ヨウシュヤマゴボウ (ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属)植物生態研究室(波田研)
雨の日に傘をさして山を歩いた・・・雨の日は遇う人もなく静けさを独り占めなのだった。濡れた葉に心洗われ、なにもかもが、はじまりに戻ったような気分にさせてくれる・・・この上もなく心地よい錯覚なのだった。うねるピンクの花枝と膨らみはじめた子房のグリーンが映えて美しい・・・10個ある子房は花が咲いた下からふくらんで垂れ下がり、夏の終わりには、濃い紫色の房が下がるアノ見慣れたヨウシュヤマゴボウの姿になるというのだ。
明治初期に渡来し、全国に広がったが、根がヤマゴボウ似て北アメリカ原産なので洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ)の名が付いている。
ヤマゴボウもヨウシュヤマゴボウも根は牛蒡(ゴボウ)に似ているのでその名があるが、有毒で食べられず、ヨウシュヤマゴボウを牛に投与して牛が下痢を起こした実験結果もある。
山菜のヤマゴボウの漬物はモリアザミの根を使ったもので、最近は本物のゴボウを使ったものが多いそうである。
高さが1メートル位になり、面白い形の花と実を付けるので、野原、川岸、散歩道等、いたるところで目立つ花であるが有用ではなく、牛蒡(ゴボウ)の名は付いても食用にはならない。
(野の花散歩)
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