
ブ ナ (ブナ科 ブナ属)(植物生態研究室(波田研))
ウラ年なのかあまり花を咲かせていないシャクナゲ林を横目に尾根筋に出ると、そこはブナ林なのだった・・・ブナ林は明るい。フカフカと弾力のある枯れ葉にハジけたブナの果実がぎっしり・・・これほど多くのブナの実が落ちているのを見るのは初めてだった。拾った実をかじってみたけれどナッツのような味で熊や鳥が好んで食べるのも納得なのだった。
ブナが何故それ程重要なのかというと、この木が気候帯でいう「温帯」を一番良くあらわしているからす。極端に言えば、ブナが無く、カシやシイのような常緑樹が多く生えているところは暖帯、ブナが生えているところが温帯、シラビソやコメツガなど常緑性の針葉樹が生えているところは亜高山帯(亜寒帯)、というふうに考えて大きな間違いはありません。というよりも、ブナ林の成立する気候条件のところを温帯と決めた、というべきかもしれません。(ブナ:大阪百樹)
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