

舞鶴若狭自動車道を無料で走る最後のチャンス・・・と待っていた好天。再び、早朝より若狭へ。何処という、あてもなく出掛けたのは今回も


同じではあるけれど小浜西ICを出てからは躊躇することなく東へ・・・。その昔、訪ねたことのある“三方五湖”が腐りかけたノーミソの片隅でキラリ、観光バスの後をついて走っていたら途中でバスは脇道へ。道路地図は持っているけれど自分の居場所が解らなくなり、スーパーの前で、お好み焼きの準備をする兄ちゃんに尋ねたら「向こうの大きな橋を渡りすぐ右折、最初の信号を左折すれば“ウメ街道”に出るのでそれをどんどん行けばいいですよ・・・」教えられた通り、行けども、行けども肝心の「ウメ街道」なる標識は一向に表れず、間違えたか?などと躊躇しているうちに美しい海の見える道に出た・・・三方五湖もいいけれど、この美しい海辺の景観を見捨てる手はない!車をそのまま走らせていたら海のよく見える東屋で食事をする人があり、道を尋ねたら「この先の三叉路で集落へは入らずに右折、トンネルを抜ければ三方五湖へはすぐだけれど、高いカネを払うほどの価値はない“レインボー道路”には入らず、一般道をそのまま進めば行き止まりにはなるけれど、常神半島の先まで行かれたらいいと思いますよ」と教えてくれたのはこの辺りへよく来ている釣り客らしい・・・地形図を持たずに初めての山に入るのと、似てはいるけれどチョッピリ違う、出たとこ勝負の気まぐれ旅・・・コレはまた、快感なのだった。


教えられたトンネルをぬけると両サイドに梅園が広がる道路に出た・・・どうもコレが“ウメ街道”らしい。のどかな田舎の景色をを眺めながら暫く行くと右手に湖が見え始め、パーキングエリアに駐車して休憩・・・


数人の賑やかな人集りを覗いてみたら釣り人が何か釣り上げたらしい。水際で魚をすくい上げるところなのだった。無事すくい上げた魚を外している親父さんに「コイですか?」と尋ねたら「フナだよ・・・」という。コレがフナ!?こんなデカいフナを見るのは初めてなのだった。約40cmはあり、ところ変わればナントやら・・・一人前のチヌぐらいはあった。針を外すとすぐに水へ戻してやるオヤジさんの話では“メーターオーバーの鯉”を釣り上げるのが目的なのだという・・・またまたオドロキ桃ノ木・・・、1mを超える鯉がいることも初めて知った。「そんな大物がいるんですか?オヤジさんも釣ったことあるの?」と尋ねたら、待っていましたとばかりに“所沢ナンバー”のRV車を開け、ぎっしり詰め込んだ釣り道具やら生活道具の中からヨレヨレになったポケットアルバムを引っ張り出し見せてくれたのがblog掲載の写真・・・5月6日に家を出て約3週間“メーターオーバーの鯉”を求めて流離サスラっているというのだった。見せて貰った


アルバムの記録では釣り上げた1m近いものは約20本、その内メーターオーバーは確か3本はあったと記憶している。メジャーをあてた写真だけが「証」になり、三方五湖の鯉と琵琶湖の鯉はスタイルが違うともいい、三方五湖のものは尾鰭ヒレが短くてズングリ、ポッテリしいるが琵琶湖のモノはスッキリと伸びている・・・三方五湖はどこかで海とつながっているので食べ物が違うという・・・三方五湖では生臭いものも食べているが、琵琶湖では淡水の水苔など淡泊なモノしか喰っていないからだとも教えてくれた。“
大ゴイ倶楽部”という本があり、そこで情報交換やら獲物比べの自慢大会のようなことをやっているらしいのだ。賑やかな声にすぐ近くで釣り糸を垂らしていた“メーターオーバー狙い”のオヤジがまた一人やってきた。このオヤジさんは茨城から来ているらしい。木陰の車にはテレビのアンテナまで取り付けている・・・いやぁ、オヤジさん達のいい顔を見ていたら、家や家族のことを訊くなど野暮臭くて切り出す気にもならない。また一人、尼崎ナンバーのスクーターに乗った親父がフラリと立ち寄ってきた・・・親しみの持てるいいオヤジさんで、この夏は北海道へ渡りアチコチ野宿しながら回る計画があり、そのトレーニングに若狭へやって来たというのだった。久しぶりに、いい顔をしたオヤジさん達に出会い、別れるのが名残惜しかったけれど「また、何処かで・・・」と挨拶したら「明日の雨が楽しみなんだよ・・・」と軽く手を上げると白い歯がこぼれた・・・コイに恋するコイ狂い・・・素晴らしいオヤジたちに乾杯!!
◆特集1
いま一番メーター鯉に近い湖「三方五湖」(
大ゴイ倶楽部2011 2月26日発売!! )
◆青魚とは?(
青魚倶楽部)
◆草魚とは?(
ソウギョ倶楽部)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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