
アカミゴケ 花の無いときのコケ頼み・・・冬の里山は、歩いていても木々は葉を落とし寒々として花も無し、ときどき目を惹くのは落ちた木の実かコナアカミゴケの赤い子器。コケに興味を持ち始めてまだ日は浅いけれど、切っ掛けになったのが「コナアカミゴケ」・・・画像は右下・・・「アカミゴケ」も「コナアカミゴケ」も名前には「・・・ゴケ」と付いているけれどコケ類には属さず、
藻類と
菌類とが共生する「地衣類」に属するのだった。地衣類の和名の約70%には○○ゴケとついているらしく、コケ類と混同されることが多いのだという。

地衣類は
植生遷移の一番手・・・つまり
“何もない”土地に最初に発生し、森の最初の作り手でもあるのだった。アカミゴケが岩の上や崩れた岩のような場所に生えるのに対して、コナアカミゴケは低地や山地の切り株や倒木、古くなった杭、時には地上に生えるらしい。よく似た名前の地衣類二種ではあるけれど、知るほどにその違いが見え、ボケ老人の好奇心をそそるのだった。コナアカミゴケでは、高さ1~3㎝位の爪楊枝状の
子柄が一本立ちするけれどアカミゴケでは高さこそ同じくらいなのだが、根元からラッパ状に拡がり盃になる。子柄は、ほぼ全体が
粉芽と呼ばれる粒状体で覆われ、子柄の先端に
子器を付けるるところはどちらも同じだけれど色が少し違うようだ。何れにせよ初めてのコトバに戸惑いながら、少しずつ生物の根源に潜り込んでいくような、妙な快感に捉えられそうになっている今日この頃なのだった。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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