫さん、私に半分おくれッたら、私ほんとうに野菊が好き」
「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」
「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好(この)もしいの。どうしてこんなかと、自分でも思う位」
「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」
 民子は分けてやった半分の野菊を顔に押しあてて嬉しがった。二人は歩きだす。
「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」
「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」
「それで政夫さんは野菊が好きだって……」
「僕大好きさ」
 民子はこれからはあなたが先になってと云いながら、自らは後になった。今の偶然に起った簡単な問答は、お互の胸に強く有意味に感じた。民子もそう思った事はその素振りで解る。ここまで話が迫ると、もうその先を言い出すことは出来ない。話は一寸途切れてしまった。
 何と言っても幼い両人は、今罪の神に翻弄(ほんろう)せられつつあるのであれど、野菊の様な人だと云った詞についで、その野菊を僕はだい好きだと云った時すら、僕は既に胸に動悸(どうき)を起した位で、直ぐにそれ以上を言い出すほどに、まだまだずうずうしくはなっていない。民子も同じこと、物に突きあたった様な心持で強くお互に感じた時に声はつまってしまったのだ。二人はしばらく無言で歩く。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」
 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。
「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」
 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。
「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」
「政夫さんはりんどうの様な人だ」
「どうして」
「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」
 民子は言い終って顔をかくして笑った。
「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討(あだうち)という訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦(よろこ)んでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」
 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。
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・・・・・・・・・・・・
(青空文庫 Aozora Bunko)







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座って観る・・・

ミドリヒョウモンミドリヒョウモン
( [ 大阪市とその周辺の蝶 ] )
 あまり見かけたことがないチョウがやって来た・・・見ていたとしてもツマグロヒョウモンなどヒョウモンチョウの仲間として片付けていて、詳細まで観察していないのだった。ミドリヒョウモンは夏のはじめに羽化し、夏は夏眠、秋になって活動を始め、食草とは離れたところに産卵するらしい。ジッと座って観察しているだけで前回エントリーしたナツアカネや、このミドリヒョウモンが何故、落ち葉だけの殆どそれらしいモノ(食草とか湿地など)が何もない開けた場所にやってくるのか・・・ナゾが少しずつ解れていく、長閑な午後の林なのだった。ミツマタミツマタ のどかな空間に座って居れば血の巡りが良くなるのかも知れない・・・ずっと前から、Cacoさんに「調べておいて欲しい・・・」と依頼されていながら、すっかり忘れていた“ミツマタ”のコトを思い出したのだ・・・右下の画像がミツマタの現在の様子なのだけれど、枝先に認められる「ツボミのようなモノは何でしょう・・・果実?花?」花なら雪解け間なしに咲く黄色のアレだし・・・という真面目な疑問の解決を依頼されていたのだ。Cacoさん、遅くなってしまってゴメン・・・アレはツボミでこのまま越冬し、春、早く花を咲かせるということでした。懐かしい薩摩芋(【Aladdin's cock】 センティメンタルな秋 イモを選ぶ・・・)の話を思い出し読み返してみた。Hさんご無沙汰しています・・・エロボケも進行すれば標準ボケ同様、物忘れがヒドくなるようで。。。





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秋・・・

稲田アキアカネ産卵 実りの秋、黄金色の稲穂が波打ち風が渡る・・・秋まっただ中、リハビリ山歩に出かけた里山で、少し歩いてはベンチに腰掛け小休止というより、爽やかな風に吹かれながら辺りをジッと眺めている時間の方が遥かに長いのだけれど、これはコレで楽しいものなのだった。ホシミスジやツマグロヒョウモンなどチョウも向こうからやって来る。陽が陰り、冷えを感じ始めたら湯を沸かしコーヒーを入れる・・・冷えかけた躰に温かい飲み物は生き返る・・・ときどきドングリの落ちた音がカツーンと響き、秋が染みとおる。枯れ葉の上に連結産卵する「ナツアカネ」のカップルがやって来たのでしばらく観察、撮影したけれど、落ちる卵が写っているモノは残念ながら一枚もなかった。初めて知ったのだけれど、同じように連結して飛びながら産卵するが、ナツアカネは空中から卵を産み落とし アキアカネは水面に尾を着け打水産卵、あるいは打泥産卵するらしいので、画像のモノは打空産卵する「ナツアカネ」ということになる。落ち葉があるだけのこんな場所に産卵して孵化するのかと気になったけれど、ナツアカネやアキアカネの卵は乾燥に強く、冬に水田の水がなくとも越冬できるというから自然界は良くできている・・・すがすがしい秋の午後になった。






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明治と昭和の“ナメル”テクニック・・・・

センブリセンブリ きょうの画像は言うまでもなく「センブリ」なのだ。これほど知られた花に解説を付けるなんてヤボの極みではないか・・・「センブリ」を「センズリ」へと、エロボケ独断の飛躍妄想へと発展?させてしまったのだった。他でもない、死ぬまでに身辺を少しは片付けておこうと、整理途中に手を止めパラパラとページを繰った本を読み始めてしまったら、これが、けっこう面白くて・・・「金子光晴 下駄ばき対談」という詩人・金子光晴の対談集なのだった。野坂昭如から始まって寺山修司、稲垣足穂、吉行淳之介、富岡多恵子、田辺聖子、田村隆一、深沢七郎、西脇順三郎・・・etc十数名が登場するのだけれど、その中からトップに登場する野坂昭如とのチョイワル爺対談「センズリ談義」を抜粋、転載し披露させてもらうことに・・・。
センブリ


【野坂】 マスターベーションなら小学校1年生くらいの時からやってたんですが。
【金子】 ホーッ
【野坂】 いえね、これは手を使わないです。木登りですね、セミみたいにかじりついて。
【金子】 マスの感じ、あった?
【野坂】 ええ、一種の快感があって、何か罪悪感があるんです。あれは大変なことを発見したんじゃァないかと思いましたね。だれも知らないことを発見した(笑)。精液がはじめて出たのは中学3年の時ですが。
【金子】 フム、フム。
【野坂】 気持ち悪かったですよ。ズボンはいたままだったから。もうひとつ、今考えてみて、おかしいのはチンポが立つとできない。痛くて。何しろ、木にこすりつけるわけですから。グニャチンのまんまで木にかじりついていなけりゃならんちゅうのは、中学3年になるともうつらいですね。しかし、とうとう、頭ではいろいろと助平な妄想描きながら、おちんちんにそれを伝えないというテクニックを身につけました。そうするといくらでもやってられる。
【金子】 すごい技術ですね、あたしなんぞそれに比べると猿並みだ。
【野坂】 今の若い人はマス知らないですね。
【金子】 (びっくりしたように)知らない?
【野坂】 ハイ。
【金子】 知らないのッ・・・・・。(しばらく沈黙のあと)今ぼくはね、女のアレ、ちゃんとはっきりね、糞リアリズムで絵に描いとこうと思っているんだ、うん。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       中略
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【野坂】 オシッコがチョロチョロするやつでしょう。
【金子】 そうなんだ(笑)
【野坂】 前立腺肥大が出てくるのは、五十代の終わりぐらいからだから、金子先生お若いですよ。
【金子】 そう。近頃のテクニックてえのは、どうなの?明治のころは貧弱でね。ナメルなんてことはなかったな、うん。このごろはまず最初にナメルでしょう。違う?
【野坂】 江戸時代にはけっこうナメていたんだけれども、明治になってあれはいやらしいという風潮になった。で、今度は逆にアメリカから“テクニック”として輸入した感じですね。
【金子】 あれ、恋愛のバロメーターになりますか。
【野坂】 どうなんですかね。ぼくはわりに好きなほうで、昔、お女郎さんにそれやって、ずいぶん感激されたことがある。
【金子】 フーム。こないだね、出すんですよ、前のほうから。あんまり出すから、取っとこうと思ってね、サザエのカラがちょうどあったから入れたの。サザエのツボに半分ほどありましたよ(笑)。・・・・・








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黄葉景色

黄葉黄葉 黄葉や紅葉に彩られた山は美しい。どちらかと言えば黄葉が好きだ・・・なかでも、暗くて重い空をバックにした黄葉がいい。そんな条件を逃がしたアトで撮ったのがこの日の黄葉、湧き上がる入道雲のようにも見える雲と青空ではイマイチ冴えない。といっても、個人的な好みの問題なのでいろいろあっていいのは当然のこと・・・今年はどんな黄葉や紅葉に巡りあえるのか、まだ楽しみはある・・・。






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「ゾウリムシの意志」・・・

キダチコンギクキダチコンギクキダチコンギク (木立紺菊)だと思う。かなり狭くなった最近の行動範囲では、キクの仲間がいちばん馴染みのある花ではあるけれどキク科は難しい・・・近縁種も多くてややこしい。この花も「キダチコンギクだろう・・・」と言った方が適切かも知れない・・・花の少ない時期に足を引き摺っていては話にならないけれど「花」だけを追っかけているわけでもないので、足が痛んだら「この痛みは何処から来るのか・・・」とか「傷めるとはどういうコトなのか・・・」等々、バカ哲学もそれなりに面白いのではないかと相も変わらず下らぬコトで時間を食い潰している今日このごろ。4時には目が覚めるけれど足の痛み以降、日課になっている“欲情洗い”は一時休止、鳴りっ放しのラジヲから「生物物理学」とか「ゾウリムシの意志」など次々に飛び出す面白いコトバに、つい聴き入ってしまい「大沢文夫・名古屋大学名誉教授」の名をメモってしまう・・・“早起きの三文学問”なのだった。足の疼きも一時よりは楽になったけれど、週末と日曜日は「森」をゆっくりリハビリ山歩、今しばらく自重しようと思っているけれど、明日の天気はどうなのか・・・大した雨でもなさそうなので傘を持って歩くことにした。








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嫁菜は野菊・・・・

ヨメナヨメナヨメナ キク科
 「ノギク」という総称で一括りにされているノギクの仲間も、いろいろあるようだけれど、よく見れば、それぞれに「野菊のごとき君なりき・・・」、素朴で飽きの来ない美しい花なのだった。「嫁菜ヨメナ」があるのなら「婿菜ムコナ」は?と探してみれば矢張りある。「シラヤマギク(白山菊)」がそれらしい・・・別名を「婿菜ムコナ」というのだった。嫁(菜)に比べて華やかさ不足ということで婿(菜)なんでしょうかねぇ・・・。そんなことはどっちだっていいことで、今、「この花が美しい・・・」と素直に言えるエロボケ爺は許せる。





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“ウルトラ万金愚”な元ソーリ・・・

民主党が圧勝して政権交代が実現し、自民党がその堕落振りをさらけ出し、もはや復活不能ではないかと思う今日この頃・・・テレビの政治バラエティ番組が少し静かになったと思うのは気のせいか・・・。役所の職員募集に160倍の応募があったといわれる昨今、ハローワークには、溢れんばかりの人が連日連なり、それでも職がない人たちが溢れているニッポン。 正社員に採用されたと小躍りしたと思ったら、取り消されて涙を流す・・・・こんな若者で溢れているのが今のニッポン・・・そんなことはお構いなしに、相も変わらず政治バラエティ番組は続けられている。評論家風マスメディア会社員の尤もらしい講義じみた解説を聞かせられるとヘドを吐きそうになる。こんな連中の話など屁の突っ張りにもならんと思うのはエロボケのせいか・・・出来レースの討論にナニがある?!メディア関係者の高給を想えば尚のこと、マスメデアの堕落ぶりは目に余る・・・一昨日、こんなトボケたニュースが流れた。タイトル






◆小泉元首相がウルトラマンキングで声優(朝日)
◆小泉元首相:ウルトラマンキングを熱演( 毎日jp(毎日新聞))
◆小泉元首相が声優デビュー(時事ドットコム)
◆小泉元首相がウルトラマンキングで声優に!(ハリウッド・チャンネル)

12月12日(土)に公開される映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」に、小泉純一郎元首相が声優として登場することが決定した。

小泉氏が演じるのは、“ウルトラ一族”を統べる長老的なキャラクターの“ウルトラマンキング”。「ウルトラ・シリーズ」を通して登場が稀であったことと、その神秘的な設定から、シリーズの中でも特に謎に包まれた存在だったが、本作で、重要な役どころとして活躍する。

円谷プロダクションでは、「ウルトラ一族を統べるウルトラマンキングの重み」を表現できるのは、かつて一国を背負った小泉元総理しかいなと判断して、本人にゲスト出演を打診。

ところが小泉氏は当初、このオファーについて断るつもりだったが、「(息子の)進次郎が、『それ出てよ』って言うんだよ。『子供の頃好きだったんだ』と『これは政治に関係ないから出てもいいじゃない』て言うんで…」と家族の熱烈な応援で出演を快諾したという。








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片思いの花・・・松虫草

 真っ暗になり、稲妻が走る北の空・・・雷雨の気配に雨戸を閉め、TV、夕方のニュースを見ていたら「NAGASAKI」写真家・東松照明(79)さんが登場した。最近は姿を見ることもなくなり、気になっていたけれど長崎での写真展―色相と肌触り 長崎―開催を知り、元気そうな姿も拝見・・・若輩、エロボケもパワーを頂戴したのだった。何でも70才で長崎へ移り住み“長崎その後”を撮り続けて居られたらしい・・・凄いパワーです。・・・古傷が疼く・・・などと、いじけている場合ではないゾ!と奮い立ってみたら激痛が走った・・・痛いときは痛い!!・・・そんなわけで、今回は「片思いの花・マツムシソウ」に纏わるギリシャ神話を転載させて貰い、濁った“富貴茶”でも・・・。

マツムシソウマツムシソウ






西欧伝説「片思いのマツムシソウ」
 (近藤米吉編著「植物と神話」(雪華社)より引用)

 ”真夏でも白雪を戴くというアルプスの麓の清流で、ある娘が清冽な流れに入って、山から採ってきた薬草を洗っていた。娘は名をフィチャといって、山から薬草を採ってきて、病人たちに飲ませ病気を治すのが生業(なりわい)であった。ある年その地方に疫病が流行った時などはフィチャのお陰で、猛威を振るったさすがの疫病もまたたく中に治り、そのほかフィチャの薬草で、命拾いした人も多く、彼女はこの地方では、神さまのように敬われていた。
 フィチャはそんな女だが、恋にはやはり弱かった。今日もフィチャが清流で草を洗っていると、そこへある若い旅人が這うようにして辿りついた。フィチャはさっそく旅人を家に連れ帰って、三日三晩というもの、夜もろくろく寝ないで介抱した。お陰で四日目から高熱も下がり、数日後には、もとの元気な体となった。若い旅人は命の恩人ともいうべき、フィチャの足元に伏して、涙ながらに厚く礼を述べると、故郷さして帰っていった。だがこの時、旅の若い男は、自分がこの恩人に、死にも勝る苦しい思いを彼女の胸深く残していったとは夢想だにしなかった。
 なぜならば、フィチャとて年ごろの若い娘であった。若くて美しい男に、日夜付き添って看病している中、その男によって点(と)もされた恋の炎(ほむら)は、日増にはげしく燃え盛って、彼が去った後は、煉獄の苦しみにさいなまれていた。
 やがて夏が去り、秋がきた。ある日フィチャは、病人を訪ねてある村を過ぎた。そこで彼女は、思わぬ悲しい事実を知った。自分が日夜慕い続けてきた男は、長い間相思相愛だった娘と、すでに結婚しているという噂であった。それまでフィチャは、いつかは恋しい男に巡り合って、その胸にとりすがり、苦しい胸のうちを訴えられる日もあろうかとの微かな望みもあったのだが、それさえ今は儚い夢と消え去った。フィチャに長い悲しみと悩みの日が続いたが、やがて暮れ行く秋と共に、ひとり淋しく死んでいった。それをみた神々は彼女を憐んで、その魂を彼女に応わしい花、マツムシソウに宿らせたという。”

松虫草(まつむしそう)(花物語 in てぃんくの家)









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秋の麒麟草・・・

アキノキリンソウアキノキリンソウアキノキリンソウ (秋の麒麟草)
(キク科 アキノキリンソウ属)
 
植物生態研究室(波田研)

 山に登るつもりで駐車場までは来たけれど、足の古傷が疼き、思案の挙げ句、この日の山歩きは中止することに・・・鈍い痛みを誤魔化しながら昭和池の土手を上がり、堰堤で「秋の麒麟草」と「吾亦紅」、それぞれ数本を摘み、持ち帰った。朝露に濡れたアキノキリンソウは、なんとも言えぬ風情を漂わせ、あのセイタカアワダチソウの仲間とはとても想像できず、即座に「アキノキリンソウ」とは判らなかった・・・セイタカアワダチソウとは、同属だが少し異なり、花の時期に地上部を採り、水洗いして日干しし、煎じて風邪の頭痛、喉の腫れや痛み、腫れものの解毒にも利用されるという。「秋の麒麟草」の「麒麟」は中国の幻獣で、ひとことで言えばキリンビールのラベルに描かれているようなモノらしい。
アキノキリンソウ


【麒麟とは】
 中国を代表する幻獣/神獣であり,日本ではビールのラベルなどでお馴染みの,伝説上の生物のことである。中国の伝説によれば,麒麟は獣類の王とされている。容姿に関しては諸説あるが,一般的には鹿のような姿に牛の尾と馬の蹄を持ち,背中は五色,腹は黄色で,オスの頭には角があるという。メスを麒,オスを麟と呼ぶとしているが,「瑞応図」などでは逆の説が展開されている。特殊能力としては邪気を払う鳴き声のほか,これは後述するが「龍」を祖に持つことから,雷を起こしたり,嵐を呼び起こしたりする力を持っている。また書物によっては,炎を吐くとされているものもある。
 麒麟は単独で行動し,性格は非常に温厚。食物は枯れた草を食べ,移動に際しては生きた虫や草花を踏むことはない。また空中を移動しているのか,落とし穴に落ちたり転んだりすることもないらしい。


( 「剣と魔法の博物館 モンスター編」:麒麟)









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アメリカアゼナ・・・アゼの花

アメリカアゼナアメリカアゼナアメリカアゼナ ゴマノハグサ科
アメリカアゼナ属

(花の詩ずかん)
 花のない時期に、あぜ道を歩いていて見つけた花はあまりにも小さい。地面を這う小さな草花を撮るためブレないようにと息を詰め、目を凝らし、不自然な姿勢をとり続けていたら古傷が疼き始めたようで・・・。古キズといっても色気のある話ではない・・・数年前に傷めた足なのだ。下山途中に捻った足のつけ根に疲労が溜まったか・・・早寝して目覚めたら違和感もなくなり、いつもと変わらず軽く動けた。痛みもないので、“筋肉固形化予防”を兼ね、続けている早朝の“欲情洗い!?”・・・いや、“浴場洗い”をやり終えたと思ったら、また少し痛む・・・。やはり、しばらくは退屈な時間を過ごさなくてはならないようで・・・。幸か不幸か、おかげでウリクサ、トキワハゼ、アゼナとゴマノハグサ科のよく似た仲間を同じ場所で同時に見てしまった。

4月も中頃になると、田の畦や土手等の少し湿った場所にその派手な色合いと面白い形の花が目立つようになる。
ムラサキサギゴケと呼ばれ、花の色が鮮やかな紫色で、その形が飛んでいるサギ、あるいはサギの頭に見える事や、茎が地面を這うように広がってコケのように地面を覆う事からその名がある。
白色もあり、一般的には白色のものをサギゴケ、紫色のものをムラサキサギゴケと呼んでいる様である。又、同じ頃、ムラサキサギゴケそっくりで素人目には区別が難しいトキワハゼと呼ばれる同じゴマノハグサ科の近縁の花が田の畦や土手を彩る。 
ムラサキサギゴケの茎が地面を這うのに対し、トキワハゼは茎が這わず、花も小さくて、色も白っぽく、ムラサキサギゴケが咲かない秋の頃にも田の畦等いたるところに咲いているので、慣れれば区別はできる。
 「サギゴケとその仲間」

 (ウリクサとトキワハゼ)









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畦の花・・・トキワハゼ

トキワハゼトキワハゼトキワハゼ (ゴマノハグサ科 サギゴケ属
植物生態研究室(波田研)

 ムラサキサギゴケそっくりなので、ほぼ勘違いしかかったこの花、よく似てはいるけれどジックリ眺めていたら少し異なるところがあるのに気付いた。花の大きさや花弁の色などがかなり違うのだった。それにしてもよく似た花があるものだ・・・ムラサキサギゴケの茎は地面を這うが、トキワハゼは這わずムラサキサギゴケの咲かない秋の頃にも咲いていて、春から秋までいつも咲いているというので常磐トキワの名があり、果実がはぜるのでトキワハゼと呼ばれるらしい。







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アゼの小さな花・・・ウリクサ

ウリクサウリクサ ゴマノハグサ科 アゼトウガラシ属
(【植物図鑑・撮れたてドットコム】)
 あぜ道を歩いていたら、小さな花に出遭った。どこかから飛んできた花弁のカケラかと見間違うほど小さな花なのだった。よく見れば少し紫色がかった小さな花であることが解る。地を這うようにして咲き、あまりにも小さいので、その気で歩いていても、つい見過ごしてしまう。実がマクワウリに似ているのでウリクサ(瓜草)と呼ばれているらしい。
ウリクサウリクサキタヒメヒラタアブ(マメヒラタアブ)
(小さな訪問者)
 息を詰め小さな花を撮っていたら、小さなハナアブが「オレを撮れ!」とやって来た。数回ホバリングを繰り返してどこかへ消えた。小さい花には小さい虫がやってくる・・・道理か。










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婆ァの谷間には・・・ユリの花か、灯火か・・・

イボクサイボクサイボクサ(疣草) ツユクサ科(日本の水草)
 先日来、スーパー婆ァ、オノ・ヨーコ黒柳徹子の毒気に当てられ、エロボケ具合もその重度を増したか・・・ナニを見てもピンともシャンともせず、ダラダラと時間だけが無為に過ぎていくのだった。どうなってるんや!?76才で大胆に露出されたアノ谷間の具合は・・・これほど過激にセックスアピールする婆さんがいるとは・・・。ざっくり開けた胸元に、もう一方のエキセントリック婆ア、黒柳徹子も少しはひるんだか、開口一番、若い時の体型と全く変わらないというヨーコのスタイルを、例の早口で持ち上げはしたけれど、胸元をチラ見する視線には相当の皮肉も込められていたのは確か・・・。

ところでババァの谷間に似合うのは“百合”なのか、それとも“ともしび”なのか・・・と、また、下らぬコトが気になるのだった・・・「谷間の百合」なのか、「谷間のともしび」なのか・・・と。

谷間のともしび

西原 武三 訳詞
J.ライオンズ   .
S.C.ハート 作曲
   .
たそがれに
わが家の灯
窓にうつりしとき
わが子かえる日祈る
老いし母の姿

谷間灯ともしごろ
いつも夢に見るは
あの灯あの窓恋し
ふるさとのわが家

谷間灯ともしごろ
いつも夢に見るは
懐しき母の待つ
ふるさとのわが家


やっと、あの日の“徹子の部屋”がYou Tubeにアップされたのはいいが、ショーンがソバの話をする部分だけ・・・チョット食い足りないけれど貼っておきます。

 エキセントリックなスーパー婆ァの毒気に隠れて、見過ごしそうになっていた息子のショーン・レノンは線が細く、イマイチ存在感がないのはスーパースターを父親に持つ者の宿命か・・・風貌こそジョン・レノンそっくりに仕立ててはいるけれど「ニューヨークには旨いソバ屋がない・・・」などと英語訛りの日本語でしゃべっている姿を見ていたら、使いまくっても減りようのないカネ、それにエリート家系の若者なら、もっとやりたいことをやってくれよ・・・と、他人事とはいえ言いたくもなる。お節介日和の今日このごろ・・・台風一過、秋の空。




◆オノ・ヨーコの歌披露 ひれ伏さないといけないの? : J-CASTテレビウォッチ






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オカマのアサちゃんは元気だった・・・

ヤマハッカヤマハッカ (10/06 TUE)台風の影響が出ぬ間に再度撮影するためアノ山へ出かけた。時々小粒の雨が落ちてくる朝、さすがに車は無し、昭和池の畔へ回り同じ場所で撮影、駐車場へ戻る途中、堰堤の草むらに入りススキ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、などを少し採取・・・土手の上に「オケラ」が数本出ていたので小さいけれど持ち帰った。「イヌヤマハッカ」からミヤマヒキオコシの変種「タカクマヒキオコシ」へ・・・そして、再確認の結果は「ヤマハッカ」ということで落ち着いた。最初の画像を撮影したのがピーカン日和であったせいか紫色の斑紋がトビ、よく確認できなかったようで、雨模様の日に撮影したものがきょうの画像・・・上唇の斑紋は明らか。帰途、ご無沙汰している車の販売整備会社社長宅へ立ち寄り、コーヒーをご馳走になりながら世相など四方山話に花を咲かせる・・・“三丁目の夕陽”で助監督をやった社長の息子さん、今度は「BALLADバラッド゙・・・名もなき恋のうた」=山崎貴監督でも助監督をやっているという。先が楽しみやなぁ・・・社長が三宮で久しぶりに立ち寄った馴染みの店で、偶然遊びに来ていた“オカマのアサちゃん”に遇ったという話が懐かしく、ツルッピカの頭とレスラーのような腕で「Tokiraさん、見てくれる?」と言いながらカウンターの下から取り出した自分自身の女装写真を・・・“お化け”の記念に写真館で撮ってきたというのだ・・・恥ずかしそうに見せてくれたのを思い出す。彼・・彼女も、いい爺?ババァになっているとか・・・懐かしい話なのだった。ヤマハッカヤマハッカ オカマと言えば「お金を貯めて“オカマの老人ホーム”を建てるのが夢よ・・・」と言いながら「淫蕩火さん、アンタの小指を噛んでもイイ?・・・噛ませてくれる?」というのが口癖だった“タロー”は何処へ行ったか・・・大震災以降、遇ったこともなければ噂も聞いたことがない。“社長”の話に想いを馳せながら帰宅、TVのスイッチを入れたら“徹子の部屋”ゲストがオノ・ヨーコジョン・レノンの妻なのだった。この二人の組み合わせも“お化け”を彷彿とさせるものがあり、見方によればそれ以上で、出会い頭から火花が散る“ハナ(鼻)色眼鏡サングラスに胸部大露出”のオノ・ヨーコと今風“湯バアバ”徹子という「キツネとタヌキの煙幕合戦」どちらも意識は、それぞれに“明後日アサッテ方向”を向いたまま・・・テンポだけがハイピッチで、機銃掃射よろしく繰り出される話には聞くべきコトもさほどなかったけれど“化け物”の域にまで到達した大物ババアの掛け合い漫才として観れば面白かった・・・You Tube を検索してみたが、まだアップされていないようなので“Yoko Ono 音楽番組出演時ダイジェスト(2007年)”を貼ってみた。ここでもオノ・ヨーコの“胸部大露出と鼻眼鏡”ファッションは健在なのだった。







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雑草・・・ノガリヤス

ノガリヤスノガリヤス (イネ科 ノガリヤス属)
植物生態研究室(波田研)

 台風が連発しているようで、お天気姉さんも不安定な空模様を笑顔で報道・・・孫(小六♀)の修学旅行に“強烈な台風”がドンピシャ・・・どうも逸れそうにない。「イヌヤマハッカ」の花も吹っ飛ばされる前に確認しておかなくては・・・こんなセコいことに想いを巡らせていたら、こんなビッグニュース・・・ニュールート≪マニアック・不知の滝コース(あしアト do_On!)・・・が飛び込んでいた。アノ“縄師・Kとその仲間たち”笠形山で、ナニかをしでかしたらしい・・・昨今の縄師・K氏よりBBSへの書き込みを見ていて、体調でも狂わせているのではないか・・・ザイルにぶら下がってみたり、「トシよりヤルことが若い」のは解るけれど“冷や水”にならねばいいが・・・等々、余計な心配は、やはり余計であったようで。。。「お見事!縄師・Kとその仲間たち・・・」・・・機会を見て、エロボケ爺の草臥れた足でもコトが及ぶものなら歩いてみたい・・・と、また色気を出す秋の朝。“笠形太郎”さんや“次郎”さんもさぞお慶びの様子・・・!?なによりです・・・。縄師・Kさん、続報、詳報、それに“木地師伝説”をドンドン投げ込んでやって下さい・・・楽しみにしていますから。。。きょうもノガリヤスが美しい!





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イヌヤマハッカからヤマハッカまで・・・

イヌヤマハッカイヌヤマハッカ いつも教えを請う、お尋ねサイトで「イヌヤマハッカ」ではなかろうかとの回答を頂戴し、自身もそれなりに調べ、ナットクしていたのだが、少し気になったので再度お尋ねサイトを覗いてみたら、花序の形が「イヌヤマハッカ」とは少し違うように思うし、イヌヤマハッカはもっと筒部が長い・・・「タカクマヒキオコシ」ではないか・・・との意見が飛び出し、また、私なりに調べてみて、どうも「タカクマヒキオコシ」の方に近いと判断、「タカクマヒキオコシ」ということに同定したけれど、・・・サンインヒキオコシとタカクマヒキオコシはミヤマヒキオコシの変種である・・・という記述がチラホラ目に付き、現在は「ミヤマヒキオコシ」の変種で「タカクマヒキオコシ」ということにした。イヌヤマハッカイヌヤマハッカ二日連続で撮影に出かけたけれどすでに引き抜かれ、数も少なくなり期待はずれに終わったけれど、今回の画像を見ていたら上唇にうっすらと斑紋の見えるモノがあり、単なる「ヤマハッカ」の可能性すら出て来たので花のあるうちに再確認、近日中に、また出かけることになる・・・昭和池周回コースを先週に続き今週も二日連即で歩いたことになる・・・草臥クタビれた老体もなんとか保ち応えている今日このごろ・・・秋風そえて頬張る林檎に生命イノチの雫・・・心洗う播磨の黄金野・・・ご馳走さまでした。


◆ミヤマヒキオコシ(深山引起こし) シソ科 ヤマハッカ属

◆タカクマヒキオコシ(高隈引起こし) シソ科 ヤマハッカ属









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イヌヤマハッカに誘われて・・・

ハラボソツリアブハラボソツリアブ 昨日(10/03SAT)昭和池、周回コースを歩きながら途中で見つけたイヌヤマハッカを、少し入れ込んで撮影、パソコンに取り込み出来映えを確かめてみたら、どれもイマイチでがっかり・・・もう一度撮り直しをしようと、今朝(10/04)早く(7時)昨日に続いてアノ山に登り、山頂でひと呼吸入れていたら、先週、同じコースを同行させて貰ったCacoさんが上がってきた。いつの間に上がってきていたのか・・・さすがに速い。お嬢さんはコノ山に来たら、いつも昭和池周回コースを歩いているというので今回も下りは一緒に歩いたけれど、やはりフットワークは軽くエロボケ爺と同年代とはとても思えず・・・若い!ネッ。。。ハナバチハラボソツリアブ エロボケのバカ話にも付き合って貰いながら辿り着いた肝心の「イヌヤマハッカ」は昨日とは様子が変わっている・・・誰かが持って帰ったか少なくなっていて、チョットがっかり。ということで、きょうは、昨日撮った「イヌヤマハッカ」の花に頭を突っ込んでいる「ハラボソツリアブ」の画像をエントリーすることにしたけれど、この「ハラボソツリアブ」・・・正確にはハラボソツリアブの仲間・・・ということになるらしく、このアブについてほとんど資料がなく正確な種名は分らないという。いずれにせよ並外れて長い後脚が特徴で、飛んでいる姿はチョット面白く、また機会があれば撮ってみたい。







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ニッポンイヌノヒゲ

ニッポンイヌノヒゲニッポンイヌノヒゲ 「ニッポンイヌノヒゲ」・・・なんとも不思議な名前に先ず惹かれる。どうせいい加減に名付けられたと思うので“名の由来”までは調べない。ホシクサ科の仲間だが、これは「干」草ではなく「星」草、「星草科」なのだそうで・・・このホシクサ科、現在日本にはシロイヌノヒゲ、イヌノヒゲ、イトイヌノヒゲ、ヒロハイヌノヒゲなど、仲間が数十種あると言われ、簡単な見分け方として

 ◆イヌノヒゲは総包片が非常に長くなる傾向にあり、葉の幅が
   狭い。
 ◆イトイヌノヒゲは総包片が薄く先が鈍り、花柄は捩れ、葉は
   極端に細い。
 ◆シロイヌノヒゲは総包片が短く、頭花に白色棍棒毛が見られ
   る。
 ◆ヒロハイヌノヒゲは総包片が頭花より短い。

・・・こんなことがいわれているが、よく似た種も多く、コトほどには単純にコトは運ばず、分類には、より精細な検討が必要だろうといわれているらしい。画像の「ニッポンイヌノヒゲ」も以前に撮った時よりはズッと数も増え“雑草”のイロを濃くしたように思うのだけれど、この草も“ファイティング(大逆襲)ポーズ”をとり始めたのではないかと妄想に止めどなし・・・。ニッポンイヌノヒゲ





ホシクサ科 

 ◆日本には2属40種程度が生育するが、分類が困難な種であ
   り、今後検討されるであろう。
 ◆湖岸、浅い沼沢地、水田、湿原などの水湿地に生育する1年
   草。
 ◆ホシクサやツクシクロイヌノヒゲなどは水中に葉を展開し、花
   だけを水上に出すことが多い。
 ◆水田や沼沢地、湖岸などに生育する種:ホシクサ、ニッポン
   イヌノヒゲ、ヒロハイヌノヒゲ等
 ◆湿原に生育する種:シロイヌノヒゲ、シラタマホシクサ、イトイ
   ヌノヒゲ、クロイヌノヒゲ、クロイヌノヒゲ   モドキなど
 ◆植物体は海綿質の組織からなり、軟弱
 ◆花は頭状花であるが、分類は微細な部分の精検が必要
   (花が咲かないと同定は困難)
 ◆花の木本数は3であるが、時に2あるいは1に減数

(植物生態研究室(波田研))








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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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