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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

けぶる山の紅い花・・・ 

山マルバルコウソウ 8/29(SAT)夏の終わりに紅い花、丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)・・・この夏、最初に撮ってから、もう1ヶ月になるけれど、午後にはしぼむヒルガオの仲間とはいえ、妖しく燃え盛る雨の朝、紅い花が火を放ち・・・エロボケハートにとどめを刺す・・・とでもいうのか・・・うつつを抜かしてエロティックワールド・・・嗚呼、ファンタスティック!!バカな妄想もホドホドに、この日の山歩は取り止め、早々と退散・・・。マルバルコウソウ 8/30(SUN)出直し山歩・・・尾根吹く風は涼しいけれど、天気が回復すれば、まだまだ暑い。山頂での休息もソコソコに水を呷りながらの下山は急ぎ足、ヒキガエルが産卵する水溜まりに水がない・・・コノ水溜まりが干上がったのを初めて見た。ムカゴを過ぎればしぼんだマルバルコウソウ・・・雨の朝の艶やかさは何処へやら・・・木陰に置いた車に戻ってみれば、ワイパーになにやら白い袋が掛けられている・・・開けてビックリ“錦松梅”・・・「先日は有り難うございました・・・ご親切に感謝しています」と添え文が、・・・うん!?心当たりがない・・・なにか親切をしでかしたかなぁ・・・??アッそうか・・・数日前の「情けは人の為ならず・・・」なのだった。“錦松梅”・・・ご存知でしたか!?流石、サスガ・・・「ソレツ!ですよ・・・」軽くなった心を道連れに“思い出の海岸ロード”をドライブすること数時間・・・帰宅後、早速いただきました・・・お心遣いありがとう・・・な、タイガース快勝の夜なのだった。









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ヤマノイモのムカゴ

ヤマノイモ ムカゴヤマノイモ ムカゴヤマノイモを食べてみる
ジャガイモのようなむかご(珠芽)が形成され、これも食べられる。生で食べても渋味などはなく、マヨネーズで十分食べられる


 アノ山、三草山へ登るつもりで出かけたけれど、駐車場まで来たら雨が降り始めた。先週とよく似た空模様にウンザリ・・・しばらく様子を見ようと傘をさし、林道をウロウロ何かないかと探していたら、ヤマノイモのムカゴが雨に濡れていた。もうそんな季節なのだった。水滴にキラリ輝くムカゴは何か違う物に見える。食べられるらしいけれど、まだ喰ったことがない。ムカゴ(ヤマノイモ)についてはココに詳しい。結局、山頂までは明日(SUN)出直すことにして、ナンバンギセルの様子を見に行くことにした。

ナンバンギセルナンバンギセル






「きょうのナンバンギセル」
少しくたびれた花も見受けられるけれど、数が多いのでまだ暫くは観賞に耐える。









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南蛮奇譚「煙管物語」・・・

ナンバンギセルナンバンギセルナンバンギセル
(のこのこ このこ)




   道の辺の尾花が下の思ひ草今さらになぞものか思はむ

「しのび恋」

作詞 悠木圭子・作曲 鈴木淳

唄 八代亜紀

逢いに行きたい 逢うのが辛い
誰も許さぬ この恋故に
二度と触れ合うこともない
あなたが愛した この指も
雨に震えて 泣いている




 珍しい花、ナンバンギセルの花も出るところにはウルサイほど出ているけれど、わざわざ探すとなれば「オイそれ・・・」ともいかず、かといってネットなどみてみればアチコチにかなり出回っているようで、今やさほど珍しい花でもないようだ・・・今回撮影した場所には、毎年、シーズンになれば気味が悪いほど出現するので撮影には出かけるけれど、ここ数年は、お座なりになっている。「「煙管(キセル)」と言えば、若い頃、船に乗っていた煙草好きの祖父を思い出す。丘に上がってからは、専ら煙管を愛用し、日常の手入れもさることながら、竹の部分を器用に創っていた。二、三度吹かすと煙草盆にコンコンと灰を落とし、また、キザミ煙草の葉を煙管に詰める・・・確か、こんなコトをやっていたように記憶している・・・よき時代の話か。「ナンバンギセル」には憑きもの?の、万葉の歌・・・「思ひ草」を現代に置いてみればこんなことになるのでは・・・と、八代亜紀の「しのび恋」を並べてみたけれど、この「悪趣味」はインテリ諸氏のヒンシュクを買うのは間違いなさそうだ。ヒンシュクついでに言えば、「不正乗車」定番?手口として「煙管キセル」はよく知られているけれど、まだ、他に「薩摩守サツマノカミ」があるとは知らなかった・・・因みに無賃乗車のことは「薩摩守(さつまのかみ)」ともいうらしい。平家物語に登場する「平忠度(たいらの・ただのり)」に由来するものだという・・・まだ、こんな物語もある・・・

「貧乏神物語」

田中貢太郎

 微曇のした蒸し暑い日で、青あおと続いた稲田の稲の葉がぴりりとも動かなかった。草加(そうか)の宿が近くなったところで用人は己(じぶん)の傍を歩いている旅憎に気がついた。それは用人が歩き歩き火打石を打って火を出し、それで煙草を点けて一吸い吸いながらちょと己(じぶん)の右側を見た時であった。
 旅憎は溷鼠染(どぶねずみぞめ)と云っている栲(たえ)の古いどろどろしたような単衣(ひとえもの)を着て、頭(かしら)に白菅の笠を被り、首に頭陀袋をかけていた。年の比(ころ)は四十過ぎであろう、痩せて頤(おとがい)の尖った顔は蒼黒く、眼は落ち窪んで青く光っていた。
 この見すぼらしい姿を一眼見た用人は、気の毒と思うよりも寧ろ鬼魅(きみ)が悪かった。と、旅僧の方では用人が煙草の火を点けたのを見ると、急いで頭陀袋の中へ手をやって、中から煙管と煙草を執り出し、それを煙管に詰めて用人の傍へ擦り寄って来た。
「どうか火を貸しておくれ」
 用人は旅僧に傍へ寄られると臭いような気がするので、呼吸(いき)をしないようにして黙って煙管の雁首を出すと旅憎は舌を鳴らして吸いつけ、
「や、これはどうも」
 と、ちょっと頭をさげて二足三足歩いてから用人に話しかけた。
「貴君(あなた)は、これから何方(どちら)へ往きなさる」
「下総の方へ、ね」
「ああ、下総」
「貴僧(あなた)は何方へ」
「私(わし)は越谷(こしがや)へ往こうと思ってな」
「何処からお出でになりました」
「私(わし)かね、私は番町の――の邸から来たものだ」
 用人は驚いて眼を※(みは)った。旅僧の来たと云う邸は己の仕えている邸ではないか、用人はこの売僧奴(まいすめ)、その邸から来た者が眼の前にいるに好くもそんな出まかせが云えたものだ、しかし待てよ、此奴はなにかためにするところがあって、主家の名を騙(かた)っているかも判らない、一つぎゅうと云う眼に逢わして置かないと、どんなことをして主家へ迷惑をかけるかも判らないと心で嘲笑って、その顔をじろりと見た。
(貧乏神物語)

      ・・・・・ 悪趣味な午後になってしまったようで。

キセル(あははっ 語楽 キセル)

不正乗車のことを「キセル」というのはなぜ!?
(鉄道トリビア・なるほど納得へぇ~の世界)






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冬支度せよと鳴く・・・ツヅレサセコオロギ

カネタタキ

ツヅレサセコオロギ(終齢幼虫)
バッタ目(直翅目)コオロギ科

(おおきくなあれ!)
 日中は土の中に隠れているらしい。動物の死骸や腐食物を食糧として好むようだが、生きている昆虫を襲うようなことはないという。直翅目、つまりバッタ、コオロギ、キリギリスの類は後肢の先の方、人間で言えば踵カカトの辺りに耳を持ち、コオロギ、キリギリスにとって聴覚は異性からの呼び声、同性からの威嚇、警告、警戒信号を受け取る大事な感覚であり、しかも、相当鋭敏に出来ているらしい。コオロギに成り代わることも儘ならず、肢についた耳に音がどう聞こえるのか解りようもない。「ツヅレサセコオロギ」は身体も2cm程度と中型で顔つきもオーソドックスだ・・・といった記述もあるけれど、コオロギのオーソドックスでない顔がどんなものなのか、想像もできないので「コオロギの顔」をチョット見たけれど、昆虫の顔もいろいろあって面白い・・・。


「虫のこえ」、歌詞の二番の冒頭で、「きりきりきりきり きりぎりす」の「きりぎりす」が「こおろぎや」に差し替えられるバージョンがあるが、これは『枕草子』などの古典の時代の頃からキリギリスとコオロギが取り違えられていたとの説に基づくものである。

・・・・・・
あれ鈴虫も 鳴き出した
りんりんりんりん りいんりん
秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫のこえ

きりきりきりきり こおろぎや(きりぎりす)
がちゃがちゃ がちゃがちゃ くつわ虫
・・・・・

虫のこえ(虫の声) 日本の民謡・童謡・唱歌 歌詞と試聴



童謡「虫の声」に登場するコオロギの泣き声(きりきりきりきり )はカマドコオロギであるとのこと。

◆カマドコオロギ鳴き声( .WAV)(日本のコオロギ類の鳴き声)

◆ツヅレサセコオロギ鳴き声( .WAV)日本のコオロギ類の鳴き声

 青い蜂、ルリモンハナバチ撮影の合間に撮ったコオロギの幼虫・・・・・といっても、子供の頃からコオロギに興味を持ったという記憶もなければ知識もない。コオロギの鳴く季節になれば、その「鳴き声を聴いたことはある」という程度のコトでしかなく、「しみじみと耳を傾けた」ことなどあったのかどうか・・・あまり記憶にはない。ただ、昔の家にはコオロギがよく入って来ていた。コオロギだけではない、ムカデやヘビ、それに「スキマ風」など色んなモノが往き来自由といった感の住居なのだった。寝静まった頃に、突然、キリッキリッキリッリッリッ・・・と、(確か、こういう風に聞こえた・・・)澄んだ声が、闇の中から聞こえてきて「あ~っ、コオロギや・・・!どこに居るんやろ?」といったようなことはよくあったけれど、コオロギにこれほど多くの種類があることは初めて知った。それに、私たちが単に「コオロギ」と呼んでいるモノが「ツヅレサセコオロギ」であるらしいのだ。“ツヅレサセ”の“ツヅレ”は「綴れ」であり、“サセ”は「刺せ」であって、鳴き声が、「針刺せ、糸刺せ、綴れ刺せ」とか「肩させ、裾させ、ツヅレさせ」と聞えるというコトから、この名があると言われ、「ツヅレさせ」の「ツヅレ」とは何か、古い布地を細長く裂いて横糸にし、麻や木綿糸を縦糸にして織った厚手の織物で、山野の仕事着や防寒着に利用した「裂織サキオリ」のことを、地域によってサクオリ、サッコリ、ツヅレなどの呼び名があるので、実は「裂織」のことだという話もあるらしい。いずれにせよ、このコオロギの鳴き声が聞こえたら冬に備えて冬物衣料を繕うコトを思い、虫の活動にも季節を感じながら生活をしていた昔の人のことが偲ばれるという話なのだった。











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謎のピアノマン・・・真野和男

8/26(WED) 昼食後の食器洗いをしながらTV(ch6)“ワイドスクランブル”を観ていたら、凄いジジイが登場した。一見ホームレス風の老人で、量販店の電子ピアノ売り場に毎日出没する“謎のピアノマンだという。譜面一枚も持たず、即興演奏のような雰囲気で演奏は流れるように続き、淀むことがない。「コレは凄い!」波乱の過去に裏打ちされた“人生哲学”に「凄い!素晴らしい!」それに新しくリリースされることになったCDのタイトルNever Give Upが気に入らないと言い放った真野さんに大ナットク!・・・というワケで、早速 You Tube を検索、まだアップロードされているモノは少ないけれどあった。下の記事は「6/21 msn 産経ニュース」より抜粋、転載した。


真野和男、77歳
 地下2階の電子ピアノ売り場にその男性はいた。野球帽にマスク、オレンジ色のベスト。ちょっと怪しげな格好だ。しかし、一歩ずつ近づき、ピアノの音色が聞こえてくるにつれ、不思議な空気に包まれた。
 ビックカメラのCM曲や販売員の売り出しの声で騒々しい店内で、男性のいる場所だけ別世界のよう。鍵盤の上を踊るように動く指に合わせ、音があふれ出している。まさに“一人オーケストラ”。めまぐるしく曲調が変わる即興のリサイタルに、通りかかる人もぎょっとしたり、足を止めて聴き入ったり…。
 “謎のピアノマン”の正体は、作曲家の真野和男さん(77)。
 平日のほぼ毎日、都内の家電量販店で自作の曲を演奏している。「私は売り場でピアノが上達したようなもん。家には楽器がないんです」
 えっ、作曲家なのに家に楽器がないんですか?
 「ピアノ、大嫌いだったからさ」

米軍クラブで修行

 真野さんは昭和6年、東京・五反田で酒屋の二男として生まれた。5歳ごろからピアノを習い始め、音大への進学を希望していたが、時代は太平洋戦争直後。食べ物にも困る状況で進学できず、高校卒業後は知り合いの紹介で米軍基地に勤め始めた。

3回の結婚、ぜんそく

 その後、人脈に恵まれ、八面六臂(ろっぴ)の活躍をする。作・編曲に始まり、バンド活動や音楽イベントの企画、音楽教室での指導に楽器のリース業などなど…。仕事帰りに、電子ピアノ売り場に通うようになったのもこのころだ。

 生活は派手だった。高級車を乗り回し、ホテルのバーに20本ものボトルをキープ。株でもかなりもうけたそう。バブル崩壊の時もなんとか損は出さずに乗り切り、「兜町ではかなり有名だった」と豪語する。

 プライベートでは、3回の結婚と3回の離婚を経験。最初の妻との間に一女をもうけた。おまけに、4歳下の最初の妻と、20歳以上年下の3番目の妻の仲が良く、離婚後も3人のつきあいは続いたという

さすがにもう結婚はいいそうで、「自分は仕事には誠実だったけど、まあ、人生好きなようにやってきたよ」

 48歳で突如、ぜんそくを患った。路上で倒れるほど重く、音楽教室以外の仕事から手を引くことに。療養地を求め、八丈島へ行ったところ、温暖な気候が体に合い、体調も良くなっていった。

 東京に戻ってきたときにはすでに60代半ばだったが、音楽への思いを抑えきれず、慣れ親しんだ電子ピアノ売り場へ舞い戻った。

「毎日来てほしい」

 電子ピアノは、ピアノだけでなくさまざまな楽器の音色を出せ、メロディーを録音して重ねることもできるから作曲にぴったりだ。

 売り場で弾く理由を尋ねると、「山寺で1人静かに弾いていたってだめ」「音楽の原点は路上で聞かせること」。音楽の楽しさを伝えたいという純粋な思いが、真野さんの足を売り場へ向かわせているのだ。

 ただし、「お店の邪魔にならないように、1店舗1時間半くらいまで」とさりげない気遣いも。午前中はベスト電器新宿高島屋店、午後はビックカメラ有楽町店本館、夕方はビックカメラ新宿西口店に出没する。

熱いハートの音楽家

 気になるのは「ホームレス風」と話題になったこと。恐る恐る真野さんに尋ねてみると、渋谷区のアパートに住んでいて現在は年金暮らしだが、「昔は黒ずくめにぼろぼろのジーンズで、ひげもそってなかったから間違えられたこともあったよ」とのこと。「警備員からもよく注意されたなあ」となぜだか懐かしげ。

 「宿泊費に」とお金を渡されたことや、「夕飯にどうぞ」とのメモが添えられたファストフードの紙袋が置いてあったことも。

 そんな真野さんにとって、売り場はもう人生の一部だ。

 「朝、ぜんそくで苦しくても、売り場で弾いていると、血流が良くなってスーッと体があったまるんだよ」「90歳になっても健康で、今の技術を保っていたい。ちんたら弾いていたらサマにならないからね」

 77歳とは思えない、真野さんのパワーに圧倒されっぱなしで取材を終えた。

 “謎のピアノマン”の正体は、今どき珍しいくらい純粋で熱いハートを持った“音楽家”だった。(油原聡子)

(【都市伝説を追う】 “謎のピアノマン” その正体は…
(1/4ページ) - MSN産経ニュース
)







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キツネノマゴに集まるチョウ・・・

ヤマトシジミイチモンジセセリ 撮影に七転八倒したシワヨセを呼ぶ 青いハチ・・・ルリモンハナバチ・・・(他に青いハチセイボウ(青蜂)の仲間がある)・・・がやって来る「キツネノマゴ」の小さな花にも「甘い蜜」が仕掛けられているらしい。ヤマトシジミイチモンジセセリ、それにチャバネセセリなども花から花へとせわしく飛び回る。いろんな虫を呼び寄せる「キツネノマゴ」の仲間に「キツネノヒマゴ」があるらしい・・・というコトまで解ったけれど、まだ他に「キツネノメマゴ」まであるというからややこしい。チャバネセセリ「狐の孫」「狐のひ孫」、それに「狐のめ孫」・・・「孫」、「曾孫」は分かるが「め孫」とは?・・・また、どうでもいいようなことに拘っていたら「女孫」のコトらしいのだった。また、またキツネがツマミに出て来そうな話になってしまった。ところで「キツネノマゴ」、「キツネノヒマゴ」、「キツネノメマゴ」の違い←このサイトを見て貰うのが速いかと思うのだけれど、こんな記述

さらに追記です(2005年10月6日)。
師走の八重山で撮って来た写真をチェックしてみたら、キツネノヒマゴらしき花がありました。
撮っているときに、キツネノマゴとはちょっと違うなぁと思っていたのですが、
その前にキツネノメマゴを見ていて、私はそれをキツネノヒマゴだと思っていたので、
キツネノヒマゴ(実はキツネノメマゴ)と違うこの花はキツネノマゴに違いないと決めてかかっていました。

(ひぇ、自分で書いていながらこのややこしさに呆然となっています。
混乱、混乱、と言いながら、自分の頭の中では、ちゃんと整理が出来ているのですが、
わかりやすく説明するのがとっても難しいんですよね)。(キツネノメマゴ)

・・・・・もあるので、ジックリと読み砕いていく必要があるかも知れないが、要約すれば

キツネノヒマゴはキツネノマゴに比べ、花が一回り小さいと言われている。
なるほど、それで曾孫と言うわけで・・・。
キツネノメマゴはキツネノマゴに比べて葉に丸みがあるのが特徴とされている。
キツネノマゴより丸味があり、可愛いので「女孫」と言う訳なのだ。

ということになると思うのだけれど、なるほど、キツネに摘まれそうな話ではある。






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高野箒と女郎花・・・花は秋

オミナエシオミナエシ 8/22(SAT)三草山へ向かったけれど北へ行くほど天気が怪しい・・・雨がポツリポツリ、この空模様に躊躇しているのか駐車場にはすでに上がっている人たちの車が2台、さすがに少ない。もう少し様子を見ようと辺りの花・・・といってもオミナエシがひっそりと咲いているだけ・・・を撮影しながら時間つぶしをしていたら、回復気配の空に誘われたか、次々と数台の車がやって来た。車から下りてきたのは親爺数人とお嬢さんがふたり、いずれもコノ山での顔見知りなのだった・・・皆さんのパワーに引かれてエロボケ爺も道草を繰り返しながら、なんとか山頂まで足を運んだ。コウヤボウキ見慣れたウバメガシの林や、その殆どが雄株ばかりの山桃並木に、秋の気配はないかと目を凝らしていたら「コウヤボウキ」が一本だけ花を咲かせていた。この秋?初めて見るコウヤボウキの花なのだった。そよ吹く風にフラフラゆれるコウヤボウキをカシャッ、ピントの甘い秋が写った!「女郎花と高野箒」・・・なんと文学的な。











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シワヨセを呼ぶ 青いハチ・・・

ルリモンハナバチルリモンハナバチルリモンハナバチ
膜翅目 コシブトハナバチ科

(京都府レッドデータブック)
 ルリモンハナバチ・・・初めて見るハチだった。確認していないのでなんとも言えないが、漢字なら「瑠璃紋花蜂」と書くのかも知れん・・・綺麗なブルーに黒い縞模様というハチ本来のイメージからは遠い。オシャレなカラーリングの「花ハチ」で約1.5cm・・・小さいハチが小さい花、キツネノマゴの花を次から次へと渡り歩く。飛び移った花に1秒くらいは留まっているだろうか・・・ジッとしていることがない。オートフォーカスシステムが壊れた100mmマクロレンズで追っかけるのは辛いモノがある。やはり悔いが残る結果になった。ルリモンハナバチルリモンハナバチ無気になることもなかったのだけれど、壊れた機械のせいにするのも悔しいので、この記事を書き始めてから急遽撮り直しに出かけた・・・結果はご覧の通りなのだが、思い立ったが吉日とはこのコト・・・この日、出かけていなければ「キツネノマゴ」は刈り払われ、忙しく飛び回る「ルリモンハナバチ」の姿を再び見ることが出来たかどうか・・・。「ルリモンハナバチ」は8月に現れ、9月~11月ぐらいまで見ることができるらしい。青色が美しい蜂で幻のハチとも言われ、一匹で生活してるらしくまだ詳しい生態はわかってないという。見た人には良いことが重なった事から、幸せを呼ぶ蜂とも言われているというから、エロボケ爺に現在イマ以上のシアワセが重なれば「シワヨセ!」という他ない。ハチではめずらしく集団で行動しないで個々に暮らしてるというから「不思議なハチ」ではあるらしい。ルリモンハナバチルリモンハナバチルリモンハナバチは、夏の終わりから秋にかけて現れ、空色の部分は黒地のところに青い短毛が斑紋状に生えていて、この蜂は、自分で巣を作らず、幼虫を他のハナバチ(ケブカハナバチ)の巣に寄生させるらしい・・・(労働寄生:自分では幼虫を育てず他の昆虫に育てさせる)調べてみると都道府県によっては、絶滅危惧種に指定されてる結構珍しいハナバチのようで、特によく集まる花の記述はなく、各種の草花に集まるなどと記されている・・・撮影した辺りでは、画像のように「キツネノマゴ」以外に止まっている姿を見ることはなかった。余談になるが、「キツネノマゴ」があるのなら「キツネノヒマゴ」はないものか・・・と、探してみたら 沖縄には、「キツネノヒマゴ」というのがあるそうで、「キツネノマゴ」によく似ていて、「キツネノマゴ」より小型だという・・・それで「キツネノヒマゴ」とは、朝からキツネに摘まれたような話になってしまったようで・・・。
 






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チョウの夏・・・

ルコウソウとアゲハルリタテハ←||クロアゲハ
||→ルリタテハ
 真夏日が続く・・・日盛りの山歩は木陰道を選んで歩くことが多くなり、葉陰で休むチョウや“樹液酒場”で盛り上がるスズメバチやサトキマ、カナブンを見かけるくらいで昆虫たちも日中の暑さは苦手と見える。その季節が来れば、チョウは花に戯れるもの・・・「花と蝶」は切り離せぬモノとしてイメージ付けられているけれど、夏の暑い盛りにチョウを観ていると、コトはそう単純ではないらしい・・・ということが少しずつ見えてきた。チョウには発生する季節によって型や模様が異なる「季節型」が認められる種があることと、世代交代が年一回だけとは限らないということはは知っていたけれど、種類によっては2回、3回と繰り返し、コトと次第によっては数回繰り返すモノもあるらしい。発生回数には地域差もあり、寒冷地では少なく、温暖地では多くなる傾向があるらしい。また、「季節型」の現れる主な原因は日照時間と温度差にあると言われ、気候変化の激しい北の地方や、年中暖かい南の地方では、一定の型しか現れず「季節型」は温帯地方に限って見られるという。ただ、北や南の地方には「地方型」や「異常型」が多く出現する傾向があり、この二つのタイプは温帯にも広がっていて、日本では「季節型」、「地方型」、「異常型」の3タイプが見られるのだというけれど、「季節型」以外の2タイプは見たこともないし、あることすら知らなかった。

               ツマグロヒョウモン←||→クロヒカゲ(大阪市とその周辺の蝶)クロヒカゲツマグロヒョウモン



◆蝶の型 

大別すると「季節型」、「地方型」、「異常型」の三つがあります。

①「季節型」は季節季節によって異なる型
②「地方型」は地方地方によって異なる型
③「異常型」は各個体によって他のものと異なる形
という意味で使われています。

◆季節型は通常、
①「春型」
②「夏型」
③「秋型」
の3型からなっています

 「春型」は、3月から4月までに発生、5月の終わりごろまで残っている型で、蛹や幼虫で厳しい冬を過ごしたために、小型のものが多く、飛翔も速くない。動きはあまり活発ではありません。

 「夏型」は、6月から8月にかけて羽化するもので、幼虫と蛹の時代を、春の一番良い季節に育ったせいもあって、形は大きく、翅型は全体に丸みを帯び、飛翔力は非常に強く、色合いも濃厚になり、夏型は10月の初め頃まで見られます。

 「秋型」は、夏型とほとんど変わりがないものが多いが、タテハチョウなどでは翅の凹凸が激しいものが出現し、また、アサギマダラやスジボソヤマキチョウなどでは個体の大小に大きな差が出てきます。

◆季節型の特徴

▼アゲハチョウ科 春型が小さく夏型が大きい。春型はギフチョウがいなくなるのと前後して発生し、小  型である理由は、気温がまだ低いため熱の放出を避けるためと思われます。
▼シロチョウ科 夏型が大きく、羽の表面の黒紋がよく発達する。
▼タテハチョウ科 夏型のほうが表面の斑紋が黒化している。成虫越冬する種類では、越冬する秋型  が越冬できない夏型に比べて羽の外縁の凹凸が激しいのが特徴です。
▼☆ジャノメチョウ科 眼状の紋が春型は小さく、夏型は大きい。

【形】低温→小型、高温→大型
【色】低温→淡い、高温→濃い
【翅】低温→尖っている、高温→丸みを帯びている

季節型(福井県の蝶)









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飯子菜は半寄生植物・・・

090815mks0045_RJ.jpg090815mks0046_RJ.jpgママコナ ゴマノハグサ科 ママコナ属 
植物生態研究室(波田研)

 ママコナの花が咲いていた。下唇の白斑をご飯粒に見立て、和名は「飯子菜」と書き、葉はあるが、半寄生であるという。花の写真を並べてこんな通り一遍の解説らしき受け売り文を書き連ねることに少なからず抵抗を感じている今日このごろ・・・ヘソの曲げついでに「継子」で検索をかけてみたら、こんなん(コンナモノ)が出ました。面白かったのでチョットだけ転載した。

ママコナの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)

◆継子(ままこ)とは、自分の子で、血のつながりのない子。実子でない子。
仲間はずれにされる者。のけ者。

「手無し娘」

手無し娘の話は東北地方から九州まで広く分布している。先妻の娘を妬んだ継母が、使用人に山へ連れて行って殺すように命じる。しかし使用人は美しい娘を殺す気になれず、両手を切り落として逃がすという筋である。
山梨県の手無し娘では、両手を失った娘が傷の痛みに呻きながら言うのである。

体は動くとも 血はめぐるな
体は動くとも 血はめぐるな

すると娘の腕から吹き出る血が止まった。やがて都にのぼった娘は、空腹のために寺の梅の実を食べようとして見つかり、追い払われるのだ。すると娘はまたこう言う。

花は咲くとも 実はなるな
花は咲くとも 実はなるな

以来その梅の木には実がならなくなったという。娘はさ迷い歩くうち、やがて大店の息子と出会う。手はなくとも娘の美しさと心の優しさに惹かれた息子は、彼女を嫁に迎える。時は過ぎてやがて娘は妊娠し、息子が商用で旅に出た留守に赤ん坊を生む。息子の両親は喜んで、娘の実家と上方にいる息子の両方へ飛脚を立てるが、先に知らせを受け取った継母は、飛脚に酒を飲ませて酔い潰し、「異形の子が生まれたがどうするか」と、息子宛の手紙を書き換える。
偽手紙を受け取った息子は驚くが、「どんな子でも自分の子だから大事に育てるよう」と返事を書いて飛脚に持たせる。ところがこの飛脚が帰りに娘の継母の所へ酒を飲みに寄って泥酔し、その間に継母は息子の書いた手紙を破り捨て、「そんな嫁も子も追い出せ」と書き直す。こうして手無し娘は赤ん坊を背に括り付けられて、婚家を追い出されるのである。
娘は赤ん坊に水を飲ませるために川岸に跪(ひざまず)くが、背の赤ん坊が水へ滑り落ちそうになる。その一瞬に娘の失ったはずの両手がするりと出て、赤ん坊を受け止める。やがて娘は彼女を探していた息子と再会し、子供と共に婚家に帰り幸福を取り戻す。これで継子の運命はハッピーエンドとなるのだが、その後には気味の悪い結末が継母に待っている。その頃、継母はどこからか不思議な歌を聞くのである。

体は動くとも 血はめぐるな
体は動くとも 血はめぐるな

とたんに継母の全身をめぐる血が止まって、彼女は倒れて絶命する。
血に呪いをかけるこの暗い歌といい、両手切断や、失った手がまた生えてくる場面といい、昔話とも思えない即物的な怪奇を感じさせる。どす黒い血流が円環を描くような、輪廻思想が強く漂っている。

(昔話にみる継子いじめ━子殺しの鍋:村田喜代子)

 ◆最新刊 「ドンナ・マサヨの悪魔」 村田喜代子










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性的共食いは エロトスな生命イノチの営み・・・

カマキリハラビロカマキリ
(昆虫エクスプローラ)
 腹をエビ反りにしたカマキリに出遭った。威嚇のポーズかとも思ったけれど・・・どうなのか。幼虫時、獲物を狙う時などには腹部を反るらしいのだが、幼虫というには、その体躯がシッカリしているので成虫だと思う、とにかく撮影中は最後までこのポーズをとり続けるのだった。カマキリといえば「共食い」を想うけれど、「カマキリの共食い」といえば「交尾」と展開するのがエロボケのジョーシキなのだった。「カマキリ夫人」などというタイトルの映画は・・・あったか?なかったか?など、どうでもいいようなことに想いを巡らせてしまうのだった。俗なことを想う人は多いのか、「カマキリの交尾」についての記述は圧倒的に多く、中には人の世の「男と女」を揶揄する自虐的なものもかなり見受けられるのはトーゼンと言えば当然のコトか。交尾の時、メスに喰われてしまうといわれる♂カマキリについて、少しはマジメに調べてみた・・・カマキリには雌が交尾中に雄を食い殺すという悪いイメージがあるけれど、この行動は古くから観察例も多くあり、 頭を喰われた雄がそのまま交尾を続行することもよく知られている。カマキリは生殖に貪欲であるがゆえに雄を喰うのではなく、動くものは全て食べようとする習性によって反応しているだけなのだ。当然のこととして雄のアプローチは死を覚悟したものとなる。生殖を遂げる前に「動くもの」と雌に認識されてしまったら、その時点であの世行きなのだから・・・。オスたちは慎重の上にも慎重に、時間をかけ辛抱強く接近を図るのだが、ひとたびメスの背に飛び乗り、目的を遂げようとした途端に、自ら動く生物と認識されてしまうのだった。“健気なオス”と言うべきか。それほど雌を恐れる一方で、止まっている枝を揺すったりして自分の存在をアピールし、雌も雄の接近を十分感知しているらしいのだ。やがて、両者はごく近距離でお互いに向かい合って静止し、このにらみ合いは、時には数時間に及ぶと言う。カマキリにとって、交尾は命を投げうって行うものではなく、命がけで行うものであるらしい。あまりに有名なこの「性的共食い」はエロスとタナトスが綯い交ぜになった「エロトスな生命イノチの営み」なのだった。以下、素晴らしいカマキリの交尾シーンが見られるサイトの紹介と、専門家の観察記録を抜粋、転載させて貰った。
◆小さなオスを背中に乗せて、カマキリは交尾しつつ・・・(やんま工房/ウェブリブログ)




オオカマキリの交尾#1:恋の逃避行
 一回目に産卵した翌日、外で捕獲した♂を同じ飼育ケースに入れてやった(婿入り)。隙 を見て♀の背中に飛び乗った♂は細い腹部をJ字に曲げて交尾しようとする。迫られた♀ は狭い飼育ケース内では体勢が悪いのか♂を背負ったまま落ち着ける場所を探し回る。途 中で結合が外れてしまう(矢印)。焦って追いすがる♂の必死さ加減が見所です。ようや く枝の先にぶら下がって静止。背後からしがみ付く♂の全体重も♀が支える。


カマキリは動くものは何でも餌とみなす。これが同種の雄であろうとしばしば雌の餌食にされる。雌はまず雄の前胸と頭を食うが、頭を失った雄の腹部は勝手に動き、 初期の目的通りに交尾をはたす。雄は引き続き雌に食われ続け、最後には生殖器のある尾端だけの存在になってしまう。それでもなお雄の性的機能は失われず、 その形で交尾は数時間にわたって続けられる。「断頭による雄の性欲昂進」は、あながちウソともいいがたい。実験的に雄の頭を切ると、体はそれと連動して交尾行動をおこす。

 カマキリのこうした交尾行動には、これまでさまざまな解釈が与えられてきた。一般的なのは「雄は雌に食われることで卵の栄養となり、 種族の繁栄に貢献している」という説明であるが、雌の腹の中の卵は、交尾時に十分成熟しているのでこの仮説には説得力はない。また、 「頭がなくなると雄は性欲が昂進し、雄にとっても悪くない」という説まである。

 実際に雄が雌に接近するのは命がけである。雌をみつけた雄は、ただちに不動の姿勢をとる。さいわいに雌が気がつかないと少し接近し、 気付かれればすぐに不動の姿勢にもどる。このとき、脚を上げていたら、その不安定な姿勢のまま動かなくなる。こうして、雄は動と静を繰り返して一寸刻みに雌に近づく。 まさに「ダルマさんが転んだ」の遊びと同じである。こんな臆病な雄には、とても喜んで食われるなどという風情はない。また、雄には何回も交尾できる能力があるのに、 最初の交尾で食われてしまっては、自分の遺伝子を多く残そうとする原則にも反する

 このあと、どちらかが先に行動をおこすのだが、19回の観察例のうち、不明の7例を除き、雌が先に動いた8例はすべて雄が食われてしまった。しかし、いずれも雄は食われながら交尾をはたしたという。雄が先に動いた4例は、雌の背中に飛び乗って、相手の首をカマ(前脚)でしっかりはさみくわれないための防備をしたうえで交尾をはたした。交尾はじつに4時間にもおよんだが、交尾を終わった雄は雌からパッと飛び離れて逃げてしまったそうである。少なくとも雄にとって交尾は必ずしも寿命の終わりを意味するものではなさそうである。
タイトル

←(動画)オオカマキリの交尾#2:結合部のクローズアップ
 交尾器の結合部を観察すると♀の生殖口に♂が精包(精子や粘液を含んだ白いカプセル) を注入している(矢印)。所要時間は約3時間半。悪名高き共食い行動は今回起こらず、 交尾後♂は無事に生還した。離脱の瞬間は見逃した。この♀は16日後に再び産卵。















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イチモンジセセリ・・・渡りをする蝶

イチモンジセセリイチモンジセセリ
(大阪市とその周辺の蝶)
初秋のチョウ「イチモンジセセリ」は、距離、知名度ともにアサギマダラほどではないけれど、渡りをするチョウとして知られている・・・というのだけれど、そんなことは全く知らなかった。また、他にもヒメアカタテハ、ウスイロコノマチョウなども大きな移動を繰り返していることを初めて知った。 渡りを繰り返す小さなチョウについて少し調べ、拾い集めた情報のカケラを繋ぎ合わせ、まとめてみたらこんなことになる。イチモンジセセリ


 幼虫は、稲の葉を食べて育ち、若齢のときは葉先を折り曲げて筒状の巣をつくり、成長が進むと葉を二~三枚寄せ集めて苞のような巣をつくるので、「稲苞虫」あるいは「葉捲クリ虫」とも呼ばれ、葉を食害するだけでなく、葉を綴り合わせるコトで穂が出るのを妨げ、害を与えるイネの害虫として知られ、このチョウを捕らえ糸に縛って飛ばせ、「オニヤンマを釣る」コドモ文化が残っている地方もあるらしい。一方では、豊年虫の別名もあるという。イチモンジセセリの大発生する年は高温で日照りが強いので、稲の育ちが良く豊年になるからだという。
 毎年北上を繰り返す・・・北上する蝶としてよく知られているイチモンジセセリやウラナミシジミなど。名古屋あたりでも夏ごろまでほとんど見かけないが、その後急速に数を増し、晩秋まで普通に見られる蝶だと言われている。これらの蝶は、南方より世代を繰り返しながら北上を続け、時には北海道まで到達してしまうこともあるらしい。関東以北では寒さで越冬できず、すべて死に絶えてしまうらしい。そしてまた、翌年、南方より世代を繰り返しながら北上を、毎年繰り返しているというのだ。
 アサギマダラがマーキング調査で渡りのメカニズムが少しずつ解き明かされようとしているのに比べて、イチモンジセセリの渡りを調査している研究機関は今のところ殆どないようだけれど、“渡り”について、こんな記述もあった・・・イチモンジセセリの食草は、夏は、ほぼイネに限られ、冬はチガヤ、イヌムギ、オオウシノケグサなど数種の食草だけで大部分の幼虫が越冬するので、冬期、幼虫の食草が生えている場所への移動だったのです。因みに移動する個体は移動当日に羽化した個体で、その距離は大体に於いて100km以内だそうです。


いろんな情報が乱れ飛んでいるようで、いずれの情報も“確かなモノ”と言えるのは、そう多くはないようなのだった。先は、その筋の学者や専門家の奮闘に期待するしかないようだ。






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雑木道 ツクヅクアツシと 法師蝉・・・・・淫蕩火

ツクツクボウシツクツクボウシ ジー…ツクツクツク…ボーシ!ツクツクボーシ! ボーシ!ツクツクボーシ!・・・・・ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!・・・・ウイヨース! ウイヨース! ウイヨース! ウイヨース ウイヨース! ウイヨース!ジー…・・・・・・・
ツクツクボウ~シ ツクツクボウ~シ ツクツクボウ~シほ~ぅいんツクツク ほ~ぅいんツクツク ほ~ぅいんツクツク ・・・・・ ジー…ツクツクツク…ボーシ!ツクツクボーシ! ボーシ!ツクツクボーシ!・・・・・ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!・・・・ウイヨース! ウイヨース! ウイヨース! ウイヨース ウイヨース! ウイヨース!ジー…・・・・・・・ツクツクボウシの鳴き方というより、鳴き声の聴き取り方にいろいろありそうで面白い。 夏の終わりを告げるのか、秋を呼び寄せるのか・・・ツクツクボウシが鳴き始めた。ツクツクボウシの鳴き方は蝉の鳴き声の中でもユニークだと思う。人それぞれが聴き取った(感じ取った?)音声として自身の口で再現してみれば、けっこうオモシロイことになると想うのだが・・・ジリジリジリ・・・・・オいっツク・オいっツク・・・・・ツクツクツク・・・・ツクヅクあっツイッあっツイッあっツイッアチチチチチ・・・・・アッジ・・・・









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磯の木の赤い実

090815mks0021_RJ.jpg090815mks0024_RJ.jpgイソノキ (クロウメモドキ科 
クロウメモドキ属)
植物生態研究室(波田研)

 目にする花が極端に少なくなった今日このごろ、カラカラに乾いた尾根筋に赤い実をつける木があった。赤い実をつける木といえばミヤマガマズミくらいしか思いつかない。取り敢えず撮影、調べてみたら「イソノキ」という名の木らしい。「磯の木」と書き、やや湿ったところに生えるとは何処を見ても書かれているけれど、乾き切った尾根筋にあるとは・・・ちょっと意外な気もするが、こんなことはよくある。090815mks0019_RJ.jpgイソノキ「イソノキ」の特徴は葉の付き方にあるようで、サクラに似た葉が、右右、左左、右右・・・というように変わった順番になっているのが大きな特徴で「コクサギ型葉序」と呼ばれ、他にはヤブニッケイ、サルスベリなどがコレらしい。まだ、葉の付き方までは確認していないので次回山歩はこの確認と、この尾根筋にはウバメガシヒノキバヤドリギがかなりあるようなので、もう少し丹念に“観察山歩”を続けてみようと思っている今日この頃なのだった。

◆イソノキ(【六甲山系植生電子図鑑】)






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うろこ雲 急ぐ人あり 尾根の道・・・淫蕩火

三草山三草山 終戦の日(8/15)、早朝山歩を予定していたけれど、結局は7時30分頃から歩き始めることになってしまった。生い茂る雑木林の林道は、漂う冷気にシットリと静かな時が流れ・・・見上げる木の間から銀色のうろこ雲・・・もう秋か!山頂に目をやれば白い笠雲がゆっくりと流れていく、急接近する秋に気分は秋風・・・・・。三草山キキョウ例によって辺りをキョロキョロしながらの道草山歩・・・足元に桔梗が一輪、これぞ秋そのものではないか・・・。悦に入っていると下りてくるお嬢さんが怪訝な表情で「おはようございます・・・」と挨拶をしてくれた。スタート時点ではこのお嬢さんとほぼ同時に歩き始めたのだが・・・彼女には、このズレようが即座に理解できなかったらしい。「いやぁ、相変わらず早いですねぇ・・・道草はいつものことで・・・」と、とぼけた返事に爽やかな笑顔を残して下りていったお嬢さん・・・彼女は土曜日には欠かさずやってくるようで、いつも出合うのは土曜日なのだった。とにかく速い・・・私が1時間かかるところを40~45分で上がってしまうのだ。お茶の入ったペットボトルを1本小さなバッグに入れ、腕に下げたまま上がっていくのだけれど軽快そのもの、爽やかなお嬢さんなのだ・・・年の頃は・・・?・・・お嬢さんなのだった。朝から爽やかなお嬢さんに出会うと一日爽やかなエロボケ爺なのだった。エロボケは確実に進行中・・・・。










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原爆記念日と終戦記念日の狭間で・・・

 「核」に「平和」、「愛国心」、それに「右翼」・・・と、なにやら難しい話題に熱気を帯びてくる時節・・・「盆」の雑事の合間に、昨日エントリーした「“核と平和を考える” 関西ローカル、ミギやライトの舞い踊り・・・」の動画を観ていたら松尾和也(日本青年社会長)インタビュー取材 の部分だけがカットされていたので、また、YouTube を探してみたら同じ番組が数多くアップされ、カットされていた部分だけを取り上げていたモノもあり、人の想いは様々と実感・・・カットされていた部分↓を補完した。多分、「3of7」中で辛坊治郎が「鈴木さん一人を右翼の代表ということにシャベって貰うのは如何なものかと・・・」などと言ったアトに流れていたように記憶している。コトのついでに「右翼とヤクザの関係(2008年03月17日)」も貼り付けたので、ヒマと興味のある方はどうぞ・・・



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←右翼とヤクザの関係について






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“核と平和を考える” 関西ローカル、ミギやライトの舞い踊り・・・

 8/11(MON)エントリー長崎・原爆の日に・・・で少し触れた「核と平和を考える」関西ローカル番組が、パネラー席に新右翼、一水会最高顧問・鈴木邦男とゲストに池田眞規(日本反核法律家協会会長)を迎え、お馴染み電波芸者・ミギやライトの舞い踊り・・・死相や思想の乱れ撃ち、ヒマと時間のある向きはジックリと・・・観たり聴いたり大笑い・・・コレは、やはりお笑い番組か!?





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蜘蛛狩り・・・ベッコウバチ

ベッコウバチキオビベッコウ
(~蜂の世界へようこそ~)
 単独生活をする狩蜂で♂は黒色で黄色の縞模様があり、♀は腹が黒くて長いヒゲや胸、足が黄褐色で目立ち、オス、メスのの特徴が違いすぎるため、長い間別の種類だと考えられていたらしい。クモだけを獲物として狙うクモハンターなのだ。狙ったクモを刺し、麻痺させると地面に穴を掘り、クモを穴にいれて卵を産み、土でふたをする。ふ化した幼虫は、生きたままのクモを食べて育ち、サナギになるころにはクモを食べつくしてしまう・・・まさに、クモにとっては怖ろしい天敵なのだった。ベッコウバチの仲間は種類も多く、わが国には33属101種が確認されていて、通常は人を刺すことはないけれど、掴んだりすると刺されることもあるようで、その痛さは日本産のハチの中ではナンバーワンにランクされ、スズメバチなどの比ではないという。まさに火が点き爆発するような痛みだという・・・ただ、その痛みは長く持続するものではなく、刺されたアトも比較的軽く済むと言われている。

クモを見つけると素速く飛び掛かって巣から落下させ、神経の集中している口の近くを針で刺して仕留めます。ただし殺してしまうのではなく、動けなくするだけです。理由は幼虫の食べ物として長く使用するためで、仮死状態にすることで新鮮な状態を保つことができます。クモを仕留めると巣穴を作るのに適した場所まで運びますが、時には運ぶ距離が100メートルにも及ぶことがあるそうです・・・・・
(ベッコウバチ(ゆうふつ原野自然情報センター・村井雅之、イラストも))








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長崎・原爆の日に・・・

 8/09(SUN) “長崎原爆の日”に、深夜放送でボンヤリと聞き流していた話をまた思い出した。それは、広島生まれのデザイナー三宅一生が米紙に被爆体験を寄稿したという話なのだった。早速 You Tube で検索してみたという次第・・・三宅一生もオバマ米大統領の「プラハ・核廃絶演説」に触発されたらしい。だからといってモーロク爺が“核廃絶”について、取り立てて言わねばならぬほどの意見があるわけではないけれど、この日も縁あってかどうかは知らないけれど、辛坊治郎 (読売テレビ解説委員) 三宅久之、田母神俊雄、勝谷誠彦など、お馴染み電波芸者の揃い踏みを観るハメになり、読売テレビの進め方に意図的なモノを強く感じるのは当然といえばトーゼンのこと。驚いたのはゲストとして登場した“核廃絶運動”のリーダーと言われている弁護士、池田眞規(日本反核法律家協会会長)だった・・・ホンマにこの人がリーダー!?かと・・・俄には信じられず、悪いモノを観てしまったと思ったがアトの祭り、オマケにインタビュー取材 として、松尾和也(日本青年社会長)まで映し出してくれるサービス過剰振り・・・パネラー席に座る右翼の鈴木邦男と、右翼トップのドスの利いたインタビュー画像を流し、例によって勝谷誠彦、辛抱治郎の全身を震わせてのハジケ振りはどう見てもジャーナリストとはほど遠く、その本質はダブルスタンダードであり、単なる会社員や・・・。多少は品格らしきモノを感じながら、その意見も聞かせて貰っていた三宅久之も“核抑止”・・・「確実に使う覚悟」が核抑止の本質ではないのか・・・論的なコトバのやり取りの末に「今や、核爆弾の製法など誰でも知っているし、もしテロ集団が核を持つようなことになったらどうするんだ!・・・」“瞬間湯沸かし器”よろしく言い放ったけれど・・・それって“核抑止論者?”としては妙な落としどころのように思えるエロボケ爺は、やはり、酷いエロボケなんでしょうか?ここ数日は「核抑止とは」のベンキョーに余念がないエロボケ爺なのだった。












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真夏日の朝・・・・・

ゴマダラカミキリゴマダラカミキリゴマダラカミキリ 甲虫目 
カブトムシ亜目 
カミキリムシ科 フトカミキリ亜科
( 昆虫エクスプローラ)
 朝から照りつける強い陽射しにチョウ一匹も姿を見せず、尾根筋に出ても風はなし、山頂の温度計を見たら8時過ぎで31℃にもなっていた。木陰を探して水ばかり呷り全身から噴き出す汗がキラキラ・・・長居は無用と急いで下山。ぶ~ン・・・と音を立て目前の枝に何かが留まったので近づいてみたらカミキリムシなのだった。その場で撮影しようかとも思ったけれど照りつける太陽に嫌気がさし、虫は捕まえてコンビニの袋に入れ下山・・・袋の中へレンズを差し入れ撮影したアト逃がしてやったけれどゴマダラカミキリに限らずカミキリムシは、かなり酷い“害虫”として扱われているようなのだった。







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原爆の日に・・・ 

 夜通しラジオを鳴らしっ放しで眠っている・・・といっても、いつも聴き耳を立てているわけではない。どちらかと言えばBGM代わりなのでCMのない国営放送はウルサ過ぎず丁度いい。ひと寝入りしてうつらうつら・・・現ウツツへと意識が戻り始める朝の3時から4時頃の番組は聴くというほどではないけれどボンヤリとは聞いている。何かのはずみで虚ろな記憶が触発されることはよくあり、6日の朝は“広島平和記念式典”の中継を観ているうちに、早朝のラジオ番組〔こころの時代〕岡田恵美子さん(72)という人の話であったことや、断片的ではあっても内容の記憶が甦り「プラハに於けるオバマ大統領の核廃絶演説に一筋の光を見た・・・」という話であったことを思い出しYouTubeで“核廃絶プラハ演説”を探し出し聴いた。アメリカ大統領からの核廃絶発言には「一筋の光」を見出すのも無理のないコトだとは思うけれど、前日のクリントン元大統領の訪朝と米女性記者二人を釈放、帰国させたアメリカのしたたかな外交政策を見せつけられれば“オバマのプラハ核廃絶演説”を素直に信じ切れないのも確かだ。また、国内に眼を移せば“平和記念式典”が行われている6日、同じ広島で前航空幕僚長・田母神俊雄氏が講演し、「被爆国として核武装すべき」「核廃絶が即、平和につながるわけではない」、「唯一の被爆国として、3度目の核攻撃を受けないために核武装すべきだ」・・・などと主張、多数の被爆者やその遺族の神経を逆撫でするような講演会を開催した日本会議という組織もモーロク爺には馴染みがないし、この講演会を報道したメディアが「産経」「時事」「47NEWS」だけというのも不思議というか、納得できないものがある。この日「非核三原則を堅持し核兵器廃絶と・・・を誓います」と宣言した麻生氏も「日本会議国会議員懇談会」のメンバーであり、多士済々、ソーソーたる顔ぶれの組織で、しょせん、衆愚には政財界など無縁、よく解らぬ組織といえば耐震偽装で一時メディアを賑わしたアパホテルの派手な女社長・元谷芙美子の旦那でアパグループ代表の元谷外志雄氏が仕切る?「日本を語るワインの会」などという妙なネーミングの“会”があり、現在“政権交代”に燃えている民主党代表・鳩山由紀夫氏も、そう遠くない昔には、新参・電波芸者?田母神俊雄氏とワインで日本を語ったこともあるというからコトは見た目ほど単純ではない。亡命したアインシュタイン博士がトルーマン大統領に「核爆弾の研究を始めたドイツの恐怖」を手紙で知らせたことで、アメリカは核爆弾の開発を急ぎ、実験に成功した頃にはドイツは敗戦、当面の“核の恐怖”はなくなったけれど、「完成した“核爆弾の威力”をどうしても試してみたくなった」結果が8月6日の「広島」、そして8月9日の「長崎」ということになったらしい・・・現在の核爆弾は、65年前のそれとは比較にならないほどの破壊力を持つはず、核に対抗するには核を持つしかないという“力の論理”・・・ウッカリ聞いて相槌など打っていたら、底のない「ドツボ」に填ることは間違いなし!乱れ飛ぶ核爆弾の中で独り生き残るなど、ニュータイプ電波芸者・田母神俊雄氏のウルトラ芸を見せてくれるとでも言うのか!?エロボケ爺、ベンキョーすることが多い“原爆の日”なのだった。

【アラモゴードで生れた原子爆弾】平和への願いを込めて:中国新聞

田母神氏が「核武装」主張=原爆の日、ドーム近くで-広島(時事ドットコム)



オバマ大統領のプラハ演説(日本語字幕付き)
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花ゆれる暑い日・・・

マルバルコウソウマルバルコウソウマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)ヒルガオ科 8~9月(あなたの知らない自然)
 三草山へ・・・暑さを避けようと、少し早い時間に出かけてみたら、すでに先客の車が数台あった。林道脇で見慣れない紅い花を撮影、ヒノキバヤドリギを過ぎた辺りで下山してくる男女二人連れに声を掛けられた・・・「おはよう・・・」なんと、西区のT氏夫婦ではないか。なんでも近頃は手頃なコノ山へよく来ているという話だった。早朝の尾根歩きは風が心地よい。山頂へ辿り着くまでに下山する二、三人と挨拶を交わしたけれど、皆さんさすがに早い。
キキョウキキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属
(神戸・六甲山系の草本図鑑)
薄曇りに暑さは少し凌げると思っていたけれど、下山する頃には太陽が顔を出し、ウィークデーとあって上がってくる人もなくウナギ上りの気温に急ぎ足で下山、池の土手にキキョウが風に揺れていた。






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葉裏に潜む虫・・・

カトリヤンマ♂カトリヤンマ(神戸のトンボ)
真夏日の昼下がり、ため池近くの里山を歩いていたら木の枝にぶら下がっているトンボがいたので、あまり使っていないストロボをセットし撮影。調べてみたら「カトリヤンマ」という小型のヤンマに属するトンボで腹長が47~53mm程度。オニヤンマは日本最大のトンボであるが、カトリヤンマはオニヤンマの70%くらいの大きさしかない・・・なぜか、トンボの大きさは、頭部、胸部まで含めた全長ではなく、腹部の長さで表現され、カトリヤンマも頭部まで入れれば7cmほどにはなる。雄の胸部、頭部は鮮やかな水色で宝石のような輝きを放ち、複眼は大きく、その色彩は目を惹く。目立たないが、スタイリッシュで色彩の美しいトンボなのだ。オニヤンマ、ギンヤンマのような日中に活動する昼行性ではなく、昼は藪の中などで植物の葉などに掴まってじっとして眠り、蚊柱(カバシラ)が立つ頃に活動するらしい。
オオトモエハグルマトモエ(歯車巴蛾)
旧名:トモエガ(巴蛾チョウ目 
ヤガ科 前ばね長さ:5~6cm

(観音崎の自然&あれこれ)
 トモエガの仲間がこれほど多いとは知らなかった。「オオトモエ」は何度か見ているので知っていたけれどトモエガだけでも オスグロトモエ ハグルマトモエ ヤマトトモエ トモエガ ビロードトモエガ トモエデフ シロスジトモエ等があるという。






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「糞尿譚・コチャバネセセリ」

コチャバネセセリコチャバネセセリ
( [ 大阪市とその周辺の蝶 ] )
 ヤット梅雨が明けたようで・・・朝からスーパーへ。“恒例・火曜得々市”で一匹398円のツバスの姿を眺めながら、焼いて、煮て、それに刺身と三枚下ろしにして喰ってみるか・・・それにしてもロージンには立派すぎる・・・包丁を研ぎ直さなくては切れんやろなぁ、店で捌いてくれるコトも知っているけれど、サバより大きなツバス、ブリなどの生きのいい姿を見ると自身の手で捌きたくなるのだ・・・思案していたら「久しぶりやなァ・・・」と肩越しに声が掛かった。振り返ると、オーッ、コレはコレは・・・その昔、地域のエロビデオコレクターとして知る人ぞ知るH氏ではないか・・・「こちらこそご無沙汰しております・・お元気そうで・・・」この人は確か7年生まれやったなぁ、かなり老けたけれど、生マジメそのものの風体は変わらず、さすがに足腰はシッカリしている・・・H氏は人生の大先輩でもありながら典型的なむっつりスケベという捨て難いキャラクターの持ち主なのだった。とりとめのない話をしているうちにツバスを捌く意気は失せ、出世したツバス・・・ブリの切り身が向かいのケースに@138円で並べられ、出世した方を買うことにして、二切れ袋に入れるとH氏と別れた。梅雨が明けたと思ったら台風が発生したらしい。異常気象が根付き始めたようで。。。
サトキマダラ サトキマダラヒカゲ( [ 大阪市とその周辺の蝶 ] )
 コチャバネセセリとサトキマダラヒカゲは、どちらも、食草がネザサであるというだけのことで、それ以上の繋がりはナニもない。サトキマダラを数頭みかけたら“樹液酒場”は近い・・・と見当つけてみるのも里山を楽しむ方法の一つなのかも知れない。吸水、吸蜜、吸汁など昆虫の餌場はいろいろあるけれどコチャバネセセリは少し変わった吸汁方法で「セセリチョウの“吸い戻し行動”」というのがあるらしい。左上の画像を見たアトで産卵していたのかも知れんなァ・・・いや、産卵なら食草のネザサにする筈・・・だとしたら、アノ“吸い戻し行動”を始めるところだったのかも知れず、もう少しジックリと観察すべきやった・・・など、後悔とも反省ともつかぬことをブツブツ。。。「吸い戻し行動」とは、獣糞など、すでに乾いて吸えなくなったものを、自分の排泄物をかけて溶かし、それを口吻で吸うというなかなかの行為でもあり、セセリチョウの中には、自分の排泄物が出せなくなったりすると、近くに水があれば、そこで吸水し、しばらく待って再び排泄物で溶かして吸い戻し行為をするというから賢い。通常の食餌では得られないアルコールやアンモニアの中の成分の一部を吸収するためと考えられているようだ。これが人間なら、糞尿に愛着すら覚える特殊な性癖を持つ者として、スカトロジストとかスカトロジア、スカトロフェチなどと呼ばれることになるのだろう・・・大自然の営みも、ひとたび舞台を人間の営みに置き換えれば“特殊な性癖”ということになり、コトと次第によっては“精神鑑定”が必要ということも少なくない。その上に、鑑定するのも「人間」という矛盾も孕んでいる。昨日から、初の裁判員裁判が始まった・・・難しいステージの幕開けではあるけれど、自然界での「共食い」などはどう扱うのだろう・・・スカトロからカニバまでエロボケ爺の変態妄想は尽きず、外野スタンドから「エエ加減にせぇ!!」と、罵声が飛んだような??・・・今夜はナゴヤか・・・くれぐれもナゴヤかに、和やかに。










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樹液酒場の常連たち・・・

ホシアシナガヤセバエホシアシナガヤセバエホシアシナガヤセバエ
( 昆虫エクスプローラ)
 夏休みには朝早くから、樹液の出る木を見回れば、クワガタやカブトムシ、チョウやカナブンなど、いろんな昆虫をかなりの高確率で捕まえることができるという程度の知識はあったけれど、現在イマほど念入りに観察したことはない。数が多いのはハエやアリなどの仲間で大きなスズメバチが数匹集まっていると近距離での撮影はおっかなビックリで神経を使う。ホシアシナガヤセバエホシアシナガヤセバエ 樹液酒場の陣取り合戦が果てることはない。カブトムシなど大型の昆虫が立ち去ったアト、カナブンなどの陣取り合戦には凄まじいモノがあり、サトキマダラなどチョウまでが参戦する。そんな中で、以前から気に掛かっていながら小さい(数ミリ?)のと、殆どジッとしていることがない上に動きが速いので撮影に手間取り今になってしまったのがコレ・・・「ホシアシナガヤセバエ」なのだった。アシナガバエの仲間は数百種以上、あるいはもっとたくさんの種があるらしいけれど、研究・分類などが十分になされておらず、和名が決まっていないものが多いとのこと・・・小さな昆虫なのだが、これでも肉食昆虫らしい。.“樹液酒場”について興味深い記述がいくつかあったので一部抜粋転載させて貰った。
◆樹液に集まる虫たちの世界(「身近な動植物」)

液が出ているクヌギの樹には、たくさんの種類の昆虫が集まってくるが、その樹液が出る原因の多くには写真の幼虫が関わっている。ボクトウガという蛾の幼虫で、この幼虫が樹皮の下の木にトンネルを掘り進むことにより、樹液の分泌が活発になるとのこと。樹液が大量に分泌されることは、幼虫が木を食べることによる副産物だと思っていたのだが、実はそうではなく、大量の樹液に誘われてやってきた小さな昆虫を捕らえて食べるために、ボクトウガの幼虫がわざとやっていることらしい。

樹木に幼虫が穿孔する昆虫、カミキリムシ、クワガタ、タマムシ、ゾウムシなどなどの幼虫が、その植物から、自ら姿を現したことに出会ったことはありません。しかし、ボクトウガの幼虫は樹液だまりを観察するとしばしば姿を見ることが出来ます。何故?何のために?安全な樹木から出て、自らを曝すことに何のメリットが?この疑問の解答に、子供向けの書物で出会いました。なんと、ボクトウガの幼虫は雑食性で、樹液に集まってきた、体の柔らかい昆虫を補食するのだそうです。









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ハイセンスなカラーリングの蝶・・・

ゴマダラチョウゴマダラチョウゴマダラチョウ
(大阪市とその周辺の蝶)
 クヌギの酒場に集まる昆虫たち、その殆どがこまめによく動く・・・他の誰よりも早く樹液にありつくための闘争の場でもあるらしい。樹液酒場の常連、サトキマダラ数頭が忙しく飛び回る間隙を縫って毛色の違う蝶がやってきた・・・国蝶・オオムラサキの近縁種「ゴマダラチョウ」なのだった。翅を開いたり閉じたりしながら動きは意外に速い・・・開翅状態を撮影しようと狙いを付け、シャッターを押し続けたけれど結果はどれもピントがイマイチ・・・100mmマクロレンズによるMFマニュアルフォーカス撮影の限界を、また思い知らされるコトに・・・こんな状況下ではEF-S 60mmマクロあたりの方が使い勝手がいいように思うけれど、まだ道具をとやかく言うほど「昆虫の撮影」に精通しているワケでもなし、贅沢は言えず、今しばらくはAF機能が壊れたこのレンズを、より使いこなすしか手はない。
ゴマダラチョウゴマダラチョウ「 「オオムラサキ」は国蝶としてよく知られ、見た目も華やかではあるけれど、近頃は環境変化が原因なのか、その姿もあまり見かけなくなり、今では希少種になってしまったようで、放虫会や放蝶会の案内をよく見るようになった・・・こんな国蝶「オオムラサキ」と同じ“エノキ”を植樹にしている「ゴマダラチョウ」は形態もよく似ているが生態もよく似ている。一回り小さく、翅にも華やかさはないけれど、一見、「アサギマダラ」のようにも見えるシンプルなモノトーンの渋い縞模様は、深くて飽きることがなくオレンジ色の複眼とクルリと巻き上げた長い口吻の黄色がアクセントになったハイセンスなカラーリングは「国蝶・オオムラサキ」より「より国蝶に相応しい」のではないかと独断を弄ぶ蒸し暑い夏の朝・・・ところで梅雨明けはまだか!?







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美しい国ニッポン!!

 自民党がマニフェストを発表・・・と、昨夕のTVニュースでは騒いでいたけれど「マニフェスト」なるものがハヤリ?始めたのは確か小泉カイカク辺りからではなかったか・・・いずれにせよ、まだ、そう遠くはない。「マニフェスト(Manifesto)」という言葉の意味は「声明・宣言」ということらしい。例によって、次から次へと飛び出すコトバがリッパ過ぎて「ウソやろ!?」と、思いながら聞いてしまう私たち衆愚と、どんなヘマをやらかしたアトものうのうと政治家をやり続けることができる・・・この国の権力者が失政により他国へ亡命したという話を、私はまだ聞いたことがない・・・美しい国ニッポン!?・・・この曖昧さが“持ち味”と言い、かなりヒドイ目にあっていても暴動一つ起こらぬ“美しい国ニッポン!”・・・国の運命を変えてしまったひとも悠々と生きていける“美しい国ニッポン!!”

◆マニフェスト講座(Yahoo!みんなの政治)
◆小泉政権のマニフェストはどう評価されているの?(前編)
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◆小泉首相が退陣したら、自民党のマニフェストはどうなるの?










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Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
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近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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