
チゴユリ(稚児百合)ユリ科チゴユリ属 (神戸・六甲山系の草本図鑑)
この時期に里山を歩いていると絨毯を広げたように群生するチゴユリに出会すことがよくあり、ひ弱に見える小さな花に野性のパワーを感じてしまう一瞬でもある。
チゴユリが咲く頃、山野にやはり小さな花を付ける近縁のユリ科の花が咲く。 ナルコユリとアマドコロとホウチャクソウである。ナルコユリとアマドコロは外観上は全く同じで、区別する事は難しいが、ナルコユリの茎が丸いのに対し、アマドコロは茎が角張っている。ナルコユリは花の様子を鳴子(田畑で鳥を追い払う為、板に打管を付けて音が出るようにしたもの)に見立てて名付けられ、アマドコロは根茎がオニドコロに似て甘いのでアマドコロの名がある( 「オニドコロと野老」 の項参照)。
アマドコロもナルコユリも山菜として食用になり、古来から強壮剤として有名な薬草である。
又、ホウチャクソウもアマドコロやナルコユリと同じような花を付けるが、オニドコロやナルコユリの花は花びらがくっついて筒状になっているのに対し、ホウチャクソウの花びらは一枚一枚離れている。
花の形が寺院の軒下に吊り下げられる宝鐸(ほうちゃく)に似ているのでホウチャクソウの名が有り、花後は可愛い実を付ける。(チゴユリとその仲間:野の花散歩)
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