ヤマブキ(山吹) バラ科ヤマブキ属(神戸・六甲山系の樹木図鑑)・・・実のひとつだに なきぞ悲しき・・・太田道灌のアノ有名な話で娘が差し出したヤマブキには実が生らない・・・つまり、三倍体植物・・・当然、八重咲きのヤマブキであった筈、太田道灌がムッとしたのは“返歌を知らなかった・・・"ということもあるだろうけれど、道灌くらいの切れ者になると「八重咲きの花にはタネがない・・・」ということを知っていて、「タネ無し男なぞに用はない・・・」と田舎娘にからかわれたと思い「ムッとしてカッとした・・・」という説もあるとかないとか・・・俗物・エロボケ爺、ヤマブキ妄想の一説ということで。。。
七重八重 花は咲けども ヤマブキの
実の(蓑)一つだに なきぞあやしき(悲しき)

八重ヤマブキの花はなぜ実をつけないのか?
三倍体植物は自然のままでも生じるし、人工的に化学処理をすることで三倍体を作ることもできます。三倍体の花は器官の「がく・花弁・雄しべ・雌しべ」に変異が起きます。
花の器官の内、「がく・花弁」のもとは「葉」であることは明らかですが、「雌しべ」も元を探求すると「葉」にたどりつきます。問題の三倍体植物は、生殖器官に異常が発生し通常のように交配ができない花構造ができてしまうことにあります。特に八重咲き種では「雄しべ」に異変が起こっているのです。
八重咲き花は、ツバキ・サザンカ・バラ・ヤマブキ・ムクゲ・タチアオイ・サクラ・ボタン・シャクヤク・チューリップ・スイセン・ストックなどです。完全な八重咲きには雄しべはまったくありません。不完全な八重咲きは雄しべが少なくなるばかりではなく、時として花弁になりかかったものがあります。つまり、突然変異によってできた植物(ここでは八重咲き)は雄しべが存在しないため受粉できず、
花は咲くが実(種子)ができないのです。(植物談議あれこれ:ほばしら通信)



